<   2012年 05月 ( 4 )   > この月の画像一覧


2012年 05月 22日

蜃気楼

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。


最近、良いお天気が続いていますね。
雨や曇天の多い北陸でも晴れ間が続いています。
一年で一番良い季節なんじゃないかな。


この季節になると思い出すのが魚津での出来事。
もう数年前になりますか。


魚津は富山県で、私の住む金沢からは高速道で1時間ほどのところにあります。
海の幸もあれば、美しい山もそびえ、近くには宇奈月などの温泉もあり、とっても良いところです。


その日も暑いくらいの快晴で(魚津はとても暑いことでも有名)、
魚津港に人が沢山集まっていました。
カメラの三脚が多いところを見ると、どうやら、皆、蜃気楼の出現を待っている模様です。


同じ北陸に住む者として、魚津の蜃気楼のことは頭では知っていますが、
私も、この目で見たことはありません。


逃げ水が見えるときみたいに、暑くて、晴れてて、湿度が高めの天気だと
蜃気楼も見えやすいのだろうな。
そんな風に漠然ととらえていました。


人が集まっている様子を見ると、なんとなく、近づいてみたくなるもの(笑)。
見物人と撮影者が集まるエリアに、なんとはなしに脚を運んでみました。
昼食休憩時にそこに到着し、海を眺めること数時間。
けれど、その景色に変化はありません。

何時頃蜃気楼は見えるのかな。
陽が少し傾く14時〜15時頃かな。
写真愛好家は、そのベストな時間帯のために、早くから場所取りをしているのだろうな。
今、15時過ぎか。あともうちょっと居てみようかな。


そのように思っていたら、蜃気楼ボランティア(だったかしら)とネームの入った、
蛍光緑のジャケットを着た人が数名いることに気づきました。
そうだこの人に、蜃気楼のことを聞いてみよう。


    あの〜。蜃気楼って、いつもこのくらいの時間帯に見えるんですか?



その後、説明していただいて驚いたことに、
蜃気楼はとても不思議なもので、「この気象条件なら見れる!」という確固たるものが
未だに判明しきっていないのだそうです。


見える時間帯も様々で、早朝のこともあれば、9時頃のこともあるし、午後2時のこともあるし、
16:30を回って夕方のこともある。


快晴なら見えるかというと、必ずしもそうではなく、
曇り加減の日でも見えました、ということもある。


夏のほうがいいのかというとそうでもなく、冬の海でも見えることもある。


今日はなかなかに蜃気楼日和な気はするけれども、
未だに出ないところを見ると、どうやろうね。


「それでこそ、『蜃気楼』なんですよ」。


へぇ〜。そういうものなんだぁ…。


見えるか見えないかわからないもののために、
この人たちは一日中ここで、こうして待っているのだなあ…
(そう言う自分も、既に3時間ほどそこに居たわけですけど 笑)。


カメラを設置している場合はさらにストイックであります。
良い場所を取るために8時半頃から来るらしい。
機材を置き去りにするわけにはいかないし、
蜃気楼は、いつから見え始めるかもわからないわけですから、
トイレや自販機に行く以外は、ずーっとその場で、待ち続けなくちゃなりません。


暑くて、日陰もなくて、することもなくて。
蜃気楼が出てくれるという保証もないのに。


それでも、待っている人たちの表情は穏やかでした。
そして、そうやって過ごす時間って、無駄なようでいて、とても甘美で豊かな気がします。


私は時間の制約があって15:40頃にその場を離れました。
あの人たちは、何時頃までいらしたんだろう?


季節の良いこの時期に、一度、朝から夕方まで
魚津港で蜃気楼を待ちながら過ごすのもいいかも、と、ふと思い出します。
実際は、なかなか行けないのですが。



*************************

9月15日と16日の2日間、関東で初のWen-Do T-Basicを開催します。
http://bit.ly/h240915

*************************

魚津港に沈む夕日の写真だよん(蜃気楼のときとは別ですが)。

e0024978_13102831.jpg

[PR]

by selfdefence | 2012-05-22 13:10 | つれづれ
2012年 05月 09日

ガール・エフェクト 女の子が世界を変える

Wen-Doインストラクターの福多唯です。


とってもすてきな動画を教えてもらっちゃった!

