ボイス・フィッターの福多唯です。
昨日は今年度始めての「ゆらっく」。
そのオリジナルな事業として、
それも4年目に入りました。
今回は、話題提供者さんを囲んで、
モヤモヤの整理整頓の実践会。
グループカウンセリングちっくなああいう場って、なんと呼べばいいのかな…?!
対話と実践の溢れる、深い学びの場を皆さんとご一緒できて、充実感いっぱいでした。
ありがとうございます。
以下は、渾身のレビューです。
参加できなかった方々を思いながら書きました。
2019年 4月7日(日) ゆらっく
テーマ:「私が本当にやりたいことは何だろう?」
1)チェックインのワーク
2)話題提供者さんから概要
3)手法の決定と役割分担
4)メインのワーク=皆での解き明かしタイム
5)フィードバックとふりかえり
1)チェックインのワーク
今回は頻回参加のリピーターさんばかりだったので、
(福多は日本ラビングプレゼンス協会事務局メンバー&コミュニケーターです)
ラビング・プレゼンスとは、こんな人にもおすすめです。
・初めての人は緊張する
・対人関係が不安
・ヘマをしそうで怖い
・不自然な表情なのでは…と気になる
人といることが緊張や不安、自己防衛に繋がるのではなく
安心感・喜び・満ち足りる感じなどにつながるような、
コミュニケーションとセルフ・マネジメントの方法です。
ラビプレなありようの自分に切り替わると、人といるのが楽になり、
コミュニケーションから受け取れるものが豊かになります。
チェックインに使ったら、皆の張り詰め感がいい感じに緩みました^^
2)話題提供者さんから概要
今回の提供者さんはTさん。
仕事関連の勉強・団体運営のサポート・幅を広げる社会活動・
資格取得の勉強・以前経験したことをさらに深めるための勉強…など、
ご自身にとって気になるもの・重要なものについての絞り込みをする中で、
『このまま進んで、あれもこれもになるのは避けたいな』
『私は本当は何がしたいのだろう?
どんな軸を持ちたいのかな?』
との問いがふと浮かび、もっと考えたくなったとのことでした。
そのあと、メインに入る前に、
『ゆらっくでの心がけ』を皆で見て、こんな心もちでお互いにやってみましょう、と確認しました。
3)手法の決定と役割分担
今回はこちらから、
『教育のためのTOCに、ブランチというツールがあるので、
それで考えてみるのはいかがでしょうか?』と提案しました。
教育のためのTOCのブランチは、以下を可視化できるツールです。
①思いや考えや出来事がどのように展開したのか
②どの部分が『幹』で何が『枝葉』なのか
メインの時間では話題提供者さんもそれを意識して話してくださいました。
手法が決まったら参加メンバーの役割分担♪ たずね役と書記を分担です。
たずね役:話題提供者さんが話しやすくなるような対話相手。
「最初はどうだったのですか?」
「そのあとは?」
「それで〜な考えが出てきたのですね」
など、話の進展を促す問いや応答をしたり、
全身での傾聴を伝わるように表現します。
書記:発言=アウトプットされたもの を書いての可視化。
トークの書き留めは、
スピード面でも、話し言葉を書き言葉に変換するという点でも一人では辛いので、
二人以上で行いました。
この日は参加者さんたちが書記、福多がたずね役となりました。
* 教育のためのTOC、ブランチについての参考記事
4)メインのワーク=皆での解き明かしタイム
たずね役の福多から、話題提供者さんにお尋ねして開始です。
「さっき、複数に絞り込まれた今のご関心ごとをご紹介くださっていましたよね。
そもそもなぜあれに携わったのか、から思い出してみます?」
参加者さんたちには書記として、
話題提供者さんの発言をモーレツな集中力で付箋に書いて、書いて、書きまくってくださいます。
現場でのリアル書記の面白さは、ぜひ多くの人に体験して欲しい!!
聞いた音の全てを文字にしようとすると追いつけないので、
書記は、頭の中での要約や抽象化を経て筆記というアウトプット作業に至るわけですが…
あのときの、全てに集中しきるあの感じっ♪
複数メンバーでの書記なので、
書き漏らしがあってもOK、
書けないタイミングがあっても大丈夫という安心感の中で、
一任された作業に集中できるのって、とっても気持ちがいいものです。
* * * * *
一般に、しばらく他者の話を聞いていると、
矛盾するかのような説明が出てきたり、
飛躍を感じて「ん? どういうことなのだろう?」ともっと聞いてみたくなったりする何かが
出て来たりしますよね。
この日も、話題提供者さんは、
「細かく、人が気づきにくいところに目が行く方なので…」
とおっしゃった、そのしばらく後に、
「全体を見るように心がけていて、
全体にとって良いようにしたい」
というようなこともおっしゃいました。
そうした興味深いポイントを見つけたら、
すかさずフィードバックします。
人が気づきにくいところに目が行くっていうのは、
細かいからというよりは、むしろ、
全体を俯瞰することを心がけていらっしゃるからなのかなって、
今のご発言で思いました。ご自身ではどうですか?
当たっていてもいなくても、こうしたフィードバックはほとんどの場合、話し手さんに役立ちます。
的中率を恐れる必要はありません。
「そうなんです。っていうのは、私は…」とさらに話してくれたり、
「ああ、本当ですね。自覚はなかったけど、そうか。そういうことですね」となったり、
「う〜ん、っていうか…」と
さらにご本人の言葉で説明をしてくれる展開になったりして、
何れにしても、
一段深い思いや考えの言語化につながります。
この日は、
「ああ、そうそう、そうですね。それで…」と
さらに話していただけその後の展開から、
話題提供者さんが何をご自身の課題だと感じているのかも、
言葉になって出てきました。
『私は本当は何がしたいのか?
どんな軸を持ちたいのか?』
それを考えるにあたって、
自分の特質と課題・チャレンジが言葉になると、かなり強い。
この日はここまでで、タイムアップでした^^
5)フィードバックとふりかえり
ワークが一段落したら、皆でふりかえりです。
私が進行役等をするときは、
①まずは主体になった人=話題提供者さん から話してもらい、
②その後で、他の人のフィードバックや感想などを話してもらうという順番にしています。
(③そして再び主体になった人に戻って、場のまとめとしての一言をもらう、とすることも)
もしかしたら、よくある順番とは逆かもしれないのですけど^^
場に対する心理的安心感を高めるのに、この順番はいいな♪と実感しているから。
この日、サポートをしていた参加者さんが私に、
「助言めいた私の考えを、今、Tさんに言ってもいいのでしょうか?」と質問をくださったので、
最初の、あの紙にあったことを早速使って、
Tさんに聞いてみたらみたらどうでしょう?^^
そうしたら、「ああそうか♪」となりまして。^^
「迷いつつも言ってみようかなと思っていることがあるのですが、
お伝えしてもいいでしょうか?」
その人が話題提供者さんにそう聞くと、
『ぜひ聞きたいです』ってなっていました。
早速使ってもらえてうれしい!
話題提供者さんにはこのシートも全ての付箋もお土産として差し上げます
その後、皆さんにふりかえりを書いていただきました。
(撮影とアップについてはご承諾をいただいています)
以前にこのブログでも書いた、YWTM です。
YWTMの効果についてはこちらです
集中・対話・充実の2時間を過ごすことができました。
みなさま、本当にありがとう!
次回のゆらっく
5/26(日)「文章書きが上手になりたい!」です。
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