こんにちは。
“世界が変わる 私のお守り”Wen-Do の福多唯です。
困難のない人生を歩む人はいないからこそ、
困難を伴った自分の過去とその人生の意味、そしてこれからの自分に必要なものを、
自分で見出し、自分の言葉で語れる人に出会えると、勇気が持てて、元気になれる✨
今日、会員さんや相談員さんの研修として《私がたり》をさせていただきました。
Wen-Doでも以前、虐待にあっていたという女性がご自身について
こんな話をしてくださったことがあります。
曰く、
私はこんな目にあって、とても大変だったのだ、ということだけを発信していたときには、
私を哀れんでくれる善良で優しい人は寄ってきたけれど、
それは私が望む扱われ方ではなかった、と。
でも、
虐待にあったという過去と、
そこで自分が何を学んだかと、これから自分がどうありたいのかをちゃんと言葉にして、
『こういう助けが必要だから、ぜひお願いしたい』という発信に変えたら、
望む助けが得られるようになったというのです。
困難を伴った自分の過去とその人生の意味、そしてこれからの自分に必要なものを、
自分で見出し、自分の言葉で語れるということにはすごいパワーがあります。
その人自身がパワーを発揮できるようになるのはもちろん、
それを聞いた周りの人が動き、
ほんとうに、社会が、世界が、変わることがある。
そのような語りについて、体験から学ぶワークでした。
仕事は午後からだったので、早朝に始発で金沢を出発し、午前中に群馬の実家の母と映画を見ました。
午後からの《私がたり》の仕事が念頭にあったからなのか、鑑賞が2回目だからなのか。
母と見ていて、
This is Me.の歌も、《自分のことを自分の言葉で語る》歌詞や! と気がつきました。
日本語字幕のある動画の、私のお気に入りはこちらです。
歌うキーラさんは、体重の多いかたなこともあり、
15年間摂食障害だった自分と重ねてしまう…(^-^)
どのような過去を背負っていたか、どんな過酷さを体験したのか。
それがどんな転機によって、何がどのように変わったのか。
今、何を見つめてどんな信念で生きているのか。
単なるつぶやきではなく、『物語』が感じられる語りにこそ人の心が動くのって、
なぜなのでしょう。
他者の中に自分を見ると、人の気持ちや体は動いて、何かが変わる。
物語やナラティブの力って本当にすごいです。
それはたとえて言えば、
歴史の授業は特に好きでもなかったけれど、大河ドラマは夢中になって見てしまう、
という人が大勢いらっしゃるとおりなのかもしれません。
誰の人生も、きっとドラマですね。
すごい脚本家にストーリーを見出してもらえたら、きっとそうなるはず。
すごい脚本家に出会えるチャンスがあるかどうかわからないので、
せめて、そこそこの脚本家として、
自分の人生をドラマのように、
大きくなくてもいいから、
自分にとって意味のあるものとして捉えられたらいいな。
私には今ここにいる私しかいないし、別の人生は、手にしようがなく、
まだ、これからも人生は続きそうなので。勇気を持てる私でいたい。
前橋の皆様、お天気の良い日に、室内研修にお集まりいただきまして、
本当にありがとうございました。