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2015年 09月 19日

自分を変えるのがアサーティブネス・トレーニング? その4


(これは前の記事からのつづきです)

::次回私はお休みするから、皆にそう言っといてくれない?!::

「あー…。ああ…(←ちょっとセリフを切り出しにくそう。でもがんばってます!)
 そういうのは、さ、自分で言ってほしいな〜」

::そのくらい、いいじゃない♪::

「あー…。あのね、そういうのは、自分で言ってほしいんだよね」

::いつからそんなに冷たくなったのよ〜::

「冷たい…。(←かなり辛そうなご様子)
 そうかなあ…。私、…えっと…冷たいって、あなたは、思うのかもしれないけど…。

 あああーー、唯さーーーん、どうしましょう!!!」

   『Aさん、大丈夫です。さっきのを最後まで言ってみて!!』

「ああ〜、もう〜、汗が出てきましたーー!^^;;」


Aさんは顔も赤く、とっても頑張って言おうとしているのが見ていて伝わってきます。


   『そういうのは自分で言ってほしい というセリフに言いにくさがありました?
    言いにくさがあるときには、セリフを微調整すればいいですよ』

「ううん。セリフでの言いにくさじゃなくて、
 いつからそんなに冷たくなったのって言われたときの、ぐっさり感が、想像以上に ^^;;

 ロールプレイなんて、ただの架空のやりとりだと思っていたのに。
 やってみると、こんなに来るんですねー…。
 ああ〜、もう〜、1年分くらい汗かきました(笑)」

   『私たちも見てて、町内会の秋の運動会以上に力が入りましたよ(笑)
    セリフはそのままで良さそうなら、1度目だからそうなっちゃっただけです。
    最初から仕切り直して、もう一度同じことをやってみます?』

「はい、そうします!」


  *  *  *  *


::次回私はお休みするから、皆にそう言っといてくれない?!::

「そういうのは、自分で言ってほしいな」

::そのくらい、いいじゃない♪::

「うん、でも、そういうのは、自分で言って?!」

::いつからそんなに冷たくなったのよ(^-^)::

「私は変わってないと思うよ。とにかく、自分で言ってほしいな」

::…ちぇっ。仕方ないなー。
  って、捨て台詞を吐いてみましたけど(笑)、
  今、これ以上はもう押せないな、って感じになりました。::


見ていた参加者さん全員から拍手喝采です。


   『Aさん、いかがでしたか(^-^)』

「言えましたー! ああ、言えたーーー!!!」

   『はい! 見てました!! Aさんとっても素敵でした〜☆ おめでとうございます。
    他の参加の皆さんも、ご覧になってみて、いかがでしたか。
    Aさんがこんな風に、こういうところが素敵だった!!というところをぜひお伝えしていただいて、
    喜びをわかちあいましょう(笑)』


他の参加者さんがそれぞれ、Aさんにフィードバックをします。
その中に、
「冷たくなったみたいに言われたときに、私は変わってない…って、一瞬相手の言葉に乗りながらも、
 元の、自分で言って欲しいというセリフに立ち戻っていたのがとても良かった」というものがありました。


「セリフを変えなかったのは、自分の意思の強さではなくて、
 私のセリフとして唯さんと事前に決めたのはあれだけだったからなんですけど(笑)
 …あ!
 もしかして、私のセリフをひとつしか決めなかったのは、
 セリフはひとつのほうがいいと唯さんが思ってのことですか?」

   『…ってAさんが今私に聞いてくださるのは、
    ひとつのセリフを繰り返すことでの効果みたいなものを
    Aさんが実際に何かお感じになった、っていうことですか? (^-^)』

「言えば言うほど、自分で言って欲しい っていう気持ちが強くなりました」

   『はい(^-^)』

「【このくらいで変わったとか思われる必要なんてない】って思えたんです!!」

   『うん!(^-^)』

「あと、2回目は、1回目よりもやりやすかったです」

   『ええ、拝見していてもそのように見えました』

「心の急所について予期してから臨むっていうことの意味がわかりました。
 あと、練習すればするほど、アサーションが身につくっていうことも」


   『はい(^-^) 
    Aさん、ご自身のことを明かしてくださってありがとうございました。お疲れ様でした!』


…………………

…という感じですので、
アサーティブネストレーニングがはじめてのかたでも大丈夫ですし、
場に一緒にいてくださるだけでも大丈夫です!

