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2014年 07月 21日

Wen-Do高崎での7月の基礎講座(T-Basicコース)終了しました☆

こんにちは。
Wen-Do Japanの福多唯です。

2014年7月19日と20日は、高崎市での基礎講座(T-Basicコース)でした。
2日間とも9:30〜17:00。
参加は定員満員の16人♪♫  


2日間の講座は、短時間の体験的なWen-Doとは違って、
「なんとなく」「面白そうなので」「友人に誘われて」などでの参加動機のかたが
ほとんどいなくなります。
高い関心を持って熱心に参加してくださっているかたが多いので、
講座の開始時は、なんとなく、場がこわばっている感じでしたが、
徐々にそれもほぐれてきて、
2日目になると、グループ練習で笑い声があちこちからあがるようになり、


2日目の午後は、…おなかを抱えて笑って練習しているグループが?!
そんなに爆笑するような実技だったっけ…f^_^;


(楽しそうなのはいいけど、練習は順調なのかな。どしたんだろ?)と見に行くと、


爆笑しながら、床でしっかりと抱き合って、転がっている女性ふたり…。
それを取り囲んでゲラゲラ笑う皆さん。


何が起きているのか、見ても全然わかりません(^^;;


    楽しそうでステキです。何かありました?(^^)


「唯さん、◎◎さんがさっきの技をやろうとしても、××ちゃんが上に乗ると、できないんです」


    何がどうなっちゃってやりにくくなるんだろう?


「××ちゃんが◎◎さんにこんな風に乗っかっちゃうので、足が…」


    ああ、言った通りには動かせないんだ?!
    そういうときはですね…。


と、別の方法をお伝えしたら、それがまたウケが良くて、笑いを増してしまいました(なぜだろう)。
今思うと、皆あのときはかなりハイテンションでしたね。
箸が転がっても爆笑していただろうな〜。


  *  *  *  *  *


大声を出しながら実技を繰り返すWen-Doでは、
2日目になるとハイテンションになるかたも出てきますが(笑)、
こんな興味深い発言も出てきます。


比較的静かに、淡々と練習をすすめたグループがあったので声をかけに行きました。


    このグループは、もう全員が練習を終えました?
    何か、やってみて見えてきた疑問点とか、ありますか?


「この状況(相手が馬乗りになって襲ってくるなど)なら、
 もう、何をしてでも逃げてもいい!!って、こちらも思いやすくなりますし、
 昨日と今日でいろんな実技を練習してきたので、
 きっと何かやれるだろうなと思うんですけど、

 相手が何を考えているのかわからない段階とか、
 何かをしてきたわけじゃないけど…っていうときって、
 反撃するわけにはいかないですよね。難しいですね」


    ああ、そうですよね。
    おっしゃるとおりで、明らかな攻撃や侵害行為があるときのほうが
    迷いがなくなるっていうのはありますよね。

    私ね、今聞いていて、
    相手に何かされたときには何かやれるだろうと思うとおっしゃっていたところが、
    すごくステキだ〜〜って思いました。

   『男性に何かされたら女性の私達は終わりだ』と、女性の私達はこれまで思ってきたのに、
   『相手に何かされたときのほうがまだ迷いを捨てられる。
    むしろ相手と距離のあるときのほうが難しい』と感じるようになった、っていうのは、
    感じ方に大変換が起きたのだな、って思います(^^)


「!! あら、ホントだ♪ そうですね。
 昨日と今日で、私、全然違うわ〜(大笑)」。



  *  *  *  *  *



今回は頼もしい仲間がふたりも来てくれて、
私達講師側は3人体制を組むことが出来たのも、私にはとーーーーってもありがたかったです☆
ひとりで16人を見ていたとしたら、削った実技があっただろうし、
何よりも、講座明けの今日、こんな風に早速ブログなんか書いていられません。
丸一日倒れて爆睡していたはず。


高崎での基礎講座(T-Basicコース)は9月にも機会があります。
そして9月はさらに贅沢に講師4人体制です。

既に定員までお申込みをいただいていると聞いています
(定員を超える申込になった場合は抽選になります。申込締め切りは9月5日です)。


ご関心のあるかたは、どうぞ早めにお申込みください。
(以下、高崎市のサイトです。
 なお、別事業について表示されたときにはそのまま下にスクロールしていただくと
 Wen-Doの案内が出てきます)



9月の皆様とも、基礎講座をご一緒させていただくことを
楽しみにしています!!!

