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2013年 09月 30日

国際ガールズデーin Kanazawa

こんにちは。
Wen-Doの福多唯です。

今日の北陸中日新聞さんに掲載していただきました♪
(写真の下にもブログは続くよ)

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10月6日に「国際ガールスデーinKanazawa」というイベントをします。
場所は金沢大学角間の里。

私の意図としては、ガールズデーの存在を少しでも多くの人が
知ることができればいいな…だったので、
新聞にこうしてご掲載いただけたことで、既に目的達成の気持ち(*^^*)


当日は動画を見たり、ワークショップをしたり、
このテーマに関心を持って集う人同士で交流したりします。
堅苦しい時間にはなりませんので、お気軽にいらしてください。


申込や詳細はこちらからになります♪
http://kokucheese.com/event/index/99637/


写真はプランジャパンさんからいただいたガールズデーの啓発グッズ。
来場者さんにちょっとずつお分けできるかも(全員分に不足したらごめんなさい)。

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by selfdefence | 2013-09-30 16:50 | 女性支援
2013年 09月 30日

京都:『性暴力と刑事司法』UStream配信で見ることが出来ます

*10月24日追記

動画が修正されて再度公開としていただけたそうです。

あのとき見逃したー!というかたは今度こそぜひ。
10月25日くらいまでは無料で全体が視聴ができ、
その後はIWJ会員サイトでのダイジェスト版視聴となるようです。


前半
http://www.ustream.tv/recorded/39978526
後半
http://www.ustream.tv/recorded/39980643

視聴の途中でIWJのロゴが映り、配信がストップしたのかと
勘違いされるかもしれませんが、それはカット部分(修正部分)とのことで、
しばらく待つと再開されるそうです。

=======================

*10月1日追記
下記のようにご紹介したUStream配信は
ご事情があって配信中止となったそうです。

=======================

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

昨日はブログにあげたようにペーパーバッグなどを作ってのらりくらりと過ごしていたのですが、
本当は、行きたくて気になっていたシンポジウムがありました。
気力体力の危うさを感じて行くのを中止したのは私の意志だけど、
やっぱり残念な気持ちはあり。

しかしなんと、その様子の全てが
UStream配信によって見ることが出来るというではないですか*\(^o^)/*


◎シンポジウム『性暴力と刑事司法〜性暴力加害者の責任を問う〜』
◎2013年9月29日立命館大学法科大学院にて
◎主催:ウィメンズカウンセリング京都さん


前半
http://www.ustream.tv/recorded/39978526
後半
http://www.ustream.tv/recorded/39980643

2時間30分の映像です。でも、私は今日の朝みつけて、お昼や休憩を挟んでついさっきまで、
結局4時間半くらいかけて見ました。
手元にレジメがないということもあるけれど、メモしたい話ばかりでポーズ続出。


行かなかった自分を「とても貴重な学びの機会を、私がヘタレなために、自ら手放したのでは…」
と感じていたので
(お休みにして、ペーパーバッグを作ったこと自体は楽しかったんですけどね。
 ブログ記事をとっても喜んでくださった方もいらしたし♪ ありがとうございます)


この配信はありがたかったです。

   ☆   ☆   ☆

最初の牧野雅子さん(京都大学アジア研究教育ユニット研究員)のお話は、
実際にあった強姦事件について、
適切な取り調べ等がなされているか?を、つぶさに調査なさり、
そこから見えたことについてでした。

 
同一犯によって多数の被害女性がいて、凶器で脅して…とか、住居に侵入して…などの手口が用いられていた事件で、しかも加害者は当時現職の警察官でした。


この事件ですら偏見や思い込みのバイアスがかかり、適切な取り調べ等がなされていないとしたら、
ましてや他の事件は…となるわけで、
牧野さんが丹念に調査なさったところ、


やはり、『性犯罪は性的欲求(不満)が根本にある』という偏見に基づいて、
その結論に添うような捜査や取り調べ、供述調書作成がなされているらしき事実が明らかになり、
牧野さんは説得力を持ってひとつひとつを解説なさっていました。


なぜ、そんな偏見による調書作成が続いてしまっているのか…の一要因として、
『記載要領』というテキストの存在が紹介されました。(そんなのあるんだ〜?!)


私にとって牧野さんのお話の中で特に印象に残ったのは、
この同一犯の事件の中でも、未遂となったものがあり、
その背景には、被害女性が抵抗したり、加害者を思いとどまらせようと交渉を試みたりした事実があったというご紹介です。

*ただ、牧野さんは、
 「だからといって抵抗した女性は助かった、抵抗しなければ女性は助からないということでは
  ないので…」というようなこともおっしゃっていて、
 (正確にはこうしたおっしゃりかたではなかったです。私の記憶が曖昧なだけです)
 その意図もとってもわかるので、私も多くを書くのは控えようと思います。

そして、抵抗した女性がいたという事実が、供述書では『なかったことのようにされて』しまうからくりも紹介されています。


  ☆  ☆  ☆


ふたりめの吉田容子さん(弁護士/立命館大学法科大学院教員)のお話は、性暴力裁判の問題点。
牧野さんのお話が取り調べや供述調書作成に比重があるのに対して、
吉田さんのお話は裁判の、法廷の場でどうなのか、というお話です。


