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2014年 06月 30日

「ごめんなさい」にかえて

こんにちは。
Wen-Do インストラクターの福多唯です。

SNSにパンテーンの広告動画が流れてきました。
女性たちに
もっと強く、もっと輝こう と呼びかけてくれる内容です。(1分半弱)



動画の中の女性たちは、最初はつい「ごめんなさい」と枕詞のように言ってしまっています。
それが、
「聞きたいのだけど…」
「おはようございます」
「ありがと、悪いわね!(Sorry not sorry.)」
と、違う言葉を使うようになったり、
自分が悪いのではないときには無言で(余裕で)微笑むようになったりします(^^)



不要な「ごめんね/ごめんなさい/すみません」を辞めて、他の言葉に置き換えてみる。

他の言葉への置き換えが新たに学習されて、それが意識的に行われて積み重なっていき、
習慣となって、古い習慣に置き換えられていくと、
自分が徐々にスッキリしていくんですよね(^^)


置き換えにトライする以前の私は、

「『ごめんね』と言っているからといって、
 それは謝ってペコペコしてるわけじゃなくて、
 ありがとう、の気持ちで言っていたり、
 お邪魔します、失礼します、の意味だったりする。
 そしてそれは私が一番良くわかっている。
 言葉なんて別に何を使ったって、どうでもいいじゃん。
 なんか、揚げ足を取るようなことを言う人たちっているよねー」と考えていました(笑)。


当時の私はフェミニズムのフの字もジェンダーのジの字も本当の意味ではわかっておらず、
また、
私が不快になるのは私を不快にする言動をする人がいるせいだ、というまなざしで世の中を見ていたので、
なんかそういうことをやる/言う人たちって、
いちいちカンに触るわぁ〜! くらいに思っていましたf^_^;


ある講演会でのこと。
男性講師が、既婚女性が配偶者のことを「主人」と言うのはおかしいという話をし、
聴衆に、
「あなたは結婚していますか? 
 『うちの主人は…』と外で話しますか?
 ということは、あなたは、彼の奴隷なんですか?」というようなことを問うた場面がありました。
(そういう挑発的な働きかけ方は私は今でも好きではないけど、言いたいことはわかります)

私はそのときにその講師の発言にムッとして(笑)
「別に奴隷とかじゃねーし!!! 失礼な!
 じゃあいいよ、主人って言うのをやめてやるよ。
 主人と呼ぼうが、夫と呼ぼうが、名前で呼ぼうが、
 私の内面の意識は全く変わらないってことを確認してやるー!」と考えました。


帰宅して、「今日からあなたのことを夫って呼ぶことに決めたから☆」と宣言し、
(夫の反応は「ふーん。そう」程度でした。 
 ちなみに彼は私のことを、外で他者に紹介するときに結婚直後から「妻です」と言っていて、
 私は『どうして家内とか、へりくだった言い方をちゃんと使わないのかしら』くらいに思ってました。笑
 指摘するほどのことじゃないと思って一度も彼にそう言ったことはなかったけど、
 内心では、妻 と外で呼ばれることを不満に思っていたのでした)


夫と呼ぶようにしてみたら…辞められなくなり(笑)。

その実体験から、言葉を変えるというのはなかなか興味深い影響力があるぞ?!と、
不要な「ごめんなさい/すみません」を、別の言葉に置き換える実験にも手を出しました♪

主人→夫 の置き換えよりも、
ごめんなさい/すみません→別の言い回しへの置き換え のほうが
パンテーンの動画のようにバリエーションが多様なので、こちらの実験は現在進行中な感じもあるものの、
だいぶ習慣化されてこなれてきた感じです。


やってみたら、スッキリしてきて、元に戻れません。
言葉なんて単なる表面的なもので、内心や意識のほうが大事なのだ…くらいに考えていたにもかかわらず。
言葉づかいと意識の関連性って不思議ですね。
行動が変わると意識も変わるのでしょう、きっと。


この3年間ほど取り組んでいる『置き換え』は、逆説の接続詞を出来るだけ減らすこと。
初期のころは、「だけど」と書いたり言いたくなったりしたときに、「ただ、…」という言葉に
置き換えるのをやっていました。
最近は、接続詞ごと丸ごと無くしてみたり、文章そのものを変えたりしてみています。


例えば。
何気なく書いたかのような上記の数行も、
私のここ数年の意識の変遷の軌跡として表すと以下のようになります♪


初期のころは、「だけど」と書いたり言いたくなったりしたときに、「ただ、…」という言葉に
置き換えるのをやっていました。
だけどやっているうちにそれもどうかと思って、
最近は接続詞ごと丸ごと無くしてみたり、文章そのものを変えたりしてみています。

  ⇩

初期のころは、「だけど」と書いたり言いたくなったりしたときに、「ただ、…」という言葉に
置き換えるのをやっていました。
ただやっているうちにそれもどうかと思って、
最近は接続詞ごと丸ごと無くしてみたり、文章そのものを変えたりしてみています。

