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2015年 10月 26日

イラっとして言ってしまいがちな言葉をアサーティブに言い換える

こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。

2週間が経つのって早い!
10月15日に前橋のNPO法人ひこばえさんで、こころのケアとアサーティブネスの講座をしてから
あっという間に10日以上が経過。 今週はもう、再び前橋に行く週になってしまった…。


10/15のひこばえさんでのアサーティブネスでは
「言ってしまいがちな一言を、アサーティブな表現に言い換える」に挑戦しました。


例文は以下の6つです。


 ・あなたのせいだからね!

 ・年をとるとこれだから…。

 ・真剣にやりなよ/やりなさい!

 ・どうせ私はバカだから…

 ・部長も×××って言ってたよ

 ・あなたはいつも口ばかり!



   *  *  *  *

まず、こうした発言になっちゃうときって、要するに何をしちゃってるのだろう?と
発言の『型』をとらえる作業からはじめます。


 ・あなたのせいだからね! → 責任転嫁、他者非難

というように。


発言を、言葉そのままではなく、『』として大雑把にとらえると、
その発言をしているときの自分の生(なま)の感情と、距離を取ることができます。



 ・あなたのせいだからね!
   =責任転嫁/他者非難

 ・年をとるとこれだから…。
   =レッテル貼り

 ・真剣にやりなよ/やりなさい!
   =説教/上から目線

 ・どうせ私はバカだから…
   =自己卑下/受動的攻撃

 ・部長も×××って言ってたよ
   =借着の権威

 ・あなたはいつも口ばかり!
   =過去を持ち出す、決めつけ



こうして、少し距離をとってから(=『型』としてとらえてから)
改めて元の発言を見てみて、その発言の裏にはどんな思いや経験があるのかを見ていきます。

6つのセリフを見てみて、思いつくものからランダムに、参加者さんに発言していただきました。


  *  *  *  *

ここからは、ひこばえさんの講座でのリアルなやりとりの逐語録ではなくて、
過去の例を複数融合しての架空のものです。

アサーティブネス関連の講座を私が他で担当するとき、
参加者さんと以下のようなやりとりをしながら、表現を探していきます。



 ・あなたはいつも口ばかり! =過去を持ち出す、決めつけ


この発言について、発言者の気持ちを推測したある参加者さんが
以下のようにおっしゃってくださったとします。


「こう言っちゃうときって、がっかりしてるんでしょうね、きっと」。


     ああ、そうかあ。がっかり…。そうかもしれませんよね。
     どんな出来事に、がっかりしているのかな? 


「『いつも』って言ってるってことは、
 同じことが過去にも何度もあって、またか…って気持ちになってるときの言葉かなと」


     なるほど。
    『いつも』って言ってる…ということは、
     同じことが過去にも何度もあったと推測される、と。そうですよね。

     じゃあ、《同じこと》っていうのは、推測可能な範囲内で構わないんですが、
     どんな事態かな。もうちょっと具体的でこなれた言葉にできますか?


「相手の人が、何かをすると言うのに実際はしないとか、
 約束をしても破るとか、そんな事があるのかなという気がします」


     うん、まさに、そんな感じがしますよね。

     ということは、『あなたはいつも口ばかり!』と言ってしまいたくなるとき、
     その人の胸の内には、
    《あなたは、過去にも何度も、あのように発言したのに、
     それをしてくれなかった。今回も同様だ。
     その一連の出来事に、私はがっかりしている》っていうような気持ちがありそうです。



…という風に、やりとりをしながら整えていきます。


  *  *  *  *


気持ちが見えてきたら、アイメッセージの文章を作っていきます。


    《あなたは、過去にも何度も、あのように発言したのに、
     それをしてくれなかった。今回も同様だ。
     その一連の出来事に、私はがっかりしている》の文章ができました。
     最初のに比べたら、だいぶ、アサーティブに近づいてきましたよね♪

     さらにアサーティブに言い換えができる部分があるとしたら、
     皆さん、どこだと思いますか?


