H24年9月15日、16日に、群馬県前橋市にて、Wen-DoのT-Basic2日間講座を行ってきました♪
この講座が実現できたのは、
現地の会場に足を運んで会場予約をしてくださった、
(特)ひこばえ さんのおかげです。ありがとうございました。
ひこばえは、群馬県前橋市
を拠点に活動する、『女性と子どもの支援センター』。
詳しくはサイトをどうぞ。
この2日間講座の参加者さんは皆Wen-Doのリピーターさんで(これってはじめてです)
加えて、参加の全員が何らかの形で女性支援の専門職者としてご活躍なので、
短時間講座でも語るWen-Doの概要や、女性への暴力の基本的な部分はさらっと押さえるのみに。
女性への暴力について日頃感じることを話し合ったり、
個別の課題や不安の解消の手だてを探ったり見つけたりするなど、
通常の2日間講座で扱う内容をさらに奥まで進める形を積極的にとってみました。
そのように全体を構成してみて改めてわかったのは、
護身術としての動作や技の重要度よりも、
声の大きさやトーン、表情や佇まいなどのほうが、
具体的な課題についてはより重要な役割を果たすということでした。
そのため、口頭対応の練習には通常の3倍近い時間を割くことになったと思います。
結果的には、机上の空論で終らずに、
それぞれの方の気がかりの解消の小さな手だてにつながるものがあった講座になったのかなと感じています。
ディスカッションの時間にも、
「私の場合は…」「私って◯◯なんだなって気づいたんですけど…」などの発言がしばしばあり、
ああ、皆さん、自分自身とWen-Doとをしっかりつなげながら
それぞれに『私にとってWen-Doとは』なるものを学んでくださっているのだなぁと感じました。
アイメッセージって、
コミュニケーションや自己表現の講座で必ずと言っていいほど出てくる言葉ですよね。
でも、「主語をあなたではなく私にして話す話し方です」と習うだけでは、
実際にアイメッセージをしっかり自分のものにして話すのは、かなり難しいような気がします。
アイメッセージは、語ろうとする事柄と私とが、
1)私の中でしっかりつながっており、
2)そしてそのつながりがどんなものであるのかということを私が自覚出来て、
3)それを表現するためのぴったりの言い回しを見つけることが出来たとき
でないと、
本当の意味では作れない・使えないような気がするのです。
参加者さんがアイメッセージで語るとき、
アイメッセージで感想を書いてくださったときにはじめて、
ああ、私のした仕事は、何か参加者さんにお役に立てる部分があったのかもしれないな、
そういう質の仕事をさせていただけて良かったな、と思えます。
みなさま、お疲れ様でした☆ ありがとうございました。