こんにちは。Wen-Do Japanの福多です。
今、たくさんの人が、「オンライン飲み会」や「オンラインセミナー」などで
オンラインでのミーティングシステムを使い始めているかと思います。
Wen-Do Japanでも2年ほど前から、Skypeやzoomなどで
オンラインでのあれこれを試してきました。
複数のオンライン会議ツールを試し、
複数の取り組み…お試し会、おしゃべり会、会議、打ち合わせ、1対1でのセッション、講習、ワークショップ、読書会などで、わかったことはいっぱいある中で、
押さえておきたい3点はこれだ!、をまとめました。
内容見出し
1、参加者が『粒揃い』になることは永遠にない
2、初参加者さんに起こる事態を知っておく
3、「●●しっぱなし」にしなくて済む方法を考える
1、参加者が『粒揃い』になることは永遠にない
オンラインの会議ツールのことに限りませんが、
参加者の知識、技術、理解レベルが「粒揃い」になる日は永遠にやってきません。
「このメンバーなら、初めての人はいないから大丈夫!」
そう思って初めても、『一番不慣れな人』は常にいます。
理解レベルや認識も様々なので、
「ええ〜?!」なことも起こります… ^^;;
最近の、オンライン会議ツールでの活動活性化の流れを見ると、
世の中に複数のツールが存在して競争があることも含めて、
おそらくまだしばらくは「**を使うのは、今日が初めてなんです」という人の参加も続くはず。
だから、オンラインのどんな場だとしても、
開催ホストになる人は、
「参加者が粒揃いになる日など、永遠に来ない!」くらいに思っておいて、
その上で必要な工夫を考える方が結果としてスムースです。
落ち着いて考えると同じなんですよね。リアルな場での集まりと。
「ここに来るのは初めての人もいるかもしれない」
「こうしたセミナーが初めての人もいるかもしれない」
そんな思いを持ちながら主催者は準備をする。あれと同じ^^
たとえば
「最近どんな感じかを、それぞれから一言ずつ話してから、本題に入ろうか」
という時間をあえて作り、遅刻参加があっても大丈夫なようにするとか。
私は、そのバリエーションのために、瞑想用の音源を作りました。
「まずは、気持ちの切り替えに、
マインドフルネスでもします?」的な。
これがあれば最初の12〜15分はかせげます!(笑)。
どうぞどなたでもお使いください。
逆に。
「自分は不慣れだ」「自分はそのツールを使うのははじめてだ」という参加者側の立場では。
参加前に、そのツールや、
はじめての参加の際に準備することなどを調べる。
もっと言うと、
そのための時間を作る。まずはそこからはじめたい。
それが人としての礼儀だとかそういう話じゃなくて、
ただ単に、その方がみんながスムースになれる可能性が高まるからです。
そもそも私達がわざわざ新しい技術を開発するのも使うのも、
全て、不便や障害を乗り越えたいがためなはず。
もっと合理的に、効率的に、もっと楽しく…を求めて、
いわば、今よりも快適になりたいがために、新しいものを使うはず。
そのために、
自分も含めて皆の快適度を高めることを行う。
何も開始時刻を待たなくてもいいですし、
できることは、早めに始めても良いのですよね。
たとえば、
『スマホからでも参加できるって便利♪
だったら、歩きながら・運転しながら、料理しながらでも大丈夫そうだな。
当日、時刻になったらアクセスしてみよう』
などという考えが、もしも頭をよぎっても、
それはやめたほうがいいのだろうなと、思うようになりました。
オンライン会議の参加に慣れていて、
時間的に都合がつかないけれども参加したくて、
何かをしながらの参加が皆と自分にどんな事態を招きうるかや
自分はそれに対してどのようなフォローができるかなどが、
具体的に思い浮かべられる場合は別として、
そうではないのなら、
歩きながらの参加は、果たして本当に快適なのか?
仕事でもないことでそこまでするのは、自分にとって正解なのか?って
落ち着いて考えて、
まずは自分が快適に参加できる策や方法を取る。
きっと、その方が楽しいです♪
参加者が粒揃いになることは永遠にない。
けれども、
より快適な何かや、そこに潜む可能性を求めて、わざわざ新たなツールで皆で何かをするのなら、
自分も含むみんなの行動と貢献で、
皆にとって快適な参加環境が整うように準備や工夫をしたいものです。
2、初参加者さんに起こりやすい事態を知っておく
初参加者さんの場合、
端末のマイクやカメラの機能がそのオンライン会議のアプリに「許可」されていないところからのスタートなので、
入室はしているけれどカメラが使えないみたい…、とか
入室はしているけれどマイクが使えないみたい…、とか、
入室はしているようだけれどこちらの声が届いていないみたい…など、
よくあります。
PCを使うのは会社が主で、ご自身ではスマホが主、という人が、
この機会に自宅でPCで何かをしよう、としたときに、
その瞬間にはじめて、
カメラ、マイク、セキュリティなどの基本設定について
自分は何も知らずに会社PCを使っていたのだなと気づく、みたいなことが起こるようです。
なので、初参加の人がそうなったときに備えて、
別のつながり手段も持っておくと便利。
たとえば私はfacebookで皆に参加を呼びかける時には、
参加メンバー全員での、メッセンジャーグループを作ることがよくあります。
おかしなことになっちゃったときに、
メッセンジャーグループの方に投稿を入れていただいてOKとしておくと、
グループでの投稿を見て、素早くお返事してくれる別の参加者さんがいたりして、
ホストが全て対応しなくても大丈夫になり、助かります!
