「どちらの業者さん?」と確認する
相手が「お届け物でーす」と言ったときは、名乗っているようでいて、実はまだ名乗っていないわけですから、そこを突きます。本物の宅配業者でない場合、一瞬返答に詰まるかもしれません。
「ええ? 今日荷物が届く予定なんて聞いてないけど…。一体誰から??」と尋ねる
こちらが、不信感を持っている、ということをにおわせます。相手は「ヤバい…」と感じるかもしれません。
「今日体調が悪くて寝ているのですみませんが出られません。お手数ですが、夜なら家の者が帰宅しますので、夜にもう一度お願いします」と言う
“家の者がいる時間帯に来てほしい”ということを伝えるのがポイントです。
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でも「本当に宅配便かもしれないし…」と気になることはあるし、上記のような対応をしても、相手が「とにかくハンコをお願いしたいので開けてください」とかなんとか、言うかもしれませんよね。
ドアを開ける前には、可能ならば
家の窓をできるだけ多く(全て)開ける
窓をあけておけば、万が一何かが起っても、音や声が外に漏れやすくなります。
また、逃げやすくもなります。
避難経路を思い出し、そこへ通じる窓やベランダを開ける
マンションなどなら、ベランダから階下や隣家に逃げられるようになっていると思います。
はさみや包丁はしまう
目につくところに、武器になるようなものを置かないほうがいいです(相手は既に何か持っているかもしれませんが…)
コショウを護身グッズとして手に持つ(笑)
相手の顔面や目に吹きつけると効果があります。
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一番大切なのは、これらの準備をすることそのものではなくて、こうした準備について思い出したり、準備をしたりすることで『心の余裕が生まれる』こと、です。不審な予感がしてドキドキしているはずなのに、準備をしてると、不思議と気持ちが静まったり、なんとなく覚悟(?)ができたりします。
それで何もないと、「なーんだ。私ったらバカみたい」って思ったりするんですけど、でも、そう思えるのは幸いなことです(^^)し、誰も『バカみたいなことをしてた私』を見てるわけじゃありません。何も損することはないわけで。
学校で避難訓練ってしましたよね。あれと同じように、家でもときどーき、不審者対策訓練をしてみるといいかもしれませんね。本物の宅配業者さんが来たときに(笑)
どんなことでも、一度やっておくと、頭への入り方が全然違いますから。