こんにちは。
世界が変わる わたしのお守りWen-Do、インストラクターの福多唯です。
先日、『考える力のエンパワー☆TOCfEを体験』を開催しました。
主なツールが3種あるTOCfE。
この日はロジック・ブランチ(以下、ブランチに略します)です。
ブランチは、物事の因果関係を表す書きかたで、
「Aを引き起こしているのはBだと考えていいのかな?」などの確認にも使えます。
ワークは、以下のようなかんじ。
(時間によって3や4はどちらかを省いたり急ぎ足になったりします)
(1)わけて書く ど、どんな効果があるのか
(2)良いブランチとはどんなブランチ?
(3)どうしたら『望まない結果をおこさずにすむのか』
(4)書きかた・読みかたの作法に慣れるために、物語を使わせていただく
(1)わけて書く ど、どんな効果があるのか
ロジック・ブランチでは、この書きかた・読みかたが基本です。
「もしAならば、結果としてBである」。
AがBを引き起こしているという因果関係を図式化しているわけですね。
具体例を入れるとわかりやすい。
「もし、夜更かしをするならば、結果として、翌日はいつもの時刻に起きるのがつらい」。
皆で一緒に声に出して言ってみて、『うんうん』という感じがそこそこすれば、
この段階(はじめてブランチを書いた段階)は十分にOKです。
ワークでも、皆が、『うんうん』ってなりました。
ありがとうございます
では、私が書いた、これはどうでしょう?
「もし、夫が私を、朝、起こしてくれない ならば、結果として、遅刻をする」。
え? アレ?! みなさんからの『うんうん』がいただけない…
そうなのです。
自分の中では、『うんうん』だとしても、他者からは『うんうん』をもらえないことがあります。
そのときは、《修正したほうが、他の人にとっても自分にとっても、因果のつながりがわかりやすくなる何かがある》
ということです。
(2)良いブランチとは、どんなブランチ?
修正して、こんなブランチにしてみました。
こういう図式の時には、
「もしAかつCならば、結果としてBである」と読みます。
「もし、夫が私を朝起こしてくれず、かつ、私は難聴であるならば、結果として(私は)遅刻をする」。
こうしたら、
みなさんのお顔が『あ〜、そうだったんだね』になりました。
遅刻を引き起こした要因が一つだけではなく、ふたつに増えたことによって、
背景の事情がわかりやすくなったようです(^-^)
でも、『うんうん』にはなりません。まだ、何かが足りないのですね。
じゃあ…、最初のブランチを、こう直すのはどうでしょう?
これでもまだ『うんうん』はもらえません。逆に白い目線が増えるような(笑)
やっぱり、《私は難聴である》は、外せないことがわかったので、
ふたつをドッキングしました。
「もし、夫が私を朝起こしてくれず、かつ、私は難聴ならば、
結果として、私は朝寝過ごしてしまう。
もし、私は朝寝過ごしてしまうならば、
結果として、私は遅刻をする」
ああ、良かった。
ようやく『うんうん!』がもらえました✨
(3)どうしたら『望まない結果をおこさずにすむのか』
とはいえ、いくら『うんうん』がもらえても、
朝くらいひとりで起きられなければ、私は老い先どうなるのか(笑)
もし、夫が私を起こしてくれないままでも、私が難聴でも、
私が朝、起きることさえできれば、遅刻は起こらないのだとしたら…?
そして、私の難聴はよくなることはないので、
こんな図で、?!のところに入る何かが見つけられたら、問題は解決するわけです♪
うーん、難聴の私には何が必要なのでしょう?!
例えば、振動する目覚ましを使うとか(スマホのブルブルが私に響きやすい工夫をして置いて寝るとか)。
TOCfEのロジックブランチは、
これまでの手段や行動に変えて、新たにどんな手段や行動をとればいいのを考えるのにも使えます。
書きかたも読みかたも、それだけ。とってもシンプル。
あとは、それを組み合わせていくだけです。
(4)書きかた・読みかたの作法に慣れるために、物語を使わせていただく
ロジックブランチで絵本の1ページを書いた人の、ワーク例がこちら↓。
ブランチで書こうとしてみると、誰でもけっこう迷います。
上の例なら、『こんは、あかちゃんをまっていました』でお話がはじまるので、
ブランチもそれが最初になるのかな〜?と書き始めてしまったり。(←ブランチあるある)
迷ってもOKなのもTOCfEのいいところで、
『こんは、あかちゃんをまっていました』から始まるのかなと考えたら、
まずそこだけを取り出して、箱を一つ書いてみることが大事。
最初のひとつ書き出すからこそ、「次に何が起きたのか?」の検証ができるのです。
箱を下に増やしたり、横に増やしたり、上に増やしたりがいつでもできるのもTOCfEの良いところ。
* * *
今回はブランチの作法に慣れることを目的として、物語を題材にブランチを書いたのだけれど、
お話から自力でブランチで(ある程度)書けるようになると、
図式化して書くにも関わらず、不思議なことに、
物語の背景とか行間が厚みを持って感じられるようになり、
「ああ〜。そういうことだったのか」と、
物語をより深く味わうこともできるようになります✨
このTOCfEのワーク、6月中旬と7月上旬にも企画したところ、
7月5日(水)の方はあっという間に埋まってしまいました。ありがとうございます。
→ひと枠増やしました。残1です。★この日は女性限定です。
6月17日(土)も残1枠です。★この日は女性限定です。
詳細は以下リンクにて。
別日程でのリクエストもお気軽にお寄せください。
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世界が変わる わたしのお守り
Wen-Do マスターインストラクター 福多 唯
《エンパワー・カフェ 2017 6月》
9日(金)、14日(水)、19日(月)、21日(水)、23日(金)、26日(月)
(★21日は12:00でクローズ★)
《講習予定》