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2011年 09月 30日

「被害者非難」と「しつけと虐待の境目」

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。


数日前に、facebookにて、Wen-Doの仲間のインストラクターが、
性暴力等における被害者非難(victim blaming)を振り返るのに役立つとして、
こんなページを紹介していました。

A-useful-rape-analogy
http://downlo.tumblr.com/post/10176644689/a-useful-rape-analogy



見ると、警察官(? officer)と男性との会話が書かれています。
どんな会話かを訳して掲載してみます。
(私はノリで英語を訳すので、ちょっとニュアンスの違うところがあるかもしれないけど
 ご容赦ください。大筋は外してないと思います)



男性:すみません、強盗にあったんですが…。

警官「強盗に? なるほど、まず場所からお伺いしましょうか」

男性:ダンドリッチ通りを歩いていたら、突然男が私を小径に引きずり込んで銃をつきつけてきて、
   『有り金を全部よこせ』と言ったんです。

警官「で? そのあとあなたはどうしました?」

男性:言われた通りにしました。

警官「ということは…。あなたは、言われるがままに、逃げも抵抗もせず、
   助けを求めようともせず、お金を差し出した、と。そういうことですね」

男性:…まあ…。というか、とにかく恐ろしかったんです。殺されるかも!と思ったもので。

警官「ですが、あなたは『言われた通りにした』とおっしゃった。
   それに、あなたはこのあたりでは慈善事業家として名が通っていらっしゃる」

男性:ええ、確かに普段、慈善事業もしています。

警官:「あなたは、他人にお金を惜しみなく分け与えることに喜びを見いだしていらっしゃる。
    この辺りの皆があなたのことを、そうした人だと思っていることも十分ご承知ですよね」

男性:そんな。どうしろっていうんですか。

警官「あなたは普段通りの慈善事業家としての装いのままで、
   つまり、この辺の人やその男があなたを見たら、
   慈善事業家のあなたであるとわかる服装のままで、
   ダンドリッチ通りを歩いていらしたのですよね。
   そして、男に対して抵抗も全くせずに従った、と。
   それってまるで、普段と同じように、
   男はあなたにお金を乞い、あなたはお金をその男にやったというだけのことではないのですか。
   今回に限ってなぜだか、もったいないことをしたと思っていらっしゃるようですが。
   あなたが、仮に今回に限って慈善行為のつもりではなかったとおっしゃるとしても、
   男性を訴えるとはすなわち、その男性の一生と名誉をズタズタにするということですよ?
   あなたのしようとしていることはそういうことだと、おわかりですか?」

男性:そんなバカな理屈…。

警官「いや、実はこれ、性暴力事件へのたとえ話なんです。
   性暴力被害にあった女性はほぼ皆さん全員が、加害者を訴えようとするたびに、
   こうした被害者非難にあっているのです」

男性:どんだけ加害者男に好都合なんだ!

警官「まったくですな」


**********************



言わんとするところはよくわかる寓話です。

が、これだと却って反発を抱く人もいそうだな〜…。
まあ、何をどのように説明したところで、反発する人はするのかもしれないけど。


   * * * * *


話が少しそれるようですが、以前にあるところで、子どもへの虐待防止の講演をしたときに、
質疑応答で、「しつけと虐待の境目をどのあたりだとお考えになりますか?」と
聞かれました。


身体的な暴力、いわゆる体罰は、全て虐待行為に入ると思いますと
最初に言った上で、
「情緒面での虐待もあるし、信仰による特定な行為や禁止事項をしつけにからめるご家庭もあるし、
 息苦しいほどの愛情が虐待に相当する場合もあるので、
 しつけと虐待にくっきりとした境目があるかないかというと、
 そこは各自の感覚によって異なりそうで、一般論としての定義は難しそうですね」と続けたところ、

質問をした方は、
「でも、なんでもかんでも虐待虐待と…、
 なんていうか最近の傾向として、虐待だ!とするハードルが
 どんどん下がり過ぎているような気がするんです」と
少し不満そうにおっしゃいました。


