朝食を家族と取ったあと、リビングでそのまま倒れるように2度寝しました。
眠りながら時刻を気にしている私。
夕方まで用事はないけど、2〜3日以内でやらなきゃいけないことはいくつかある。
でも身体が言うことをきかない…起き上がるのは無理…など
色んな思いが頭の中を走る中で、泥のような身体を横たえているみたいな感じ。
そうやって小一時間?もっと?寝ていたら、
子ども1号(高校生)が、「マミー、行ってくるね」。
え? 今から??と思う私。
完璧遅刻やん。
けれど、遅刻で怒られるかもしれない状況なのに、
辛くて起き上がれず目も開けられない中で、
手だけやっと1号のほうに持ち上げて『気をつけてね』と1号に応じると、
1号が私の手(というか指のあたり)を優しく握り返して2〜3回フンフンと軽くゆすって応じてくれた。
そして出かけていく。玄関のドアが閉まる音。
若くて、張りとしっとり感があって(笑)、
暖かくて優しかった1号の手。
その感触の心地良さを手に抱きながらさらに眠り続けました。
かなり長く眠った気がして、そろそろ午後になっているのでは…と思いながら、
子ども2号(高校生。1号と双子なのです)がパジャマのままでリビングに入ってきました。
どえ〜? なんでいるの?(笑)
どうしたのかな、何が理由で休んだんだろう?と思う私。
でも私の全身はまだどんよりしていて、話すことができません。
その私に2号が
「マミー、大丈夫? ちゃんと寝室で寝ればいいのに。
ねえ、ところで、2号は今からお昼食べるけど、マミーは?
食べたい? 食べられる?」と言う。
お昼ねぇ…。お腹は空いているのかしら(と自分のお腹をたしかめてみる)。
それより2号がなぜパジャマで登場したのかが気になる(笑)
体調が悪いわけではなさそうだけども。
言葉を出す気力がない中でそんなことを考えて、
ああ、でも話せそうにない…と思っていると
「休みたいときは休むのが1番やよねー♪
今日、学校イヤやったし、朝から今まで寝ててんけど、
あー、スッキリしたー☆」。
「マミー、今日、最高の天気やよ。春みたい♪
こんなにいい天気の日に寝て過ごすって、これ以上ない幸せやよね〜」と2号。
天気のいい日に寝て過ごすのがこの上なく幸せ?!
そうか。
ものすごく、ものすごく健やかな発見だ。
《こんなに天気がいいのだから動かなければもったいない》が私の基本感覚だよな…と気づきました。
その私の感覚はそれはそれでいいのだろうし役にも立つけど、
健やかさには欠けるかも、と。
《天気のいい日に寝て過ごすのって幸せ》という2号の言葉で、
私自身の根本にはなかったその健やかな感じが私の中に入ってきて、
身体が、なんだか起きられるような感じにシフトしました。
言葉にするとしたら、《幸せに眠って休んだから、もう充足しました》な感じ。
それで身体をムクリと起こして、リビングの時計を見たら、
10:50。
家には誰もいません。私ひとり。
どこからが夢だったんだろう? 最初から?
1号と手を合わせた感触はしっかりあるのに。
おかげで、喘息はおさまっていて、とっても幸せな気持ちです。