人気ブログランキング | 話題のタグを見る

サクセス・ストーリー!

悪気も自覚もないセクハラの減らしかた〜すぐにできる、ささやかで確実な方法

Wen-Do Japanの福多唯です。

Wen-Doの場でもしばしば女性の間で話題になるのは、
「悪気がないセクハラとか、一番厄介やよね」。


無自覚な行為への対処って、難しいですよね。

悪気のない人にはこちらも、
傷つけないようにと配慮したくなるから。


今日は、悪気も自覚もないセクハラの減らしかたの話です。


悪気も自覚もないセクハラの減らしかた〜すぐにできる、ささやかで確実な方法_e0024978_09063689.png


今朝、Wen-Do宛にいただいた感想に、その光がありました✨

悪気や自覚のないセクハラを減らす力になるのは
価値観が覆るような、こうした一人一人の、美しくて気高い気づきと実感や〜✨


【シェアOK:読了まで1分】ですので、ぜひに。


Wen-Doのベーシックコース(2日間以上の、詳しめな講座)参加者さんからの感想です。


「Wen-Doに参加してよかったです。
 初日の段階で、物事の見方が完全に覆りました。

これまでの私は、
たとえば友人男性とバーで飲んでいる時にもたれかかられたり
腰に手を当ててグイッとひき寄せられたりして
ヤだなぁと感じた時でも、
自分のその思いを打ち消すようにしてきました。

友達が、ただ酔っていて、
それでちょっと羽目を外しているだけ。
なのに怒らせるようなことをしたくない、と。


でも、そうじゃなかった。


あの行為は私のプライベート領域への侵入で、
私がそれを不快に思っていることを知らせるのは
正当なのだとわかりました。


私が、こういう状況で抵抗を覚えるのは正当なこと。
もし相手が私の言うことや気持ちを理解してくれないなら、
そのような人たちと友人で居続ける必要はあるんだろうか?とも思いました。
 


私が自分への配慮と尊厳を大切にし、
自分にまずそれを与え、
友人にもそう伝えることを自分に許しさえすれば、

友人の彼らも、私に友情を示すには
私を尊重することが大事だと理解できるのだとわかりました。


一度気づいてしまえば当然のことなのですが、
私にとっては、
まるで目からウロコが落ちるような気づきでした。



もう、男性(が私に行うイヤな何か)のための我慢はしません。


私に敬意を払いたいと思っているなら、きっとそうしてくれるはずだから。

私は、自分のために立ち上がりさえすればいい。
そうすれば私の友人も、手遅れにならないうちに
そのチャンスを手にできる。


今はそう思えています。
ありがとうございました」



すごいです。


わかってもらいたいことを、端的に伝えるって、案外難しいものです。

いざ言おう!とすると、


「あなたのことは、とても大事な友達だと思っているし、
 これからも良いお付き合いをして楽しく過ごしたいと思うけど、
 さっきみたいなことは、ちょっと…ええと…なんていうか…シドロモドロ…」


ってなったり。


相手のほうが察してくれたらいいのにな、と、相手に期待することもあったり。



今、
目の前の相手に、
一番わかってほしい一つのことを、
一番わかってもらえる方法で表現する。


たったそれだけのことなのだけれど、
相手も状況もその都度違う。

だから、その都度、トライを蓄積していくことしか方法はないなと思いますが、

それがいつか、たくさん溜まって、掛け替えのない宝になったらいいなあ。


===以下が原文です

From a Woman who recently completed her Wen-Do Women's Self Defence 2 day basic course:
"I had a complete change in perspective after just the first day of this course.
When guys that I know and that are my friends, lean towards me at the bar and touch my waist and pull me in and make me uncomfortable, I’ve always blown it off as drunkenness and something to be ignored because they’re my friends and I don’t want to offend them by pushing them away, they’re only being friendly after all, right?
No.
They are invading my personal space and I have every right to let them know that I’m not okay with that.
I have every right to offend them and make them uncomfortable for putting me in this situation, and if they’re not okay with me pushing them away and telling them off, then why am I even friends with them?

By standing up for myself and giving myself permission to defend myself, especially against friends, I give myself my respect and dignity, and they have no choice but to respect me for it too.
I know it seems obvious, but this was like a little eye-opening epiphany for me.
I don’t owe men anything. If they want my respect they will earn it. They will get it when I want to give it and not a moment sooner.
Thank you"



更新を通知する



 . ..:*・゜ 私をひらく 声をあげよう  . ..:*・゜



読んでくださって、ありがとうございます。


《Wen-Do Japan 福多唯》
・1996年に双子を出産。多胎児育児支援活動での「双子育児のQ&A」は6000部完売!
・その後、育児支援や虐待防止の活動、講演、相談員など。


・持病と難聴ゆえに、心理相談のプロを目指すのを悩んだ頃、
 グループワークの奥深さに惹かれて、仲間と活動を開始。
 市や県の委託事業、NPO団体との協働などで多数の経験を積む。


・2002年よりWen-Doの国際認定講師。
 日本人初の講師となった後も複数回にわたってカナダで貪欲に学び、
 現在は、日本で唯ひとり、国際認定を得たマスターインストラクター。
 2021年からは、オンラインでのWen-Doも開始。


・クリティカルシンキングのサポートツールTOCfEのマスターでもあり、
 石川県では県内高校や大学にデートDV防止の講演を行う。
 ワークショップも公園も「明快でわかりやすい」とリピート多数。

 *クリティカルシンキングとは
  「本当にこれでいいのか?」と、前例や慣例、各自の前提を良い意味で疑い、
  テーマや目標に沿って検証的まなざしで探究的に考えることを目指す思考のこと。



《講習や講演、主な実績
・海 外:カナダ、マレーシア
・日本では北海道から九州地方まで100カ所以上。

・自治体および、公益団体:
  男女共同参画/ダイバーシティ/子育て/教育/人権・福祉等の領域にて多数

・学校や大学:
  日本福祉大/東海大学付属仰星高校/愛知淑徳高校・大学/和洋国府台女子高校
  前橋国際大/群馬県立女子大/清泉女学院大
  金沢大/金沢大学附属小学校/金沢星稜大/北陸大/金城大/金沢学院大 など多数

・企業イベント・企業研修:
  NTTコミュニケーションズ、富士通、ほか地方銀行や中小企業など

・民間団体:
  UN Women日本国内委員会/YWCA/更生保護女性会/国際ソロプチミスト
  /各地CAPグループ/信州プロレス/MAC/幼稚園協会、保育士会/各種相談員研修会
  日本産業カウンセラー協会(東京支部)など多数



by selfdefence | 2019-04-17 09:28 | サクセス・ストーリー!

ふくだゆいです。自己表現や思考スキル、日本語の講師です。20年以上前のある日、声をあげたら、『蓋』が開いたんです。びっくりでした。蓋の存在にすら気づいていなかったので。以来、困ったときには探すようになりました。どんな声でどんな蓋を外したらいいのだろう?と。基本閉じていてひとりの時間が好きな私でも、声探しに助けが欲しくなることがあります。声探しの場を求める人と繋がれたら嬉しいです。


by selfdefence