女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。
各紙で報じられている「世界経済フォーラム」での
「男女格差報告2013年版 The Global Gender Gap Report 2013」。
ここで、レポートが読めます。
概要は3ページ程度、日本語。
(*リンクされている全文は英語)
http://www3.weforum.org/docs/WEF_NR_GGGR_Asia_Report_2013_JP.pdf
以下レポート内の文章の一部。
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世界経済フォーラムの創設者兼会長のクラウス・シュワブ氏は、次のように語っています。
「どの国も、どのようにして女性がリーダーとしての役割を果たすかということなど、人的資本に対して全く異なる見方をしていく必要があります。しかし、固定観念と慣習を変えていくことは将来の目標などではなく、現在の責務なのです」
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固定観念と慣習を変えていく、かぁ…。
難しいです。だからクラウスさんもそのように語る必要性を感じて語ったのだろうけど。
固定観念の中にいると、それが固定観念だということに気がつかないのです。
自分の感覚や感じ方、考え方が『正しい。当たり前。自然なこと』と信じてしまう。
そして
私の感じ方の形成には
私と同じ社会に属する人たちの感じ方や考え方がものすごくものすごーく影響していて、
その人たちの感じ方や考え方の形成にもまた…という囲われた状態であるにもかかわらず、
その構造にすら気づかずに
「ほら。周りだってこうだもの」と、さらに自分が『普通』で『正しく』て『自然』だと思い込む。
昔むかし、男女格差の少ないトップ4に名を連ねる国の人とつきあっていた頃に、
「え? この通じなさはいったい何???」と思った記憶が蘇るなぁ(笑)。
恋愛観とか、ジェンダー観とか、パートナーシップだとかに
私と彼とで土台にできる共通の価値観というものがなかったので、
話せば話すほど噛み合ない…みたいなところがありました。
『君を守るから』みたいなことは、絶対に言わない。
『幸せにする』みたいなことも、口が裂けても言わない(っていうか、そういう感覚が皆無)。
もっとノーマルに
『ボクが君の支えになるよ』みたいな言葉や姿勢表明でもいいんだけど…と当時の私は思ったけど、
(↑22〜3年? 正確に数えられないほど時間がたってしまった)
それすらも言わない人だった。
冷たい人なわけではなく、あっさりした人だったわけでもないので、
当時の私には理解不能で、
「なんであんなに情熱的なくせにこういうところはこんなにもぶっきらぼうなの?
バランス悪すぎない??」と、非常に混乱したけれど、
今思うと、多分、私が持つ感覚や概念は、彼の中にはなかったのだなぁ…。
きっとあちらはあちらで、
私が何に悲しんでいたのかがわからずに困っていただろうに。ごめんね。
結局、そうした諸々のすれ違いで、その後20年間日本で暮らし続けている私は、
当時に比べてほんのちょっぴり視野が広くなったのかもしれないけれども、
でも未だに、固定観念と慣習から抜けきれていないよなー…と思います。
抜け切れていないと自覚しているから
ブレイクスルーを象徴するWen-Doが好きなのかも。
『固定観念と慣習を変えていくのは現在の責務』か。
そうだよね。さらに20年後に、今と同じままじゃいけないよな。
「私達が、こうで当たり前、これこそが自然なありようだ、と信じていたものは
単なる固定観念だったね」と皆で受け止められる社会にしたい。
Wen-Doが目指すのもそこです。
護身術の習得はおまけみたいなものです。
10月26日は京都で、10月27日は大阪でWen-Doをしてきます♪
今、変化を求める女性や、変化のきっかけを探す女性が、
出会って一緒に声をあげられる場になりますように。
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11月17日(日)午後、
《女性に対する暴力をなくす運動週間》Wen-Doスペシャル体験会をします。
詳細はWANのイベント情報欄にて。
http://wan.or.jp/information/index.php/event_show?id=2268
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