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2012年 11月 30日

『後ろからの首絞めを外す』ときは「相手の腕を一気に振り払うぞ!」っていう意気込みで動くといい?

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。

最近の講座でいただいたご質問と、
それについての私の考え(どんなお返事をしたのか)を書いておきたいと思います。


Q
『後ろからの首絞めを外す』動作のときには、
やっぱり、「相手の腕を一気に振り払うぞ!」っていう意気込みで動くのがいいのでしょうか?
相手が見えないけど命にかかわる状況なので、
どんな心持ちでやればいいのかなあ…と思って。

__________________________________________


なるほど! 興味深いご質問をありがとうございます。


確かに、相手が背後で見えないときって、自分がどこに焦点を合わせたらいいのか、
ちょっと覚束ない感じがしやすいかもしれませんね。
まずはそこに気づいていらっしゃるということが、すんごいステキです。
そこに気づけていさえすれば、
あとは動作のちょっとしたコツを体験できれば、
どんな風にやったらいいかはすぐわかりますよ。大丈夫です。



「後ろから首を絞められた」という状況では、
『相手の腕を一気に振り払うぞ!』と、【相手に】焦点を合わせるよりも、


むしろ、【自分自身に】焦点を合わせるほうがいいかなと思います。


私達が自分を護るときには、常に、
加害者の腕力、握力、力、極端に言えば存在すらも一旦脇に置いて、
自分自身に焦点を合わせます。


自分の気持ち、どうしたいのか、
『自分がこれからどのように動作するのか』だけに集中するほうが、
『何が障害なのか』を意識しちゃうよりもうまく行きやすいです。


具体的には、後ろから首に手をかけられているこのポジションでは、
その首絞めや加害者の手からは一旦意識をそらしていただいて、

ご自身の《肩甲骨》と《腰のところの骨》を、捻れないように揃えて同時に、
斜め後ろに引くような気持ちで動くと、
期待するフォームで確実に力強く動きやすくなるかも。
ちょっと試しに、そんな気持ちで再度動作をなさってみます?


(*そこで、ご質問をくださった方の動きを拝見したところ、
  上方にあげた肘を後ろに引くことに意識が行っていらしたように見えたので、

  「準備としてこのフォームをとれてさえいれば、肘のことも忘れちゃっていいです。
   上腕部の腕力で振り払っているわけではなくて、身体全体が振り向ききれれば外せるので、
   肩甲骨と腰から行く感じ。
   ちょっと肩甲骨と腰の2点を私、触ってもいいですか?
   この2点をそのまま後ろに持って行って、最後の瞬間は真後ろを見ます☆」とやりました。)


ご質問くださったかたは
「ああ! ああ、ホントだ。なるほど。
 相手を振り払うぞ!でやったときよりも、動きが小回りで軸が定まる感じになりましたー♪♪
 これですね☆」と
ものすごく嬉しそうなご表情でした。

 
________________________________


後ろからの首絞めの外し方は、短時間講座ですと流れによっては入ったり入らなかったりします。
ですので、何回かWen-Doにご参加下さっている方だとしても、
時間がたつと忘れちゃう人はけっこういらっしゃいます(^-^)


大丈夫。君はひとりじゃない(笑)


忘れてしまえるのはハッピーなことですから、忘れてても全然構いません。


もし上述の説明で思い出せそうでしたら、
ぜひ復習時には、肩甲骨と腰を引く感じでどうぞ♪
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by selfdefence | 2012-11-30 10:40 | 質問への回答
2012年 11月 28日

「俺にだったら何を話したくなるのか、俺はそこを聞きたい」と言われて

こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。


先日、ちょっと楽しい夢を見ました♡
その夢の意義みたいなものを、見た直後はいまひとつ整理できなかったのですけど、
(その未整理な段階で私からこの話を聞かされたり読まされたりしたかた、
 つきあってくれてあのときはありがとう)
数日たってみると、ああなるほどなぁ〜と思えてきたよ。


恋人とふたりでいる夢です。私は彼が大好き。
大好きで大好きで大好きで大好きで、
彼とずっとそうしたくて、やっとそれが叶いましたーっみたいな、ステキなシチュエーション(笑)。


けれども、実はお互いにお互いのことをさほどよく知りません。

という設定の夢です(←設定と後だしするとか、イタすぎ。我ながら)。


相手も私のことを、
Wen-Doをやってて金沢に住んでいる女性、という程度にしか知らない。
(そんな相手となぜそんなシチュエーションに…と思わなくもないけど、
 ま、恋ってそんなものですよね♪ ←?!)