あ。
各地の短時間講座ももちろん大事に、楽しみに思ってまーす(笑)。
よろしくお願いします。


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by selfdefence | 2014-07-21 17:15 | 講座の御礼
2014年 07月 16日

サクセスストーリーがなぜ「効く」のか

こんにちは。
Wen-Do Japanの福多唯です。

週末にはいよいよ高崎でのWen-Do基礎講座(T-Basicコース)です♪
昨日参加人数をお伺いしてみましたら、定員上限のご参加になったとのこと! わあお。
緊張するー。

私が日本でのWen-Do基礎講座講師を担当するのは今週末の高崎講座で11回目☆
(*日本でのWen-Doのほとんどは、基礎講座ではなく短時間のダイジェスト版です)

2004年の夏にインストラクター認定をもらったとき、
『今後は平均して一年に一度程度は基礎講座(2日間講座)をしないと、
 インストラクターと名乗ることを自分で恥じてしまうようになりそうだ』と思っていたので
(資格や知識だけがあっても使って社会に生かさないと意味がないと思うあたり
 私って生真面目なのかもしれない?!)、
11回は決して経験豊富とは言えないけれど、まずまずです。

ただ、過去の参加人数の平均は8人程度で、多いときでも11人でした。
それが今回は16人!

トロントで参加した16人〜20人の基礎講座の様子を思い出しながら準備をしています。
また、今回ご参加くださるかたの半数近くは、
過去に高崎市で開催された短時間のWen-Doへの参加経験をお持ちなので、
『サクセスストーリーは何を紹介しようかな。
 なるべく皆さんがはじめて聞くものに出来るといいけど、
 今回がはじめてのWen-Doのかたには、わかりやすいサクセスストーリーも大事だし…』と
サクセスストーリー関連のメモや資料をひっくり返してみたりしています。


  *  *  *  *  *


サクセスストーリーの紹介は、一般女性にも暴力防止関連のご活動やお仕事をなさっている方にも、
全ての人の心をとらえやすく、
効果的に取り入れると、ワークショップの場のエネルギーがぐっと高まります。


…ということはわかってはいたけど、
そもそも、どうしてサクセスストーリー紹介が、そんなにも人の心を掴むんだ?
『効果的に取り入れる』って、さらっと書いてるけど、それってどういうこと?

と、ふと考えてしまいました。


サクセスストーリーというのは、いわば『事例』の紹介。
そして、『ストーリー(物語)』であることが大事だと私は思っているので、
サクセスストーリーを紹介するときには、ストーリーテラーになったつもりで話すようにしています(笑)。


サクセスストーリーのどこか生き生きとした部分、
生命力を帯びる何かが皆に伝わることで、生きた人間である私達のからだに響きます。
そのようにしてからだに留まった記憶は、
後々思い出したときにからだの感じも一緒に呼び起こしてくれるためなのか、
サクセスストーリーを思い出すだけで元気が出るとか、気持ちの仕切り直しが出来る、といった
前向きな進展が心身双方に起こります(^^)。


そういう意味で行くと、サクセスストーリーを『効果的に取り入れる』というのは、
例えば、護身動作の効果をUPする4つの要素 について話をしているとき
(一応これも覚えやすいように語呂合わせを作るなどの工夫はしているのですが)。

「ああ、もしかしたら今みなさんは、
 この4要素を機械的に暗記しなきゃ!なモードになりかけているかもしれないな」とこちらがふと感じたときに、
関連するサクセスストーリーを紹介する、というようなやり方なのかもしれません。
(無意識でやっていましたが、そういうことだったのかも!)


