こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。
昨夜はTOC@Hokurikuの勉強会。
2月にフロリダからキャシー・スエルケンさんが来日なさった際に丸一日かけて教えてくださった
ネガティブ・ブランチのシェア会をしました。
アドバイスや助言や叱責や罰則なしに、
人が自分自身で物事を考え、自分にとっても周りにとっても良い選択ができるようになる。
そんな、シンプルでパワフルな方法です。
というのは、『もっとちゃんと考えなさい!』とどんなに言っても、その言葉は所詮は無力で、
人がうまく考えられるようになるためには、考える経験を重ねるしかないし、
誰かにもっと考えて欲しかったら、その人と一緒に考えるのが最善だから。
(それは、多くの人が実は知っていることではあるのだけれども)
たとえば。
私の夫は今車を買い替えたくて、連日頭の中は車のことでいっぱい。
帰宅後の家の時間は「これを買おうかと思う」とか「こうしようかと思いついた」などの発言ばかりです。
そこでネガティブ・ブランチで教えていただいたことを意識して話を聞くと、
驚くほど話がスムースで快適です♪
最初は、「これを買おうかと思う」などの発言に対して、
(え?! 何でわざわざ大金を出して、
せっかく買うのにその車?! あり得ない!!!)
などの感情も湧いてきていたのですけれど(笑)、
そこで一拍おいて、
「へえ〜。その車を買うと、何が楽しいの?」と聞いてみると、
夫はこうでああで、こういう時にはこうだし…と意気揚々と語ってくれるので、
ああ、なるほどな、そういうことなんだ?!^^ と、私の気持ちも変わるのです。
相手の提案に対するこちらのネガティブな感情が、前向きに変容する。
これって、すっごく大事なことなのだなとわかります。
キャシーさんが教えてくださったネガティブ・ブランチを活用する対話の方法では
その後にも続きがあり、
私がそこを意識して夫とのおしゃべりを続けていくと、
私自身がすっごく楽です。
この点を考えたほうがいいんじゃない?みたいな助言めいた発言も、
「え〜、そんなの私はイヤや。無理!」という否定も、
「私の以前の経験だと…」と話題を横取りしてしまう展開も、
(もう、あなた1人で考えて好きな車を買えばいいよ)みたいな諦めみたいなフェイドアウトも、
いずれも、過ぎることすらなくなります。
むしろ、叩き台としての夫のアイデアが既にそこにあることへの感謝みたいな気持ちすら生まれてきて、(←ちょっとキレイに言い過ぎか? でもまあいいや…ww
それをもっと深めてそこから良い案を一緒に生むにはどうしたら?!みたいな、
謎解きやクリエイティブさに似た楽しさに入っていけちゃう感じ。
ネガティブ・ブランチ。おそるべし。
やることは単純なのに、なんて力があるんだろう!
子育て中の人にも広まって知ってもらえるようになっていくといいな。
後継者育成や、支援者養成などに良い方法を探す人にも。
勉強会進行中のホワイトボードです。ライブ進行だったので、スライドを用意しておけなくて。アナログ好きなので楽しかったです!
…っていう個人的な(夫との)感想のシェアまでは昨夜はせずに、
手順とポイントをおさえるところで時間いっぱいでした。
実際にやってみようっていうお気持ちに、なっていただけていたらいいな。
そういう気持ちになれるようにできていたかな、って振り返っています。
やってみてこそわかることが、私のように、きっとそれぞれにあるはず。
それはネガティブ・ブランチに限らないけれど。
TOC@Hokurikuの勉強会は毎月第3水曜日の夜です。
どなたでもどうぞ。
今現在は、夜だと参加できないというリクエストもあって、
日曜日での日中版を全4回で開催中。
第一回は終了しましたが、途中回からでも参加できます。
以下詳細です。