前橋での『こころをケアするアサーション』は10/1、10/15、10/29にも続きます。


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福多の個人セッションについては  こちら 
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by selfdefence | 2015-09-19 11:31
2015年 09月 19日

自分を変えるのがアサーティブネス・トレーニング? その3


(これは前の記事のつづきです)

 福多『では、参加者さんの中に、Aさんに欠席連絡を頼む役をしてみようかな、というかたは
    いらっしゃいますか?(^-^)』 

参加者Bさん《はい、私、やります》

   『ありがとうございます。
    じゃあAさん。今からシナリオを作っていきましょう。
    どんなふうに頼まれたのか、お相手のかたの言葉などをもう一度聞かせてください』

「それまで会話してて、相手がふと気付いたように、
 あの会議、今度の日、私はお休みするから、皆にそう言っといてくれない?!
 って」

   『じゃあ、ロールプレイは、BさんからAさんのそのセリフを言う始め方にしましょうか。 
    ::次回私はお休みするから、皆にそう言っといてくれない?!::というのでいいですか?』

「はい、それで(^-^)」

《Aさん、その人って、どんな口調で話す人ですか?
 語調はきつい? さらっとしてます?》

「さらっと…というか、気軽な感じでけっこうな頼みごとをしてくるところがありますね」

《わかりました。それでいきます》


   『今度は、Aさんご自身のセリフを決めましょう。
    ::次回私はお休みするから、皆にそう言っといてくれない?!::と言われたあのとき、
    なんて返せたら良かったかなあ?』

「 …。 そういうのは自分で言ってほしいな。です」

   『そういうのは自分で言ってほしいな。ですね♪
    素敵。じゃあそれで。

    あともうひとつ、考えておきたいことがあるんです。
    頼んできたその人が、Aさんが一度そうお答えになるだけではすぐに引かないと仮定しましょう。
    どんな切り返しをされたら嫌だなあ…って思いますか?』


「そうですね…。
 【そのくらいいいじゃないの】と明るく押されるのとか」

   『【そのくらいしてくれてもいいじゃないの】と明るく押される。
    なるほど。
    他にも何かありますか?』

「【いつからそんなに冷たくなったのよ】。
 あ、でも、あの人は、そういうことは言わないタイプかなあ…?」

   『実際には言わないかもしれない可能性があるとしても構いませんよ。
    今、この作業を何のためにしているのかっていうと、
    こういう作業で浮かんでくるものって、自分の恐れを反映していることが多いんです。
    これを言われちゃうと弱いんだよなー、みたいな、
    心の急所に自分で目を向けておくと
    予期せずに無防備なときに言われちゃうよりも、ダメージの度合いを低くできます。
    Aさんの心の準備のための作業なんです』


「ああ〜、そういうことですか(^-^)! そういうことですよね。
 心の急所って言われると、すごく納得です。
 そうです、…そうです!
 自分で自分に、【この程度のこと…】とか、【しないのは冷たい】とか、思っちゃってるところがあります。
 そうか!
 相手の言葉に何も返せなくなるのは、
 相手の言葉に同意しちゃう自分がいるからですね!!!
 ああ〜、今、ものすごく見えてきました☆」


   『ロールプレイをしてみるとさらなる感動が待ってますよ(笑)
    他には何かありますか?(Aさん、首をふる)
    これでとりあえずは良さそうそうなら、
    ::次回私はお休みするから、皆にそう言っといてくれない?!::
    に対して、
    Aさんは、そういうのは自分で言ってほしいな。と答える。その筋書きにしましょう。 
   
    そして、相手役をしてくださるかたは、Aさんの答え方によって、
    もし、言いたくなったら、
    【そのくらいいいじゃないの】とか、【いつからそんなに冷たくなったのよ】で返してください。
  