  ⇩

初期のころは、「だけど」と書いたり言いたくなったりしたときに、「ただ、…」という言葉に
置き換えるのをやっていました。
やっているうちにそれもどうかと思って、
最近は接続詞ごと丸ごと無くしてみたり、文章そのものを変えたりしてみています。

  ⇩

初期のころは、「だけど」と書いたり言いたくなったりしたときに、「ただ、…」という言葉に
置き換えるのをやっていました。
最近は接続詞ごと丸ごと無くしてみたり、文章そのものを変えたりしてみています。


  *  *  *  *  *

最後の文体が最初から書ける私にたどり着くと、
以前に「だけど」を使おうとしていたのって、どうしてだっけ?と
思い出すことのほうが難しくなってきます(今回は頑張って思い出しましたw)。


…と言い切れればいいのにねぇ〜〜(←願望かよ!!)

実際には、3つめの文章くらいの段階で「うーん、まだなんか不要な何かが入ってる感じがする」と立ち止まり、
ちょっとウロウロして、あ、これか?! 取ってみよ♪
うんうん、取ってみたらスッキリした♪ 
ってやってることのほうが多いです。

書き言葉ですらそうだということは…、
口頭会話ではきっと逆説の接続詞はまだまだ多用しているだろうな。


主人を夫と言い変えるほど単純にはいかないあたりが、
やりがいがあって楽しいです(笑)。




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by selfdefence | 2014-06-30 23:52 | つれづれ
2014年 06月 26日

東京都議会に意見を送る 〜自分の声を育てられるのは私!〜

こんにちは。
女性のための護身術Wen-Doインストラクターの福多唯です。

先週末からずっと気になっている東京都議会での人権侵害ヤジ問題。
このままで終わりにされてしまうのはあんまりだ!と思い、
東京都議会に意見を送ってみました。

誰でも送れます。簡単です。ここからどうぞ。

  *  *  *  *  *

簡単なんだけど、難しい。いざやろうとすると。
家族や友達の前で「あの件ってさー…だと思うんだよね」と語り、
言いたいことは色々あるぞ!と思っているはずなのだけど、

それを、伝わるように書くにはどうするかな…とか、
感情的な意見などしても意味がないのだから論理的に…とか、
じゃあ論点をどう整理整頓しようかな…とか、

文面化に取り組みはじめてみると、井戸端会議で語っていた頃の意見と
ずいぶんレベルの違うものになる(*当社比でしかありませんが 汗)。


  *  *  *  *  *


ああ、なんかこれって、Wen-Doでやってきたことと同じだわ〜。

この言い方よりもこっちのほうが…と
自分の説明や語り方を常にチェックして修正してやってみて、
またチェックして修正してやってみて、
さらに…と

私はWen-Doをやりながら、ずっとこれを繰り返してきたよな〜と思います。

その繰り返しの中で私は自分の『声』を見つけ、
『声』を『言葉』にする方法を見つけ、
『言葉』を私にとってしっくりする『私自身の意見』にするための方法をみつけ、
チャレンジを繰り返してきました。


  *  *  *  *  *


方法と、『私自身の意見』を持てるようになると、おそれが軽減できる
おそれが軽減できるから、いろんなことにチャレンジができる。

護身でもすご〜く大事なことです。
だからこそWen-Doは、女性の意識の変容を目指すだけではなく
セルフディフェンスという身体体験ツールとしての方法もセットにしています。


だけれど、方法を使いこなす自分を育てるのもまた自分。


Wen-Doの講師になるためのトレーニングを、私がはじめて長野県内の合宿で受けた最終日。
参加した全員が、それぞれにとって大切なことを言葉にして語ったのだけど、
私は自分が何て言ったのかを今でも覚えています。

「大きな声を何度も出しながらの、特別な合宿期間を過ごすことが出来た。
 この合宿とWen-Doは、私に声を取り戻させてくれた」

Wen-Doに声を取り戻させてもらえた感動や嬉しさを感じつつ、
あと1時間後には解散で、トロントの師たちともお別れで、
この先は自分でやっていかなきゃいけないんだなと寂しさや不安も感じながら、
こみあげるものを抑えながらそう言いました。


声を取り戻させてはもらったものの、
その声をどう使っていくか=Wen-Doをこのあとどうやっていくかは私にかかっているんだ、と
でも、それってどのようにしていったらいいんだろう?と
(最愛の師はトロントに帰っちゃうわけだし…)、
ちょっとナーバスになっていたのを思い出します。


声はみんなが持っている。

その声を、どう発するか、いつ使うか、何のために使うか。
そこは、自分でやりながら育てていってこそ、の部分だよね☆


そしてそうやって獲得していく経験値は、自分の満足感や達成感につながるのはもちろんなんだけど、
私がWen-Doでのしゃべりを上達させて多少でも社会の役に立てているように、
自分の声を磨くことは、
社会に何かを伝播することに貢献したり、
後に何かを残すツールとして役立ったりします、きっと(^^)


今、目の前に石があるなら、その石を持って積み上げてみる。
それは私が現時点で予感する以上の大きな価値がある。


そんな思いで都議会にも意見を送ってみました。
積み上げたい石を見ながら何かを感じている人はぜひ!!



