いつもありがとうございます。福多唯です。
6月16日から、Wen-Do(ウェンドウ)の本部、カナダはトロ
ントに来ています。とても充実した毎日で楽しいです。
Wen-Doの中級講座にも参加して、日本では学べない方法も
学べましたし、トロント本部のインストラクターの担当する
全講座に同行できて、「なるほど!」の連続。
というのは、よく考えてみると、私はこれまで通訳付きの講
座か、講師養成のトレーニングに参加してきたので、英語の
みで行われる本場でのWen-Doは、初体験なのでした。それ
をいきなり連続して5つも6つも参加したのですから、発見
が多いのも当たり前ですよね(こういうことがあると、自分
にはまだまだ学ぶべきことが沢山あるなって痛感します)。
そのスピードとリズム感には特に驚きです。のどがカラカラ
になるのでは?と心配になるほどインストラクターは絶え間
なく話し、講座をガンガン進めます。身体技の復習も回数が
多く、『習うより慣れろ』方式なのがわかります。
Don't think. Just move. なのだなぁ、きっと。
他にも、トロントの講座に参加して初めてわかったことがた
くさんあります。例えば…。
トロントには移民が多く、英語が第一言語の人ばかりではな
いそうです。実際に移民の子どもが多く通う学校での母娘講
座に行ったのですが、そこでは『言葉で物事を学ぶのが困難
な人』への講習時の工夫などを学ぶことができました。
別の日には、DVから自身と子どもを遠ざけて新たな生活を始
めるために女性たちが一時的に住んでいる、シェルター的な
施設での講座に参加しました。そこでは、過酷な体験を持つ
女性にとってWen-Doへの参加がどれほど勇気が要るか、参
加して何かを得ればどれほど心強い糧となるのかを目の当た
りにしました。
また別のある日の講座には、発達障害や学習障害を持つ女性
が参加していました。ここでも、身体技の説明の仕方や安全
な講座運営について多くを学びました。
7月1日からは「インストラクター養成講座」が始まってい
ます。私は将来日本で講師養成を手がけたく、その勉強のた
めに参加しています。この養成講座に、日本人女性がひとり
インストラクターを目指して参加しています。お互いの存在
がお互いに嬉しく、頼もしい限りです(^-^)
このメルマガを発行している今日は養成講座の5日目。昨日
は皆に精神的/身体的疲れが見えていたのですが、今日のト
レーニング内容によってそれが少し上向きになり、帰宅時に
は皆スッキリした表情をしていました。皆がそれぞれ、大き
な山を越えられたのかもしれません。
自分が養成講座の受講生として参加していたときは、覚える
ことが山ほどあり、しかも毎日増える一方で、さらに丁寧で
詳しく分厚いマニュアルは全文が英語で読むのも大変で…。
日を追うごとに自分のダメさ加減がくっきりしてくるようで、
しんどい思いもしたのですが、
今、既にインストラクターである私が講座に参加してみると、
受講生の女性たちが驚くべきスピードで毎日成長しているこ
とがはっきりとわかります。ほとんどの受講生は、あの頃の
私のように、やればやるほど自分の無力さを感じている様子
なのですが、『そんなことは全然ないよ!』と言いたい気持
ちでうずうずしちゃいます。
ただ、「そんなことはないよ」って言ってもその言葉だけで
は慰めとしても支えとしても足りないのだ、ということも経
験済み。各自が『自分はできた!』という実感を得て、自分
を信じられるようになるプロセスやサポートを差し出せるよ
うな自分になりたいです。
トレーニングの内容等を詳しく書くことはできないので、曖
昧な途中報告になっていますが、とにかく、トロントで得た
この最新の情報、エネルギー、充実感を日本に持ち帰り、夏
以降の講座でお会いできる皆さんにお届けしたい!
残りのトレーニングも張り切って楽しんで参加しまーす。
トロントの写真等をツイッターに時々載せています(^-^)
http://twitter.com/wendoyui
8月以降の講座予定はこちらです。
http://d.hatena.ne.jp/wendoyui/