「『あなたは〜してくれなかった』、の部分?」


     はい。そこは確かに気になりますよね。アイメッセージの文型ではないですものね。

     あと、この発言の場合は、発言者が、捨て台詞として発言しているのか?
     まだ相手と交渉したい本音があるにもかかわらずつい言ってしまったのか…?、も
     考えておくと、アサーティブな言い回しに直すときに役に立ちます。

     『あなたはいつも口ばかり! もうあなたとは一緒にやりません。失礼します』なのか、
     『あなたはいつも口ばかり! ちゃんとやってよ!』なのか。

     相手との関係を一旦断ち切ろう、という気持ちが核の部分なのだとしたら、
     お別れの意思が伝わりやすい表現にするほうがいいですし、

     相手への苛立ちはあるけれど、まだ一緒にやりたいとか、やらざるをえないのだとしたら、
     今後の交渉や妥協点探しにつながりやすい表現のほうがいいわけです。


     『私は、がっかりしています』ですと
     アイメッセージの文章型で、気持ちはそれなりに伝わるのだけれども、
     意思や望みは明確に伝わらないので、
     言われた人は
     「はあ、そうですか。それは偉いすんませんでした」としか思えない可能性が残っちゃいます。


     発言の奥にある気持ちに目をむけて、
     それをアイメッセージの文章型にしたら、
     相手に伝える際には、こちらの望みが明確に伝わるように、
    『要望』を述べる形にするとか、たたき台としての『提案』を出すなどするといいです。


「じゃあ、例えば、『次回は必ずお願いします』を付け加えるとかするといいんでしょうか」


     そうですね。それもひとつの案ですし、
     今、アイメッセージの文章を作って自分の思いや考えを伝えるということの練習をしているので、
     その練習に添う形を意識して丁寧に文章を作るとしたら、

     例えば、
    《あなたが何か、やりにくさを感じる部分があるのかどうかを私も知りたいし、
     問題点があるのなら私はそれを解決したいと思っています》とか

    《次回あなたが出来るように、私に何か手伝えることはあるでしょうか》とか。


「ああ、そうですね。
 そのほうが、発言している人が相手とどのように今後関わりたいのかがわかりますね」


     そうなんです。
     そして、関わりたい場合には、感情を表現する言葉も、
     この言い方で本当に私は満たされるかなあ?と確認するといいです。  
     例えば、《がっかりしています》より《期待していたのです》にするほうが
     発言する自分自身にも、言いやすい、しっくりくる言葉になるのかもしれません。


「ということは、

 『あなたとは過去にも同様のことが何度かありました。
  私は毎回、期待していたのです。
  どうしたらできるようになるのか、私は知りたいのです。
  何かやりにくさを感じているところがあれば知らせてください』という文章とかは、どうでしょう?」

     
     ああ、それいいですね〜!
     『あなたはいつも口ばかり!』とはだいぶ違いますよね(^-^)


  *  *  *  *


そんな風にやりとりし、頭をめぐらて、
ひこばえさんでの実際の講座では他の5つのセリフについても同様に、アサーティブな言い方を考えました。

 ・あなたのせいだからね!
   =責任転嫁/他者非難

 ・年をとるとこれだから…。
   =レッテル貼り

 ・真剣にやりなよ/やりなさい!
   =説教/上から目線

 ・どうせ私はバカだから…
   =自己卑下/受動的攻撃

 ・部長も×××って言ってたよ
   =借着の権威



  *  *  *  *


この日の参加者さんが比較的手こずっていたのは、


 ・真剣にやりなよ/やりなさい!=説教/上から目線  です。


たしかに、このセリフは他より難易度が高いかも。


『私は、あなたに、真剣にやってほしいのです』という文型にしたところで、
説教や上から目線だ…という本質自体はさほど変化しないですもんね(^^;;


それはなぜかというと、
私が『あなた』を、真剣にやっている・いないと判断するのは、
私の一方的な『解釈/主観』であって、誰もが同意できる事実ではないために、
『私には、あなたが、真剣にやっているようには見えない』というメッセージになってしまっているからです。


これ、言われたほうは困ります。
「そんなこと言われても…^^;;
 どこが真剣に見えないっていうんだよ!」です。


まさにそこが大切で、《どこ(どんな要素や事実)が、私にはどう見えているか(真剣に見えないのか)》を
伝える必要があります。


解釈や主観が入ってしまうときには、
・自分にはどのような事実が、どのような要素から感じられるのか=事実を抜き出す
・それについて自分がどう感じるのか=事実に自分がどう反応し、どんな気持ちになるか
に分けて、相手に伝えます。


誰かが何かに取り組んでいる様子について
『真剣にやっている・やっていない』という感じかたを私たちがするとき、
私たちは、相手の、どんな様子(事実)に着目して、
本人の内面を勝手に推察し、
真剣度などという見えないものを勝手に測ろうとしてしまうのだろう?