持ってみたら「重すぎやろ!!!!!」って石もあるけどねー(笑)









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by selfdefence | 2014-06-26 17:41 | つれづれ
2014年 06月 24日

アサーティブな言葉を見つけるプロセス

こんにちは。
女性のための護身術Wen-Doインストラクターの福多唯です。

6月も色々なお仕事をいただいています。

・18日:金沢市の男女共同参画アドバイザー養成講座でメディアについて。

・18日夜:「小松レディースネットワーク」さんの総会で、『これからの男女共同参画』というテーマで講演。(Wen-Do Japanのブログにてどうぞ)

・22日には前橋市にて、午前中にWen-Do体験会。
 午後は「こころのケア講座 傷つきからの回復 〜私らしく生きる〜」。
 夕方はラジオ高崎さんの収録(*放映は7/2水曜日 16:10〜20分程度の予定です)。
 夜はWen-Doの仲間と打合せをかねて食事をしました。(久しぶりで楽しかったね♪)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

22日の「こころのケア講座(以下略)」は今年度4回連続講座の2回目です。
今回のテーマは『あれって暴力?』と『境界線』。

この、境界線の回はアサーションの知識が入ります。
境界の侵害を感じるコミュニケーションで、どんな口頭対応の方法がありうるかを
整理していく、とっても人気のあるテーマです。

内容は以前の

今日は22日の前橋講座での展開をご紹介します。

  *  *  *  *  * 

まずは、22日も境界侵害にNOを示す5つの方法について、
どんな種類があり、それぞれどんな方法かをザッとご紹介してから、

   ちょっと具体的にやってみるとわかりやすいかと思うので、
   今この場で、解決したい気がかりな状況が思い浮かぶかたの中で、
   皆さんの前でやってみてもいいと思ってくださる方がいらっしゃいましたら、
   ご協力をお願いしたいなと思います。いかがですか(^^)

と募ったら、おひとり、手をあげてくださいました。

(1)まずはどんな状況かを言語化しながら、
 その状況について言いたい、本当の気持ちを全て出します。

ご協力くださったそのかたを仮に…前橋講座だったのでMさん、とします。

Mさんに、「どんな状況やどんな相手で、相手のどんな侵害的な言動について取り組みたいと思っていらっしゃるのか、差し支えない範囲で教えてください(^^)」とお願いしたら、
以下のような状況説明がありました。

 *ブログ公開用に少しセリフや設定を変えています。

・Mさんが参加する勉強会で講師の立場である人が相手。
・『質問はありませんか?』とか『ここまででいかがでしょうか?』とのことなので、
 その講師にMさんが質問をすると、
 「なぜそんな質問を?」
 「ここでそんなことを聞くなんて、おかしいでしょう?!」
 「前後や空気を読めば、
  それを聞くにふさわしい場面でないことくらいわかりませんか?」
 「あなたって本当にいつも自分本位ですよね」
 というような返答が返ってくる。

Mさんには、上記のように、相手の対応や言動についてなるべく多数出していただきました。
(時間の許す範囲内で)

そして次に、Mさんが、そう言われたときに、
内心どう思うのかや、どう言い返したくなるのかを、出していただきました。

・大きなお世話だ
・質問があるか?と聞かれるから質問をしているのにそんな風に言われるのは不当だ。
・私は正当なことをしているだけなのに!
・あなたこそ変なんじゃない?!
・(空気が読めないって)これでも日本国民ですけど!
・悪いことをしているわけじゃないのに。

などなどを出してくださいました。


(2)『相手から自分が受け取っているメッセージ』は何か

Mさんに聞いてみました。

    なるほど〜。
    今色々お気持ちを出してみていただいたんですけど、
    相手がMさんに言ったいろんな言葉をMさんなりにひとくくりにするとしたら、
    どんなメッセージになるでしょうか。
    要するに、相手は私に××って言ってるんです、みたいな、
    Mさんが一番強烈に受け取って感じているメッセージってどんなでしょう?

するとMさんは、ちょっと考えて、
こうかな、いや、こうかも…と何度か言い直してから、
『あなたって自分勝手よね』って言われているような気持ちになる」とおっしゃってくださいました。


苦手な相手や気がかりな仲の相手については、
多くの場合、私達は、
「あの人には自分はこう思われているのだろう…」
「あの人は要するにいつも私に××ってことを言ってくるのだ」など
ひとつのメッセージを感じているものです。


それは事実とは違うかもしれないし、
相手はそんなつもりは全くないのかもしれないけど、そこは気にしません。(その検証はしません)

その検証をしようとしてしまうと、(Mさんは)「私が悪かった」に行きかねないので、
その検証のための作業として行うのではないのが、ここのポイントです。


(3)自分が相手に抱いていた元々の期待を大切にしながら、
   自分が相手に伝えたい言葉は何か?