裁判官はもちろん、法律を元にして判決を出すわけですが、
問題が感じられる性犯罪での判決には、
「(刑法等の)条文の解釈の問題」と「(法廷という場での)運用方法の問題」があるということで
主にその2点についての解説をしてくださいました。


強姦罪と強制わいせつ罪が異なっていて、別個に存在しなければならない理由の解説から始まります。
そして「強姦罪とは(刑法としては)元々そういう性格・位置づけなのか…」とわかると、
刑法の中での強姦の定義というのは、一般人々がイメージする定義とはちょっと違う、ということも見えてきますので、
この分野のことを全く知らない人にもわかりやすいお話だったと思います。

ただ、吉田さんの知識量が膨大でいらして、短時間の中に多くを盛り込んでくださるので、
そのスピードに私がついていけなくなりかけることがあって、

ああ、UStream配信で良かった〜(笑)。 何度も一時停止しちゃいました。


  ☆  ☆  ☆

3人目の周藤由美子さん(ウィメンズカウンセリング京都)のお話は、
『ジェンダーの視点に立ったカウンセリング』。
性暴力被害にあったかたが心的に回復するために必要不可欠なことについての話を中心に、
被害にあったかたの心理状態や対処行動についても紹介がありました。


最後は、質疑応答にじっくりと時間が割かれ、来場者の質問に3人からの返答がありました。


  *   *   *   *   *


こういったお話を聴くと、
「警察がそんな取り調べをしちゃうんじゃ…」とか、
「裁判官がそんな感覚じゃあ…」とか、
「かといって行政(警察)、司法(裁判)、立法は三権分立で別々で、どこからどうしたら…」
などなど、

現状改善には高すぎる壁を見てしまうような気持ちになりかけることもあるのだけど、


牧野さんは、希望はある、とおっしゃっていました。


被害者の人権について大きな改善がなされたのは、
1991年のあるシンポジウム会場で、被害者家族のかたが、フロアで声をあげたのがきっかけだったとのことですし、

性暴力加害者に刑罰だけではなく更生プログラムが必要だ、となったのは、
奈良の事件の際に、多くの人が「再犯防止対策はどうなっているんだ?!」と声をあげた影響が大きかったと紹介がありました。


学びによって、
なんとなーくおかしい…とモヤモヤと感じていたことについて、
声をあげられるようになっていくって、すごい力ですよね。

希望的なメッセージで締めくくられていたシンポジウムでした。


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by selfdefence | 2013-09-30 16:29 | 加害者関連
2013年 09月 29日

続2【休日】ペーパーバッグ作り♪ 非対称柄の場合

*ペーパーバッグの作り方の続きエントリです。はじめから見るにはこちら


【B】非対称柄のチラシの場合

仕上がりのイメージを先に見ると、「左右非対称??」ですよね。

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もとのチラシはこちら↓です。
左に余裕があって、右寄りの図柄なのです。
こうしたもので冒頭写真のようにつくるには?を見ていきましょー♪
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このバランスをそのまま生かしたければ、
左右から同じ分量ずつ折る、左右対称柄のチラシの場合と同じ作り方(こちら)でいいのですけど、

非対称柄の場合、かたほうだけを折ればいいので、実は手間が省けてカンタンです。


1)余裕がある方で、のりしろ+マチのジャバラの全てを折ります。

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2)組み合わせかたはこんな風になります。

このチラシの場合、右端は全く折っていないので、
折った左端ののりしろに折っていない右端を重ねるとこうなる感じ。
写真は糊付け前です。
*持ち手ヒモを着けるために上部を折って持ち手を着ける方が
 左右サイドの貼り合わせより先です。

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3)上部を折って持ち手の紙ヒモをつけます。

  詳しくはこちらのエントリにて

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4)底を折って完成。折りかたはこちらのエントリにて。

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可愛い♡♡♡


こんな感じで。色々作れます。たのしー♪

こちらは海老蔵さんファンの友達に。
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これは別の友達に。
雑誌から取りました。表裏でこの柄にしてみたよ。

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慣れないうちはひとつ作るのに…40分くらいかな?
慣れてしまえば15分〜20分で作れるようになります。



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★講座ご都合の合わないかたへの個人対応:こちらをどうぞ


=世界が変わる わたしのお守り=
 意識・言葉・行動で、私を護る自己表現 Wen-Do Japan

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by selfdefence | 2013-09-29 23:54 | つれづれ
2013年 09月 29日

続【休日】ペーパーバッグ作り♪ 

ペーパーバッグ作りの続きです。

5)サイド部分を貼り合わせる。

  このチラシの場合、左右両方に白縁がありました。
  のりしろは片方だけあればいいので、私は左の白縁は切り落とすことに。

  ↓この写真で見えている白い部分をカッターで全て切りました。

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  右の白縁ののりしろは残っているので、ここに糊をつけていきます。

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  わかりにくいのですが、一枚のチラシをもう一枚の上からかぶせるようにして貼り合わせています。

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  真横から見るとこうなります。のりしろは隠れていて見えません。

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  真上から見ると、筒状になりました♪

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6)底のマチを貼って仕上げる。

  底を折ります。折れ線は既についているので、それに添いつつ、こんな風につぶしていきます。

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  あとは重なる部分をしっかり貼り合わせれば完成!!