3分です。

内容もステキだし、映像がいい!
アートセンスもリズムもいい!

世の中には心を震わせてくれるものを生み出し広めてくれる人が沢山いる。
それに触れられるだけで、元気が出ますね。




[PR]

by selfdefence | 2012-05-09 17:39 | 女性支援
2012年 05月 08日

踏み込みすぎずに助ける…?

 先日の連続学習会の場で、金沢市が行っている、「るうぷ」と
 いう自助グループのご紹介等をしていた流れで、DVにあって
 いる(ように思われる)知人友人を、どう助けることができる
 だろうかという話が出ました。


 あ、挨拶してなかった。Wen-Doインストラクターの福多唯です ^^;


 で、続きです。

 ある人は、職場の若い女性が、それらしきことで困っているの
 ではないかと察しつつも、助けを請われたわけでもないため、
 どう声をかけたものか、そもそも声をかけて良いものかどうか、
 迷う…というお気持ちを口になさり、


 別の人は、お友達がDVにあっていて、ある夜彼女から「もうダ
 メだ。助けて欲しい」と連絡をもらったときのことをシェアし
 てくださいました。とにかく子どもと一緒にうちにおいでよ、
 と彼女はお友達とお子さんをご自宅に招き、じっくりと話をし
 たのだそうです。


 そのような話題がWen-Doの講座で昇るのはよくあることで、
 (そのくらい、そういうことで悩む女性が多いってことだ!)
 そしてたいてい、「どこまで踏み込んでいいのか。難しいです
 よね」といった声があがります。


 その日も、話はその方向に着地しかけたのですが、まだ続きが
 ありました。お友達をご自宅に招いたその女性は、ある機関の
 ある人にそのエピソードを話した際に、「そこまでするのは危
 険。踏み込みすぎだ」と言われた、と。


 ああ、彼女にずっとひっかかっていたのは、『私は友人として
 あれで良かったのだろうか』よりも、その、第3者からの評価
 なのか…と、私は思いました。


 以前も、似たような光景を見たことがあります。それはワイド
 ショーで、コンビニに強盗が押し入った際に、アルバイト店員
 が咄嗟に強盗に猛反撃をして、強盗を撃退した、というニュー
 スが流れたときのこと。

 
 その日のコメンテーターとなっていたいわゆる《識者》が、
 「いや〜。あれは危険ですねぇ」と言ったのです。


 識者のその人に言わせれば、あのアルバイト店員は運が良かっ
 ただけである。強盗がひとりとは限らない。外に待機している
 仲間がいたかもしれない。むやみに反撃などをして、命を取ら
 れていたら、コンビニの経営者にもどれだけ迷惑をかけること
 になるか。大事なのは、コンビニなど小さな店舗であっても、
 危機対応意識を持ってもしものときにどうしたら良いかを定め
 てわかりやすくマニュアル化したり訓練したりしておくことで
 それによって…うんぬん…。


 まぁ、ワイドショーでは予めコメント順や誰が何を発言するか
 が出来上がっていることもあり得ます。あの識者も仕事として
 あのように言っただけかもしれません。


 それに、少なくとも、アルバイト店員さんに直に「あなたは運
 が良かっただけだ」などと諭したわけではないので、私も『こ
 のコメント、酷いわぁ』と思いつつも流しました。


 DVにあっているお友達を助けたというその女性が、福祉やその
 道についてのそれなりの専門家らしい第3者から「『踏み込み
 すぎだ』って言われちゃって…」と話したのを聞いて、


 ちくん、ちくん、

 という自戒の痛みと共に、ワイドショーを思い出しました。


 他人を助けるのも、自分を護るのも、実はさほどの区別はない
 のではないか?と私は思います。


 何が最良かなんてわからないし、思いついたことを全力でして、
 とりあえずの安全を確保するしかないんだもの。


 ギリギリに困った状況で、ノーリスクの方法なんて、あるなら
 教えて欲しいけど、それがわからないから、わからないままに、
 私達はとにかく気持ちで動いて、精一杯のことをするのではな
 いか?

 
 それは子育てでも仕事でも同じだし、人はそうやってしか生き
 ていくことはできないのではないか? 


