こんにちは。
世界が変わる わたしのお守り Wen-Do Japanの福多唯です。
9月22日から各地で連日お仕事をさせていただきました。
9月22日は、川崎市の「すくらむ21」でWen-Doでした。
カミツレプロジェクトさん主催です。
かわさき市民公益活動助成金をいただいての事業で、
埼玉県から、Jさんという女性が、電動車椅子で来てくださいました。
ヘルパーさんがJさんに講座のことを知らせたら、
Jさんが「行きたい!」とおっしゃってくださったのだそうです(^-^)
なんらかの障がいのある女性は、一般女性にくらべて、
性的暴力や虐待を含め、より暴力行為の対象にされやすいです。
言葉での差別対応や「からかい」なども多々あります。
けど、それよりも、私がJさんに来ていただけて嬉しかったのは、
電動車椅子に乗るJさんにご参加いただけたことによって、
そのときその場に居合わせる全員で、
『Wen-Doってほんとうに、女性みんなで一緒にできるのだな』と
深く実感できたから。
15年間Wen-Doをしてきて、
車椅子のかたとご一緒するのは私はまだたった7度目です。
あとは、聴覚障害をお持ちのかたとご一緒したのが3回、
全盲のかたとご一緒したのが1回、
筋ジストロフィーのかたとご一緒したのが1回。
そのくらいに、いわゆる『健常者』ではないかたとご一緒できるのって稀有です。
でも、逆に、車椅子での生活や身体や動作等に不便やハンディを感じる生活って
そんなにも私たちにとって遠いものなのでしょうか。
実はけっこう身近なはず。
私は喘息で、不調が長期化するとスーパーの店内を歩くのすら大変になり、
そんな時は、外出先に貸し出し用の車椅子があれば車椅子を借ります。
腰痛時は伝い歩きしかできない…のも
多くの方が経験していますよね。
仮に、体を壊すことがないとしても、
誰だって年をとれば体に不具合のひとつやふたつは出てきて、
杖も使うし、車椅子にだって乗ります。
発話や聴力、視力も、普通にしているだけで誰でも衰えるもの。
事故や怪我や病気とは一生無縁だと保証されている人もいません。
誰でもそうなるのは当たり前なのに、
そうした状態のかたと護身術を一緒に学ぶことって、なかなかありません。
それは現実を反映していないよな…と思うことがあります。
Wen-Doでは、いわゆるハンディキャップをお持ちの女性も歓迎されます。
それは、『そうした女性は暴力被害を受けやすいから』ということもあるのだけれど、
もっともっと単純に、
Wen-Doは、
全ての女性のための護身プログラムだから♪
埼玉県から川崎に電動車椅子ではるばるお越しくださったJさんが、
心底からWen-Doを楽しんでくださり、積極的に質問もしてくださった様子から
あの日一緒に参加した女性みんながそれを実感できました。
どんな身体状態でも、何歳になっても、護身=Wen-Doはできる。
その『当たり前のこと』を実感できる機会になったのはJさんのおかげで、
本当に嬉しいです。
Jさん、ご参加ありがとうございました。
ヘルパーさんも、Jさんを誘ってくださり、ありがとうございました。
★川崎市で開催のWen-Doは11/23(祝)にもあります!
9/22と同じ会場で、9/22の講座開催の実感から
当初よりも定員を減らすことになりました。
お申し込みは先着順です(^-^) 詳細は以下にて。