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女性支援

前編:子どもを尊重したいのに自己矛盾。どうしたら?〜TOCfEの図で考える、とっておきの方法〜

こんにちは。エンパワーとセルフディフェンスWen-Do Japanの福多です。

先日も多くの方にWen-Doカフェにご参加いただきました。
皆さんとオープンな気持ちでおしゃべりができてとっても楽しかった!

カフェに、こんなご質問をいただきました。
前編:子どもを尊重したいのに自己矛盾。どうしたら?〜TOCfEの図で考える、とっておきの方法〜_e0024978_14004235.png


このような悩みってよくありますよね。


良かれと思って自分が選択的にやってることなのに、めっちゃモヤモヤする(涙) という。



良かれと思って、自分なりに倫理観とか考えがあってやることなのに、
それが却って悪い結果を招いているかのように思えてくると、
自分の思考力への自信がどんどん無くなります。


自分の思考力に自信が無くなると、
『経験者』や『もっと頭の良い人』のアドバイスが欲しくなる。


アドバイスが欲しくなると依存的になり、そんな自分にもモヤモヤしたり。
アドバイスに従うと、カモにされて傷ついたり。


自分で考えて行動してもモヤモヤし、
アドバイス通りにしてみても上手く行くとは限らないとなると、
本当に滅入ちゃって、健康に悪いんですが、


書いて、見える化して、ひとつひとつを追っていけば大丈夫!
今日はそれをご紹介します。


先ほどの、お悩みを再掲 ↓ 

前編:子どもを尊重したいのに自己矛盾。どうしたら?〜TOCfEの図で考える、とっておきの方法〜_e0024978_14004235.png

文章で書かれていることを図にしたものがこちらです ↓
前編:子どもを尊重したいのに自己矛盾。どうしたら?〜TOCfEの図で考える、とっておきの方法〜_e0024978_12493392.png


なんとなくわかります? 
緑の四角が、いわゆる主訴の展開です。


①外出や買い物に子供を連れ行くと ②スーパーの場合は子どもが騒ぐ ③だからカートに乗せて子どもが騒ぐのを防いでいると。
だけど、子どもの人権を侵害したくはないのに…っていうお話です。



下に書いてあるものが原因や前提で、上に書いてあるものはその結果です。
矢印は下から上へとつなぎました。


結果の横に並べた水色の丸は、主訴の文章にはない、『推測』です。(推測なので丸にしました)
子どもの人権を尊重したい、というご相談なので、
相談者さんは今の解消策にはモヤモヤを感じているのだろうなと思って。



相談者さんが「電車にも一緒に乗らない」と補足を書いているので
それも図に加えましょうか。

外出先やスーパーにお子さんと行くとお子さんが騒ぐから、
スーパーではカートに乗せ、電車には一緒には乗らないようにしている、ということなんですね。


(④の緑が増えました)

前編:子どもを尊重したいのに自己矛盾。どうしたら?〜TOCfEの図で考える、とっておきの方法〜_e0024978_12493396.png
あ。乗るの漢字が間違えてた…(汗)



こうして、電車の件を入れて並べると、

電車での外出は「一緒には行かない」という対策になって、
買物での外出は「カートに乗せる」という、違う対策を取っていることがくっきりしますね。


なぜスーパーではカートに乗せる という方法になるのでしょう?


その理由は、語られたわけではないですが、ズバリこちらです。

前編:子どもを尊重したいのに自己矛盾。どうしたら?〜TOCfEの図で考える、とっておきの方法〜_e0024978_12493370.png

スーパーにはカートがある!


カートがあるから乗せるって、そんなの当たり前すぎる!って思います?


いや、でも、

違いを生むものは何か?

と考えるのって、案外、大事なのです。


感染症にかかる人とかからない人、その違いを生むのは? とか。

健康で長生きできる人とそうでない人、その違いを生むのは? とか。


電車は「一緒には乗らない」という対策になるのに、
買物は「一緒には行かない」にならないのなら、


電車の外出の時と、スーパーの買い物の時とで、違いを生む何かがあるはず。
それが、スーパーのカートです。


(図の中に、緑色の曲線がひとつ入りました。
 『複数の原因が合わさってこの結果になっているんだな』と考えたときには
 それがわかるように、矢印を曲線でつないでおくといいです)



違いを生むのは何か? を考えられるようになると、
もう一点、気になることが出てきます。


スーパーにはカートを利用する親子もいれば、
カートを利用しない親子もいます。


その違いを生むのは何でしょう?