    Aさんの答え方で、もし、ああ、これはもう押せないな…、と感じたら、
    その感覚に正直になって、引いてください(^-^)』
  

他の参加者さん「無理に押さなくてもいい?
        Aさんの練習になるように、押してあげるほうがいいのかなとか思っちゃうところもあるんですが」  


  『無理に押さなくていいです。
   ロールプレイは、やってみたときに起きてくる感覚や気持ちを
   リアルなものと同様に大切に受け止めて行うと効果があがります(^-^)
   気持ちを抑圧して棒読みするための練習ではないので(笑)』


…………………

ロールプレイの意図、やり方、シナリオを確認したら、
いよいよロールプレイにトライ!です。(つづく


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by selfdefence | 2015-09-19 11:23
2015年 09月 19日

自分を変えるのがアサーティブネス・トレーニング?

前橋市での「こころをケアするアサーション」の第2回が昨日開催されました。

午前中が基礎理論、午後が実践編。
今回は「アサーションとか、アサーティブネス自体がはじめてなんですが…」
というかたが、午後からご参加くださいました。

今後は実践編となっているので、気が引けちゃう人もいるかもしれないけど、
はじめてのかたにもジャンジャンご参加いただきたいので、
今日は、午後の実践編が、どんな感じで進むのかをご紹介します。


★  ★  ★  ★  ★


午後は、参加者さんから、具体的な場面を出していただきます。
誰かとのやりとりでのモヤモヤっとした実際の体験談でもいいですし、
架空事例としてくださっても構いません。

そして、その人が、その場面で、アサーティブな自分をもっと前面に出せていたとしたら、
どんな対応ができただろう?に取り組んでいきます。

ひとりひとり順番に、15〜30分程度の時間をとってすすめます。
(全員がやらなきゃいけないわけではなく、その場に共に居てくださるだけの参加でも大丈夫♪)

たとえば、講座参加のAさんが、
モヤモヤの残るやりとりについて話しはじめてくださいました。
(以下は、複数の講座進行のやりとりをところどころ変えたりミックスしたりした架空のものです)

…………

Aさん「私、『こう言えばいいのだろうに』ってわかっている場面で、ついそれが言えなくて…」

  福多『そうなんですか。
     もう少しそのことについてこの場で話せそうですか?
     差し支えのない範囲内で大丈夫です(^-^)』


「ある委員をしていまして、ときどき会議の召集がかかるんです。
 それは、事務局の人から各自あてに連絡が来て、各自が事務局に出欠を返事することになっています。
 一緒に委員をしているそこそこ親しい人がいるんですけど、
 彼女が、私と別の用事で会ったついでに、
 私に『次の会議休むから、そう言っておいてくれない?』って。

 会議での議案は事前にいただいているので、
 そう言われると私は、その人はご自身やその人の所属団体での意見はまとめたのかな、とか
 もうすでに出したのかなとか、別途出すつもりでいるのかな…とか気になるんですけど、
 
 気になりながらも、よろしくね!って言われちゃうと、
 う、うん、わかった…っとしか言えなくて」

   『ええ(^-^)』

「それで会議に私が出て、その人が欠席だということを伝えると、
 会議の皆は、議案についてのその人の意見はなにか聞いてる?ってなるんです」

   『あら』

「《ああ、やっぱりあのときに、本人にそれを確認しておくべきだった…》って思うんですけど、
 聞いてないものですから、聞いてません、って、会議では答えるしかないですよね?!」

   『そうですよね』

「で、そう言ったら、皆が、
 【意見も出さずにただ欠席って、ねぇ〜。あなたから彼女にちゃんとそう言っておいて!!!】って。
 なんか、私が怒られちゃうみたな感じになるんです」
  
   『あらら。そうなんですね。
    それは大変な思いをなさいましたよね。(←Aさんがどこに一番焦点をあてたいのかな?と思いつつ聞いてる段階)

    Aさんとしては、欠席連絡をたのまれていた時点で、気がかりとして心に浮かんでいたことがあって、
    それをそのときに言えていれば良かったのに言えなかった…っていうお気持ちがあるのかな(←確認)』

