こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。
ベトナム旅行中にご質問をフォームからいただきました。
メールがエラーで戻ってきてしまったので、
ここでお返事させていただきます。
ご質問:
福多さんがブログに書いている受動的攻撃をする人っていうのは、
エナジー・バンパイヤのことですか?
どうしたら、そういう人から身を守ることができますか。
エナジー・バンパイヤ…???
この機会に調べました(ググっただけですが)。
こんな言葉があるんだー?!
*受動的攻撃について私が過去に書いたものは、以下にあります。
*エナジー・バンパイヤについては私からは割愛^^;;
受動的攻撃をする人とエナジー・バンパイヤが、同じかどうか。
それについては私は、
お返事する根拠や術を持っていないなと感じています。
Wen-Doでは、何か不快なことやモヤモヤっとすることをされたときに、
どちらかというと『相手が何者か』ではなく、
以下の3つに順番に焦点をあてます。
『相手の《行為》は一般的に見ると何か』
『その行為を暴力的だと判断できるのは、それが私にどのように作用するからか』
『そうした自体に直面したときに、私は、どうふるまえる私になりたいか』
受動的攻撃(PA)という言葉を、講座でご紹介したり、ブログでご紹介したのは、
それが女性をエンパワーしうる概念・言葉だからでした。
暴力を受けている側の女性には、暴力を受けているにもかかわらず、
「自分は被害者だ」「私は助けてもらって良い存在だ」と思いきれないことがあります。
『だって、私って、実は相手にこんなことをしちゃっていることがあるのです…』と、
自分を肯定しきれない負の一面に葛藤することがあるからです。
そんなときに、受動的攻撃という概念・言葉を知ると、
『私は、実は相手をこうした形で攻撃していたのか…!』
『攻撃したいほどの気持ちがあったから(私が被害にあっていたからこそ)
これをやってしまっていたのだな』
『やられっぱなしではいたくないともがく自分も、私の中にちゃんといる。
私は弱いだけの存在ではないんだ』
などなど、
自分を受け止めて自分のために立ち上がることができるようになる。
そのきっかけになり得るのが、受動的攻撃という概念・言葉です。
ですので、受動的攻撃という言葉を
「●●さんは受動的攻撃者だ」と他者へのネガティブなレッテル貼りとして使うことはありません。
(仲間内で「あ、今私にPAしたよね?!(^-^)」と
相手の《行為》に対してジョークとして言うことくらいならありますが)
それが
『受動的攻撃をする人とエナジー・バンパイヤが、同じかどうか』というご質問に
うまくお返事する根拠や術を持っていないなあ…と感じた理由です。
どうしたら身を守れるか、については。
今回のご質問をくださったということは
おそらく質問者さんは、エナジー・バンパイヤという言葉をどこかで知り、
質問者さんにとって気になる「あの人」は
もしかしたらエナジー・バンパイヤなのかもしれないと感じてもいつつ、
そうとも断定しきれない何かを、
相手やご自身の内側に(またはおふたりの関係の中に)
感じていらっしゃるということなのかな…。
やりとりができないので、的を得ていないお返事になるかもしれませんが、
相手が、親でも毒親でも、親友でもエナジー・バンパイヤでも、
イヤはことはイヤ。で、いいと思います。
誰も、自分以外の誰かを、自由にはできないですもの。
もし仮に今は心からはそう思えなくても、
試しにそう唱え続けてみるのはどうでしょうか。
その言葉が自分に馴染むようになった頃には、
『こうすれば守れるかも。やってみようかな』という何かが、
誰からも教えられなくても頭に浮かんでいるでしょうし、
きっとそれが、質問者さんにとって、ベストな方法だろうと思います。
質問者さんが、ご自身の誇りとエネルギーを取り戻して、
ご自身を自由にできますように願っています。