 それに現に、より良い方法を思いつく私になるために、私たち
 は学びも欠かしてはいません♪ 
 やっぱ、その自分は褒めていいと思うわ。


 「困ってるならうちにおいでよ」って言ってくれる人がいたら、
 もし私がDVにあって悩んでいたら、すっごく心強いと思う。

 気持ちはあっても、住まいが遠かったりスペースがなかったり
 明日明後日はこういう予定があるからな…などがあると、なか
 なか口にできる言葉じゃないとわかるから、なおさら。


 暴行から身を護ろうとするときに、「過剰防衛か?」と考えず
 に、とにかく出来る抵抗をして逃げよう、というのと同じく、


 もし、身近な人が困っていて助けを必要としたら、「踏み込み
 すぎか?」と考えるよりも、とりあえずできることをする、が、
 でいいと思います。

 私達は市民で素人で個人。それさえ意識していれば。
 専門の人につなぐまでのこのいっときを、なんとか乗り切るん
 だ!と自由に動けるのが、市民で素人で個人の強み。


というわけで、金沢市の自助グループチラシです。
e0024978_15253635.jpg

[PR]

by selfdefence | 2012-05-08 15:25 | 女性支援
2012年 05月 02日

京都 Wen-Do T-Basic講座のご報告とお礼

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。

京都で開催した、H24年4月29日と30日でのT-Basic講座が無事に終了しました。


開催実現に至るまでに、多くの方々に応援していただきました。
メール案内をお知り合いにご転送いただいたり、
Twitterで講座についてつぶやいたり、リツイートしていただいたり。

ブログやイベント掲示板等をお持ちのかたにはご掲載をいただきましたし、
紙のチラシ配布や配置をお手伝いくださった方々もいらっしゃいました。


そして何よりも、お申込み&ご参加くださった女性たちの
ご決断と勇気に、心から感謝しています。

皆様、ほんとうにありがとうございました。


京都での講座には5人の女性にご参加いただき、私を含め6人でした。
私は少人数講座が大好き♡

おひとりおひとりと関わらせていただける時間が増えますし、
お名前と顔もしっかり覚えられますし(数年経っちゃうと思い出しにくくなることはあるけど)、
「この方は事前に、ご病気があるとご連絡くださったかただったな」
「この人はどうやら腰をかばいながら動いているご様子…」など
安全面についても配慮しやすくなるからです。


「T-Basicははじめてではないし、前回けっこう見直して資料を作っておいたから…」
とのたるんだ気持ちがあって、資料準備に着手したのが講座6日前(^^;
見るとやはり直しの必要を感じてワタワタと直すことに。(次回はもっと早めにやろう、私)
(*写真以下にもこの記事は続きます)


e0024978_12545322.jpg



今回の京都講座は、理想とされるT-Basicに対して3時間ほど時間が短めです。
そういった場合に何を省くかは、担当インストラクターの判断でその都度変わります。

私は今回、「親密な間柄での暴力について」「性暴力について」「ストーキングやハラスメントについて」は、資料のみとして、講座時間内での詳しいディスカッション(レクチャー+意見・情報交換の時間)を省きました。


Wen-Doに期待されるのは、やはり身体的なスキルと、
どのようにしたらそれをできる自分にモードチェンジしていけるか、の辺り。
あとは、
急所についての情報と、サクセスストーリーのご紹介がWen-Doの特徴なので、そこもしっかりと☆



京都Wen-Doのおおまかな流れは以下の通りです。

《1日目》***********************************************************
・Wen-Doについて
    Wen-Doの歴史、今回の講座概要
    Wen-Do誕生のいきさつとWen-Doの理念
・全員でチェックイン&自己紹介
・Wen-Doが目指すゴール「《なにか》をつかむ!」
・護身行動やWen-Doのスキルをより効果的にするための、必須4要素について
    「おやり大丈夫!」
・安全な講座にするために