「そうなんです」

   『今話してくださって、どうでしょう、他の気持ちとか、付け足したいこととかはありそうですか?』

「そうですね…(ちょっと考える)。
 あのとき、議題についての意見はもう出したの?と言えてたら良かったのに…っていう気持ちは大きいです。
 あと、
 なんていうか、
 こんなことを言っていいのかわからないんですけど、
 …私、悪くないですよね?」

   『悪いことはしてないように聞こえます(^-^)』

「ですよね?!
 どうして私が怒られなきゃならないの! って思うんです」


   『ああ〜。そうか。
    「どうして私が怒られなきゃならないの!」っていう気持ち…
    (↑ということは、会議メンバーにも言いたいことが何かあるのかな?と
     チラチラ思いながら、まだここではその先を見てみようと思っています)』

「彼女に、私から言えばいいんですかね?
 この間会議であなたのお休みのことを伝えたら、皆が怒ってたよ、
 議題についての意見は出してほしいって皆言ってたよ!、って(←思案する)」

   『…どうでしょう。
    少し迷いがありますか?』

「…なんか、そう伝えたところで、あー、わかったわかった♪ とか言われそう。
 たいして受け止めてもらえない予感がするんですよね」

   『ああ〜。なるほど。
    会議の皆の気持ちも、Aさんの気持ちも、たいして受け止めてもらえなさそうな予感…。

    今、ご自身で思いついている方法では、
    ご自身のモヤモヤをフォローするのには十分ではないかもしれない…という感じなのかな』


「言っても無駄だろう、みたいな。
 それもまた、私の思い込みなんですかね?
 こういう臆病なところが私のダメなところなんですよね…」


   『アサーティブネスに取り組むときには、自己否定から入るのではなくて、
    自分はよくやった、と自分を認めて、自分がつくした労を自分でねぎらった上で、
    もしかしたら他にも自分がまだ気づいていない方法や選択肢があったのかな?と
    前向きな姿勢で探すと、うまく行きやすいですよ。
    ご自身をダメだと捉える視点は、アサーティブネスには、必要ないです(^-^)』


「じゃあ、今思っていることを、実際にやってみればいい、ってことなんでしょうか」


   『それもひとつの手かもしれませんよね(^-^)
    あと、私の意見も、言ってみてもいいですか?』

「ぜひ」

   『今回に関しては、今ご自身で、うまく行く気があまりなさっていないということなので、
    私は、その予感を大事になさるといいかなと思います。

    さきほど、お話の最初の段階で、
    お休みをする人が議題についてどうするつもりなのか
    Aさんは気になっていたのに言えなかった…とおっしゃっていましたよね。
    で、やっぱり、懸念していた展開になっちゃった、と。

    Aさんのお話の中に表現されていたお気持ちは
   《自分の直感や予感を生かすということを、あの時点で出来ていたら良かったかもしれないのに》かなと
    私は感じました。
    だとしたら、
    今まさにAさんの中にある直感や予感は、大事にするほうがいいのだろうなと思うんです』
 

「ああ、そうか! そうか…! そうですよね…。
 つい、自分をダメだと思う発想に行っちゃうんです。
 だからいつも思ったことが言えないんです。アサーティブも、うまくできなくて…」


   『つい、ダメだという声がしてきちゃうことって、ありますよね(^-^)

    自分をダメと否定する必要がなく、
    気づいていなかった言動の選択肢を取り入れることで、自分が楽になれたり、
    他者との思いがけない交流が生まれたりするあたりが、
    アサーティブネスの素晴らしさだと私は思っています(^-^)

    また、単なるスキルではなくて人権行使のための術なので、
    上手とか下手とかの評価も、そもそもそぐわないから、手放しちゃって大丈夫です。

    今から、あのときには気づいていなかったかもしれないチャンスや選択肢に目を向けていってみましょうか。

    Aさんが今、一連の流れを振り返りながら話してくださっていた中で、
    《あのときに、私はこういう行動もできていたかもしれない》と思えてきた場面はありますか?』


…………

こうして、アサーティブネスの目指すところみたいなものを心のどこかに置いて、
選択肢を増やす作業に入っていきます。(つづく




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by selfdefence | 2015-09-19 11:22 | セルフディフェンス全般
2015年 09月 19日