次に、
自分が相手に抱いていた元々の期待  をしっかりと意識した上で、
自分が相手に伝えたい言葉は何か? を考えてみます。

例えばMさんは、質問をした時点では、講師に以下の期待を持っていたとおっしゃいました。

・質問に答えてもらい、疑問点を明確にしたかった
・私が疑問に感じることについて「ああ、そうですよね」「なるほどね」などと認めて欲しかった

けど、Mさんの質問に対して、講師はMさんの期待とは異なる返し方をしたので、
Mさんにも
・大きなお世話だ
・あなたこそ変なんじゃない?!
などの気持ちが出てきてしまったわけです。

・大きなお世話だ
・あなたこそ変なんじゃない?!
は、Mさんの、元々の期待を反映している言葉ではなくて、
売り言葉に買い言葉的なものでしかありませんから、

アサーティブなひとことを見つけるために、

    じゃあ、Mさんの、その、元々の期待を反映できるような言い回しに近づけることを意識して、
    さっき出してくださった本音の言葉を修正していくとしたら、
    どんな言い方に直したい感じがしてくるでしょうか。

と私はお尋ねしました。

Mさんは、やはりここでもちょっと考えて、
「『あなたと私は違うのです』かな…」などと言ってみてから、ちょっと迷っていらっしゃったので、

   ちょっと迷うんですね。考えるだけでは決めがたいかもしれないですねー。
   じゃあ、私がMさんの変わりに、Mさんが今考えたその言葉を
   音声化して言ってみますから、
   Mさんはそれを耳で聞いてみて、どんな感じがするかとか、どこを修正したくなるか
   ちょっとやってみましょうか。

   「『あなたと私は違うのです』」


と、音にしてMさんに聞いてみていただきました。

そんな作業を、異なるセリフで数回行い、聞きながら、
Mさんは微調整を重ねていき、
最終的には
「私が相手に言えたら…と思う言葉は
 『あなたと私とでは価値観が違うのです』です(^^)!」と、セリフを見つけました。


(4)見つけたセリフで返してみる

セリフが見つかったら、
相手から言われている気がするセリフに対して、
実際にその見つけたセリフで返してみるというロールプレイをしてみます。


Mさんは「『あなたって自分勝手よね』って言われているような気持ちになる」とおっしゃっていましたので、
ロールプレイの相手役は、
「あなたって自分勝手よね」から始めます。

Mさんは、見つけたセリフで返します。
『あなたと私とでは価値観が違うのです』


Mさんが返してくる言葉に対して、相手役は何度か切り返しを試みますが、
(例えば
 「だから、そう言い返すってこと自体が、空気読めてないでしょう?!」とか
 「自分のしてることが浮いてるってわかってます?!」など)


Mさんはセリフを変えずに、壊れたレコードで、『あなたと私とでは価値観が違うのです』と返し続けます。
壊れたレコードについてはクリックで過去ブログもどうぞ)


ロールプレイ後、Mさんは、とってもスッキリしたご表情になりました☆


仮にロールプレイをしてみて、いまひとつ違和感があることに気づいた場合は、
また同じような手順で微修正をしていくと良いと思います。


Mさん、皆さんの前でトライしてくださってありがとうございました!


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by selfdefence | 2014-06-24 13:56 | 女性支援
2014年 06月 17日

小学6年生とのWen-Do♪

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

2014年6月16日(月)に、金沢市内の小学校にて
6年生の皆さん(でも女性だけ)とWen-Doをご一緒してきました。

その小学校は、地域住民の方々による防犯や見守りの活動が活発なエリアにあり、
在学期間の6年間に3度(だったかな?)の防犯教室があるそうです。

とにかく大きな声を思いっきり出す!という練習と
逃げるためのダッシュの練習、
ランドセルごと抱きつかれたりしたようなときに、
ランドセルを躊躇わずに脱ぎ捨てて(?)ダッシュする練習などなどが盛り込まれているそうです。


6年生には、中学、高校、大人になってからの自分をも護ることが出来るように…と願って、
より具体的な護身の術の体験講座が設けられました。


・繰り返して学ぶ
 (学校では45分しか取れないからこそ、繰り返すのも含む)
・身体でとにかくやる!
・子ども時代だけではなく生涯使える『自分自身の護りかた』を学ぶ


低学年や中学年児の防犯教室は
地域での活動に携わっていらっしゃる方々も参加や見学を受け入れているのだそうです。
見守り活動の方々にとって、登下校時とは異なる子どもさんたちの姿に触れることが、
活動への意欲を保持したり増強したりするための大きな役割を果たしているとのこと。

とてもよく考えられた上でのお取り組みなのだなあ〜と感じました。
そこにWen-Doを入れていただけたなんて光栄です!