それを聞いて、ああ、もしかして…と思いました。


虐待的行為を、そうとは思わずに、良いことだと信じて行ってきた人であればあるほど、
あるいは、虐待的行為を、そうとは受け止めずに、親の愛情だと思って受け止めて消化してきた人であればあるほど、
「それは虐待行為です」と言われたら、
困るだろうし、不便だろうし、不快に感じるだろうなぁ…と。


反発心や怒りの裏には、傷があるような気がします。
そこへの返答には、いつも慎重でありたいと思いますが、
(だって、虐待防止の講演をして、
 不用意な発言で誰かを傷つけ、
 「そんなつもりじゃなかった」との姿勢を取るなんてシャレにならない)


でも、時にはどう言えばいいのかすらわからない。
『いろんな思いが渦巻きますよね…。時間をかけて、それぞれに、そして一緒に、
 考えていけたらいいですね。これからもよろしくお願いします』
としか思えない。
でも、そんなお茶を濁すかのような言い方をするわけにも、実際には行かず。

『何も答えられなくてごめん!』って、思います。


日々勉強です。
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by selfdefence | 2011-09-30 16:02 | 学びのシェア
2011年 09月 26日

トロントでのTake back the Night.の動画に代表のデボラさん登場

こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。

トロントのWen-Doからの情報です。
『Take back the Night.』の様子と、トロントのWen-Doの代表のデボラのコメントが見られる
動画があるとのこと。

『Take back the Night.』とは、
これは、「夜道は女性にとって危険…って、
     それって当たり前だと思うべきなの? なぜそうなってしまっているの?
     女性も安心して夜道を歩けるような社会を取り戻すために
     女性の力で出来ること。まずは意思表示から!」
との発想で立ち上げられた(と福多は理解しています)、
女性の願いと主張を表現するために女性が行進するイベント(って言っていいのかな?)で、
世界各地で行われています。


女性とトランスジェンダーの女性だけがこの行進に参加できます。
「ユナイト! ウィメン! テイクバックザナイト!
 (女たちよ、ひとつになろう。私達の夜を取り戻そう)」とのかけ声と共に、
自発的に集まった女性たちが街中を歩きます。
その歴史、なんと約30年!


去る9月24日にトロントでも行われたばかりで、
その様子が地元メディアに取り上げられたと、
Wen-Doの仲間が、動画がアップされているサイトを教えてくれました。


このページで簡単な記事と写真、動画がご覧になれます。
http://www.citytv.com/toronto/citynews/news/local/article/156630#.Tn_Q3tfGaQM.twitter


トロントのWen-Doの代表のデボラさんも登場しています。
名前も Deb Chard とテロップでも出てきます。
黒字にWen-Doのロゴの入った例のTシャツ(日本のインストラクターの私達も、講座のときに着るアレですね)を着ていますが、長袖を羽織っている…ということは、
トロントは既に相当冷え込みが増しているのだと思いますが、熱気は充分!です。



レポーターの女性が、Wen-Doの実技について問いかけて、
デボラはブロックをやってみせ、
「これがブロック。
 こういうこと(攻撃を察知し、自分の身体を動かして、攻撃を避けて自分を護る)を
 講座ではやっています」と答えています。

レポーター女性が
「なるほど、いつになるかはわからないけどいざというときには思い出したいと思います」
と言うと、
デボラは
「ええ、ぜひ!私達Wen-Doの目指すところはまさにそれ(そうした感覚を、全ての女性が持てるように、講習を行うこと)です」と。

そして最後にこう締めくくっています。
「女性への暴力は昔からあって、今でも続いています。無くなってはいません。
 私達女性は、こんな状況(女性が夜道を安心して歩けない)はもうたくさんですし、
 そう声をあげ続けてきました。
 誰かが主体的にこの問題に取り組んで責任を果たさなくては」


うーん。しびれます(死語? 笑)。
私は今朝から、20回以上も見ちゃいました(大丈夫か、私)。


ご興味あればぜひご覧ください。
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by selfdefence | 2011-09-26 17:24 | ●WEN-DOについて
2011年 09月 18日