一般的には子どもがカート好きで乗りたがる、というケースも多いのでしょうが、
質問者さんの場合はそうじゃなさそうです。
カートに乗せることに関してモヤモヤしているほどですから。


つまり、お子さんの意向でではなくて、
質問者さんの意向で子どもをカートに乗せている。(だからこそモヤモヤしている)


では
質問者さんにはどんな意向があるのでしょう?

ここも、推測なので丸にしました。
もしかしたらこんな気持ちがあるのかもしれません。

前編:子どもを尊重したいのに自己矛盾。どうしたら?〜TOCfEの図で考える、とっておきの方法〜_e0024978_12493325.png

この気持ちがあるとしたら、電車には一緒に乗らないのもわかります。
電車にはカートはないですものね。
車をお持ちなら電車を使わなくてもなんとかなるのかもしれないし。


そして、こうして要素をひとつひとつに分けて図として並べてみると、
面白いですね! わかってくることがあって。



人が何かを決めて行為を起こす背景には、

②の緑=困りごと、
★水色=気持ち(意向、願うこと、要望)
ピンク=状況


という要素があるっぽいな、とか

分析的な視線を持つように心がけると、
自分なりに見えてくるものがあって、


自分なりに見えてくるものがあると「わかってきたぞ」の感覚になるので、
考えるのがイヤではなくなるし、
気持ちや頭がスッキリしてきます。


これが図にすることの効果の1つでもあります。




 以上が、質問内容の図式化。
 ここからがいよいよ、質問にお返事するための考察です。


多分、多くの人はここまではほぼ直感的に、頭の中でやっています。


わざわざ図式化しなくても、
そして、論理をこねくり回すようなこともしなくても、


普段はそこをすっ飛ばして
水色の気持ち(★付き)にたどり着ける。
それが人生経験の価値ですよね。


ただ、


もし自分が悩みの当事者だったら?


「私は《子どもがお店や他の人に迷惑をかけることを防ぎたい》と思っているんだ」と感じると、どうなるでしょうか?


「私ってば
 子どもの気持ちよりも、体裁ばかりを気にしてた…」

とか。


「そもそも、子どもが騒ぐのは当たり前のことなのに、
 私がそれをダメなことと思ってしまっているんだ」

とか。

ここに気持ちが集中して自分を責めがちになる人って多いです。


誰でも、結果を変えたいなら原因側に何か変化を起こさなきゃ!って発想になりますし、


「人は変えられない。変えられるのは自分だけ」とか思うとなおさら、
水色のここしか、自分では変えようがないかのように思えちゃう。


実際、育児の評論や子育てのアドバイスにも
「親御さん自身が広い視野に立って、そんなガチガチにならないで、発想を変えて」みたいなものはよくあります。


でも、ごくシンプルに考えると、

「迷惑をかけることを防ぎたい」という気持ち自体は、
悪いものではないし、必要な場面もたくさんあるはず。


悪いものではなく、効果もあるのなら、
その価値観を無理やりなくすとか変えるとかって、する必要があるんでしょうか?


それよりも、

水色丸のこれを大事に考える質問者さんのままで、
他の策を考えられるようになれれば、もっといいですよね。


もう1つ、典型的にありがちなのが、


さらに原因に遡って、
①の緑をなくせばいい、とするような発想です。
「だったら、買物には子どもを連れて行かない工夫をすればいい!」みたいな。

前編:子どもを尊重したいのに自己矛盾。どうしたら?〜TOCfEの図で考える、とっておきの方法〜_e0024978_12493304.png


誰でも、「これが原因だ」と頭で直感すると、
その原因を無くせばいいと発想しがちです。


丁寧な考察を経ずにそっちに行っちゃうと、思い込みでの妙な思考や暴論につながります。


それに対して、


図式化すると、ひとつひとつの要素を平等に見渡せるようになるので、
『頭での直感』に待ったをかけながら、
ひとつひとつ落ち着いて考えることができるようになります。



質問者さんのこの図の場合に、
どうやって落ち着いて考えたらいいかは後半の記事に分けますね!(ここからどうぞ





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by selfdefence | 2020-07-06 15:59 | 女性支援

Wen-Do Japanの福多唯です。私をひらく声をあげたら、蓋があいた。蓋の存在に気づいてすらいなかった私なのに。そんな、“世界が変わる 私のお守り” Wen-Do を地味に続けています。


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