   ☆   ☆   ☆


そんなわけで、6年生とWen-Doを45分でご一緒しました。
(ちなみに男子には別の講師がお見えになっていました)


45分で、小学校高学年女児のみ。
冷静になってみると…私にとってはじめてのパターンです。

 過去にお受けした学校での講座は全て親子講座だったので親御さんが参加していましたし、
 民間から「子どもを対象とする講座を…」とのお話があったときには
 お引き受けしてこなかったのでした。

人が、
「私には自分を護る力がある!」
「私はいざというときには全力を使って自分を護る行為をとっていいんだ!」
と思えるようになるかどうかには、
身近な人々(子どもにとっては親や学校の先生や地域の人々など)の考え方や関わりかたって
とても大事だと思っている私は、
子どもさんに護身についてお伝えするときには
せめてその親御さんにも一緒に来ていただけたらなぁと、
親子講座として開催していただくように働きかけてきました。


でも今回は6年生で低学年ではないということと、
その小学校で何度も防犯教室を行っていらっしゃるという土台部分があることや
地域の方々の意向がその活動を支えている…ということがわかっていたので、
お引き受けさせていただきました。


初チャレンジはどうなったかというと…。
とっても楽しかったです。


   もしも、「いいから一緒に来い!」っていう人が
   目の前に来てて、今何か行動をしないと、捕まえられてどこかに連れていかれるかも…
   って危険を感じたときに、
   どうしたらいいと思う?


「殴るー!」
「蹴るー!」
「悪口言ってやる!!」
「叫ぶ」
「逃げる」
「走る」
「あのね、えっとね…」

などなど、最初から続々と意見が(笑)。

成人女性だったらなかなかこうは行きません。
少なくとも「殴る」はないので(笑)、なぜ殴り方(反撃のしかた)をWen-Doが扱うのかを
丁寧に説明する必要があるくらいなのに比べると、
いやー、6年生女性は話が早いです。


『護身術は自分を護るためのもので、人を傷つけるためのものじゃないから、
 殴る、というより、反撃するとか、抵抗する、って考えておくといいと思うよ』


と、ひとこと釘を刺すべきか?と一瞬思ったけど、
それを、45分という短い講座で、6年生の彼女たちに対して言ってしまうと、
私が今日一番伝えたいメッセージが弱まってしまうだろうなと思ったので
言うのは辞めました。


私が一番大事だと思っていることは、
《いざというときに思いついたことは、常に自分自身にとってベスト!》だということ。
それを、心の底から信じて、やる!ということ。


私の思いつきには未熟な部分があるのでは?
欠けている視点があるのでは?
見えていないことがあるのでは?
もっと良い方法や考えかたがあるのでは?

そういった視線は、物事を慎重に着実に育てて手がけていくときには大事だと思うけど、
即時行動が必要な護身の場面では、
そうした視線はためらいや不安につながりかねないので、


護身のことだけしか学べない45分は、
とにかく、彼女たちが言ったこと、してくれた動作は、全て
「それいいね! じゃあそれをやろう」
「うわあ!過激すぎてステキ☆ よし、過激に声を出して一緒にやるよー」と
講座に活用させていただくことにしました。

最後の5分で、首に手をかけられたときの外し方を
デモンストレーションでやってみせました。
そのとき、「私の首に手をかける役をやりたい人いますか?」と募集したら、
7人くらいが天井に届くほどまっすぐはっきり手をあげてくれました(笑。元気や〜)


ジャンケンをしていただいて、手伝ってくださるかたが決まり、
そのかたに

    じゃあ、私の首に、こんな風に、本気で締めなくてもいいけど真似だけで、
    手をかけてみてくださいますか(^^)

と伝えたら、

ものすごーく遠慮がち。
手の緊張感も、瞳の奥に見える表情も、ちょっと不安そうな感じ。
私からかなりの距離を取ろうとするので構えが不自然です。


これは、この日のこのかただけではなくて、
親子講座で手伝ってくれるお子さんには時々あることです。


(成人のWen-Doでも、遠慮がちに相手役をしてくださるかたは少なくありませんが、
 成人女性の場合はどちらかというと私への気遣いから遠慮してくれる人が多いです。
 相手役は立候補で出ていただくので、
 『やりたいと言って出てきたのに不安そう』ということは成人の場合はほとんどありません)



口では「殴る!」「蹴ってやる!」などと勢いのあることを言っていても、
大人の私の近くに立って、私と身体の一部分を接触させながら相手役をするのは
たとえ役でも、危険なことはなかろうと頭でわかってはいても、
たとえさっきまで冗談ばかり言って笑わしてくれたおばさんが相手でも、

