昨日は講座の後にお茶会があったので、実技メインに講習時間を使うことができました。
女性専用の護身のWen-Doの『実技』は幅が広く、
口頭対応も含みます。
たとえば。
深夜、眠っていたところに部屋に侵入した男が体の上に乗ってきて、
それで目を覚ましたら、自分だったらどうするか?
と少しだけ考えたり、
実際にそのような事態に遭遇した女性が、とっさにどんな一言を言ったのか。
その実話をご紹介したり。
ちなみにその女性は、
「ちょっと待って。まずはお茶でも」と言い、
侵入者にお茶を出してもてなして、会話をして、
侵入者と一緒に外に出ることに成功し、
そのままドライブに誘うのですが侵入者は助手席には乗ってこなかったために
彼女一人で車に乗って、
そのまま警察に駆け込みました。
そうそう♪
* * * *
《掴まれた手を外す》のパートでも、ストーリーを取り入れます。
手を掴まれそうな場面として…
たとえば、私たち二人が、ちょっとシワとシミが多いけど、大学生だとしましょうか。
二人は同じ大学で、来週の大学祭ではダンスパーティーがあります…
この男子が『ダンスパーティーで、俺のパートナーになって踊ってよ』と誘ってきました。
でも、あなたは踊りたくないとしたら、
この段階ではどんなことができるでしょうか?
身体接触こそないけど強引な誘いにはどうする? から始まって、
相手が強引に手を掴んできたらどうする? とか、
その手を離してくれそうになく、身の危険を感じたら、どうする?
と、
ストーリーとともに段階を追っていきます。
一般的には『護身術』とイメージされない言動も、
立派に護身のための術なるのだな!と押さえた上で、
それでも通じない相手には、こんな方法で外すのもアリです(^-^)
と、展開します。
事前回避策としての言動から強圧的な行為への対処動作まで、
そのつながりや流れをストーリーとともに理解できると、
いわゆる『万が一のとき』というのが、
突発的で、不意に訪れる瞬間なのではなく、
日常の中で、どこかで兆しを帯びながら、少しずつ展開してくるものだ、ということがわかるようになり、
自分を守るための自身の言動に、状況展開に応じた変化を加えつつ、スムースに継続できるようになります。
自分を護れるチャンスは実は何度もあり、
自分を護ための方法にも多様なバリエーションがあります。
それがわかるだけで、
日常がちょっと安心できるものに変わります。
* * *
セルディのメンバーさん(のおひとり)は、Wen-Do のそうした流れや展開をよくご存知なので、
昨日はロールプレイの相手役もお願いしてしまいました。
講師だけが上手に無難に講習を進めるのも悪くはないけど、
参加者さん(や主催者さん)の中からどなたかに出ていただくと
参加の皆さんにとって親近感が上がって、納得度が高くなります。
昨日も、とても助かりました♪
セルディさんにも、ご参加くださった皆様にも、ありがとうございます。