茂木健一郎さんのブログで考えたコミュニケーション

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。


コミュニケーションの講座の仕事の丁度前日に、
茂木健一郎さんのブログ記事が更新されたのを読みました。


フォーカシングを愛好する私は、
『コミュニケーション』を考えるときに、「まずは自分と対話できなくては…」と頭に思い浮かべがちなところがあります。


実際、自分のそのときの身体感覚、
つまり、私達が普段「感じ」とか「思い」とか「ニーズ」とか「意見」と呼ぶようなものの、
球根みたいな部分を覚知できるかどうかは、
対人のコミュニケーションの質に大きく影響してくると私は感じているのですが、


そんなことを考え、翌日の講座内容にも予定していたときに、
茂木さんのブログの記事を読みました。


コミュニケーションの結果に、私達が期待するもの。
それは、
冷たさよりも温かさに近いだろう。
警戒心よりも、親近感に近いだろう。
「わかんない」より「わかる!」に近いだろう。
「なんだよ、それ!」より「イイネ!」に近いだろう。


自己覚知ができようが、できまいが、私達はそうしたものを期待するんじゃないか。


だとしたら、温かさとか、親近感とか、「わかる!」とか、「イイネ!」とかを
感じているときの身体感覚を呼び起こして、少し味わうようなことをしたらいいのではないか。


その実感を手がかりにして、
どうしたら、そうしたものを得やすいコミュニケーションを取れるのか。
どんな工夫ができるか、どんな稽古が有効か、を考えていく、
そんな講座内容のほうが、まさしく、皆にとって、
『親近感を覚え、わかる! イイネ!と思いやすい』講座に近くなるんじゃないか。


そんな風に、講座日直前に、考え直すことができました。


自分が、
美しくいられるとき、
整っていられるとき、
落ち着いて、揺るがずにいられるとき、
信念と共にあれるとき。


そんなときの身体感覚を、必要なときにスッと思い出してそこに戻れるようになったらいいなあと思います。


Wen-Doでは、対人実践的な練習は決してしませんが、「型」を練習することはあります。
そして「型」を練習するだけで、私達はいつも、充分に満たされます。
本物(本番)とかけ離れたものなのに、充足するのです。


それは「型」というものが、良い状態の自分の身体感覚に自分をすっと戻してくれる力を持つものだからなのでしょう、きっと。


茂木さんの、飾らない文章に感謝です。
深く満たされるコミュニケーションが取れているときの、コミュニケーションを取ろうとしているときの、自分の感覚を、ありありと思い出すことが出来ました。

茂木健一郎さんのブログ:クオリア日記
「言葉って、何を交わしているかではなく、交わしていること自体に意味があるのだろう。」

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by selfdefence | 2011-09-18 11:42 | つれづれ
2011年 09月 15日

話す 離す 放す

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多です。


今日は電話での打合せ、面談での打合せが続いた日でした。

私はどちらかというと、普段はあまり人と話をする機会がありません。
講座依頼はメールでいただくことが多く、
電話でご挨拶として話す機会を持つとしても、その後の書類等のやり取り等は全てメール。
(講座の日時や場所などのことがあるのでメールのほうが確実なのです)
講習資料を作るのも私なので、人に指示を出すということもないですし、
自分の頭で思考して、書類にして…という黙々とした作業。
ちょっとした確認等もほとんどがメールでのやりとりになります。
講座依頼は半年〜4ヶ月前に入ることが多いので、
メールでやりとりする時間があるようになっている、というか。
「電話で話さないと準備進行が間に合わない!」という事態があまりないのです。


でも今日は、人と沢山話をしながら考えを整理する作業の続いた日でした。
まずWen-Doの今後のことについて
仲間と電話で長時間話しました。3時間近く(^^;
あーでもない、こーかなあ、など、
電話で話をしていると、話の共有も理解も進展も、早い早い。(メールに比べて)


その電話を終えてから、月末に控えている児童虐待防止の研修講演のための打合せに行きました。
実施主体の担当者さんとお話をし、
研修を受けてくださる方々がどんな方々で、
育児中の親世代の人と、具体的にはどのような方法や場面で接点を持てるのか、
持てない人もいるとしたら、それでも虐待を予防するために、
出来ること/必要とされることはなんだろうか、
そもそも、なぜ私を講師に? といったあれこれを、直接お話をさせていただくことが出来ました。