自分を変えるのがアサーティブネス・トレーニング? その2

(これは前の記事からのつづきです)

 福多『Aさんが今、一連の流れを振り返りながら話してくださっていた中で、
   《あのときに私はこういう行動もできていたかもしれない》と思えてきた場面はありますか?』

Aさん「そうですね…」

   『最初から順番に思い出していくといいかも』

「全てのはじまりは、休むって言っておいて、って頼まれた、あのときですね(笑)」

   『ですね(笑)』

「言っておいて!って言われたときに、
 【それは、自分で連絡してくれる?】って言えれば良かったなって思います」

   『おおー!! そうなんだ!』

「そう言ってしまえば、議題についてはどうしたのかな?とかも
 私が考えたり言ってあげたりする必要ないですもんね」

   『なるほどー。いいですね、〔私が考えてあげる必要はない〕、っていうのが(^-^)
    ほんとですね。私もそう思います』

「そうだ。そう言えれば良かったんだ! あの、最初のところで!(←ものすごく腑に落ちたご表情)」



   『そしたらね、ここでひとつ提案させてください。
    この場の皆さんにご協力をいただいて、ロールプレイでその場面を再現し、
    実際に、試しに言ってみる、っていうのはどうでしょう(^-^)』

「言ってみるんですか? ここで?」

   『そうです。
    今は、こう言えばいい、という事柄を頭で見つけた段階で、
    それは例えると、気に入った服を見つけた♪ みたいな段階です。 

    次は試着。
    体をつかって、それを自分にぴったりなものに調整していきます。

    やってみると、言葉遣いを修正したくなることがあったり、
    また発見があって面白いと思います♪』

「じゃあ、試着してみます(笑)」

   『では、参加者さんの中に、Aさんに欠席連絡を頼む役をしてみようかな、というかたは
    いらっしゃいますか?(^-^)』

参加者Bさん《はい、私、やります》

………………


このあと、ロールプレイのシナリオ作りの段階に入ります。(つづく
   


 
    

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by selfdefence | 2015-09-19 11:22
2015年 09月 07日

セールス対応からお泊まりのときまでWen-Doで!

先週の土曜日、9月5日に、聴き人和乃香さんの主催で、大阪でのWen-Doが開講となりました。
5月に続いてご開催いただいて、ありがとうございます。

参加人数が10人前後の有償講座では、
できる限り参加者さんに『知りたいこと』をリクエストしていただいて、
リクエストにお応えしながらの講座にしています。
この日も、皆さんに『知りたいこと』を出していただきました。

あがってきたのは、

(1)ある施設勤務の職員をしていて、
   そこの入所者さんから暴力的なことがなされたときに、どうしたらいいのか。

(2)普段、言いたいことをはっきり言えないので、言えるようになりたい。
(3)セールスの対応に困る。
   セールスだとはわからないような、『アンケートをとっていまして…』みたいな感じで
   電話がかかってきて、アンケート調査なら…と思って答えていくと、
   どんどん相手のペースにはまってしまい、
   途中からは断りにくくなるし、どう言えばいいのかがわからない。

(4)被害にあった話を身近な女性にしても、
   「そんなん気にしんときや」と言われるなど、
   女性の敵は女性だと感じることがある。
   女性の意識を変えるためにはどうしたらいいのか。

(5)事情があって、恋人ではない異性の友達の家に泊まらざるをえなくなったとき、
   相手がなんだかそんな気になってしまったときのかわし方というか、
   何かありそうになったとき、どうしたら良いのか。


うわ〜。盛りだくさん!(笑)

どの講座でも、知りたいことでのリクエストを出していただくと、
(2)や(3)のような声が頻繁にあがります。

『護身術を使うほどの場面じゃないのかもしれないけど、
 不穏な感じがあったり、不快な展開になりかけたりしたときに、使える便利な方法』
を知りたいという声があがりやすいのは、日本での講座の特徴かも。

本家カナダのトロントでのWen-Doプログラムそのものの中には、
口頭対応スキルはほとんど入りません。


日本でのWen-Doの、少人数講座の中で
アサーションに近い口頭対応についてご要望があれば、それを入れるのは、
福多の個人的な采配によるものなのですが、
それでもWen-Doの講座にWen-Doの一部として私が『入れよう!』と思える理由は、
Wen-Doの基本的な考え方でいくと、身体動作も口頭対応も同じだから。