それが結果的には、頭で要素を『暗記する』のではなく、
物語をからだにひびかせて、からだのどこかに位置づけて、
その感じを記憶としてキープするのを助ける、
というようなことにつながっていくのかな?


私は研究職ではないのでリサーチやエビデンスを基にした記述ではなく
完璧に主観ワールドですけど(笑)、なんとなく、そんな気がする。
  


そして、そう考えてみると、
これが可能なのは、ストーリーの受取手に基本的な力が備わっている場合に限るだろうな、ということも
ちょっと見えてきました。

例えば、Wen-Doのサクセスストーリーのひとつに、
【かなり年輩の男性からなめまわすような視線でじろじろと見られた10代の女の子が、
 その男性に痛烈なひとことを浴びせた】というものがあります。
   そのお話についはこちらにて。


この話は、小学校高学年くらいになればわかるでしょうが、
小学校1年生や幼稚園の子に話すには適切なサクセスストーリーとは言えません。


事例や実例やサクセスストーリーは、
それの意味するところを汲み取れるような基礎的な力を受取手につきつけるようなところがある気がします。

「聞いても、私にはよくわからない」となってしまうと参加者さんを辛い気持ちにさせてしまいかねないので
(理解できている様子の人がいる中で、わかっていない自分を認めるのはちょっとした勇気がいります)、
そうなってしまわないように、
講師側は配慮しないとな〜と私は考えています。

必ずしも辛い気持ちになるとは限らないけど、
具体的な話(事例や実例やサクセスストーリー)を聞いて、
そこから普遍的な何か、抽象的なものを感じ取って、
さらにそれを、自身の経験や物語の中に具体的に位置づける…という作業がなされないと、
単に『そんな話もあるんだね。ふ〜ん』で終わるような気がします(^^;;


  子どもの頃の私に「大きなかぶ」のお話の面白さがわからなかったようなものですね(大笑)。


Wen-Doでのサクセスストーリーは、
『女性に対する暴力とは?!』などの基礎知識がなくても
その効果、面白さ、有効に機能する理由…などが誰にとってもわかりやすいものがほとんどです。
だから、とりあえず、聞いたその瞬間は「へえ〜!」と楽しい。


ただ、稀に、『知識』がないと面白さがわからないタイプのストーリーもあります。

  例えば、レズビアンの女性が恋人の女性とふたりで歩いていたときのストーリー。
  行きずりの男性から女性同士でデートしていることをからかわれ、
  女性はこう答えました。
  「そう、私は同性愛者よ。で、あなたは? オルタナティブ?(^^)」  


この話を瞬時に理解するには、
英語力、LGBTについてのこと、年齢相応の成熟度(?)、教養やユーモア…などが要ります。


特に、Wen-Doの基礎講座で扱う「女性への暴力とは」「身近な人からの暴力について」「性暴力」「セクハラ」など、
短時間講座でお伝えするよりも詳しめなレクチャーの時間に、説明の補足として実際の例を入れる場合には、
ワークショップに参加してくださっている方々の
暴力や人権等に関する知識や経験などについて配慮・推測・確認しながらでないと、
実際の例を挿入して説明したとしても、その真意が伝わらないという結果になる可能性があるなあ。


短時間のWen-Doの中で上記の意味で難しいのは、
キティ・ジェノベーゼ(ジェノヴース)さんの事件についてお伝えする部分。

この話は、衝撃的ゆえに印象に残りやすいのと同時に、
それがなぜ、どのように、Wen-Doの理念とリンクしているのかを上手に話さないと、
全く異なるメッセージとして受講女性にとらえられてしまいやすく、
私にとっても長らく繊細で難しいパートのひとつでした
(Wen-Doを手がけて10年がすぎ、やっとこなれてきた感があります)。


例えば、
「いざというときに助けてもらえるとは限らないということと。
 女性ですら女性を責めるのだということ。
 こうした社会の中で護身術を学ぶ必要性がとてもよくわかりました」
とアンケートにお書きになるかたも出てきちゃうかもしれないし、
(*Wen-Doの意図するメッセージとはこれはかなり離れた理解のしかたの例です)、