・準備体操
・基本手技 3種類
・キック  3種類
・攻撃をかわすためのブロック
□休憩□
・これまでに習った技の復習
・人体の急所と、Wen-Doスキルでのダメージについて
・ソフトWen-DoとハードWen-Doについて
・基本手技 追加4種
・ひじ打ち
・手を捕まれたらどうするか
    口頭対応 2種
    片手で片手を掴まれた場合
    両手で片手を掴まれた場合
    両手で両手を掴まれた場合
・首に手をかけられたらどうするか
    前からの場合
    後ろからの場合
・武器対応についての考え方
    恋人から武器で脅されかけて無事に切り抜けた女性の話
・整理体操
・宿題(配布資料を一読する、「護身の知恵を共有する」のページに書き込みをする)


《2日目》***********************************************************
・チェックイン&初日内容・配布資料についての質問や疑問、感想
・護身の知恵を共有するための意見&情報交換
・準備体操
・初日の技の復習(2動作をつなげてみる)

・寝室への侵入者に対応する
    (1)飲み会後にそのまま泊めた友人が寝室に来たら?
    (2)知らない人物が寝室に来たら?
        a.気づいたらドア付近にいた場合
        b.気づいたら布団/ベッド付近にいた場合
・加害者が身体の上に乗ってきたら
    (1)仰向け状態で相手が上に乗ってきたときに何ができるか
    (2)両手を押さえつけられたらどうするか(ぶっとび)
    (3)相手が身体を密着させてきたらどうするか(丸太返し)
    (4)うつぶせ状態で相手が背中に乗ってきたら(バランス崩し)

・ナイフ対応の基礎
    口頭で対応する
    身近にあるものを使う
    相手がナイフを振り降ろしてきたら
    相手がナイフを突き出してきたら

・首に手をかけられたら場合の外し方の復習
・別の方法で首に手をかけられた場合(2種)

・身近な人にどの程度/範囲でWen-Doを伝えてもOKか

□昼食休憩□

・動作や技の復習
・マットを使っての実習(手技7種、キック、ひじうち)
・もし路上で、不意に誰かが来たらどうするか
    例えば15年前に別れた元夫が「随分探したよ」といきなり肩を抱いてきたら
    どんな言葉・声なら出せるか
    助けを求めるならどのように言うか
    反撃時のポイント
    相手からの離れ方の動作のコツ
・技の総復習

□休憩□

・Wen-Do T-Basicコースだけのスペシャルワーク
・相手が複数の場合
・整理体操
・振り返りとわかちあい
・アンケート用紙への記入
     
 *質疑応答とサクセスストーリーの紹介はその都度入れていきます


   *   *   *   *   *

上記内容の京都Wen-Do講座について、受講の女性からどんなお声をいただいたかというと…。


◎ひとつひとつの技を振り返る時間と意見交換の時間等が充分にあって、
 短時間講座よりも身に付いた。

◎Basic用スペシャルワークがとてもスッキリしました。マットを使った実習もよかった。

◎わかりにくいところも、Basic講座では時間があると思うと質問しやすいので、
 わたしのように質問を遠慮しがちな人には長時間講座はよかったです。

◎事前対応や案内から心遣いがあり、当日も安全で、安心して練習できました。

◎いろいろと意見がわかれるようなテーマについてもWen-Doの基本理念に戻って、
 女性が合意しひとつになれるところをきちんと確認できる進行がいいなと思いました。

◎Wen-Doの精神には励まされます。
 身体を動かし、声を出し、他の女性たちとつながれるというのは、すてきな経験だと思います。


皆様のご感想を拝見していて、私がWen-Doに参加するときと極めて近い思いを
皆さんが感じていてくださったのだなあと、嬉しくなりました。


***********************************************************
 講座の収支は以下の感じです(超ざっくりと)。

 収入:10万円(参加者5人。
         おひとりは3度目のリピート特別受講費。
         おひとりは2日目のみ参加)

 支出:6万6200円
   会 場 費  20200円(ウィングス京都)
   交通・通信費 18000円(金沢-京都と現地交通費、チラシ送料など)
   宿泊滞在費  15000円(2泊3日)
   講習用事務費  8000円(インク、紙、実技用材料など)
   告知広報費   5000円(協力お礼など)

***********************************************************

楽しかったー!!  

受講の皆様には後日記念写真をメールしますね♪


*写真は京都で食べた、メッチャ抹茶味だったシュークリームw
e0024978_133064.jpg

[PR]

by selfdefence | 2012-05-02 13:03 | 講座の御礼