そして、夢の中だけの彼は私に聞きます。


「唯さん(ちゃん だったかな?)は、どんな人生を送ってきたの?」と。


どうして出身地の群馬から金沢に来て、そのまま住むことになったのか。
どんな人と出会い、どんな学生生活を送り、どんな恋をしたのか。
なぜ今の夫と結婚したのか。
Wen-Doをやったきっかけは、続けてきた思いは、何がそんなに魅力的なのか。
どんなもの、どんなこと、どんな人が好きなのか。
今一番大切なのは。
今決して失いたくないものは何か。


今私を私たらしめているものは何か。


そういう、全てをひっくるめて、私がどんな人生を送ってきたのか。
私が、今の私である理由は?ということを、彼は尋ねてくれました。


しかも、私がこれまでにブログ等で書いてきたようなことじゃなく、と言われます。


それは俺は読んだことがあって知っているから、
ブログで書いた文章や表現、WEB上に出ているようなことではなくて、


俺にこう聞かれて、俺にだったら何を話したくなる?
他の誰にも話したことがなくて、俺にだからこそ言いたくなること、
そこを、俺は、唯さんの口から直接聞きたい。


ゆっくりでいいから、
一晩中でも聴くから、
飾ったりわかりやすくしようとしたりしなくていいから、きかせて。


と。


こんなこと、こんなこと、こんなこと…、

こんなこと言われたら即落ちーーーーっ!



というか、落ちると共に(笑)、ものすごくその問いが私に響いて、
この問いにはなんとしてでも答えたい!という感じが身体中いっぱいに広がりました。


「俺にだったら何を言いたくなるか、そこを俺は聞きたい」と言われたとき、


Wen-Doの仲間と集まったときに話したようなこととか、
トロントの40周年パーティでスピーチしたようなこととか、
これまで同性の友達に話したことのあるようなこととか、
かつて病院の先生に話したこととか、
講演等で話したことのあるような部分とか、


これまでも、沢山、何度も、他者に話す機会はあったはずだけれども、
かつての話とは全然違う何かを話したい! という衝動でいっぱいに。


だけど、その『全然違う何か』っていうのは、何だろう?
私の中の、どこにしまわれているんだろう? …と自分を探ってみると、


それは、みぞおちから背中側に斜め奥に進んで、
背中とおへその、ちょうど中間、
でも身体感覚としては自分の中に宇宙があるくらいに広大に感じられるそこに
ぽつんと、ひとりぼっちで、
ずっと、私にも誰にも、
見てもらえることも、気づいてもらえることも、触られることもなく、
ぽつんと、『それ』があるのが感じられます。


これをてのひらにすくって取り出せるとしたら、どんなことを話すんだろう、私。


でも、そのあたりで目が覚めてしまったので、私自身もその答えはわからない。


答えはわからないままなんだけれど、
ああ、私にはまだ私が出会っていない私がいるんだな、と。それは今回はっきりとわかりました。




私達は、相手によって、自分をちょっとずつ調整するようなところがあると思います。


飾るとか偽るとか演じるってほどじゃなくても、


Wen-Doの講座の仕事をするときなら、私はテンションをあげてその時用の私になりますし、
仕事の打ちあわせで担当者さんと会うだけなら、もっと落ち着いた面を出す私になり、
初対面の人とで集まる固い会議なら、多少は普段よりパリッとします(当社比)。


女友達と居れば女友達に安心してさらせる自分を出し、
男友達となら、友達とは言え、それはやはりすこーし変わる。
物腰も表情も、話題にするトピックも。
その男友達が、ここ数年で会った人なのか、大学時代からの慣れ親しんだ間柄なのかでも違います。


親や兄といるときの私と、夫や子どもといるときの私は、
同じ『家族』相手とはいえ、やはり微妙に違います。


そう考えていくと、(夢の中の)彼とふたりのときの私は、きっと『彼とふたりきり用』の私です。
だから彼に話したくなる何かも、私が意識せずとも他と異なるものになるのかもしれないけれど、


「俺にだったら何を話したくなるのか、俺はそこを聞きたい」と改めて言われると、
なんていうかな、
私も、『え? 何を話したくなるんだろう? 私』と、
丁寧に私自身と向き合わざるを得なくなり、


それは、何も考えずに思いついて話すときと、結果として同じ内容になるのだとしても、
私と彼が過ごす時間の質、その話を口にする/耳にするまでのプロセスの経過の質が、
ぐっと深く温かく密になるんじゃないか。


そんな予感がものすごーくしました。



残念ながら?夢の話です。
そんなステキなシチュエーションで、
そんな風に話を聞いてもらえるなんてことは、…。
うん。
ないと書いてもあると書いてもやるせない結果を招きそうなので、
そっから先は、アレですけれども。うん。(←何を意味深を装ってんだ。)