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次のエントリで左右非対称な図柄のチラシでの作り方をご紹介します。
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by selfdefence | 2013-09-29 23:30 | つれづれ
2013年 09月 29日

【休日】ペーパーバッグ作り♪

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

今日は久しぶりに何もない日曜日♪
嬉しかったのでペーパーバッグを作りました。

映画や美術展等のチラシや、雑誌のお気に入りページを切って作れます。
慣れてしまえば簡単だよん。

【A】左右対称な図柄のチラシで作る場合。

出来上がりはこんな感じ。

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1) 底を折ります。

 私は人物の足下を底にすることに決めました。(折り:一度目)
 人物の足下〜チラシ底辺までがバッグのマチ幅になります。

 マチ幅の半分でサイド部分がジャバラになリ、また、バッグの下部も畳まれるため、
 マチ幅の半分で折り(折り:2度目/これは定規で測って折らずに印をつけるだけでも可です。
           私は測るのが面倒なので折りました)、
 バッグ下部の畳まれる部分も折ります(折り:3度目)

 3度折るとこんな感じ。

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 バッグは2枚のチラシを張り合わせて作るので、
 同じ柄(でなくてもいいのですが、少なくとも同じ大きさ)のチラシを
 2枚、同様に折って進めていきます。


2)両サイドのマチを折ります。

 このチラシの場合は白枠が付いていたので、ここをのりしろにすることに決めました。
 まず白枠部分で折ってから、
 次に、底を折って割り出したマチ幅の半分の厚みで再度サイドを折ります。

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 左右両サイドを折るとこうなります。

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 ここで糊はつけずに組み合わせてみて、2枚のチラシの幅が揃っているか確認してみました。

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3)上部を折ります。
 
  持ち手のヒモをつける準備として上部を折ります。
  柄を見ながら適当な位置=高さで。(最低2センチくらいは折り返し幅があるといいです)

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4)ヒモを通します。

  適当なイチに切り込みを入れて、紙ヒモを通します。
  紙ヒモはしっかり貼付ける必要があります。
  私は宛名シールの縁の残りを利用してます。
    シールがなければ、普通の紙を適当な大きさにして糊張りすればOK。

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  貼る前に、紙ヒモのよりを少し戻すと安心かも。(よりを戻すと安心か…。うん。←独り言 笑)

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長くなってきたのでここで一区切りにして、続きは次のエントリで。
 
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by selfdefence | 2013-09-29 23:14 | つれづれ
2013年 09月 27日

前橋で古武術を使った護身術教室開催

こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。

群馬県で活動し、Wen-Doも何度もご開催くださっている
(特)ひこばえさんが、下記の通り講座を開きます♪

内容は古武術をベースにした女性のための護身術とのこと*\(^o^)/*
私もすっごく行きたーーい!! けど、5日は別件が…。
ご都合のつくかたはぜひお運びください♪


2013年10月5日(土)  古武術 講師 飯田真弓氏
  場所;前橋総合福祉会館(いきいき談話室)
  時間:10:30~15:30まで
      古武術的身体操法の基本(午前中)と応用(午後)
  定員:30名/無料
  主催:前橋市男女共同参画室/NPO法人ひこばえ
  申込先:前橋市☎027-898-6517  FAX027-221-6200
       ひこばえ☎027-268-5606


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちなみに(?)、私自身も10月2日に前橋に講座に行きます。
こちらもどうぞ。この日は講演と実技を分けるため、男性もご参加いただけます。

2013年10月2日(水)  女性のための護身術
  場所:元気21公民館 44スタジオ
  13:30~14:40 講演(男性も参加できます)
  15:15~15:45 実技(女性のみ) 
  定員:20名/無料
  主催:NPO法人ホワイトベル
  申込先:☎027-322-8409/090-3109-7771(渡辺)
       メ―ルinfo@npo-whitebell.jp
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by selfdefence | 2013-09-27 13:55 | 女性支援
2013年 09月 26日

【お分けします】Wen-Do 講座記録の冊子

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doインストラクターの福多唯です。

先日、Wen-Doの講座記録を冊子にしていただいて大感激!という記事を書きました。
その記事はこちらから http://wendosd.exblog.jp/21028466/


そして後日、冊子にしてくださったかたからメールをいただきまして、
「データごと差し上げたらどうかという所長の声がありましたので、
 ご迷惑でなければデータをお送りしたいのですが、いかがでしょうか」と。

迷惑だなんて! 喉から手が出るほど欲しいです!!
…ということで、データをいただきました。ありがとうございます。

せっかくなので誤字脱字等を改めまして、整えて仕上げてみました☆ ジャーン。

この記録はWen-Doの講座としては短時間のものです。
講座時間が70分程度、お茶を飲みながらの交流会が20分程度でした。
扱っている実技やレクチャー内容が最小限になりますが、
Wen-Doの雰囲気は伝わりやすいかなと思います。


ご希望くださるかたにお分けします。
A4、全34ページ。
PDF版は500円。
印刷版は880円(送料込)。

*人体への反撃等の方法についても含む内容なので他の方への無断譲渡等をお控えいただきたく、
 有償にてお分けすることになりました。

お支払いは
・現金払い(会える機会が2ヶ月以内にあるかた)
・現金書留
・銀行振込
・paypal
などにて承ります。

ご連絡は以下のフォームより♪

全ての項目にご記入いただきまして、
メッセージ欄では、
◎ご所属  ◎読みたいと思ってくださった動機(もし何かあれば)  ◎ご希望のお支払い方法
をお知らせ願えましたら幸いです。

http://www8.plala.or.jp/shunzei/women%27s-sd/womenssd/mailform.html


☆お読みくださったかたのご感想☆

・女性への暴力について平易な一般的な言葉で書かれていてわかりやすかった。
 ・ユーモアがあり読んでいて楽しかったです。
 ・講座で唯さんが参加者さんに言った言葉で私も救われました。
 ・Wen-Doをいつかぜひ受けてみたい気持ちが高まりました。
・モテ研入りたいです。

