質問への回答

「急所」が沢山ありすぎて、覚えられません

*以前掲載していた文章を改めて再掲載しました。

 急所をいろいろ習いましたが、すぐに忘れてしまいそうです。そんなにたくさん覚えるのが大変そう。どうやったら覚えられますか?


A.
 全身の急所をいちいち「ここが急所」「ここも急所」と覚えるのは大変ですよね。だから、急所をわかりやすく定義することで、急所をイメージしやすくして覚えるといいかもしれません。

 急所という言葉を聞くと、どんな言葉が浮かびますか? 「やられたら痛い」そうですよね。他にありますか? 「攻撃を受けると、逃げられなくなるくらいダメージを受ける」 はい、おっしゃる通りです!
 それを、子どもでもわかる言葉にしてみましょうか。
 私は、
そこをやられると、ピンチになるところ
 と考えています。

 ただ、護身術や武道などで急所というときは、もうひとつ別の視点が加わります。護身術では、急所は「鍛えることができない場所」であることが重要だとされているのです。
 人は身体を鍛えれば筋肉が盛り上がり、骨や臓器をより屈強に覆うことができます。逆に言えば、どんなに鍛えても、筋肉がつかないところは急所です。

 もうひとつ大事なのは、ただ痛いだけでは足りないということです。
 暴力の加害者は、薬物やアルコールの影響下にある場合があります。そうでなくても大変に興奮しているので、多少の痛みは、感じにくくなっています。
 ですから、ただ、いたみを感じさせられるというだけではなく、「反射などを刺激されてしまうところ(膝やヒジをコンコンと軽く叩かれるような身体検査がありますよね。あのように、刺激を与えられると思わず身体が反射してしまうような箇所です。ただ狙うにはかなりテクが要るので、初心者向きではないかも…)」や、「ダメージを受けるところ(例えば骨折してしまうとか、立ち眩みを起す、その部位が使えなくなるなど)」であれば、万が一の護身の際、より効果的な結論を出せる急所であると言われています。

・そこをやられると ピンチになるところ
・鍛えることができないところ
・痛いだけではすまないところ

 この3点を満たす箇所が、護身術で使われる急所です。
 逆に言えば、この条件をだいたい満たせば、講座時に伝えた急所でなくても構いません。けっこう沢山あるんです。
 
 人はみんな、誰でも、急所を知っています。「ここをこう触られたらイヤだな」とか「ここをこんな風にされたらゾッとする」と、(普段はそんな想像しないけど)ちょっと想像すればけっこう出てきます。頭部が重要なのは誰でも知っていることだし、首や背中が急所であることも、漠然とだけど、一般的に知られていることと思います。

 でも、急所を知っているだけでは、身を護ることがなかなか難しいかもしれません。急所を、どのように狙うかが大事だし、何の目的のために狙うのかが重要です。急所だけを覚えていても、狙い方(って言い方も物騒ですけど 笑)を知らなかったら、それは知識であって、行動につながりません。

 ですので、大切なのは、ひとつだけでもいいので、講座で体験した技の動作を思い出したり練習したりすることです。ひとつ覚えられれば、二つ目も覚えられます。ふたつ覚えれば、3つ4つと増やしていけます。『最初のひとつを獲得する』のは、とっても大事なことなのです。

 ぜひ、身体の動きの反復練習を通して、護身の知識やスキルを記憶してください(^^)


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by selfdefence | 2005-07-28 16:47 | 質問への回答

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