夢って不思議ですね。
現実の出来事ではないのに、どんな内容の夢だったのかはすぐに輪郭がぼやけて忘れ去られていくのに、
身体感覚だけはリアルで。


私には、まだ触れたことのない、大事な部分があるんだな。


それが、『彼』に出会う日まで声を発することがないのと同じように、


万が一、私達を傷つけようとする『加害者』に私が出くわしてしまったときにも、
きっと、まだ触れたことのない何かから、大きな声が出てくるに違いない。


そんなことも確信できた、不思議な不思議な夢でした。


ああ、あの夢、もう一度見たいなあ〜(*˘︶˘*).。.:*(←動機が不純だから多分無理)
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by selfdefence | 2012-11-28 23:13 | つれづれ
2012年 11月 26日

参加者さんのブログ

こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。


Wen-Doに参加しての思いや感想や情報等を
参加者視線でやりとりできる場があったらいいな、とのことで、
Kさんが作ってくださった、つれづれWen-Doのブログ。


そこに、24日の集いの感想を書いてくださっています。
ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
http://aksty-wendo2012.ldblog.jp/archives/20286278.html


また、24日は「ちょっと細部を忘れちゃった」という動作を皆で練習したり、
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「こんな状況用のWen-Doの技ってあるんですか?」のご質問にお応えしたりもしました。
(日本では初公開。トロントでも中級以上の講座でしか扱わない技をやってます。
 「ちゃんと覚えて帰るわっ!」と写真や動画を撮るとかみんな真剣)
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不明瞭でモヤモヤしてたことを確認できるのって大事だし、
新しいことを学べるのって楽しいですよねヽ(´▽`)/


教わったはずなのに忘れちゃったな…と思ったらいつでもまた聞いてね♪
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by selfdefence | 2012-11-26 22:23 | つれづれ
2012年 11月 25日

自分の特徴をつかむ

こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。

今日は高崎市での講座でした。
群馬出身の私。群馬の空気を吸いに来れるだけで日帰りでもホッとします。


今日の講座の最後に、これまで10年Wen-Doをしてきて、
一度も言ったことのないことを言ってみました。

感想用紙に、皆の前では聞きにくかったご質問や、言えなかったご感想、「そして、ほめ言葉は特に大歓迎です。ここが良かった!と感じてくださった部分をぜひ☆」と、ご参加の皆さんにお願いしてみました。

すると…。感想用紙に褒め言葉の嵐(笑)
すごーい!


褒め言葉を自分でリクエストするなんて、
講師として図々しすぎる感じもしなくないけど(^^;;、


「それってどうかと思いますっ!」と書いたかたは(匿名でも)ひとりもいらっしゃらず、
むしろ、普段の感想用紙より内容が詳しく具体的で、
私にはとーーーっても参考になりました。


なぜ褒め言葉をリクエストするなどという図々しいことをしてみたかというと。


昨日、2012年11月24日に、金沢でWen-Doの節目を皆で祝い、
これからWen-Doをもっと女性に広めるには何がいるかな?と考えて、思ったのです。


女性達が、Wen-Doの何に魅力を感じてくださるのかや、
私達Wen-Doのトレーニングを受けた講師が手がける講座のどこに良さを見出してくださるのかを、
私はもっとつぶさに把握するべきだし、そこを今後はもっと伸ばして行こう、と。


だって、Wen-Doの魅力を増幅させるには、それが一番の方法のはずだから。


拝読させていただくと、なるほどな~と思います。
参考になりますし、私のどんなところが特徴として印象強いのかなど、
自覚しにくいことが具体的に浮かびあがってきますね。
へ~、私って人の目にそのように映るんだー?! というのも意外だったり楽しかったり。



ご参加の皆様、ご準備に携わってくださった皆様、たくさんの褒め言葉をありがとうございました☆
ご住所やメールアドレス、お名前をご記入くださった方には
後日おたよりいたします。少々お時間くださいm(__)m



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by selfdefence | 2012-11-25 18:39
2012年 11月 25日

Wen-Do40&10周年の集い開催しました

こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。

2012/11/24に金沢にて、
Wen-Do40周年と日本での本格普及10周年を祝いました。

「わざわざ金沢まで来る人いるかな?」
「いなかったら私達だけでもいいよね」
と気弱に、でもとにかくやりましょう!と、スタッフと決めて、
Wen-DoのBasic修了生への案内ハガキと、メールマガジンでお知らせをしたところ、