人によっては、
「そんな短時間で終わった…って、本当に? ちゃんとやったの?」と時間で測ることがあるでしょうし、

別の人は
真剣に物事にとりくむときに、複数のことを同時進行するなんて無理だ、というビリーフを持っているかもしれないし、

自分にとって重要で経過の詳細な報告が欲しい事柄を、
まったく経過報告なしでスラスラーッとやられてしまうと、
『事の重さをわかっているのかな?』と不安になる…ということもあるのかもしれません。


  *  *  *  *

どれも、共通するポイントとして私がアサーティブの際に大切に考えているのは、

◉このように言いたくなるときの、本当の気持ちと、本当の望みは何か?を丁寧に見つけて

◉アイメッセージの文章をつくること。


です。




自分の本当の気持ちと望みを見つける…って、重みのあることですよね。

重いからこそ、
人によって、その扱いは難しくて面倒に感じたり、こわくなったりするのだろうし、


難しくて面倒くさくて怖いと、
ちゃんと扱うことをスルーして、人を攻撃して気持ちを発散させることで済ませてしまいたくなるのかも(^-^)




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by selfdefence | 2015-10-26 09:57 | セルフディフェンス全般
2015年 10月 19日

感謝する、謝る、謝絶する

こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。

Wen-Doは『女性のための護身術』として紹介されることが多く、
護身術 と聞くと、固定したイメージが浮かびやすいのだろうなと思うのだけれど、
多くの女性が、Wen-Doに参加なさると「想像とは違っていた☆」と言ってくれます(^-^)


その中の具体的な感想のひとつが、
「笑顔になったり、柔和な対応をしたりしても、いいんですね」というもの。


数年前に、とってもやる気満々で講座に参加してくださった女性。
そのかたは、具体的にどうしたらいいのかを知りたい場面があり、
3時間の講座を終えたあと、私に質問をしてくださいました。


そして、ご自身が回答をしりたいその場面を
ロールプレイで再現する、とおっしゃって
「福多さんだったらどう対応なさるか、やってみていただきたいんですっ!!
 私、覚悟はできていますから、何でもやってくださいっ!」と。

動画撮影用の機材もお持ちで、意気込みが伝わってきました。
いやでも、覚悟はできているとおっしゃられても(^^;;

それ以前に、私、彼女がなるほどーと思ってくださるような対応が
果たしてとっさにできるのかなあ…? (^^;;


状況(場所や時間帯の設定)はだいたいお聞きし、
でも、相手からどんな風にされるのか・言われるのか等についての情報は伏せられたままで、
そのかたが加害者?役となってのロールプレイが始まりました。

どんな状況だったのかを明かすのは伏せますが、
私にとっては、その加害者?の言動は
Wen-Doを使う必要を感じないものだったので、


   どうも〜。
   ご機嫌が良さそうですね〜〜(^^)


と笑顔で言いながら身体も動きもふにゃっとさせてヘラヘラ〜っとすり抜けたところ、


その女性はそこでロールプレイを辞めて、
「えっ!!! そ、そんな、そんな対応だけですか?!」。


   はい。


「意外すぎて、衝撃的!!
 でも確かに、そのように対応されたら、それで済んじゃって
 背中から追いかけて襲いかかろうという気分にはならないですね。 
 そっかー…。そういうやり方でもいいんですね〜〜〜」
続けてそんな風におっしゃっていました。


  *  *  *  


それと似たようなことは度々あり、
口頭対応で断る、という場面について考えてみるときにも、

「ありがとうございます。
 私、その日はお休みすることに決めているのです(だから行けません)」

と、お礼の言葉を添えて断るとか、

「せっかくなのにごめんなさい」

と、『ごめん』という言葉を用いることに驚くかたが時々いらっしゃいます。


《アサーティブに自分の気持ちや考えを主張するときには
 きっぱりと、下手にもうわ手にも出ずに、主張的に断らねばならない》
みたいなイメージが、もしかしたらあったのかな?

お礼を伝えるのも、ごめんと言うのも、きっぱりと断るのも、
感謝、謝罪、謝絶 という言葉に『謝』という文字が共通するように、
元の態度や姿勢自体は共通しているのだろうなと思います。


あとは、それを表現する私がどんな手段(言い方や態度)を選びたいか。
そこを本当の願いと一致させること自体が、一番難しいのかもしれないけど(^-^)


今週末は明石でアサーティブとWen-Do。楽しみです。
皆様、よろしくお願いします。

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by selfdefence | 2015-10-19 16:49 | つれづれ
2015年 10月 16日

アサーティブネスとボディランゲージ

群馬県前橋市のNPO法人【ひこばえ】さんでの『こころをケアするアサーション』も4回目になりました。

第4回の、午後のアサーティブ練習の講座では、
ボディランゲージの効果について、実際にいろいろやって試して実感。

例えば、
手を胸にあてながら話すと、
話し手は内省しやすくなり、
聴き手には『本音を誠実に探して話そうとしてくれている感じ』になる、
という感想が上がったり、

アゴの高さを微妙に変えると、
聴き手に『自分の立ち位置が変わるような錯覚に近い感じがしてくる。アゴを引いて上目遣いで話されると、こちらが高い位置に立ち、上から目線になる感じ』との実感が得られたり。

