こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。
2018年2月3日(土)に行われる、
『教育のためのTOC シンポジウム』で、Wen-DoでのTOCfEの活用について事例発表します♪
何を発表するのかというと、
Wen-Doのワークショップの中で、
TOCfEの中の『ATT』というツールを使ったときのことを。
たとえば、Wen-Doでは、以下のようなご質問を頻繁にいただきます。
講座では、こんなときには、
「みなさんいかがですか」と参加者さんからアイデアや経験談をお話しいただけるように
こちらも配慮や工夫をして進行するのが常だったのですが、
総じてみなさん、こんな感じになりやすいです。
質問者さんを思えばこそ、みなさん、口が重くなっちゃうんですよね。
私は長いあいだ、そうした難しい場面をファシリテーションすることが
こちらの講師としての力量だと思っていた部分があり、努力や工夫を重ねてきました。
それは決して無駄ではなく、私に蓄積されたことはそれなりにあるものの、
Wen-Doの講師トレーニングを担当する立場になってみると、
私個人の成長なんて、伝承という目標を前にすると、『弱い』。
『型』にできないことって、伝承しにくく、弱く、そのうち廃れてしまうのだな、と思いました。
伝承される文化には型がつきものなのって、そういうことですよね、きっと。
伝承したり広めたりしたいとなったら、
『型』化して、誰でも使えるように洗練させて整える必要があります。
教育のためのTOCを学び、これはすごい!と学びを深め、
そこそこ慣れてきたある日。
ふと、皆の口が重くなるようないつもの場面で、
TOCfEの、『ATT』を使うことができるのではないだろうか、と思いついて、
トライしたら、素晴らしい結果になりました✨
口が重くなるどころか、どんどん発言が出てきます。
そして何よりも、
個人の痛みや悩みの解消について考えていたはずが、
そのプロセスを経てみると、
社会に対してもできることがある、という気づきにちゃんとつながっていました。
しかもこのやりかたなら、伝承が容易です。
手順と気をつけるべきポイントが、ごくシンプルにまとまるのです。
* * *
Wen-Doはソーシャルな取り組みなので、
そこで私がめざしていることは2点あります。
個人の考え方や物の見方が変わり、力の発揮のしかたが変わることで、
個人の痛みや悩みが解消され、すっきりしていただけたら嬉しい。
まずはそれをWen-Doでも目指したいと思いつつ、
それだけにとどまらずに、
欲張りかもしれないけれど、
「私が悩んでいたのは、私の弱さや未熟さのためじゃなかった。
こういう構造の社会だからだったのだ!」という気づきも得ていただけたら嬉しい。
* * *
Wen-Doの中で、『ATT』を使ったところ、
講師のスキルや経験とはほぼ無関係に、
スムースに展開し、皆にとって楽しい時間となって、皆さんに印象づく結果になりました!
しかも、ほんのちょっとだけの配慮で、
個人のスッキリ感と、社会の構造への気づきも両立できました。
演題はこれです。
そんな発表をしますので、良かったらぜひ聞きにいらしてください。
●2月3日(土)に東京まで行けない!という金沢のかたには、
2月6日(火)夜の、Wen-Do練習会・たまアレでも発表しますので、ぜひ。
●TOCfEについでもお気軽にご連絡ください。
金沢での勉強会のご紹介もいたします(*^^*)
こちらは、富山のNGO Student Forceの皆さんともご一緒させていただいたときの、
『ATT』習得のための例題中の様子です。
TOCfEを通して、Wen-Doだけでは繋がれなかったかたたちとご一緒できて、
その方たちにWen-Doでのことを発表できるなんて、とっても嬉しいです。
発表時間は10分のみ!
寝言でスラスラ言えるくらいに練習して、当日は過不足なく話せるようにがんばりまーす!
(↑そういう練習は一日中やっても苦じゃないタイプ)