Wen-Doの基本の考え方というのは
「なにか をすることで、状況を変えられる」というものです。

…なんとなく変だな、という直観を信じて、
…逃げる(相手やその場所から遠ざかる)ための方法を考えて、
…からだを使って行動に移す。


最後の、「からだ」というのが、
身体なのか、それとも口(言葉)なのか、というだけのことで、
口頭対応でも、『なにか をすることで、状況を変えられる』のは同じ

この日の大阪講座では、電話での、アンケートを語るセールスへの対応のコツを
ロールプレイでやってみました。
「? なんだかこの展開は…?」と感じた時点で、
その違和感を、どう自分の言葉にして相手に切り出すかがポイントです。
(やってしまえば非常に単純で、さほど難しくはないです)


   *  *  *  *


リクエストの(5)も同じです。
なんだか雲行きがあやしいな…と感じた時点で、そのときにできることをすればOK。

ただ、『雲行きがあやしいな…』と感じ始める時点が、いつなのかによって、
できることは変わるので、
このリクエストについては、そこを整理して押さえていきました。


異性の家に泊まらざるをえなくなって、あやしい雲行きになってきたとき…。


ふたりとも起きているときなら、会話や空気からあやしさを感じるでしょうから、
口頭対応のコツ( (2)や(3)と共通)を使います。


眠っていて、ふとあやしい気配がして目が覚めた…となったら。
状況は、

a)男友達が寝室の扉付近に立っていた
b)男友達がベッドや布団の脇まで来ていた
c)はたまた自分の体の上に乗ろうとしてきた・乗られてきたことで目が覚めた、など

上記のように、主に3段階に整理できます。

aの状況だったら何ができそうか、何が効果的か、ポイントは何か、
bの状況だったら…
cの状況だったら…
と、段階ごとに考えて、女性の私たちにもできる行為や動作についておさえました(^-^)


   *  *  *  *

その他のリクエストにもお応えし、
もちろんWen-Doの基本動作や知識も学びながら、
あっという間の2時間半でした。

私は汗びっしょりで、ホテルに戻ったらかなり疲れていたので
きっとご参加の皆さんもお疲れになっていたことと思います。

それでも、
楽しかった! 
はまりそう!
練習します(^-^)
などのメッセージやメールをその後もいただくと、
疲れも吹き飛ぶし
ほっとして、読みながら何度も口角があがります。


今後また関西で講座をさせていただくときには、
みなさんからお知り合いの女性に情報を広めていただくなどお世話になると思います。
どうぞこれからもfbやツイッターやメールなどでゆるりとつながっていてください。


大阪講座にご参加の皆様とご一緒できて本当に嬉しかったです。ありがとうございました(^-^)



☆写真は…大阪講座参加者さんから教えていただいた「唯さん、これ食べて帰って!」な大阪グルメのひとつです。
帰りに駅構内で見かけて早速買いました。あんがぎっしりで美味しかった♪

なお、皆で撮った集合写真は、Wen-Do Japanでの大阪講座レビューの記事のほうにあります。

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by selfdefence | 2015-09-07 18:44 | 講座の御礼
2015年 09月 07日

前橋 保育士さん研修でのWen-Doのご採用 お礼

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Do Japanの福多唯です。

9月3日の夜、群馬県前橋市で、保育士さんの研修として講演としてのお声がけをいただき、行ってきました!