やってみるとわかることや、気づくことが、
たくさんありますよね(^-^)


そのあとは、

「行ってしまいがちな一言を、
アサーティブな表現に言い換える」

に取り組みました。

・あなたのせいだからね!
(責任転嫁/他者非難)

・年をとるとこれだから…。
(レッテル貼り)

・真剣にやりなよ/やりなさい!
(説教/上から目線)

・どうせ私はバカだから…
(自己卑下/受動的攻撃)

・部長も×××って言ってたよ
(借着の権威)

・あなたはいつも口ばかり!
(過去を持ち出す)


共通するポイントは、

◉このように言いたくなるときの、本当の気持ちと、本当の望みは何か?を丁寧に見つけて

◉アイメッセージの文章をつくること。


上記の作業をしながら、

・人ではなく【問題】に焦点をあてて

・【私】の気持や考えを

・【要望】として伝えます。

写真は、その作業途中の板書です。
みんなで頑張りました♪

ひとつひとつの書き換えについては後日のこちらの記事にて(^-^)

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by selfdefence | 2015-10-16 12:33 | 女性支援
2015年 10月 12日

本質を体現したい!

こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。

8月中旬あたりからあちこちに行ってばかりなので、
先日ばったりと近所のお店で会った友達に、
「家におることもあるんや?!」と言われました…。^^;; 私もそう思います…。


いろいろな場に行ってみて、最近あらためて思います。
本質から逸れないように、本質を貫いて体現して物事を成すのって、難しいことなのだなあ…。


例えば、
平和活動をしている人の講演を聞きに行ってみても、
その人の語り口調が、…なんていうか、恫喝的だったり脅し混じりだったりして、
あらら…と感じるとか。


『効果的な文章書きを習得するワークショップ』みたいなものに行ったとして
(架空例で書いています。こういうタイトルのワークショップ…は日本のどこかにあるのかもしれないけど…
 そこに私が参加してこれを書いているのではないです)、

行ってみると、あれれ? 
ワークショップ(実技体験型講習)ではなく講師による講演のみ?!

そこで『タイトルはとても重要です!!!』と講師から力説されて、
頭では同意しても、体での納得感にまでは到達しなくなっちゃう…みたいなこととか。
(講師が企画のタイトルをつけるとは限らないですし、
 講師の意向が企画タイトルに反映されるとも限らない…という事情も想像できるので、
 講師のせいだと思ってるわけじゃなくて。)


『あらゆる角度から、丁寧に、時間をかけて考えてみることが大事です』
と説明された事柄について、
『では今から〜について考えるということを実際に体験してみましょう。制限時間は2分です』
と展開されるとか(笑)、


『すべての意見は「いいね〜!」と肯定的に前向きに受け止めあう。
 そこから、クリエイティブな何かが生まれてきます!』と語る講師が、
受講生のアイデアにダメだしばかり、とか^^;;


『自分の主張を伝わりやすくするには、
 枝葉は思い切って削ぎ落として削ぎ落として、あれこれ詰め込みすぎないことです。
 人は、一度に多くのことは憶えられないものですから』
と教えてくれた講師が、内容盛り沢山でタイムスケジュール的にも忙しい講座をなさって、
最後に『今日は盛り込みすぎちゃいましたね^^;』と語る…なども、しばしばみる光景です(←私のこと?


理想としていることや、ある条件下ではプロフェッショナルに出来ていることでも、
いざどんな場や状況でも普遍的に理想や理念を体現して貫けるかというと、必ずしもそうではなく、
そう考えると、本質の体現って本当に難しい。

それができる人に近づきたいです。


今、Wen-Doの講師を目指してくださる仲間と一緒に講師トレーニングをやっていて、
そのあたりのことを、何度も何度も考える日々。


今月末からまた、濃いトレーニング期間に入ります。
私の頭もからだも整理して臨みますね♪

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by selfdefence | 2015-10-12 15:11 | 講師トレーニング
2015年 10月 12日

中学生の護身術へのイメージと姫路Wen-Do

こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。

10月2日に姫路の中学校のご依頼で、生徒さんと保護者のかたがたなど約500人のみなさまに
護身に関する講演をさせていただきました。

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生徒会役員の生徒さんにもお手伝いをしていただけるとのお話だったので、
なるべく実技のデモを交えることに決めて、講演部分は護身の基本を抑える程度に。