「キティさんのお話で、女性の私に何が必要かを深く考えさせられました。
 スキを作ってはならないという意識が、スキがあったのが悪いという意識につながりかねないと気づき、
 目からウロコの思いです」
とお書きになるかたも出てくるかもしれません。


高崎の基礎講座に集ってくださる方々はどんな方々かなあ〜(^^)と思いながら準備をしています。

・暴力防止に関する知識やご経験
・女性のエンパワーに関する知識やご経験
・ワークショップ形式の講座への参加経験
は、皆さん様々だろうなと思うけれど、
それが様々だとしても、


知らなかった自分を恥じるのではなく、新しいことを聞いてただ単にへえ〜、となるだけなのでもなく、
気づくって面白い! 学ぶって楽しい!!
と思える瞬間が皆さんの中にわきあがるようにお手伝いしたい☆


高崎講座でご一緒する皆様、どうぞよろしくお願いします。
楽しみにしています(^^)/


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by selfdefence | 2014-07-16 11:27 | つれづれ
2014年 07月 16日

がんばります!

こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。


帰宅したら、いつもWen-Doと私を応援してくださるかたからお便りが届いていました。
Wen-Doの高崎講座についてブログに書いてくださったとあったので
早速拝見させていただきました。

『愛と調和と感謝をこめて』のブログの★さん、いつもWen-Doと福多を応援してくださって
ありがとうございます!
★さんの応援がどれだけ助けになっていることか。


ブログには★さんが私にお礼を述べてくださる形になっていますが、
銘菓やプレゼントをいつも下さるのは
私ではなくて彼女のほうです(^^)


Wen-Doの40周年&日本での10周年を祝って集った日も、
★さんは大きな大きな生花を会場のお部屋に届くように手配してくださいましたemoticon-0155-flower.gif


ブログ記事を拝見すると、
私のブログ等をご覧になっていないと書けないであろうことがチラッと書かれていたりするので、
ああ、見てくださっているんだな〜(^^)と泣けてきます。


★さん、ありがとうございます。
高崎でのWen-Doの基礎講座が楽しく充実したものになるように
全力でがんばってきます♪


★さんのブログはこちらです

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by selfdefence | 2014-07-16 08:45 | 講座の御礼
2014年 07月 10日

イラッとしたらおおきなかぶを思い浮かべる

いつもありがとうございます。Wen-Do Japanの福多唯です。
 
 台風接近の影響か猛暑の数日が続いています。きっとこんな
 天候のときに、県外でのWen-Do出張の予定があったら、も
 のすごくハラハラするだろうな〜…と思いつつ、今週末は金
 沢です。セーフ!


 6月末に、いつもお世話になっている群馬県のNPO法人ひこ
 ばえさんのガレージセールに行ってきました。

 行ってみたら商品が想像の4倍ほどあり、その量にまず仰天!
 これだけ集めるにはこれまでのご活動でバザー等を何度もく
 り返してきていらっしゃるからこそ…と、地道な努力に頭の
 下がる思いです。


 まだ値札のついていない商品に「これはいくらにしようか?」
 などとおしゃべりをしながら値札つけの作業をお手伝いし、
 お客様がお見えになるといいなあ〜と待ちました。


 しばらくするとご近所のかたがふらりとお見えになってくだ
 さいました。小学生のお嬢様といらしてくださった男性も。


 お嬢様は、私が出品した水引きでのしおりやコースターにと
 ても関心を持ってくれて、「作ってみる?」と聞くと、やり
 たい!と言います(^^)


 その場で水引きクラフトのプチ教室になり、編み方をその子
 にお伝えし…

 てみたのはいいのだけど、


 年齢的に小さく、手や指が小さいこともあって、
 私と同じような指使いや水引きの「おさえ」が出来ません。

 「ここの重なりは左手の親指でおさえておいて、ここの穴に
 このヒモを入れるんだよ」などと説明をするのだけど、その
 通りに出来ないのです。

 
 うまく伝わらないことにイライラしかかっている私がいるな
 あ…と自覚しながら、いやいや、落ち着けと自分に声をかけ
 て、もっとわかりやすい説明の言葉があるのでは?と、説明
 を変えるなどを試みる私。