ありがとうございます(*^^*)

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by selfdefence | 2013-09-26 14:15 | ●WEN-DOについて
2013年 09月 24日

受動的攻撃(PA)から自分を護る

こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多です。

9月24日は金沢市主催の傷つきからの回復ワーク「私らしさを取り戻す」の第8回でした。

テーマは「コミュニケーションの歪みに目を向ける」。
PA(ピーエー=パッシヴ・アグレッション)と呼ばれる、受動的攻撃


PAとは。。。

忙しそうで大変そうな素振りをわざわざ見せる割には
(時には不機嫌な表情だったり、
 「あ〜忙しい忙しい!」と聞こえよがしに言ったり、
 「することがない人はいいねぇ」とか
 「よくそんなにずっと座ってられるね」などのセリフを伴います)、

手伝って?とは言わない。みたいな ^_^;



いますよね〜。自分自身に覚えがある人も多いのでは?(←お前だろ!)。


PA(受動的攻撃)とは、

・誰かの言動を受けて応答するときに、気持ちや考えをいまひとつ濁していて率直に表現しなかったり

・証拠が残らないような隠れたやり方で相手を攻撃してみたり(例えば陰口やうわさ話を広げるなど)、

・相手との関係性では当たり前の期待をされていることをわかっていながら
 それを期待する相手を責めたり、黙殺/無視しつづけたり

(例えばデートを望む恋人を『お前は暇人か』とあざけるとか、上司が部下を決して認めないとか、)

・約束したことを「忘れちゃった。でも人間なら忘れることもあるでしょ。それを責めるなんてひどい」な
 どと、開き直って謝罪を伴わないとか、

・自分では何も(試行錯誤も決定も行動も何も)しないのに、
 相手の決定や行動に不満や批判やジャッジや分析的発言だけをする…など、

暴行、暴言、脅しなどとしては括りにくい方法での攻撃を指します。


モラルハラスメントもそうなのだけど、
モラルハラスメントという表現だと「あ、私もやってる…^^;;」と思いにくいのに対して、
受動的攻撃という表現だと「あ、私もやってる…^^;;」と認める女性が多くなるのが興味深いところです。


とにかく、


された方にはなんとも言えないじっとりした不快感が生じることが多く、
それすらも「あなたが勝手にそう受け取ってるだけだ」と一蹴され、
お互いを理解しあおうという話し合いのテーブルに着くことすら出来ません。


日本語でPAにあたる言葉って何かないかなあ…。
嫌味とか? 
単に『意地悪(をする)』?
でも、嫌味や意地悪も、何かちょっとズレる感じがする…。


っていうのは、
嫌味を言うときや意地悪をするとき、人は自分の中の刺々しい感情や思いを自覚していることが多いのに対して、
PAは必ずしも自覚しているとは限らない…から、やっかい
なんですよね。


むしろ、PA的なやり方のほうが無難/常識的/良いことだ、と思い込んでいることもあります


何と比較して無難/常識的/良いことだと思っているのかというと、
『率直な言動』に対してです。


 *  *  *  *  *



私たちは子どもの頃から、
ズバリとストレートに物を言うのははしたないことだ、というような価値観を
私たちは学んできています


例えば、小学生の子どもが、宿題をしてご飯を食べて夕食を…とやっているうちに、
寝る前になって『あ! 明日、雑巾がいるんだった!!』と思い出し、
親にそう話したとすると。

 なぜ今頃になってそんなことを!
 だいたいいつもお前は…。


よくある光景です。^^;;


このとき、親の側に、
・子どもには子どもの事情があって今言ってきている(悪気はない)のだ
・私にも私の事情がある。今から作るのは正直イヤだなあ。さてどうしようかな。
と、
それぞれのバウンダリーを尊重しつつ、冷静に対策を考えられるようであれば、
そんな罵声は飛ばないのですけれど、


ほとんどの人は、そんな訓練は受けていません。
つい、思いつきや感情で物を言ってしまいます(親にも悪気はないのですよね…)。


子どもは、怒られれば『言わなきゃよかった…』となります。


必要なことを、思い出した時に、「必要です」と言っただけなのに、
そんな展開になる…というようなことが、
繰り返し、様々な場面で体験されると、


『思ったことをそのまま口に出す前に、よく考えなくてはならない』
そう思い込み、自分を抑圧しながら普段のコミュニケーションを取るので、


するとどうでしょう。


そうでない人を見ると、責めたくなります。
気軽に頼み事をしてくる人とか、こちらの事情を知らずに遊びに誘ってくる人とかに
ついイラっとしたり。


そんな悪循環の中で、


「自分の仕事なのに、あの人ったら、人を頼ってきて、まったく…」とか、
「自分の都合で人を利用して、なんてわがままで狡猾な人なんだろう」など、
他者のせいにして処理(否認)する受動的攻撃的なやりとりが行き交います。