東京からも、長野からも、埼玉からも、群馬からも、来てくださるという人が!
当日は会場にお届けものでーす!と大きな箱が来て何かと思ったら、静岡のかたからカゴ盛りのお花でした。
すごーい!!
みんな物好きすぎる(笑)


「来れないかたでも、一言寄せたいと思ってくださるかたはいるでしょうし、
 そのかたたちのお気持ちも当日共に出来るように、メッセージ集を作りましょう!」
と事前に発案してくださったのはKさん。

それを聴いた瞬間の私の内心の思い
=(それはとーってもステキだけれど、私、トロント行やあちらでの講座の準備で、
 そこまでやれないかも…)
を見越したかのように、


「唯センセはトロントのご準備してください。私がしますから大丈夫です。
 進行スケジュールは……な感じでいいですか?
 ○日迄に、招待を出すかたのリストだけお願いします」
と、早い早い(笑)。


また、Nさんは、
「初対面の人もいるだろうから、何かゲームみたいな自己紹介とか出来るといいね」の話を受けて、その内容や必要な準備を整えてくださると言います。


その辺りから、KさんとNさんのふたりで
『当日迄に会場を下見しがてら、会って打ち合わせしよう。11/4は?』などと始まって、

私いないけど…?と思って見ていると、『唯センセはいなくても大丈夫です』。

あ、そうなんだ(笑) ありがとう。


強力な事務局スタッフと皆様のおかげで、当日を迎えることが出来ました☆
本当にありがとうございました。


ゴージャスちらし寿司ランチや
ライトアップされた兼六園、金沢21世紀美術館もご覧いただいて、
夕食もモリモリ食べて、楽しい祝いの一日になりました。


肝心のWen-Doの話は、来年度行う講師トレーニングの参加希望者募集要項を披露しました。
日程や費用も決まりましたので、ご関心がありましたらどうぞお問い合わせください。

みんなまた金沢に来てね。

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by selfdefence | 2012-11-25 09:18 | ●WEN-DOについて
2012年 11月 22日

性暴力を根絶し被害者を支援するための施策についての公開質問状


こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。


選挙に向けて、女性に対する暴力の根絶に取り組む全国の女性団体が以下のような公開質問状を各政党に送付したそうです。
回答〆切は11/25に設定されており、回答が出揃い次第またHPで公開の予定とのことなので、
要注目!です。


公開質問状…と聞くと、自分が問うているのでも問われているのでもない限り、
自分に関連するものとしてピンと来にくいかもしれません。
けど、この質問状は、日本の性暴力・ストーカー事例への対応やサポートの現状、その課題点について丁寧に列挙・提示しながら各政党に質問している点でとてもわかりやすく、丁寧な印象を受けました。

各政党の回答を見て判断するためにも、
質問状を一読しておきたいと思います!


また、ネットワークを組んでこうした質問状を作成し整えてくださった方々に
本当に頭が下がりますし、
そうした行動をする方たちがいらっしゃってくださることを嬉しく思います!
ありがとうございます。


「性暴力禁止法をつくろうネットワーク」
*衆議院選挙にあたっての公開質問状*
性暴力を根絶し被害者を支援するための施策について

http://www.stop-sexual-violence-jp.org/modules/pico2/index.php?content_id=6



そして、Wen-Doではいよいよ明日、
ワンコインWen-Do体験会を開催します! 会場は石川県金沢市内です。


あと3人枠がありますし、多少超えても大丈夫♪
当日の突撃参加も大歓迎です。
お申込みくださいました皆様も、どうぞお気をつけてお越しください。
楽しみにお待ちしてます。
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by selfdefence | 2012-11-22 23:49 | 女性支援
2012年 11月 21日

メールマガジン


こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。

ついブログに書くのを忘れてしまうのですが、
一昨日、メールマガジンの最新号を出しました。


下記よりご覧いただけます。バックナンバーも全て公開。


でも、読者登録していただけるのも嬉しいです♪
(発行者にはどなたがいつ読者登録なさったかはわからないようになっています)

http://archive.mag2.com/0000215683/index.html
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by selfdefence | 2012-11-21 14:39 | つれづれ
2012年 11月 19日

入国審査に役立つラビングプレゼンス


こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。


既に帰国していて、話が前後するようなのですけど、
今回のカナダ行きで、バンクーバー国際空港での入国審査で
ラビング・プレゼンスがいかに役立ったか…!について書いておきたいと思います。


というのも、イミグレ(入国審査)でえらい目にあっちゃったのでした。


今回、ホテル滞在ではなくて友人のところに泊まることになっていた私は、
入国審査用の用紙に、滞在先ホテル名を書かずにいたわけです。
当然、審査官は「ホテルは?」とたずね、私は友達のところに泊まります、と答えました。