 『編む』作業なので、一度わかってしまえば、あとはそれを
 繰り返すだけで、決して難しくはないのだけれど、
 それでもなかなか出来ません。


 一段目は私がやって見せました。
 2段目は「ここにこれを入れるんだよ。触っていい?」と、
 結局手を出してやってあげてしまいました。
 3段目もかなり苦戦…。


 と、そのときです。


 突然、頭の中に《大きなかぶ》のフレーズが浮かびました。


 ところがかぶはぬけません。
 それでもかぶはぬけません。
 まだまだかぶはぬけません。
 まだまだまだまだぬけません。


 の、あれです。
   
 あのフレーズが浮かんできて、絵本のイラストが頭に浮かびました。
 ひっぱる人が、ひとり増え、一匹増え…となっていく、あの様子です。


 ああ、説明の仕方がどうこう、ではないのかもしれないなと、なんとなく思いました。


 いや、正確には説明の仕方もあるのかもしれないけど、ひと
 つ目の説明、ふたつ目の説明、3つ目の説明…とどれも必要
 で、そうしたものが積み重なって『かぶをひっぱる力』にな
 っていき、


 ある時点で、
 
 やっとかぶはぬけました。


 ってなるのかも?!と。


 イライラしかけていたときには、「私の説明のどこかが悪いのでは…」
 という気持ちがあったのだなとその瞬間に気づいたし、


 おおきなかぶを思い浮かべたら、お嬢様がなかなか水引き細工にピンと
 来なくても、まあいいか、と、気持ちが変わりました。

 その後も、数回、彼女は「うーん?!」となり、私は言葉ややりかたを
 変えてみるなど工夫をしながら説明を重ね、


 たどたどしくも、彼女自身で出来るようになり、

 
 そして、多分彼女の中でアハ体験みたいなものが起きたのだろうと
 思われる瞬間を経て、ひとりでスイスイと出来るようになりました。


 女の子に水引き細工を教えたその数分間は、そんなわけで
 私にとってとても興味深くて豊かな時間になりました。


 イライラが沸き起こってくるとき、私は、自分が他者を攻撃したく
 なりかけているサインだと考えてきたけれど、


 もしかしたら同時に自分を責めていたのかもしれないな〜。



 そして、単純に、おおきなかぶのように、人手や協力や積み重ね
 など、自分ひとりでその瞬間にコントロール可能な事柄以外の要素を
 必須とすることって、物事の進展にはつきものなのかも。


 これからはイラッとしかけたら「うんとこしょ。どっこいしょ」で行くことにします♪




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by selfdefence | 2014-07-10 17:06 | つれづれ
2014年 07月 09日

《なにを》よりも《どのように》学ぶかに子どもは敏感

こんにちは。
Wen-Do Japanの福多唯です。

7月6日にセルディさんの主催で、記事タイトルの講座が行われました。
場所は石川県野々市市(ののいち し)の野々市フォルテ。


この日は講座のテーマ通り、お子さんに護身術を教えるために
まずは自分が学ぼう!という女性の参加がほとんどでしたから、
『内容』よりも『どのように護身について学ぶことが大事か』を共有すべく臨みました。


私がWen-Doを選び続けているのは、
『どのように』の部分が優れているプログラムだと思っているから。


身体動作については、他のプログラムや武道や武術や身体操法等にも護身として有効なものは沢山あり、
Wen-Doがベストかどうかは正直わからないです。
その上で、Wen-Doが一番好きだと胸を張って言えるのは、
『どのように学ぶか/どのように伝える(教えるか)』の部分で、
私に教えてくれたWen-Doの講師の立ち居振る舞い、言葉のかけかた、教え方等が、
《暴力防止/非暴力》という本質に添った、素晴らしいものだと感銘を受けたからでした。