今日の学習会でも、
「相手の言うことをもしかしたらイヤミかな?と思っても、
 自分が勝手にそう感じているだけなのではないかという気持ちも沸いてきちゃうので…」
とおっしゃるかたがいらっしゃいました。


ああ〜。
イヤミで巧妙に罪悪感を植え付けられるんだよね。
植え付けられた罪悪感なんかのためにそんなに葛藤して悩む必要なんてないのに…(>_<、)



  *  *  *  *  * 


かくして、私達はコミュニケーションを通して、
率直に物事を口にすると良くない展開になることがある、という学習をしてしまい、
人に罪悪感を持たせることのできるやり方がある、ということも
体験的に学んでしまっています。


なかなか他者に対して率直な言動が出来ず、
周りの人もそれが出来ない人ばかり…という環境下にいると、
他者から率直な言動の見本(と、それをされたときのある種の『気持ち良さ』)を体験できる機会もないままになり、
逆に、
罪悪感を抱かせるような歪んだコミュニケーションばかりが
エキスパート並みに身につくという悪循環にはまってしまう。


そこから自分を脱出させるには、
まずほんとうの自分自身としっかりとつながった上で
自分の弱さやずるさ等も含めて自分の本当の気持ちや思いとしっかりとつながった上で、


罪悪感がわきかけたときに、
それが真の罪悪感なのかそうではないのかを見極めましょう。


真の罪悪感とは(ここでは)、
自分が明らかに非がある言動を誰かにしてしまったと自分が認識していて、
『あれは悪かったな』と何に非があったのかを具体的にふりかえることができるときの、
良心の呵責のこと。


相手が不満を感じていなくても、怒っていなくても、
自分のあの言動については誤りがあったから、私は謝らなきゃと思う気持ち。


それに対し、植え付けられた罪悪感には、
自分は悪いことをしたつもりはないのに…という戸惑いが伴います。


反省すべき事柄が自分の中で明確になっていないのに、
相手が不満そうだから、怒っているみたいだから、
それについては悪かったなとか、それには謝らなきゃいけないみたい…みたいな気持ち。


  もちろん、自分の言動がきっかけで誰かが悲しんだり怒ったりする様子を目にしたら、
  それについて胸が痛むのってある意味自然なことです。謝っても良いとも思います。
  ただ、相手の様子を目にしたことによって痛みが生じているのだとしたらそれは、
  自分の言動についての内省から自発的に生じた痛みとは違うものです。


罪悪感が相手の様子を目にしたことがきっかけで生じてきている…とわかったら、
相手の土俵にのらない方法を考えます。



アサーティブネスなコミュニケーションを学んで使うようにしてみたり、
頼まれごとに対して、自分自身を護るための断りかた(リンク先はこちら)を使うのもナイスです。


  *  *  *  *  * 


《人を傷つけてはいけない》という倫理は私の中でも重要なものだけれども、
それをおそれすぎるが故に、どうしたらいいかわからなくなる…ってなるのは、
その倫理観にあまりにも過剰に縛られすぎていて、バランスを失っている気がして、
私は、そうはなりたくありません。


そんな思いの中でWen-Doに出会い、
人には自分を護る力があると信じられるようになりました。


自分とつながり、自分を保つ術を持ち、自分を護れる人は、
他者の言動にそう簡単に操られず、傷つけられたりもしないのだということも学びました。


私がWen-Doやセルフディフェンスを好きなのは、
『人が、自分の力や価値に気づくことができるのはかけがえがなく素晴らしい!
 自分が気持ちよくいられるための方法を私たちはもっともっと学ぼう』と
女性に呼びかけるものだから。


そうやって、ひとつひとつ方法を習得しながら、


植え付けられた罪悪感や、『人を傷つけてはいけない』の思い込みから
自分をちょっとずつ開放中です。


まだ根強く残っている思い込みもあり、
受動的攻撃をしちゃうことも、されて傷ついちゃうこともあるのだけど、


私もこれからも学びます。


写真は今日の学習会会場です。
いつもお花を活けてくださって、ありがとうございますm(__)m


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………………………………………………………………………………………

. .。.:*・゜☆ ほんとうの声を、伝わるように . .。.:*・゜☆

世界が変わる わたしのお守りWen-Do Japan
:公式サイト www.wendo-japan.com

講座予定 http://bit.ly/wendo2016

パーソナル・セッション http://wendosd.exblog.jp/23275358/
………………………………………………………………………………………


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by selfdefence | 2013-09-24 19:13 | 女性支援
2013年 09月 24日

Wen-Do講師トレーニング5《自信を持って話すには》

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

9月21日〜23日はWen-Doの講師トレーニング日程で、
今回は長野で合宿形式で行いました。

完全菜食(だしに煮干しやかつお等も使うこともありません。玉子や牛乳もナシです)の
お食事がついた施設で、研修のお部屋もとってもステキ。
ここが貸し切りで、朝から23時まで、自由に使えました♪
(大声や音などを出すような研修は21時までです)

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今回はWen-Doの講師仲間と、Wen-Doのリピーターさんが応援参加してくれて
トレーニー3人+福多+応援おふたり=6人でした♪


7月からトレーニングを開始して、トレーニーの皆さんも
だいぶWen-Doの動作の教えかたに馴染み深くなってきたところで、
9月合宿では主に、『講師としてのレクチャー(トーク)』について学び合いました。