この打合せも、実際にお会いして話をしたことで、
「話すと早いなぁ」と実感しました。


話すという行為には呼吸が必ず伴うので、
ひとりで頭の中で考えて、書面やメール等に言語化するのとは違って、
話しながらも思考がどんどん後押ししてもらえるような気持ち良さがありますね。
もちろん、相手と即時応答できるという良さもあるけれど、
私自身の脳の働き方や動き方が変わる感じがするのです。
「うぉ〜、正しく今、この瞬間に、シナプスがどんどん接合してます!!」みたいな。


話すことで、思考が自分からいったん程よく離れます。
それが相手とのやりとりの中でちょっと練り上げられてから、
解き放たれて、「そうそう、これだ!」という何かになっていく。
そんな感じがします。
話す→離す→放す です。


大和言葉では、元々発音が同じ言葉(ひらがなにすると同じ文字で書き表すことになる単語)は
同じ意味や概念から誕生しているのだ、と聴いたことがあります。
話す→離す→放す も、そうなのかな。


逆に考えたら、人となかなか話す機会がない人というのは、
『考える』ことや『判断しなくてはならない』ことはあっても、
それは、その人自身の脳で処理しなくちゃならないわけで、
身体感覚として、そういう作業を続けるのはしんどいよなぁと思います。
育児中のおかあさん、コンピュータ等での仕事のかた、
専業主婦、入院中の方、施設に入っている方…などなど。



私もうっかりすると、孤独な方面で作業を進めがちです。
多分幼少期からの病気とか、入院経験が長かった…などで、
人と話さずに、交流せずに、色々を自分で処理してしまう癖があるのかなと思っています。
もっと意識して話すようにしようっと。
せめて、5分でも散歩するなりなんなりして、
呼吸を活性化させる時間を一日の中で作るようにしてみよう。
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by selfdefence | 2011-09-15 18:07 | つれづれ
2011年 09月 08日

デートDV

こんにちは。Wen-Doの福多唯です。


この数日間で、「Wen-Doの活動にチャレンジしてみたい」という方から
数件お問い合わせをいただきました。

私のつぶやきとかメールマガジンとかこのブログって、
きっと、インターネット界の中において、
ありんこ程度かそれにも及ばないくらいの存在というか(^^;
正直言って、そんなに多数の方々がご覧になっているわけではないと思っていますが、

それでも、そのようなご連絡やご反応をいただけるということは、
ご覧になってくださっている方々は、本当に関心を持ってご覧になってくださっているのだなあと、
なんだか、とても嬉しい気持ちです。


  * * * * * 


さて、既に終了したのですが、先週末に群馬県は前橋市での、デートDVを予防するための、
支援職等に関わられる方々向けの研修を担当させていただきました。
そのため、私にとってもこのお仕事は、
改めて、デートDVについて、深く考えたり学び直したりする機会となりました。


私は40歳を過ぎていて、既婚者なので、
デートDVについて考えようとするときには、
・身の回りの、比較的若い世代の方々にお話を伺う   か、
・自分自身の独身時代の恋愛について思い出してみる  かのどちらかになります。


そして『若い世代の方々にお話を伺う』方法を採用したいのは山々なのですが、
現実に、何十人も、独身の友人がいるわけでもなく。
すると、ど〜〜しても、自分の過去を振り返らざるを得ません。
うん。ちょっと、かなり、イヤですけど、
仕事ですからっ キリッ。


そして改めて浮き彫りになってきたことは、
当時はデートDVという概念や言葉がなかった、ということももちろんあるけど、
自分たちではなかなか気づけなかったよなぁ…という実感です。


人を、そして自分を、本当に本当にほんと〜〜〜〜に大切にするとは
どういうことなのか。
そんなこと、今だって、「私はちゃんとわかっているし、実践できている!」とは言えないわけで、
若かった頃なんて、さもありなん。