だから、子どもに護身術を教えたいと意欲を持ってくれる女性たちとも
私が感銘を受けたあのあたりを共有したいと考えて、
この日は《何を(学ぶか)》よりも《どのように(学ぶか)》に普段以上に比重を置いて会場に向かいました。


特に、護身術を教えた相手(お子さん)が
違う動きでやっている様子に気づいたとき瞬間や、
それはちょっと違うな…という質問や発言をしたときに
こちらが《どのように》対応するかは、セルフディフェンスの学びでは特に大事な部分です。

この日の参加者さんは、コープでの講座告知をご覧になっていらしてくださった
一般のおかあさんたち(背景がさまざまな方たち)だったので、
《どのように》対応するか等についてもこの日の内容にちょっぴり盛り込みました。


終わってから、皆さんどうだったかなー?とちょっとドキドキ。
《どのように》よりも《何を(学ぶか)》を求めるタイプの人もいらっしゃいますものね。

それに、《どのように》の良さや大切さって、測るためのものさしがないというか、
酷いものとの比較でないとわからない…という面もありえるので、
《どのように》をしっかりとお届けするのは難しく、私自身も手応えがよくわからないのです。

自分ではやれたと思っていても、自己満足かも…と思ったり。

今回は、感想用紙を拝見してホッとしました。
そこには《どのように》を受け取って感じてお持ち帰りいただけたのだなと思える感想がいくつもありました(^^)
ああ、皆さん、ありがとうございます!


特に、子どもさんが参加してくださると
子どもさんって《どのように》に対しての感度が高いなあ〜と実感します。


大人の感想は声や発声、私の立ち居振る舞いやジョークに関するものや
なんらかのスキルについての「簡単で驚いた」など、
《何を(学べたか、得られたか)》への声が多めなのに対して、
(そういう思考回路が作られていくのが大人になっていく、っていうことでもあるのかも。
 感想やコメントは具体的に言うことを推奨される場面や状況もありますしね)


お子さんは、
「楽しかった」「面白かった」「こわくない先生で良かった」「笑わせてくれて良かった」など、
《どのように》に関するコメントが多くなります。
低学年になるとほとんどそれのみ、と言ってもいいくらい。
…でなければ、「ありがとうございました」だけ書いて出すか、書かずにお帰りになるか f^_^; 


普段の成人女性向けの講座でも、《どのように》を前面に出すようなひと工夫したものを
今後増やしてみようかな?
Wen-Doを広める工夫や作戦としてそんな方法もアリかも?というヒントにもなりました。


ご参加くださった皆様、セルディの皆様、ありがとうございました(^^)/


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by selfdefence | 2014-07-09 12:59 | 講座の御礼
2014年 07月 03日

日本「性とこころ」関連問題学会第6回大会に参加して

こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。

2014年6月28日に池袋で開催された、日本「性とこころ」関連問題学会第6回大会に参加しました。
(大会のページはこちらをクリックで表示されます)

登壇なさる先生方に心惹かれたのと、参加費が手頃だったのが一番の参加動機です。
なんと事前申込で3000円!(学会員はさらにお安い)

魅力は参加費だけではなく、内容的にも泊まりがけではるばる行って良かった!と思えました。
それをfbにつぶやいたりしていたら、友人知人が「レポート待ってまーす」と言ってくれて、
は〜い(^^)/ と気軽にお返事したのはいいのだけど、

…書こうと思って改めて振り返ってみると、
書き言葉にするのはけっこう難しいところに私が要点を見出していたことが、自分でもわかってきて、苦戦中w


今回の大会テーマは『暴走する性・彷徨う性』ということで、ほとんどが性加害・性被害にまつわる話だったので、
その場で講演として聞く分には、「ああ、そうだろうな」「なるほど!」と、
《このことはしっかり覚えておこう》と思えることが沢山あるのに対して、


それらを文字化してブログに載せちゃっていいの? と自分に問うと、
そこはなかなか難しくなるなと感じているところです。


以下は、そのあたりの難しいところ(私にとって最も印象的だったところでもある)を脇に置いた
書ける範囲でのふりかえりです。
長いですけど、記事を分けたくないのでひとつに。