子どもや女の子にとってはとっても緊張するし、ある意味怖いんだよね。


ああ、さっき、説教めいたことを言わなくて良かった。
その不安さ、わかるよ〜と思いながら、ご協力をいただいて、デモをしてきました。

とにかく爆笑の連続で、楽しそうに、活発に意見や質問を出しながら参加してくれた皆さんで、
終了時も終了後も質問が続いたため、
「機会があればまた来るからそのときに続きをしようね」などと言ってしまった…。


軽卒だったかも…とちょっと反省しつつ、
6月16日にやったことは全てメモしてあります。
いつ『またの機会』が訪れてもいいように、準備だけは万全(?)です。


お世話してくださった皆様、ありがとうございました。

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by selfdefence | 2014-06-17 13:51 | 子ども
2014年 06月 10日

Wen-Do 名古屋基礎講座(2日間)無事に終了です

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

6月8日は名古屋で開講したWen-Do基礎講座の2日目でした。


梅雨に入ったので薄曇りや小雨になるかな?と思っていたらとんでもない。
真夏日の晴れやかな1日になりました。


Wen-Doの基礎講座の2日目には、
・寝室(や、眠っていたところ)への侵入者への対応
・床に組み伏せられた状態からの離脱
などがメインとして入ってきます。

寝室への侵入者対応は、
・目が覚めたら不審な侵入者が部屋の出入り口(または窓など)付近にいた場合
・目が覚めたときには既にかなり近くまで来ていた場合
・相手に上に乗られたことで目が覚めた(目が覚めたときには相手が上に乗ってしまっている)場合
と、
相手との距離感を変えながら、対応のポイントを整理して、実技をしていきます。


身体的に距離がある場合は緊急度が低くなる分、やれることの幅が広くなるので、
対応には個性が出て、けっこうここが面白い。

「うちの地域だと、認知症の徘徊老人が迷って入ってきちゃう可能性もないわけじゃないから、
 いきなり怒鳴ったり大声をあげたり物を投げたりするのではない方法も考えたいなあ」
などのご意見も出ました。


理屈としては、咄嗟の場面で思わず大声をあげたり物を投げてしまったりしても、
それは責められることではないのだからさほど気にしなくてもいいのに…
という考え方もアリかもしれないけれど、

そう考えようとしてもそうとは割り切れないのだとしたら、
『割り切れない私に、それでも出来ること』を見つけるのが、《私のための》護身の策として重要ですね♪


  *  *  *  *


寝室への侵入者対応を考えてやってみましょう、というときに、
質問がありました。

「やっぱり、強めに、なんていうか…ヒステリーな感じで声をあげたり対応したりするほうが効果的なんでしょうか?」

     今『ヒステリーな感じ』という言葉でおっしゃってくださったんですけど、
     その『ヒステリーな感じ』というイメージは、
     ご自身の中で「私はこうでありたい」と思える、憧れのイメージに近いものですか?


「いいえ、どちらかというと逆です。あまりなりたくないかも ^_^;」


     だとすると、ご質問へのお返事は「いいえ」です。
     自分がなりたいプラスな自分をイメージして、
     そのなりたい私に近づくために具体的な行動を取っていく…ってことが
     気持ちが弱りかけるときに自分を支えるコツかな〜と思います。


別のかたから、『なりたいけど私には無理だなあっていう気持ちもあるときには?』と聞かれたので、


     そこも大事ですよね。
     なりたいイメージがただの理想で、現実の自分とかけ離れすぎていると
     確かにそれも上手く行きにくいかも。
     今の自分のキャラを生かしたプラスイメージの自分がいいと思います。

     緊急時だから、完全に普段どおりの自分のままってこともなく、
     ちょっとスイッチを切り替えて、緊急時対応用の自分を演じるみたいな部分はあると思うけど、
     そのスイッチ自体は、外ではなくて自分の内側にあるから、
     どうチューニングするとそれ用のスイッチに切り替えが出来そうかを
     探す感じでやってみましょうか(^^)


そんなやりとりを経て、皆さんペアになりながら実技(ロールプレイ)に入り、
それぞれに工夫してやってみてくださっていました。
個性豊かで、見ていてとっても興味深く、楽しかったです(*^^*)


ご感想では、案外『気持ちや意見を話し合える時間が随所にあったのが良かった』という意味あいのコメントを
多数いただきました。

やっている私の中では、護身動作の練習のアレを省いちゃったな…、あの練習時間ももっと入れれば良かったかも…とか、

『人の身体は緊急事態に遭遇したときにこうなるものらしいので…』とか、
『統計によると××は年間〜〜〜件発生していて…』などの
護身のための知識としての時間が不足していたかも…というような思いがあったのだけれど、


『気持ちや意見を話し合える時間が随所にあったのが良かった』というお声を拝見して、
ああ、そう思っていただけたのだなと嬉しかったです。
気持ちや意見を安心して出し合える場やメンバーや時間って、実はものすごく貴重ですよね。