私がWen-Doを通じて考えてきた護身の基本事項というのは、

・護身って、『どういうときに』『なんのために』『何をすること』か。
・それができるようになるために、必要なことは?
 →それらは、どのようにしたら、身につけることができるか。

のあたりです。


ひとつひとつ、会場の生徒さんに問いかけをしながら進めてみたところ、
多くの生徒さんが手をあげて、積極的に答えてくださいました(^-^)


問いかけを使うと、私が意図しなかった言葉や表現で返答が来ることもあるのだけど、
それが思いがけないギフトとなって、
私が意図していた以上の展開にでき、とっても楽しかったです。


例えば、

   護身術って、なんのためにすることだと思っていますか?
   今皆さんに質問をさせていただいているのは、
   皆さんに正解を答えて欲しいのではなくて、
   皆さんが、護身術というものをどう考えているのかを私が知りたいためなので、
   どんな考えでも、ぜひ聞かせてください(^-^)

と問いかけをはじめたら、
様々な返答の中に
『おばあちゃんをまもる』『みんなをまもる』などがありました。

   なるほど〜!もうちょっと具体的に教えて。
   どんな状況のときに、どんなことやどんな人から、どうやって守るイメージ?

聞いてみると、
脅されて財布やお金を取られそうになっている高齢女性とか、
誰かに取り囲まれて困っている友達など…を
脅す人や取り囲む人たちから護ることをイメージしているのがわかってきます(^-^)

厳密に考えたら、護身は自分自身を自分で護る術だから、
他者を守る のは、派生的な部分だな…とは思うけど、

答えてくれた生徒さんが、護身術を
『人を、悪意から守るもの』
『正義のために用いるもの』 
などとして位置付けてくださっているのだろうな…ということはわかります(^-^)


こうした思いがけない返答は、
後から、
《暴力の加害者は、実は知人であることも多く、8割近くだと言われています》
という事実を紹介し

《人は、自分のしていることを悪いことだと思っていないことがあったり、
 自分のほうが相手よりも正しいと思ってしまうことがあって、
 そういうときに、悪意からではなくても、暴力を振るってしまうことがある》

という説明をわかりやすくできそうでありがたいなあ…(^-^)とチラチラ思いながら
受け答えから講演を展開させていくのが私は好き。


他にも、
    護身ができるようになるために身につけておきたいこと、
    絶対に必要だ!っていうものってなんだと思う?

と聞いてみたら、


・『メンタル!』
・『勇気』
・『強い気持ち』

・『知識』
・『練習』

いろんな表現が出てきました。 なるほど!!!(^-^)

 ちなみに私が用意しておいた私なりの回答はふたつ。
 赤い色にしたあたり=『自信』と、青い字にしたあたり=『情報』でした。


問いかけに対して意外な単語で意見を出してもらえるというやりとりが楽しくて、
そこに時間を使いすぎたかも(^^;;
みなさんに積極的に発言をして参加していただけて、とても嬉しかったです。


実技デモでは、生徒会役員の3人の生徒さんが壇上で手伝ってくださいました。

紹介した実技は、
・逃げにくい状況で、断りたい誘いを受けたらどう断るか。
・もし誘う相手が横から上腕や肩をぐいっと掴んできたら。
・後ろからガバッとこられたら。
・首に手をかけられたら?

ひとつひとつ、壇上でやってくださった生徒さん同士で効果を実感していただいたので、

   今、やってみていかがでしたか?
   体のどこがどうなったことで、どんな効果を感じたかを
   見ていた皆さんに紹介していただけますか(^-^)

と依頼してみました(^-^)。
すると…


感想の語りの中に的確にポイントを入れてくれて、私からの解説が不要になるほどの理解力!
中学生ってすごいなあ!!


みなさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。


  *  *  *  *  *


中学校での講演の翌日は、姫路に私が行くという情報をキャッチして、
7〜8年前に一度Wen-Doを受講してくださった女性が、講座をお世話してくださいました。

現地でお世話してくださるかたがいらっしゃると、
私では絶対に講座にお誘いできない人が講座に足を運んでくださるわけで、
そのようにして、多くのかたにWen-Doを体験していただけるのが、ものすごくありがたいです。

観光にもご案内くださって、姫路を堪能しました〜☆
姫路城が池に映る撮影スポットは独力ではわからないですし、
書写山円教寺もひとりだったらわざわざは行かないかも(けど、ものすごく良かったー!)。


お忙しい中で多くの方に呼びかけて、講座を開催してくださって
2日間にわたりお世話になりました。
ありがとうございました。


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by selfdefence | 2015-10-12 13:20 | 講座の御礼