  *  *  *

《「性犯罪加害者家族」斉藤章佳さん:御徒町榎本クリニック》

性犯罪加害者の家族は、今の日本では加害者本人以上に糾弾の対象とされることが多く、
被害者として見てもらえることは少ないです。
そうした状況の中、斉藤さんは、加害者家族に支援の手があまりにも少ないことに着眼なさり、
勤務先のクリニックで家族支援グループをなさっていらして、
そこでのご経験や今のお考えなどを話してくださいました。

私が斉藤さんのお話からメモったのは以下のようなことです。

・家族支援グループは3グループ。
 (性犯罪加害者の)父のグループ/母のグループ/妻のグループ
 2008年7月から日本ではじめて開始。性犯罪者の地域トリートメントに関連する様々なプログラムの一環。
 初期には合同でグループ分けせずに行っていたそうですが、
 父・母・妻を混合にすると、必ず「来にくく」なってしまう人が出てしまうとのこと。

回復とは何か? とくに、家族にとっての回復とは?
 自分自身の時間や人生を取り戻すこと。=境界をひけるようになること。
 *加害者家族には、社会のほうから糾弾やいやがらせなどが続くなど
  境界をひこうにもその境界を侵害されてしまう(被害にあう)ことが多いのが困難。
 *相談したくても、一歩外に出ることだけで危険。外出が出来ないししたいと思えなくなる。
  自分たちは加害者側だと認識しているため、ひどいことをされても被害者として警察を頼ることができない。
  
・その他、加害者家族は様々な問題に直面する。
 ①事件直後  ②マスコミが押し掛けてくる ③加害者の拘置後 ④裁判に関する諸々
 ⑤刑務所に入所中(面会費用や時間の工面や、子どもを面会させるかどうかなど)
 ⑥出所後の生活の不安


《「家族における性の問題〜愛か暴力か〜」信田さよ子さん:原宿カウンセリングセンター》

信田さんのお話はとっても面白かったです!(ここに書くのはためらわれることも色々含めて)

私が親しみを覚えたのは「カナダでは…」という話が随所に出てきたところ。
信田さんはカナダでのDV加害者プログラムを日本でNPO法人のお仲間と手がけていらっしゃるためもあると思います。

例えば信田さんは「日本では セクハラ、性犯罪、性暴力、性虐待と、特有の言葉の使い分けがある」と指摘して、
その背景にもしかしたら縦割り行政があるのでは、とおっしゃいます。
また、日本で性犯罪というと、一般的には公共圏での行為が対象とされますが、
ゆえに家庭内での性暴力や性虐待を犯罪として扱いにくいところがまだまだあります。
それに対してカナダでは、
家庭内性犯罪/家庭外性犯罪 という言葉や概念が使われていることが紹介されました。

また、最後の質疑に答えて、信田さんの関わるDV加害者プログラムでは、
DV加害者のその人に裁判所からの接近禁止命令が出ているかどうかをしっかり確認するとおっしゃっていました。
確かに、そこはものすごく大事なところだなと思いました。


《「『故意に自分の健康を害する』症候群」
  松本俊彦さん:国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所》

お話の中心は、性暴力被害体験を受けた男性にどのような影響が生じうるか、でした。

自傷行為には鎮静効果が(気のせいだけではなく)ありうるかもしれない というお話からはじまって、
身体の痛みやこころの痛みを、人はどのように対処するのかということや、
その対処が適切でない場合はどういった問題につながりうるのかや、
適切でない対処行動を選んでしまう背景に何があるのか…などを話してくださいました。