「すると、今回は友達を尋ねての旅行ということですか?」


    そうです。

「その友達っていうのは、どういう友達?」


   (どういうって…。どう答えればいいんだ)


こういうときに、母国語なら『適当にこう言っとけばいいか』なども思いつくのでしょうが、
英語だと柔軟に頭が動かないので、バカ正直になっちゃって、

    
    女性のセルフディフェンスをやってる仲間のところです。


とか言っちゃったわけですよ。
多分これが発端…。


女性のセルフディフェンスって何をするの?
今回のカナダ滞在でもあなたはそれをこちらの仲間とするの?
どんなことを教えるの?
などを聞かれた上に(そのあたりで既に「こんなに長くイミグレで時間かかったことないよ。トホホ」と感じてました)


「そのプログラムでは、何か、道具の使い方とかも教えるの?」と。


    道具? ってどういう意味?


「武器の使い方とか」


    まさか! 身体動作のデモだけです。


「そうですか」


それで終了し、入国審査を通り抜けた…はずだったのですが、


その後別の係員が私を待っていて、「あなたはこちらへどうぞ」と言うのです。
言われた通りに進むと…


あら〜〜〜(^^;;;


なんだかものものしいお部屋(^^;;
そこに誘導された人は皆、スーツケース内を全て広げて荷物を点検されちゃってるー。


…えらいことになっちゃったなぁ。



私の審査を担当したのは同じアジア系の女性です。
もしかしたら日本人の祖父母かも、というくらい同系列の顔立ち。
でも英語(笑)。


Wen-Doとはなんなのか、とか
日本には合気道や空手道や柔道などが沢山あるのに、
 なぜわざわざカナダでそれを学んでいるのか、とか、
 (そんな、日本語でも説明の難しいことを聞かないで、頼むから。笑)
Wen-Doとは会社なのか、とか(ちゃいます。ボランティア団体です)
あなたはそこの職員なのか、とか(ちゃいます〜。Wen-Doに職員はいません)


カナダの仲間とどう連絡を取っているのか、と聞かれ、
メールやfacebookだ、と答えると、
じゃあ、携帯でそれを見せろ、と言われ。


私は日本人だから、ほとんどのメールは日本語だし、何を見られても全然いいんだけど、
ここまでプライバシーに立ち入るって、ホントはどうなの?と思いつつ、
(日本でもし同じことがあったら死んでも見せたくないですよ!!
 いろんなメールがあるもん! 笑)
見せるしかないので、携帯を見せました。


表示の何もかもが日本語ですから、わからないだろうなと
親切のつもりで、私が自分で携帯を操作してカナダとのやりとりメールを表示させようとすると、


「ダメ。あなたは触らないで。そのままこちらに渡しなさい」と。


私のなのにー(涙)。

審査官の目の前で情報操作もメールの削除もしませんよ。と思いつつ
(そんなことしたらさらに疑われてややこしくなるだけなのは私でもわかるぞ!)
もういいや、と思い、「じゃあ、どうぞ」とiphoneを彼女に渡しました。


試行錯誤しながら操作する担当の彼女。
そして彼女がいくら見ても、受信箱内に出てくるのは日本語のメールばかり。
そりゃそうです。
私、出発直前は11月下旬のWen-Doの仕事のことで、担当者さんや受講申込みのかたたちや
スタッフと通常以上の多量のやりとりして出発してきたばかりで、
だからこそ、
トロントとの大事なやりとりのメールは、別フォルダに分けてあるんだもの
(それを教えてあげようと思ったのに)。


メールを見ても何も発見できない彼女は、
「facebookを見させてもらうわ。あなたのfacebookを表示させて」と。


はいはい。…facebookも日本語ばかりだけど見たいならどうぞ。という気持ちで表示。
これも私が手伝おうとすると「ダメ。もう触らないで」と言うので、
(うーん、今表示されてるのはニュースフィードで私のウォールじゃないから、
 あまり意味ないんだけどな…)と思いつつ、そのまま見せました。


当然、彼女がいくら見ても、10日分ほど遡って私の友達の出している情報や写真を見ても、
何もめぼしい情報は出てこないので、
しばらく見た後、次に彼女は、私の持ち物をひとつひとつ全てチェックし始めました。


衣服等を全てチェックするのはもちろん、
書類があれば、一枚一枚。ノートがあれば1ページずつ。全てです。


ちょっとでも「Wen-Do」と書いてあると
「ここにはWen-Doの何について書いてあるの?」とか、
「ここにYou tubeって走り書きしてるけど。You tubeにWen-Doの動画を載せたの?
 (違いますよ。それは金沢市との協働劇場の動画のことのメモで全然関係ないよー。
  しかしどう説明すればいいんだ〜!)」などなど。