人前で、興味を持ってもらえるように話しつづけるのって、案外難しいものです。

一対一での会話でも、相手に「そうなんだ〜」「へえ〜」「なるほどね」
「それで(どうなったの)?」「もっと聞きたい」等々のあいづちを全く打ってもらえない中で、
こちらばかりが話続けなくてはならなくなったら、たった10分でも、辛いです。

それが大勢(複数)の人の前になり、
2時間〜3時間などの一定の時間を全て責任を持って進行するのが講師です。

慣れないうちは、レクチャーをはじめて数分経つと、
様々な不安や恐れが頭をもたげてきて、そわそわしてきてしまいやすいですよね。


そうならないようにするにはどうしたらいいかを中心に学んだ3日間でした。


  *  *  *  *  *


結論から言うと、自信を持って話すには、練習あるのみ♪です。
とにかく繰り返す☆


なぜ/なんのために、繰り返すのかというと。


繰り返しによって長所を安定させ、
無意識でも出来ることをひとつでも増やすために、です。


慣れないうちに頭をもたげてきやすい恐れや不安をひとことで分類すると、
「私は皆の目にどう映っているだろうか」と言えるかもしれません。


そこには、わかりやすくて興味を持って聞きやすい講習に必要な要素の
全てに対する『自信のなさ』が隠れています。


話すスピードはこれでいいのかな、とか。
声のトーンや声量はこれで適切かな。
話す内容の順序はこれでいいかな。
わかりやすい言葉遣いや言い回しになっているかな。
NGワードを言ってしまっていないかな。
不自然な話し言葉になっていないかな。
おどおどして見えてないかな。
自分の立ち居振る舞いは皆にどう映っているかな。
動作の見せかたはこれでいいだろうか。
自分の動作はそもそも正確なんだろうか。
動作の教えかたの手順はこうだったっけ?
必要なポイントはすべてもれなく言えているかな。
この動作練習のときにするべき安全配慮ってなんだったかな。
受講生の内側で起こることにきちんと気づいているだろうか。
受講生の質問の本意を汲み取れているだろうか。
時間配分はこれでいいんだろうか。
冗長になりすぎていないだろうか。

Wen-Doの場合は上記に加えて、

ジェンダーバイアスのかかった発言をしてしまっていないだろうか。
参加者さんの調子や疲れ具合はどうだろうか。
この年齢層の受講生・主催者の開催目的に今日の内容はフィットしているだろうか。

なども注意しながら進めますし、

受講生から体験談や発言があれば、それも上手く拾って取り上げながら進行します。


講習をするとき、講師やファシリテーターはあらゆることを念頭に置きながら
進行していくわけですけど、

でも、実際にはそんなに数多くのことを同時に意識するのは無理があります。

そうなると、無意識でも確実にちゃんと出来ることを、練習して増やしておくのがベスト。


例えば、繰り返して練習して、時計を見なくても時間内で納められるようになれば、
「時間内にちゃんと終えられるだろうか?」の不安はなくなります。

噛まないで滑らかに話せるようになれば、
その不安はなくなり、聞こえやすさも格段に向上し、時間短縮にも役立ちます。

『こういうニュアンスのことを言いたいときにはこの単語を使えばいい』
というものが見つかれば、自然と簡潔な説明になっているはずです。


意識しなくてもわかる!出来る!ということが増えれば増えるほど
自分にとっての課題や、場面毎に優先的に意識すべきことに注意が向けやすくなるわけです。


人によって得意なことは違うので、
無意識でも出来るようになることがワタシにとっては何なのか?は、
やってみないことには見つかりません。


それを見つけるためにも、何度も繰り返して、同じことを練習します。
回数を重ねると、比較的難なく片付けられる(無意識で出来るようになる)ことがどれなのか、
自分でなんとなくわかってきますし、
逆に言うと、回数を重ねれば、自分の課題に具体的に気づくことが出来るようになります。


具体的に気づくことができるレベルになれば、
「私は皆の目にどう映っているんだろうか」という漠然とした不安がこみあげてくるのも減ってきます。


というわけで、合宿では繰り返して皆でそこにチャレンジしました。


  *  *  *  *  *


いろんなことを一緒に考える3日間になって、充実してました〜(^^)

・Wen-Doの理念に反するような発言があったらどうしたらいいか。
・断言や断定口調が必要な場面と、そうでないときの区別について。
・話すときの目線の使い方。


他にも、動作の見せかたや教えかた、
言葉の使い方、語尾の使い分け、質問への対応パターンなど、
細かな点を沢山修正したり確認したりしました。
細かな点を修正出来るのは、大枠ではもう充分にWen-Doになっているからこそです。
あともう一息!!


  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


それにしても、合宿の3日間は涼しかった…。
長袖でやっていたのに、帰宅した途端に、まず寝室に行ってタンクトップ1枚に着替えた私f^_^;
完全菜食の日々もあっという間にさようならで、
帰宅途中に高原ミルク入りのソフトクリームを食べ、夕食はすき焼きでした(^^)


非日常のあの気持ち良さの余韻をどこかに生かしながら
日常をまたたくましく過ごしていこうと思います。



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by selfdefence | 2013-09-24 18:38 | 講師トレーニング
2013年 09月 19日

NVC in 京都〜怒りを向けられたときの5つの方法〜

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

9月17日、台風の翌日に京都にNVCのワークショップを受けに行きました。
NVCはノン・バイオレント・コミュニケーションで、非暴力でのコミュニケーション。

日本では、共感的コミュニケーションとして広めていらっしゃる方々もいます。
私がWen-Doをさせていただいてお世話になっている東京の現代朗読協会さんとか♪
(*アクセスすると、サイトに貼付けられている現代朗読の動画で音が流れます)


このNVC講座は、9月に来日したトレーナーが全国各地で手がけたもので、
京都でのテーマは「怒りをしあわせエネルギーに」でした。
http://nvcworkshopsinjapan.blogspot.jp/p/nvc-nvc-nvc-2013911-nvc-https-ssl.html
私もNVCの大きなワークショップへの参加はとっても久しぶりで楽しみに参加してきました!