上記を細かく書き起こそうとするとすごい量になってしまうので省くけど、
ピックアップして特に覚えておきたいなと思うのは以下です。

・被暴力体験(からだの痛みやこころの痛み)への適切な対処行動は
 「助けを求める」「相談する」。
・被性暴力体験の場合、上記の、適切な対処行動が取れなくなることが多い。
   性被害体験は混乱をもたらすので直面化しにくいため。
   トラウマ記憶は人生の中で意味付けがなされないため。
・被性暴力体験は抑うつ、解離、自傷行為、自殺念慮、自殺企図をひきおこしやすい。
 被害体験は自己破壊行動と密接に関連している。
・被害体験の否認から性被害を受けた人が加害者となることがあるが、それは2割程度。
 (性被害を受けた人の多くが加害者になるというわけでは決してない)
・ただ、性加害者の8割には、なんらかの性被害体験があると読み取れる調査結果もあり、
 性被害体験へのケアや支援を矯正施設等でも提供していくことが社会安全の貢献にもつながる可能性がある。
・人にとって最大の自傷行為は「人に相談しないこと」。
・子どもにとって『信頼できる大人になろう』。
 信頼できる大人とは ・頭ごなしに決めつけない人
           ・孤立していない人
           ・援助を他者に求めることができる人


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


他にも興味深いお話は沢山あったのですが、そろそろ力が尽きて来ました(^^;;

他にもうひとつだけ書くと、大会参加の1日で、
『リラプス』という言葉が何度か聞かれたり語られたりしていたのが興味深かったです。


リラプスというのは、…なんて言えばいいんだろう…
《うっかり、またやっちゃった》みたいな感じ。
辞めようとしていた依存行為をまたやっちゃうことです。


その、「またやっちゃう」を回復に生かすような取り組みは
リラプスプリベンションと呼ばれたりリラプスモデル と言われたりしています。


一昔前(?)には、「スリップ」という言葉が使われていました(今もかな)。

スリップとリラプスがどう違うか…を考えながら大会のさまざまなお話を聴きました。

私の感覚では、
スリップは、『脱落』的な意味合いがあって、
「やっちまった…。あ〜あ…」と、失敗として捉えるニュアンスが強かったかなと思うのに対し、
(回復のプロセスの中にはスリップという失敗がつきものだ、とされていたような気がします。
 『3歩進んで2歩下がる』的な)

リラプスは、『うっかりミス』的な言葉なので、
「ミスっちゃったのは、何が原因だったんだろう?」と、
そのうっかりミスに学ぼうとするニュアンスを含むかんじ。
回復は螺旋階段状だ、と語られたりするイメージに近いのかな。


そんな風に、「何が要因だったのだろう?」と
失敗を責めるのではなく解決指向でそのときの状況や自分の認知を冷静に振り返ってみると、


例えば、私が摂食障害渦中にいたときなどはまさにそうだったわけですけど、
《食べ吐きを辞めたいと思う割に「食べ放題」に行ってしまう(笑)》
みたいな外的な要因もあれば、
《自分や他者を責めがちで、白黒思考な認知なので、
 気持ちの逃げ場を自ら失いがちで、自分で自分を追い詰めてしまう(ために過食嘔吐に走る)》
みたいな、内的な要因もあることがわかってきて、

何から手をつけて、どう変えていけば良さそうかな?を具体的に考えやすくなります。

私が色んな依存症からなんとか脱したいとあれこれやっていた30〜20年前のあの頃も、
「責めないことが大事」っていう認識は専門家にはきっとあっただろうと思うのだけど、
リラプスという言葉や概念としては当時は広まっていなかったんじゃないかな
(私が知らなかっただけかもしれない?w)。
『スリップ』は当時もちょくちょく聞いたけど。

言葉が出来ると、概念を共有しやすくなるのでいいですよね〜。
やっぱり言葉って大事だなあ。

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*この記事を読んでくださった方が補足情報をくださったので(ありがとうございます。嬉しい!)
 ご承諾をいただいて、そのまま掲載させていただきます。

リラプスは再発と言う意味で、スリップ(実際にお酒を飲む、薬物を使用する)以前の、再び考え方が回復以前に戻ってしまうあたりのことを言います。そうなれば後はスリップするだけ。スリップを使わないでどちらもあわせてリラプスと言う人もいます。


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by selfdefence | 2014-07-03 12:56 | 学びのシェア