あと、初参加者さんは、「ミュート」の概念を知らないこともありました。
工事中の音とか、お子様の声、後ろでご家族が見ているテレビの音などが
ミーティングに入ってきちゃうことも結構あります。
ミュートって何それ? と思った人は調べておきましょう。
zoomはホスト側でゲストの全員をミュートにできる機能があるので、
積極的に使ったらいいと思います!
あとは…初参加者さんや不慣れな人がいるときによく起こるのは…
ハウリング!
ハウリングが起こるときは
大抵誰かが、「ごめんなさい、私がPCとスマホの2つを使ってて…」っておっしゃいます ^^;;
(多分、
どちらの方が使いやすいのかを試したかったり、
スマホはマイクとして・タブレットはモニター画面として、などの意図だったりするのだろうなと想像)
2つ以上の端末を近くで同時に使うと
ハウリングで自分が不便になるだけではなく、皆にもそのハウリング音が響くので、
ホストもゲストも、目的を持って複数の端末を使う場合には
事前に調べて、ハウリングが起きないようなセッティングをすると良さそうです。
これも、リアル会場でマイクテストをするのと同じ感覚です。
3、「●●しっぱなし」にしなくて済む方法を考える
オンライン会議系のツールでつながりっぱなしだと
疲れる人も多いと思います。
ファシリテーター役や講師、ホストはなおさらです。
オンラインだと、
リアルな場と違って、場にホールドしてもらえる感が格段に減るからかな。
「ここってなんか雰囲気のいいお部屋だね」とか
「こんな飲み物まで用意されてて嬉しい♪」とか
みんなの表情だとか、素敵な服の人だなあ、とか
あの文房具って便利そう!後で話しかけてみよ!とか
リアルな場での集まりだったら、
人の心身の様々な欲求を満たす様々な要因に知らずに助けられて、意欲UPされやすいのに対して、
オンラインでは、参加者にも、ホストの自分にも、そうした助けが少ないです。
視点も気持ちも画面への一点集中で疲れやすい上に、
聞きっぱなし、
話しっぱなし、
画面を見っぱなし、などの、
●●しっぱなしが続くと、とっても疲れてしまうので、
そうした疲れを防止するようなタイスケなり構成なりを考えるといいかも。
たとえば、
・チェックイン:みんながそれぞれ話す
↓
・スライドで概要説明:聴く・スライドの画面を見る
↓
・感じることを手元でメモに書いてもらう:手書きする、画面見ず
↓
・それをシェア:話す
↓
・その日のメイン課題について説明:説明動画を皆で聴く・見る
↓
・15分程度、各自で課題に取り組む:画面見ず・接続オフもOK
↓
・その写真を撮って、アップしてもらう:能動的な作業に加わるひととき
↓
・気づきのシェア:話す
みたいな。
あと、私は今、グループ通話機能だけでの読書会もやっています。
そこではオンライン会議ツールは使いませんが、
けっこういい感じです♪
各自、同じ本を手元に持っているので、
「●ページの、×行目のところなんですけど…」などで意見交換は十分可能で、
データ容量も食わずにできます。
グループ通話機能のメリットは、
画面に自分がどう映っているのかとか
みんなに大きめなリアクションをしてあげなきゃとか
余計なことは気にせずに学びに集中できること!(笑)。
最後のふりかえりや分かち合いでだけオンライン会議ツールを使う程度でも十分な場は
案外多いのかもしれない、と思うので、
これからも工夫してやってみようと思います。
こうして書いてみると、
何事でも、エンパワーメントとセルフケアの意識って重要だなって思えてきました^^
自分でもできる!って思って取り組む。(苦手意識で自分を抑圧しない)
持てる力は発揮するぞ!って気持ちでやる。(自分が自分にできることをしてあげる)
そして、
無理はしない。セルフケアしつつ、自分と皆の快適さを考えながらやる。
そんな感じが大事なのかな^^