暴れるだけが暴力の本質ではないですものねぇ…。
真綿で首をしめるような非常に巧妙な支配の仕方だってあるし、
カゴの中の鳥のように扱う/扱われるような関係性だってある。


本当の愛情とは、とか言い出すと、未だに胸をはりきれない自分を感じます。
「相手を尊重しあえる関係性が大事」
それはそうだと頭では思うけど、
でも、恋愛なんてそもそも、若いうちは特に、
『あの人は私を尊重してくれる人だから』とか、理由があって落ちるものではなかったよなと。
(いや、そういう人もいるのかもしれないけれど。
 私は「なんとなく気になり、なんとなく惹かれ、なんとなく好きになる」人なので)


「恋人の、あなたへの関わり方っていうのは、
 話を聴いていると、どうしても、本当の愛情とは思えないんだけど、どうかな?」
などと投げかけてみたところで、

   そんなこと、言われなくてもわかってます。
   でも私、彼が好きなんです!


ってなっちゃったらどうにもならない。


ただ、だからといって「好きになっちゃったものはしょうがないよね」とだけ言って様子見を続けると、
女性の場合は特に、男性に比べてデートDVで被る影響がリスキーです。
妊娠や中絶のリスクを背負うのは常に女性。
身体的な暴力を受ける傾向が多いのも、
また、身体的な暴力が命の危険につながる可能性が高いのも、女性です。


* * * * * 


そんな話を研修でして、途中休憩を講座で入れ、その段階で、
「デートDVで困難だと感じる点、後半で学びたいこと」や
「デートDVの解決のために大事だと感じたこと」などを
簡単に書いて提出していただきました。


そうしたら、ある人が、
「被害を受けている側が、相手がいなくても自分はひとりでも大丈夫だと
 思えるようになる力を発揮できるかどうかにかかっていると思った」
と書いてくださっていました。


そうそうそう!!! まさにそれ!!!
そこが、DV問題での要であり、難しさだなっていつも思います。


暴力の問題では
「暴力は、振るった側が責任をおうべき問題で、
 振るわれた側には全く非はない」が原則です。
被害を受けている側が、それでも相手(加害行為をする人)を好きな場合、
その原則論で行けば、
『どうして相手を好きだという自分の気持ちを、こっちが悪いわけじゃないのに、
 相手の暴力のせいで、こっちが断ち切らなきゃなんないの?!
 こちらは悪くないんでしょ。だったら私の好きにさせて』
という話になりかねないんだけど、
でも、《相手がいなくても自分はひとりでも大丈夫だと、思えるようになる力を発揮》しようとしたときでないと、本気でそうなったときじゃないと、DVは解決しないんだよなぁ…。


Wen-Do的には、このあたりを
「相手のすることで、私達が相手への思いを断ち切らされてさらに辛い目にあう…
 というのではなく、
 相手を選ぶか選ばないかの主導権は、常に、私達自身にある」と考えるわけですが、
これは考え方というよりも「身体感覚」なので、
なかなか、言葉だけで伝わるようなことではありません。


Wen-Doへの参加を通して、身体も実際に動かして活用のコツを見いだしていく中で、
自分の主は自分なんだ、
自分をコントロールできる人がいるとしたら、それは私だけなんだ、
という感覚を体得して行けたら良いな。


そう思っています。


その感覚が芽吹いてくると、
いざというときに「その行動は、自分を安全な方に導けるものか?」という視点が持てるようになって、衝動的な行動から少し距離も取れるようになる気がします。


恋に悩む女性にこそ、別に彼と別れないままでもいいから、
とにかくWen-Doや、
女性のためのセルフディフェンスを受けていただけるように広めたーい!!!
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by selfdefence | 2011-09-08 17:17 | つれづれ
2011年 09月 07日

H23年9月10日(土)群馬県太田市Wen-Do3時間講座

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。

秋晴れの清々しい空気になりました。
あの猛暑の夏がウソのようです。


今週末となりましたが、群馬県に再度お伺いします。
今度は太田市です。
もしかしたら、まだ申込み可能? かもしれません。
お近くのかたはこの機会にぜひどうぞ。

詳しくは、講座情報ブログ記事にて。
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by selfdefence | 2011-09-07 10:34 | WEN-DOを受けたい
2011年 09月 06日