 *  *  *  *  *

さすがに、基礎講座にまでご参加くださるかたは
目的意識が明確で、積極的に楽しんで下さる方が多く、
楽しいたのしい名古屋基礎講座の2日間となりました*\(^o^)/*


あ、そうそう、感想用紙の「気に入った動作や考え方や技は?」という問いに、

 《ぶっとばし》《丸太投げ》

と書いてくださっていた方が複数いらっしゃったので、確認のためにお知らせをさせていただくと、

あれらの技の名前は《ぶっとび》《丸太返し》です(笑)。
(技の名前はどうでもいいっちゃーどうでもいいんですけど 笑)
皆様のアグレッシブさあふれる感想用紙に笑いをいただきました。


主催の皆様、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
基礎講座修了生は、今後のWen-Doでも沢山ご活躍いただけたらと思っていますので、
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

   馴れ馴れしいかも、とか、出しゃばりすぎかも…とか遠慮なさらず、
   これからもWen-Doのおそばに居て、ジャンジャンご意見くださいね。
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by selfdefence | 2014-06-10 13:06 | 講座の御礼
2014年 06月 10日

Wen-Do 名古屋大学附属中学・高校 PTA研修会

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doインストラクターの福多唯です。

2014年6月7日(土)に、
名古屋大学附属の中学校・高校の、PTA研修会として、Wen-Doを開講していただきました。

5月末に竣工したばかりという新しい建物の新しいお部屋での講座です。
とっても広くて使いやすくて素敵なお部屋で、
控え室として併設されている和室は旅館みたい! 泊まりたくなっちゃった。


多数の方に参加申込をいただいて、とっても熱心にご参加いただきました。

始めた時点では、(護身術の講座って何をするのかわからず、緊張度が高いものなので)
真顔でいらした皆様方が、
講座の進行にともなって、少しずつ笑顔になっていく様子がとっても嬉しかったです(^^)


そしてとても感銘を受けたのは、控え室にご用意くださったお水。

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2週間ほど前に事前相談でご連絡をくださった役員さんが、
「講座のときのお飲物は何がよろしいでしょうか?」と尋ねてくださいました。

講座のときにはお茶よりも水派なので、そのように答えたところ、

「お気に入りの銘柄等はありますか?」と。

      まあ! 銘柄まで申上げていいのでしょうか。 
      ありがとうございます。Vittelです。(←遠慮してみせて結局答える)


でも、電話の向こうの役員さんは、多分名前に馴染みがなく、
耳で聞いただけではピンと来なかったのだろうなと思います。
そうだよね、エビアンとかいろはすとか、有名どころでなければわかりにくいですよね…。

それで、無理に探してくださらなくても、水なら何でも飲むので大丈夫ですよ〜というやりとりで
そのときの会話は終えたのでした。


なのに、Vittelを用意してくださっていたなんて♪
扱っているコンビニが多分限られているので、何軒もお探しになってくださったかも。
私に「気に入り銘柄」を尋ねてくださった役員さんにも
お水を探してご用意くださった役員さんにも、心から感謝です。ありがとうございました。


講座を始める前に水のことで感銘を受けてテンションがあがり、
また、「そうそう、こののどごし♪(←ビールか)」と思いながらVittelを飲ませていただけたおかげで、
心身共に講座に全力投球できましたー(^^)/


  *  *  *


プロとして、気持ちや身体の調整は基本は自己管理して、
また、講座直前に何かがあっても、講座にはベストな状態で全力投球を…との思いはあるけれども、
こうして嬉しいサポートをしていただくと、
私が、自力でコントロールできる範囲なんて知れてるな、とも実感します。


講座の前夜に「明日はよろしくお願いいたします。楽しみにしています」のご連絡をいただいたり、
こうして、お水で思いがけず支えていただいたり。

あと、過去には
「暑かったでしょう?!」とご自宅からクーラーボックスで持ってきた《冷却ジェルまくら》を
お持ちになってくださったかたもいました(笑)。あれも大感激でびっくりしたなあ(*^^*)

美味しい銘菓や、お茶をご用意くださる主催者さんも数多くいらっしゃいますし、
「講座には参加できないからすぐに帰るのですが、お会いしたくて」と
尋ねてきてくださる方がいらっしゃることも稀にあります。

遠方に出張するときには、到着時にはそれなりに疲れていることがあるのだけど、
そうしたお心遣いをいただくと、
その瞬間に「ああ、私、実は疲れていたんだな」と自覚して、その上で同時に、
「でも、こうしていただけたおかげですっごく元気になれちゃった!」とエネルギーチャージが出来ます。


私がその自覚や実感を持てることはとっても大切で、
その実感があると、
「来場の皆さんも疲れていたり、実は不調だったりイマイチだったり…など、あるだろうな」
「そうだとしても、エネルギーチャージをしていただける時間にして
 元気になって帰っていただけるようにしよう☆」
という姿勢に、私がスッと入ることができます。

