女性の護身での再重要習熟事項 反撃と首締めの外し方
2012年 11月 12日
Wen-Do インストラクターの福多唯です。
【女性の護身での再重要習熟事項】について書いてきました。
ひとつめは「声(呼吸)」。
ふたつめは「急所についての知識」でした。
みっつめは、
『加害者が、私達の抵抗に逆上したり慌てたりしてしまって、その気がなかったのに私達の首に手をかけてくることもあるのではないか?(だから、抵抗しないほうが良いのではないか?)』という恐れに有効な知識です。
それは、ズバリ身体的な護身術。
中でもとりわけ大事なのが、
『自分自身の身体を極力痛めない反撃動作』のコツと、
『首絞めのほどき方』。
日本人がイメージする護身術は離脱法に近いのです。
Wen-Doの事を「護身術…みたいなワークショップです」と説明すると
「合気道みたいな感じですか?」と返ってくることがものすごく多いです。
それはそれで、的を得たイメージでもあるのですけど、
その、《するりとかわす》《さらっと逃げる》《関節をきめる》というイメージに加えて、
女性が自衛(護身)の手段のひとつとして、
シンプルに、『反撃する』ことを思い浮かべられるようになると、かなり違います。
そして、離脱の中で優先順位をつけるなら、
羽交い締めにされた状態からの離脱とか、
手を捕まれたときの外し方等もあるのですけど、
重要度としては、首締めのほどき方が最優先です。
「殺す気はなかった加害者が逆上のあまり…」というパターンを恐れる女性が
とても多いですし、
身近な間柄では、首に手をかけるという行為は一般に想像するより頻発しやすいので。
とっても簡単なんですよ、Wen-Doでの首絞めの外し方。
これをワークショップでやると、みんなが笑顔になりますヽ( ́▽`)/
『どのように』反撃するかや、どのように離脱するか、どのように動くかの細部は、
女性に向けて護身の講座を開催なさるプログラムや流派などによって異なると思うのですが、
それは異なって当たり前だし、
異なっても大きな問題ではないんじゃないかな、と思います。
どんなものでも、受講した女性が受講によって、
希望を持てるか、心強い気持ちになれるかどうかが、大事なのだろうと思っています。
...というわけで。
【女性の護身での再重要習熟事項】を整理してみると、
声(呼吸)、
急所の知識、
身体的な護身スキル (とりわけ、自身の身体を痛めない反撃動作のコツ&離脱では首絞めの外し方)。
受講後に、「いっぱい習ったけど...何を優先して覚えておくべきなのかな?」と迷ったら
上記に関連するものから思い出すようになさるといいですよー♪
ひとつも思い出せなくなっちゃったら?
というご質問には、「あの声は思い出せますよね」とお返事したい(笑)。
動作や技については、ご質問をいただいてもOKですし、
再受講や、復習の会も大歓迎です。
お気軽にご連絡ください。