サクセス・ストーリー!

トロントでのタクシー2:駐車場は危険

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。


前回、トロントでのけしからんタクシー運転手に捕まっちゃった件を書きましたが、
トロントのピアソン空港に到着したときにも、タクシーではちょっとしたことがありました。
こちらはさほどのことじゃないのですが。



到着口に私がスーツケースを持って出ると、
ある男性が
「タクシーをお探しですか? 私はタクシー業者です」と
ライセンスを見せて、近寄ってきました。


「行き先はどちら?」と聞かれたので答えると、
「OK。マップで調べてみますね。こちらへどうぞ。あ、お荷物は運びますよ」と、
私のスーツケースを持ってくださいます。
到着したてで、タクシー乗り場がどこなのかを把握するより先に声をかけられた私は、
とりあえず彼について歩き始めました。


が、


あれ? エスカレーター、登るの?


トロントの空港は壁全体がガラス張りになっていて、
2階から屋外をざっと見回すと、1階の外に、タクシー乗り場があるのが見えました。


ああ、乗り場はあそこだったかぁ…。


私にこちらへ と言った男性は構わずずんずん歩いていきます。
ううむ、と思いつつ、彼が私の荷物を持っていることもあって、
もうしばらく着いていくと、
彼は一般駐車場に行こうとしました。


空港で許可を得ている業者ではなく、個人タクシー業者なのかも。
そうは思ったけど(彼をタクシー運転手でないと完全に疑ったわけではないけど)、
そのまま一般駐車場に一緒に行くわけにはいきません。


私に見せたライセンスが本物かどうかは私には判断のしようがないですし、
一般駐車場は車だらけで、セルフディフェンス的には《死角が多く、逃げにくく、危険》な場所。
さらに、もし彼がドライバーではなく、
彼の仲間がいるなど万が一複数犯だったらアウトです。


そう思って、この人のお誘いはここで断るしかないな、と考えました。


ただ、その人は本物のタクシー運転手かもしれないし、
お客さんを獲得するために彼なりの努力としてこうしているのかもしれませんから、
傷つけるような言い方はしたくありません。


そこで、

『ミスター、ちょっと待ってください。
 私、さっき、1階にタクシー乗り場があるのを見つけました♪
 本当はあそこが乗り場なんですね。
 私を気遣ってご親切に荷物を運ぼうとしてくださってありがとう。
 私、今から自分で荷物を持ってあの乗り場に行くので、
 あちらにあなたの車を回してきていただけますか?
 他のタクシーには乗らずに、ちゃんとあなたの車を待ちますから』


と言ってみました。


すると彼は

「タクシー乗り場からタクシーに乗りたいって言うなら、
 他のタクシーに乗ればいい」と、私の荷物から手を離しました。


『そうなの? 
 じゃあ、悪いけど、そうします。』


「僕がタクシー運転手なのは本当だよ。
 それに、乗り場からのタクシーより、僕のほうが10ドル安くできる」


『それはちゃんとわかってます。ご親切にありがとうございます。
 でも私も旅行者だし女ひとりなので、慎重を期して、乗り場から乗りたいだけなんです。
 ごめんなさいね』



彼は、それならいいよ、という感じで無言で別のお客さんを捜しに行きました。


胸が全く痛まないと言ったらウソになります。
私もそこまで冷酷ではないですし(^^;;


ただ、多額を費やしてトロントまで来て、
ここでたった10ドルのために安全と引き換えにはできませんし、
私にとって最も大事なのは、彼の収入や生活じゃなくて私の安心感や安全です。



空港の、正規の乗り場からタクシーを拾いなおすと、
とても良く整備された新車で、ゆったり出来て座り心地も良く。
運転手には「この住所にお願いします」と一言言っただけで全て足りて、
あとは寝てても着きました(警戒心なさすぎ? でも疲れてたんだもん!)。
プロフェッショナルの仕事はこうでなきゃね。
快適でした〜♪
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by selfdefence | 2012-11-14 18:00 | サクセス・ストーリー!

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