  *  *  *  *  *


NVCでは「ジャッカルのコミュニケーション」と「キリンでのコミュニケーション」として、
従来、私達がやってしまいがちなこと(ジャッカル)と
NVCでのコミュニケーション(キリン)を対比しつつ、NVCの特徴を掴んでいきます。


従来のコミュニケーションというのは、
大雑把に言ってしまうと「あいつのせいで…!」になりがちなもの。
こういう怒りや悲しみや対立は辛いですよね。

そしてなぜそうなるかというと、
 正しい/間違っている という白黒思考を軸に私達が物事を考えがちだから。


今回のNVCトレーナー、ジョリ&ジム・マンスキー夫妻は

 選択肢が一つしかないと、人は反射的な応答しかできなくなる。
 選択肢がふたつになると、人はジレンマに陥ることがある。
 選択肢が3つ以上になってはじめて、多様性や創造性が生まれてくる。

というようなことをおっしゃっていました。


そしてNVCでは、正しい/間違っている ではなくて、
そのときの、その人(私/あなた)の『ニーズ』はなんだったのか、
どんな『ニーズ』を満たそうとしてそうなってしまったのか、
今この瞬間にどんな『ニーズ』を満たしたいと感じているのか、に焦点を当てて対話をしていきます。


NVCで言うニーズというのは、下の写真にあげられている言葉のようなもの。
ああ、それを大事に思ってそうしていたんだね、と
誰にとっても共感できる普遍的な価値を持つものです。


  ☆   ☆   ☆


今回のWSでは「自分に向けられる怒りへの対応」を中心に学びました。
5つの方法があります。


練習のための手順があって、その手順がとっても大事なのだ、というのが
私の今回の収穫です。


まず、『自分が過去に言われたことのある、受け入れがたいメッセージや言葉をひとつ書き出す』
ことから始め、練習問題を自分で用意します。


例えば私が用意した『受け入れがたいメッセージ』が
「唯ちゃんは、いつも話し方が偉そうだ」だとします(^^;;


その後のやり方はこうなります。

1、「ジャッカルの耳が外向き」な方法で言い返してみる。

 「アンタの感じ方が被害妄想的だからそう思うんでしょ!」
 「そうやって人を批判するあなたも相当偉そうだけど?」
 「そういう言い方で良好な関係が築けるわけがないでしょ。
  私達の関係を台無しにしようとしてるのは私じゃなくてあなたよ」
 「どこがどう偉そうなのか具体的に言ってもらわなきゃわかんない」


 などなど…ですね。

 うーん。考えずにバンバン出てきすぎる自分がコワい 笑。

 ジャッカルは、他者を責めがちなキャラの象徴です。

 そして《耳が外向き》というのは、相手にどう返してやろうか?!と、
 私達の意識が外向きになっている状態のことを表しています。


 つまり、《ジャッカルの耳が外向き》とは、『私は正しい。あなたは間違っている』というメッセージを発すること。



2. 「ジャッカルの耳が内向き」な方法で言い返してみる。

 「そうだよね…。私ってすぐそうなっちゃって…ダメなんだよね…」
 「やっぱり(>_<、) どうして私は人の上に立とうとしちゃうんだろう」


 みたいな。

 うーん。必死で考えてもふたつしかサンプルが出てこない自分がますますコワい 笑。


 自分を責めてしまったり、罪悪感でいっぱいになってしまったりするあの感じです。

 つまり、《ジャッカルの耳が内向き》とは、『あなたは正しい。私は間違っている』というメッセージを発すること。


 *ここでちょっと注意をしておきたいのは、
  ここでは言い方や行為だけではなくて人格そのものに意識の焦点が向いてしまっているということです。
  コミュニケーションの技法で、
  『人格ではなく、事象や行為、事実だけについて述べましょう』というのがありますよね。
  私が「私の言い方のここがもっとこうだったら良かったのだろうな」と事実や行為に焦点を当てて自分を省みているモードと
  ジャッカルの耳内向きモードは、ちょっと違うわけです。



3、「キリンの耳が内向き」な方法で言い返してみる。

  「そうか。そう言われて、今悲しい気持ちです。
   私は、あなたの役に立ちたかっただけなの(貢献のニーズがあるんです)」


  みたいな感じです。
 (対話はここで終わるわけではないことを前提に、とりあえずセリフはここまでにしました)

  キリンはNVCでコミュニケーションするキャラの象徴です。
    首があんなにも長いキリンが明晰に考えて行動するには、
    脳にしっかり血液を流すための『強い心臓』が必要だ、という例えがなされて、面白かった☆