それは差別? Wen-Do 前橋講座でのサクセスストーリー

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。


台風の被害が報道されるにつれて、胸が痛みます。
自然の力の前では人の力は…と、つい感じてしまいそうになるからです。


その、台風が直撃していた9月2日と3日、私は群馬県前橋市での講座に行っていました。
2日がWen-Doで、3日はデートDV防止・予防啓発のための講座でした。


2日のWen-Doのとき、参加の女性たちから、
「普段自分が自分の安全のために心がけていること」や、
あるいは、
過去に、もし何らかのご体験があったら、
(差し支えなければですが)そのときどうなって、何をどうして、どのように事態が展開したのか…を
おひとりずつから聞かせていただく時間を設けました。


そこで、ある女性が話してくださったサクセスストーリーをご紹介します。


そのかたは、こんな風に話を始めました。


  
  これまで自己紹介をなさった皆さんは、不審者対応を考えていらっしゃったり、
  不審者や変質者、痴漢にどう対応なさったかというお話が多かったんですが、
  私は、身近な人物が相手のことも多いと思っていまして、
  実際、私自身、海外に留学していたときに、大学の教官から妙な空気を感じたことがあったのです。


  論文の指導とかになると、どうしてもふたりきりになることが多いんですが、
  その教官とふたりになると、なにかこう、うまく言えないんですが、
  試されているような誘われているような、その手の空気を感じていたんですね。


  それで、私、言ったんです。彼に、『個人的な相談があるんです。』と。


  『私、性病にかかっちゃったみたいで…』って。


  そうしたら、もう、すんごくわかりやすく、教官はどん引きになりました。

  


会場の全女性が「なるほど〜」みたいなご表情になっていたのが印象的でした。



この手のサクセスストーリーを聞くと、私はいつも、思い出す場面があります。



トロントでのWen-Do講座に参加していたときのことです。
参加女性が、サクセスストーリーを話し始めました。


それは、かいつまんでご紹介すると、Barみたいなところで複数の男性から
「これから俺らと遊びに行って楽しもうぜ」というようなことを言われて絡まれたという女性が、
“それなら私の女友達も呼ぶわ。多い方が楽しいでしょ”と応じて携帯で電話をして友人を呼んだ、という話で、


肝心なのはオチなのですが、
“あ、そうそう、今呼んだ女友達って、言い忘れてたけど身体は男よ。
 仲間の友達も連れてくるって喜んでたから、今からゲイが沢山このBarに来るわ。
 みんな、あなた達と“楽しく遊ぶ”のが楽しみで仕方がない、って”
というようなことを言い、
それを聞いた男たちは慌てて逃げ帰った、という展開です。
(実際には彼女にはそのような知人はおらず、電話も《かけたフリ》だけでした)


この話が講座中で出たとき、担当していたインストラクターは私の尊敬する先輩で、
彼女は
「あなたの身の上にそんなことが起きたのはすごく胸が痛むし、
 あなたが逃げられたことには、本当に良かったと、心から思います。
 ただ、今のお話は、サクセスストーリーとして他の女性に紹介することはできません」
と答えました。


理由はシンプルで、そのお話はそもそも、
ゲイの方々などへの、差別意識や侮辱的な偏見を基に成立しているものだからです。



『私、○○っていう病気なの』というようなことを言って危機を脱したというお話は、
他の講座でも参加女性からときどき聞きます。
そのたびに、トロントでのあの話と、重なる部分があるような気がして、思い出します。


ただ、《重なる部分》はあるけれども、同じ構造ではないよなと思うし、
「それは○○病の方への差別ではないでしょうか」という話とも違うよな〜、と感じています。
上手く言えないけれど、
○○病の方々を侮辱的に語っているわけではなく、
弱みと思われる点を強みとして前向きにいかしての発言だ、というのが一番の大きな違いかな。


上記の女性のような発言は
『もし本当にゲイだという人や性同一性障害の人がその場に居合たとしたら、
 それでもあなたは、それを言える?』と問われたら、多分詰まってしまうことでしょう。
それに対して
『私、○○っていう病気なの』という発言は、そうとは限りません。