頭で、そうしなくっちゃと考えてそうするときと、
実感をもとにその姿勢にスッと入っていけるときとでは、何かが違う感じがするのです。


そして今回はこんなご感想もいただいて…「よっしゃあ!」って感じで締めくくりを迎えました(笑)
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多くのかたの思い遣りやご配慮の積み重なりによって
講座が安全で楽しい場になりますね。
皆様、本当にお世話になりました(^^)/


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by selfdefence | 2014-06-10 12:09 | 講座の御礼
2014年 06月 07日

性犯罪加害者についての書籍

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

「性犯罪者の頭の中」という書籍を読みました。

とっても良い本だと思います。
性犯罪に対して思い入れが強いという自覚のあるかたがお読みになったら
もしかしたら感想はまた違うのかもしれないけれど。

性暴力(性犯罪)が性的欲求や衝動によって行われるわけではないことが
よくわかる一冊です。

「ここは大事!」と思うページの端を折り、
「こんな言葉で説明できれば…!」というところにマーカーを引いていたら、

折りまくりの蛍光色ありまくりの一冊になってしまいました。

もっと詳細な感想を書きたいと思っていたのだけど
それだとご紹介がどんどん遅くなっていくので、
能力に不相応な欲を出すのはやめにしました(笑)

この程度のご紹介でどうよ、と思うけど、本当にわかりやすくて読みやすいです。

「性犯罪者の頭の中:鈴木伸元さん(幻冬舎)」



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by selfdefence | 2014-06-07 02:01 | 加害者関連
2014年 06月 03日

それでも夜は明ける 青天の霹靂

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doインストラクターの福多唯です。

ここのところ映画を続けて見ています。
どれも良かった!

5月に見に行った「それでも夜は明ける」は、
どんなストーリーなのかをある程度わかって…わかったつもりになって…行ったのだけれど、
それでも息をのみました。

ミネラルウォーターを買って入場したのだけれども、
ひとくちも飲まないままでエンドロールに。

飲み物を買ってあったなんて思い出せなかった。
映画館の、クッションのきいたイスにゆったりと座って観るのが心苦しくなりながら、
見ていて楽しいストーリーではないけれども、
主人公たちの必死さから、目が離せない。


そして見終わったときに気づいたのは、水をひとくちも飲まなくてのどがカラカラだなということと、
もうひとつ。

「逃げればいいのに」「今のうちに相手をやっつけちゃえばいいのに」とは
私は一度も思わなかった/思えなかったな、ということでした。


もっと短時間で作られたドラマなどであれば、
見ながら「このスキに逃げられるじゃん」とか
「今なら相手は眠ってるんだから、皆で一致団結して相手をやっつけちゃえばいいのに」など、
冗談やツッコミを入れながら見ることがしょっちゅうなのですけど、


それでも夜は明ける」は、冗談やつっこみを思いつくスキなんて全くない作品です。
飲み物に手を伸ばすことも、喉のかわきすらも、思い出すことができません。


とてつもなく絶望的な気持ちで、
そして、次の瞬間には自分はどんな仕打ちを受けるかわからない…という
張りつめた不安さに心身が覆い尽くされてしまい、完全に縛られていた…みたいな感覚でした。

この程度で被害者の心理状態を疑似体験できる…なんて書いたらそれはそれで畏れ多いけど、
かなり近い心境になります。

見たら辛くなる人もいらっしゃるかもしれないのでお薦めは出来ないけれど、
見て良かったと思える、私にとっては、良い作品でした。
さすがアカデミー賞にノミネートされまくっただけのことはあるなあ!

 
 *  *  *  *  *


そして、笑って泣けて、こころがあったかくなる映画が「青天の霹靂」。

こちらはストーリーはあまり知らないまま行きました。

それがもう、ホントに、良かった〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

登場人物や撮影シーンが絞り込まれていて、
だからこそ登場人物の気持ちのひだが豊かに伝わってくる、素晴らしくハートウォーミングな作品。
邦画に私が求めるものってこれだよな〜という気持ちもしっかりと充足させてくれました。

『母親の意味』について、主人公が必死で絞り出した答えが泣けます。
お時間があればぜひ見てみてください。


 *  *  *  *  *


青天の霹靂を見ながら思い浮かべていたのが「じんじん」。
試写会で見たこの作品、ものすご〜く良くて、これも笑って泣けて、じんじん来る作品。
俳優さんも素敵な人が揃っていますし、ロケの風景は美しく、
見たあとに、良い時間を過ごせたなあと思えるのです。

6月14日(土)は、いよいよ金沢市での上映会。
大スクリーンで見るのが楽しみです♪

上映日はこの日だけだけれど、上映時間は3回あります。
皆さんぜひいらしてくださいね。

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by selfdefence | 2014-06-03 16:05 | つれづれ