折り紙についてまで質問されて「この紙は何?」でした(^^;;


途中で、Wen-Doの英語マニュアルが出てきて、彼女はそれを少し読みました。
「こういうことを女性に教える活動をしているのね。確かに、とても大事なことだわ」


けど、彼女がWen-Doに理解を示したところで、
私を解放して善しと判断するような情報は、何も出て来ていないらしく、


「滞在するというその友人に連絡をとって話をさせてもらうわ。
 その人の名前と電話番号を」と。

え〜〜〜。


その女性は、横柄な態度ではないし、嫌な感じではないのです。
でも私がこの検査というか審査に辟易していたのも事実。
眠いし、疲れているし、到着早々に英語での質問攻め。
せっかくパッキングして詰めた荷物も全部広げちゃってるし(あーあ)。
時間も2時間たとうとしていて
『ああ、せっかく乗り継ぎ時間が6時間あるから、
 バンクーバーの街中を2時間ほど観光できるなと思っていたのに、もう行けないな…』と思ったり。


なんなんだよ、もーっ!!! ってモードになりそうになるわけです。


けど、入国審査官の彼女に対して、私が攻撃的になったり投げやりになったり
不愉快な表情を示したところで、私に有利な展開になるわけではないことは目に見えているので、
平常心を保ちたいし、彼女に対して冷静かつ友好的に振る舞える自分のモードをキープしたい。


ああ、こういうときこそラビプレだ☆
そう思って、彼女にラビプレをしてみました。


  (ラビプレとは「ラビング・プレゼンス」の略で、
   目の前の相手から、自分にとって何かハッピーな、滋養になるような何かを
   積極的に受け取って自分を満たすことを言います。
   私はこのラビプレの習得や体験のための講座もやっています。 
   ご興味あれば「日本ラビングプレゼンス協会」にて。
   あるいはお問合せください)


すると…

なんか、ほんのり甘くてなつかしいような感じ。
きなこ飴みたいな?!(笑)


ああ、このきなこ飴をしばらく舐めていれば、キーッ!とならずに済みそう。


その後、彼女は2度、私を泊めてくれる友人への電話にチャレンジしました。
一度目に「つながらなかった」と言われたときはどうなることかと思いましたが、
2度目には「つながって話が出来たわ」と彼女が事務所?から戻ってきて、
私は無事、解放されました。やったー!


解放されたときには2時間半ほどたっていて、バンクーバー観光は諦めるしかなく(涙)。


けど、あの状況を、平穏冷静な心持ちで乗り切れたぞ、私。という体験が出来たのは
これはこれで、良かったかなとも思います。
それに、もう入国審査時に二度と同じ轍は踏みませんよー(笑)。


カナダやトロントで会った友達は、
たいてい開口一番に
「唯! はるばるよく来たね。フライトはどうだった?」と聞いてくるので(笑)、
入国審査の話は何人に話したかわかりません。
この一件についてだけは私の英語はペラペラ(笑)。


「Fine(順調だったよ)」の一言だけじゃ場が持たないので、
「それがさー、イミグレが超大変だったの〜〜!」と話のネタなったという意味でも良かった?かな。
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by selfdefence | 2012-11-19 17:27 | つれづれ
2012年 11月 14日

トロントでのタクシー2:駐車場は危険

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。


前回、トロントでのけしからんタクシー運転手に捕まっちゃった件を書きましたが、
トロントのピアソン空港に到着したときにも、タクシーではちょっとしたことがありました。
こちらはさほどのことじゃないのですが。



到着口に私がスーツケースを持って出ると、
ある男性が
「タクシーをお探しですか? 私はタクシー業者です」と
ライセンスを見せて、近寄ってきました。


「行き先はどちら?」と聞かれたので答えると、
「OK。マップで調べてみますね。こちらへどうぞ。あ、お荷物は運びますよ」と、
私のスーツケースを持ってくださいます。
到着したてで、タクシー乗り場がどこなのかを把握するより先に声をかけられた私は、
とりあえず彼について歩き始めました。


が、


あれ? エスカレーター、登るの?


