こんにちは。
世界が変わる わたしのお守り Wen-Do Japanの福多唯です。
『ホワイトリボン・キャンペーン(http://whiteribbon-kansai.blogspot.jp)』の、マイケル・カウフマンさんのご講演を聞いてきました。
*後日の追記*
私が行ったのは4月30日(土)の京都です。
京都では会場の都合でホワイトリボンバッヂやブックレットの販売ができなかったそうで、
帰宅後にすぐにブックレットも購入し、読みました。
* * *
【暴力によって支配することも、また、支配されることもない社会を目指してアクションしよう】と男性が男性に呼びかけるこの運動に
私が女であるにもかかわらず心をひかれるのは、
私はもともとは、自分の支配性や攻撃的な気質(と私が思っていた私の一面)に悩んで、
暴力を振るう生き方を手放したい!と思って、暴力・虐待の防止のことを学び始めた…というのが大きいです。
暴力によって支配することも、支配されることもない、
自分のありようを身につけたい。
ずっとそう思ってきました。
私は女なので、
女であるとはどういうことか?というジェンダー規範に
自分を照らし合わせたときに、
女なのに、こんなに乱暴で攻撃的なのって、女らしくなくておかしい。
母親なのに、子どもにこんな風なのって、全然『良いお母さん』ではない。
と、
自分の支配性や攻撃的気質に『苦悩すること』が出来ました。
それで比較的早い時期(=深刻な暴力行為に進行する前段階の時期)に
暴力を手放すための学びに自分を方向付けることができました。
それはある意味では幸運だったなあと思っています。
また、暴力防止にについての学びをきっかけにして、
『私がほんとうに望む自分の有り様って…?』
『私が選びたい生き方って…?』
『それらを考えるときに《女として》という要素は、
私にとって本当はどの程度の重要度なのだろう?』
『もしかしたら私は、
私が自分を女だと思い込んでいるから《今のところは、女》なだけなのかも…?』
『現代の社会で性別が果たす役割ってなんだろう?』
『物事を、本当に自分自身の頭で一からしっかり考える、って何をどうすること…?
私はそれを、できているのかな?』
などなど、いろんなことを考えはじめるようにもなりました。
* * *
そのように学んで色々なものに出会う中で、Wen-Doに出会い、
これがまた、心惹かれる感動の出会いだったわけです。
Wen-Doってすごい!!!と思った。
何にすごいと思ったのか。
私は、自分の学びの契機が苦悩と葛藤だったので、
人を動機づけるものは苦悩や葛藤であり、
多くの物事の出発点は、『苦悩や葛藤体験を持つ当事者による』。
と思い込んでいる節があったのだけれど、
Wen-Doは、苦悩や葛藤体験を持つ女性ばかりが集まる場ではなかったのでした。
むしろ大多数は被暴力体験を自覚しない女性が参加者です。
女性なら誰でも、年齢すら問わずに集えるのが、Wen-Doの魅力です。
(それが難しさでもあるのですが、そこは今は脇に置いておきます ^^;;)
* * *
ホワイトリボン・キャンペーンは、
男性が男性に、女性への暴力をなくそう、アクションしようと呼びかけるものになってはいるけれど、
暴力を振るっている・いた男性にだけ呼びかける運動ではないとのこと。
そして、ホワイトリボン・キャンペーンの5つのミッションは…。
mission5の『男性を』を『女性を』にすれば、まるでWen-Doのミッションそのものです!(^-^)
* * *
ここ数年、Wen-Doの講座の最後に、私は参加者さんにあるお願いを欠かさないようにしています。
それは
良かったら、Wen-Doに参加したということを、
「今日は、Wen-Doっていうのに参加してきました!」の一言で十分なので
ブログやSNSで発信してください。
あるいは、
良かったら、
facebookで私と『友達』になったり、ツイッターでフォローしたりして、
気づいたときや出来るときだけで十分なので
Wen-Doに関する私の発信をシェアやリツイートをしてください(^-^)
です。
Wen-Doのことを、Wen-Doのマスターインストラクターの私が
どんなにいいよ!って発信しても、それはPR活動にしかならなくて、
(私の発信力や文章力もありますが)
私がすることなど、たいした影響力はないなと思うけど、
一般の人の何気無い発信こそが、一般の人を動かす最強の力だということはよくあることです。
口コミの力を必要としているのはグルメ関連だけではないよね ^^;;
それにプラスして、
社会の本質的な変革のためにどうしてもどうしても必要なことは何か?
わずかずつでも、小さなことでも、人生にたった1度でも良いので、
社会の皆がそのことに何らかの形で接点を持ち、関わること。
そうした機会や仕組みを作っていくこと。
(全ての市民活動に言えることで、
『それが大切なのはわかっているけど、それが難しいんだよな〜』
って思っている人がたくさんいることもわかりつつ書いてます。
私もその一員なので^^;; )
女性に対する暴力を世界中からなくすためには、
暴力被害経験を持たない女性や暴力を振るわない男性の関わりや接点作りが不可欠!と思うので、
Wen-Do Japanの私もホワイトリボン・キャンペーンに賛同しています。
これからの動きも楽しみ♪(^-^)
Wen-Do Japanにも…というか私にも、何かできることがあるといいな。