  キリンで、かつ、耳が内向きなので、
  自分自身の内側で起こることや感情・ニーズに焦点を合わせ、それについての気づきを表現します。



4、「キリンの耳が外向き」な方法で言い返してみる。

  「もしかしてあなたは、力が発揮しにくく感じていらして、もどかしいのかな?」
  「あなたには対等性を大切にしたいお気持ちがあるのでしょうか」
  「違ってたら教えてね。もっとリラックスした気楽な雰囲気で話したい、みたいな感じ?」


  というような。

  キリンで、耳が外向きなので、
  相手の感じていることやニーズはもしかしたらこれなのかな? とするやりかたです。


  相手が、私(唯ちゃん)の話し方が偉そうだと感じ、そう言って来ている…ということは、

  何かもっと言いたいことややりたいことがある=力の発揮のニーズがある のかな、
  話す分量や時間や方法などを同じくしたい=対等性や公平・平等のニーズがある のかな、
  意見を出しにくい空気を感じている=リラックスや気軽さへのニーズがある のかな
  
  などと推測して、それを相手に尋ねてみるのです。



5、口を開かないで対処する

  5つめの選択肢は非常にシンプルです。

  何も言わないで済ます方法もありです。
  そしてそれを、自分の選択肢として選んで使うのなら、「黙らされた」「何も言えなかった」にはなりません。



  *  *  *  *  *


自分ひとりで練習をするときは紙に書き、協力者がいるときにはロールプレイで練習します。


ひとりでの練習は最初は難しく感じるかもしれません。
特に、「キリン」には心もとないかんじが伴いがちに。

「これってキリンの耳内向き/外向き の言い方として正しいかなあ?」と
気になっちゃうこともあるかなと思うのですが
(私も今上に例として堂々と書いてみたものの、実は『正しいのかなあ?』と気になっています 笑)


でも、正しいのかなあ?という正誤の軸で自分を測ろうとしてしまう習慣自体が
私達を苦しくしてしまっている
ことがあるのだとしたら、


そこから自分を解放することをとにかく大切に、
正しくないかもしれなくても気にせずに♪

練習を重ねていくことに意味がある♪と、私は思います。


4のやりかたの、相手のニーズに共感を示すやりかたも、
自分の推測が本当に相手のニーズと一致するかどうか=正しいかどうかなんて、反応がかえってくるまでわかりません。

正しくないかもしれなくても、言ってみるしかない。


これを言ったらさらに怒らせるかも…と、言う前に不安になって、
正しく共感出来ているかな?ってつい思ってしまうけど、


それでも、言ってみるしかないんですよね。


ジョリ&ジム・マンスキー夫妻は
「共感とは、正しく推測することではありません。
 相手へのケアの気持ち、深いところでつながろうとする気持ちがあるかどうかが大事」
と言っていました。


そうだよね。
配慮が伝わればそれだけで、
『共感しようとしてもらえたのだな〜』ってことは私達は感じ取れるし、
それだけでもトゲトゲした気持ちが溶けていくことっていっぱいあるよね。

そういうわけで、練習あるのみ!なのだけれど、
正しくやれるかどうかは気にしないとして、順番はとっても大事です。


自分の中のジャッカル部分を認めることからはじめないと、
いきなりキリンにはなれないのです。

だからキリンよりもまずジャッカル。


そして、自分に共感することのほうが、他者への共感よりハードルが低いです。


ここで言うハードルが低いっていうのはやりやすいかどうかではなく、
その共感でぴったりかどうかを確かめようがあるのが自分への共感だ、という意味です。


他者への共感は、どんなに頑張ってみても、
ご本人の返答を聞くまでぴったりかどうかは確認のしようがないので、
『共感』の練習は、自分への共感から始めるほうが腑に落ちやすい、ということになります。


ぜひ、1、2、3、4、の順番で。


  *   *   *   *   *


私がNVCのワークショップに出かけたのは2008年で、
Wen-Doでとってもお世話になっている愛知の友人が2泊3日の企画に誘ってくれたのが最初です。


以来、何かあると「私の/相手の ニーズはなんだ?」と立ち止まるようになりました。


常に正しくニーズをキャッチできているかどうかは正直言ってよくわからないことのほうが多いし、
正しいNVCのやり方(言い方)が実践できているかどうかも、
誰にもチェックしてもらっていないので、わからないのですけど、


でも、自分を見失いかける瞬間に「ニーズは?」と考える一拍が入るだけで、
反射的に何か言ったりやっちゃったりするのとは、結果が大きく違っている。ような気がする(笑)。


あ、あと、NVCでは、「NVCを学んで、NVCが理想とする対話方法だけを使って
 人と平和的なコミュニケーションだけをするようにしましょう」
と言っているわけではありません。(多分)


上記4つの言い返し方と、もうひとつ、『(怒りを向けられても)何も言わない』を含めて、
怒りを向けられたときの対応には選択肢が5つあります。


その中から、どれを選んでも良いのです。自分がそのときにこれだ!と思う方法なら。
状況や相手によってはジャッカルも必要かもしれないし?!


ここはWen-Doと同じ。
常に加害者の急所に反撃しましょうとWen-Doで言っているわけではなく、
選択肢を増やして、どれを選ぶかは、自分です。


選べるっていいですよね。



今回のNVC企画をしてくださった皆様、ありがとうございます。


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. .。.:*・゜☆ ほんとうの声を、伝わるように . .。.:*・゜☆

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by selfdefence | 2013-09-19 11:51 | つれづれ