トロントの空港は壁全体がガラス張りになっていて、
2階から屋外をざっと見回すと、1階の外に、タクシー乗り場があるのが見えました。


ああ、乗り場はあそこだったかぁ…。


私にこちらへ と言った男性は構わずずんずん歩いていきます。
ううむ、と思いつつ、彼が私の荷物を持っていることもあって、
もうしばらく着いていくと、
彼は一般駐車場に行こうとしました。


空港で許可を得ている業者ではなく、個人タクシー業者なのかも。
そうは思ったけど(彼をタクシー運転手でないと完全に疑ったわけではないけど)、
そのまま一般駐車場に一緒に行くわけにはいきません。


私に見せたライセンスが本物かどうかは私には判断のしようがないですし、
一般駐車場は車だらけで、セルフディフェンス的には《死角が多く、逃げにくく、危険》な場所。
さらに、もし彼がドライバーではなく、
彼の仲間がいるなど万が一複数犯だったらアウトです。


そう思って、この人のお誘いはここで断るしかないな、と考えました。


ただ、その人は本物のタクシー運転手かもしれないし、
お客さんを獲得するために彼なりの努力としてこうしているのかもしれませんから、
傷つけるような言い方はしたくありません。


そこで、

『ミスター、ちょっと待ってください。
 私、さっき、1階にタクシー乗り場があるのを見つけました♪
 本当はあそこが乗り場なんですね。
 私を気遣ってご親切に荷物を運ぼうとしてくださってありがとう。
 私、今から自分で荷物を持ってあの乗り場に行くので、
 あちらにあなたの車を回してきていただけますか?
 他のタクシーには乗らずに、ちゃんとあなたの車を待ちますから』


と言ってみました。


すると彼は

「タクシー乗り場からタクシーに乗りたいって言うなら、
 他のタクシーに乗ればいい」と、私の荷物から手を離しました。


『そうなの? 
 じゃあ、悪いけど、そうします。』


「僕がタクシー運転手なのは本当だよ。
 それに、乗り場からのタクシーより、僕のほうが10ドル安くできる」


『それはちゃんとわかってます。ご親切にありがとうございます。
 でも私も旅行者だし女ひとりなので、慎重を期して、乗り場から乗りたいだけなんです。
 ごめんなさいね』



彼は、それならいいよ、という感じで無言で別のお客さんを捜しに行きました。


胸が全く痛まないと言ったらウソになります。
私もそこまで冷酷ではないですし(^^;;


ただ、多額を費やしてトロントまで来て、
ここでたった10ドルのために安全と引き換えにはできませんし、
私にとって最も大事なのは、彼の収入や生活じゃなくて私の安心感や安全です。



空港の、正規の乗り場からタクシーを拾いなおすと、
とても良く整備された新車で、ゆったり出来て座り心地も良く。
運転手には「この住所にお願いします」と一言言っただけで全て足りて、
あとは寝てても着きました(警戒心なさすぎ? でも疲れてたんだもん!)。
プロフェッショナルの仕事はこうでなきゃね。
快適でした〜♪
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by selfdefence | 2012-11-14 18:00 | サクセス・ストーリー!
2012年 11月 14日

トロントでのタクシー:危機一髪

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。
13日の夜、トロントから成田→羽田→小松→自宅と無事に帰宅しました。

羽田から小松への飛行機が上空で避雷した瞬間は
「せっかくトロント行ってきたのに!」と即死したかと思いましたが(^^;;


ところで、私はカナダ生まれのWen-Doをしているために、
「英語ペラペラなんでしょう?」とよく言われますが、全然です。
私に向って問われていることや話されてることなら早すぎなければわかるので、
日常会話に不便はさほどしませんけど、
街中で人々が話すナチュラルな英会話を拾えるほど英語耳ではないし、
テレビや映画を字幕なしで見るのはつらいです。


私の話し方も、多分5〜6歳児みたいな感じなんだと思います。


多分、それがあってのことだと思うのですが、
トロントのタクシーで、ちょっとしたことがありました。



ショッピングセンターで夜拾ったタクシーが、
行き先が定かでない様子なのに、車を出し始めちゃったのです。


タクシーに乗って、行き先住所を言うと、たいていは「それはどのあたり?」と聞かれます。
日本でも同じですね。
でも、海外では私はその説明は出来ません。


なので、「検索して調べていただけますか」と言いました。
たいていの運転手さんはそれで わかりました となります。
(さらに「だいたいでいいから。どのあたり?」って聞いてくる人もいるけど、
 「旅行者なので」と言うと「ああ、そうか」となります)


なのに、そのときの運転手は違いました。
「うーん。どこかなあ…」みたいなことを言いながら、
車を出し始めちゃって。


え? なにこの人、大丈夫?
なんかごにょごにょ言ってたけど。調べてもいないけど。
行き先の辺りを知ってるのかな?
でも...。
(友人の家は庭が森にダイレクトに接してるくらい郊外)


