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つれづれ

トロント修行

☆ こんにちは ☆


 いつもありがとうございます。福多唯です。


 6月16日から、Wen-Do(ウェンドウ)の本部、カナダはトロ
 ントに来ています。とても充実した毎日で楽しいです。


 Wen-Doの中級講座にも参加して、日本では学べない方法も
 学べましたし、トロント本部のインストラクターの担当する
 全講座に同行できて、「なるほど!」の連続。


 というのは、よく考えてみると、私はこれまで通訳付きの講
 座か、講師養成のトレーニングに参加してきたので、英語の
 みで行われる本場でのWen-Doは、初体験なのでした。それ
 をいきなり連続して5つも6つも参加したのですから、発見
 が多いのも当たり前ですよね(こういうことがあると、自分
 にはまだまだ学ぶべきことが沢山あるなって痛感します)。



 そのスピードとリズム感には特に驚きです。のどがカラカラ
 になるのでは?と心配になるほどインストラクターは絶え間
 なく話し、講座をガンガン進めます。身体技の復習も回数が
 多く、『習うより慣れろ』方式なのがわかります。



 Don't think. Just move. なのだなぁ、きっと。



 他にも、トロントの講座に参加して初めてわかったことがた
 くさんあります。例えば…。



 トロントには移民が多く、英語が第一言語の人ばかりではな
 いそうです。実際に移民の子どもが多く通う学校での母娘講
 座に行ったのですが、そこでは『言葉で物事を学ぶのが困難
 な人』への講習時の工夫などを学ぶことができました。



 別の日には、DVから自身と子どもを遠ざけて新たな生活を始
 めるために女性たちが一時的に住んでいる、シェルター的な
 施設での講座に参加しました。そこでは、過酷な体験を持つ
 女性にとってWen-Doへの参加がどれほど勇気が要るか、参
 加して何かを得ればどれほど心強い糧となるのかを目の当た
 りにしました。



 また別のある日の講座には、発達障害や学習障害を持つ女性
 が参加していました。ここでも、身体技の説明の仕方や安全
 な講座運営について多くを学びました。

 

 7月1日からは「インストラクター養成講座」が始まってい
 ます。私は将来日本で講師養成を手がけたく、その勉強のた
 めに参加しています。この養成講座に、日本人女性がひとり
 インストラクターを目指して参加しています。お互いの存在
 がお互いに嬉しく、頼もしい限りです(^-^)



 このメルマガを発行している今日は養成講座の5日目。昨日
 は皆に精神的/身体的疲れが見えていたのですが、今日のト
 レーニング内容によってそれが少し上向きになり、帰宅時に
 は皆スッキリした表情をしていました。皆がそれぞれ、大き
 な山を越えられたのかもしれません。


 
 自分が養成講座の受講生として参加していたときは、覚える
 ことが山ほどあり、しかも毎日増える一方で、さらに丁寧で
 詳しく分厚いマニュアルは全文が英語で読むのも大変で…。
 日を追うごとに自分のダメさ加減がくっきりしてくるようで、
 しんどい思いもしたのですが、



 今、既にインストラクターである私が講座に参加してみると、
 受講生の女性たちが驚くべきスピードで毎日成長しているこ
 とがはっきりとわかります。ほとんどの受講生は、あの頃の
 私のように、やればやるほど自分の無力さを感じている様子
 なのですが、『そんなことは全然ないよ!』と言いたい気持
 ちでうずうずしちゃいます。



 ただ、「そんなことはないよ」って言ってもその言葉だけで
 は慰めとしても支えとしても足りないのだ、ということも経
 験済み。各自が『自分はできた!』という実感を得て、自分
 を信じられるようになるプロセスやサポートを差し出せるよ
 うな自分になりたいです。




 トレーニングの内容等を詳しく書くことはできないので、曖
 昧な途中報告になっていますが、とにかく、トロントで得た
 この最新の情報、エネルギー、充実感を日本に持ち帰り、夏
 以降の講座でお会いできる皆さんにお届けしたい! 
 残りのトレーニングも張り切って楽しんで参加しまーす。




 トロントの写真等をツイッターに時々載せています(^-^)
 http://twitter.com/wendoyui


 8月以降の講座予定はこちらです。
 http://d.hatena.ne.jp/wendoyui/
by selfdefence | 2011-07-06 12:11 | つれづれ

ふくだゆいです。自己表現や思考スキル、日本語の講師です。20年以上前のある日、声をあげたら、『蓋』が開いたんです。びっくりでした。蓋の存在にすら気づいていなかったので。以来、困ったときには探すようになりました。どんな声でどんな蓋を外したらいいのだろう?と。基本閉じていてひとりの時間が好きな私でも、声探しに助けが欲しくなることがあります。声探しの場を求める人と繋がれたら嬉しいです。


by selfdefence