お話をいただいたのは4月末。
研修の機会に有意義に学ぼうと、とても意欲的な方々で、
『事前学習できるものがなにかあれば、保育士さんたちに事前にお配りできます』
『その機会に、参加予定の保育士からも、要望を募って先生に事前にお伝えもできます』
とおっしゃってくださいました。


ですので、通常はあまりない流れなのですが、
事前資料を私からも出させていただき、その上での当日の実技講習会となりました。


と〜っても楽しい時間でした♪ ほんとうにありがたいことです。


会場は広く、保育士さんは職業柄か安全意識が高く(幼い子どもさんと関わるお仕事ですものね)、
『楽しむ』ことに長けていらっしゃったので、
ノリノリながらもハラハラ場面の全くない実技進行ができました。
皆様のご協力のおかげです。

お土産にいただいた壇上用のお花が、自宅で今も良い香りです(^-^)
大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

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by selfdefence | 2015-09-07 17:31 | 講座の御礼
2015年 09月 03日

権利としてのアサーション


前橋で今日から『こころをケアするアサーション』の5回講座が始まりました。

主催はNPO法人ひこばえ さん。

主に群馬県で、
暴力被害にあった女性やその子どもの様々な支援をなさっています。
シェルター事業や、
セミナーでの啓発や研修機会の提供、
加害者男性対象のプログラムなども。


今日からの講座では、
暴力被害で人がどのようなこころの傷を負わされうるのかや、
その影響がどのように生じるのかを学ぶとともに、


これからを、生きやすくするために、
アサーションという自己表現のためのコミュニケーションスキルに取り組みます。


☆ ☆ ☆


第一回の今日は、
【アサーション】自体がはじめてのかたもいらしてくださったので、
アサーションの発祥経緯の紹介から開始しました。


アサーションは
人種差別撤廃運動や、
人権回復のための様々な運動が活性化する流れの中で
行動療法を基に1970年から、
『基本的人権』として知らされて、
広まった…と言われています。


《こういう言い方をする方が、相手にとっても受け入れやすく、結果としてうまく行きやすいですよ》みたいな、
単なる言い回しのテクニックにとどまるものではないし、


テクニックとして捉えちゃうと、
どうすれば【上手く】できるか?に意識が行って、
逆にうまく扱えなくなってしまうかも…。


テクニックとしてよりも、
人が、気持ちや考えを表現したり言葉で発信したりするアサーションは
基本的な人権の行使のためには
必要不可欠なことなのだ、と、
自分の中に位置付ける。


私が私の権利を行使することによって、
私は同時に、相手や他者が権利を行使する機会を提供することもできるのだ、と

思うようにする…というか、

そこを全面的に信じる姿勢を持つと、
アサーションは使いやすくなります(*^^*)
…というのが、私の実感です☆


そんなわけで、

人権尊重と人権行使としてのアサーションを行うときに、
私が思う必須の3つのポイントは。


①自分の気持ちの把握

【気持ち】には、『感情』と『考え』が混ざってしまうのもなので、
自分の『感情』と『考え』が区別出来るようになるとさらにアサーションをしやすくなります。



②事実は何か?の把握

ここは、思うよりも難しい箇所かも。

例えば、私は子ども達が幼かった頃に、『また子どもがおつゆを【こぼした!】』となっちゃうことが多かったのですけど、

それは、事実を捉えた見方ではありませんでした。

事実は、
《子どもが〜な動作をしたときに、子どもの手がお椀に当たり、お椀が傾いて、中のおつゆが【こぼれた】》です。


出来事を観察し、
出来事に解釈を加えずに、
事実を事実として捉え、描けるようになることも、
アサーションには重要です。



③権利の意識

善悪のものさしで感じ方や言動を測る癖が強いと、
自分の気持ちを表現しようとするときにも、
罪悪感がよぎるかもしれません。


社会性を気にしすぎると(『常識的にはどうなのか?』と気にするなど)、不安がつきまとうかもしれません。


どんな気持ちや考えでも、
それを表現するのは『人の権利』なのだと思えたら、
必要なときには表現し(=その権利を行使し)、
不要ならしなくてもまあいいか、と、
自分で自分の言動を選択出来ます。


それだけで、
たとえ結果が期待の通りにならなくても、
自己表現できずにいるときと比べたら、
ずいぶんと生きやすくなるのだろうな(^-^)



今日は、上記3つのポイントを踏まえて、
アイメッセージをどう作るかについて、
手順を追ってやってみました。



次回は17日。
次回からの参加も大歓迎です。
詳しくは、前橋のひこばえさんにお問い合わせください。
電話は027-215-5606
です(^-^)



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by selfdefence | 2015-09-03 14:33 | 女性支援