『あの...、行き先のあたりご存知ですか?
 検索しました?』


「コッピングロードねぇ...。
 聞いたことないね。どの辺?」


『だから~。
 ここに GPS あるじゃないですか。 これで調べて。
 わからないままで運転しないでくれます?
 (しかし運転しつづける運転手)

 行き先調べてから運転して欲しいんですけど。
 (無視かよ)

 車とめて、今すぐ! 』


と強く言うと、
彼はスピードを落として検索をはじめたのだけど...。
(とめろっつーの。あちらのGPSは携帯みたいに小型でそれのみのが多く、
 カーナビではないみたいで、走行中でも使えるらしい)


「電話番号で検索するよ。ランドライン(固定電話)は何番?」
とか聞いてくる(怒怒怒怒怒)


客の電話番号聞くとか、カナダでは普通のことなの?
ちょっとあり得ない。ナンパじゃあるまいし!
だって、タクシーって、客が言った住所の家まで客を乗せていく仕事なわけで、
その上電話番号まで入手できたら、個人情報入手しまくりになっちゃう。


『電話番号言わなくても、住所で検索できるでしょ。
 私は最初から住所言ってます!住所で調べて!!』


とほほ。なんなのよ、この運転手。
こんな車降りたいよ...と思えども、
走り出してからのことで、郊外で公衆電話もないし、夜だし、
ここはどこ?状態なので、降りられません。


いざとなったらどうしよっかなー...などなど逡巡を始めたら、
ドライバーはやっと住所で検索をはじめました。


しかーし。
コッピングロードだって口頭でも言い、そう書かれたメモも見せたのに、
そしてGPSの検索結果にはちゃんとコッピングのつく地名が3つ表示されてるのに
(3つ「しか」表示されていないのに)、
彼はコッピングフィールドだとか別の地名をクリックして、
「そんなとこはないみたいだけどねぇ」とか言ってる。


てめ〜。
いい加減にしろ。
こっちはアルファベット読めるんだよ!
日本の識字率はすごいんだぞ。


天然キャラなのか、下心があるのか、
とぼけて遠回りして乗車料金を水増ししようとしたのか。
彼がどういうつもりかはわかりませんが、

私がこの人に対価を払いたくないと思ってるっていう、自分の気持ちならよくわかります。
もう、この運転手じゃダメだ。そう思いました。


『行き先も定かでないのに車出すとかありえないでしょ。
 私、財布もカードもないからお金払えないですよ(←ウソ)
 その住所に着いたら友達が払うことになってるんだもの(←ウソ)

 今すぐさっきのショッピングセンターに戻って。
 他のタクシー使いますっ!』


「他のタクシー?」


『だってあなた、タクシードライバーなのに
 行き先住所がわからないようなことばかり言ってるじゃないですか』


なんて言ったものの、
この人この言葉で逆上しちゃうかなあ?と言った瞬間に思ったので、
ここらで
ドライバーの会社や名前、写真の出てるプレートを撮影。


「他のタクシーに乗っても同じだよ。コッピングロードなんて皆知らないさ。」


うるせーよ。
検索結果に出てるのをこっちはちゃんと見たんだよ!
第一、私がトロントでタクシーに何回乗ったと思ってんだ!
(↑心の中でのつぶやきが、どんどん荒んでくるワタシ。 笑)


と心の中で思ったけど、反論も面倒なので、


『今何か言いました?』

と言うと、

「ほら。今 GPS が左に曲がれって言ったから、言った通りに曲がったろ?
 ちゃんと GPS の言う通りに運転してるさ」。


よく言うよ。
第一、それってタクシー運転手が客に言うべきこと?!


あと 5 分以内にショッピングセンターに着かなかったら写真を Facebook にあげてやる!!


と思っていたけれど、無事に戻りました。
なーんだ(←まさかガッカリしてる?!)。


ドライバーってば、「ほら、ちゃんと戻っただろ」だって。


『あら、貴方ったらほんとうに面白いかた。
 何威張ちゃってんの。そこは謝るところでしょ(^_-)-☆』


...とか言うわけないし! (怒)
もう、ほんっと、ふざけんなーーーーーっ。
何も言わずに無言でそのタクシーは降りました。


ホント、ごちゃごちゃ言って、けしからん運転手でした。
客が言った(見せた)住所で「承知しました」と、
あとは調べて黙ってちゃんと連れていって欲しい!!


アジア女性や日本人女性は、どこに行ってもナメられやすい面があるような気がする。
ふざけんな!と思いますが。
見た目ほどおとなしくないからっ!(??)


タクシーの話はもうひとつあるので、もうひとつ書きます。
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by selfdefence | 2012-11-14 13:25 | サクセス・ストーリー!