とはいえ、やはりこのあたりの線引きは微妙ですし、感じ方が人によって様々だろうと思います。
使うのに抵抗がある人もいらっしゃることでしょう。
そういう意味では、万人向けのサクセスストーリーにはならないかもしれませんが、
そんなお話も出ました、ということで(^-^)




最後に、もうひとつ、
上記のことを考えるとこれまたいつも思い出す、爽快なサクセスストーリーをご紹介します。


その女性は女性同士で手をつないで、街中を歩いていました。
そこに、バイクに乗った男性が
「お前ら、女同士で手なんかつないじゃって、気持ちワリ〜〜。
 レズなんじゃねーの?!」と、嘲笑ってきたときのこと。


言われた女性は余裕の微笑みで答えました。


「だったらどうだっていうの?
 で? アナタは、オルタナティブ?(^-^)」


=====


この話をこの爽快感と共に日本語にしたい!!!!

私の語彙力では困難です、どなたかお知恵がありましたら拝借させてください。
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by selfdefence | 2011-09-06 13:28 | サクセス・ストーリー!
2011年 09月 03日

講師養成プログラム考案中〜講師希望の方はお読みください(^-^)〜

こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。


Wen-Doの本部のあるトロントでの1ヶ月の研修から戻ってきて、はやくも1ヶ月半になるなんて。


この1ヶ月半の間、自分の講習の癖を修正したり、
本部の最新の動向に合わせた講習内容に日本での講習をアップデートさせたり、
そのために配布資料等を新たに作り直したり、
講師見習い生用のトレーニングのマニュアルを翻訳したり。


そして、それらの作業をしつつ、
日本での、今後のWen-Doの講師養成について、ずっと考え続けています。
日本ではトロントと状況が異なるため、
講師養成に関しても、トロントを参考にしつつ、独自のスタイルを築く必要があります。


それで、あーでもない、こーでもない…の試行錯誤を繰り返しております。


今現在、公に発表できることはまだ何も決まっていないのだけれど、
でも、近いうちに…1〜3年以内に…
講師希望者のためのトレーニングプログラムを実施しはじめたいと考えています。

しかしそれも、講師を希望してくださる方がいてくださってこそ!

将来、講師としての活動をご希望くださる方は、ぜひ以下をご参照いただきまして、
プログラムの開始にお力添えください。
また、
ご自身に今現在必要で可能なご準備がありそうでしたら、
それらも少しずつ始めていただけたらと思います(^-^)


Wen-Doの講師になるために必要で、後々に必ず役立ち、
今からはじめていただける準備は以下の通りです。


(1)講座への参加

 Wen-Doはまだいつでもどこでも受講できるというほどポピュラーな存在にはなっておらず、
 受講の機会をとらえるだけでも大変で、心苦しく思っています。

 「遠くでの講座ばかりなんだもの(涙)」という方は
 (2)にお進みください。
  ↓

(2)講座の開催

 将来、Wen-Doの講師として認定を得るまでに、
 講師希望の方には、何度か、講座主催・運営の実務をご経験いただきます。

 というのは、講座の開講の方法や運営のノウハウを知らないままでは
 講師として活動していくのに後々困難ですし、
 講座開講の苦楽を知って、講座主催者さんとスムースな協働のできる講師活動を
 私達は目指したいからです。

 講座開催が初めての方でも全てフォローします。
 ご自身のお住まいの地域などでWen-Doを開講してみたいなという方は、お気軽にご連絡ください。


 ・講座は(人数的には)最低受講人数4人から開講できます。

 ・講師交通費、講習謝金、会場費、広報費、資料印刷費…などを考慮して、
  講座に最適な会場選びや予約、広報、問合せ対応…などを体験します。

 ・開催方法は、
  自治体から共催を得て/助成金を活用して/参加者から参加費を募って/出資者を募って…など、
  最初はどのような開催方法でも、やりやすい方法からで大丈夫です。


 「まずは開講経験を積む勉強の機会と思って」と、
 かかる費用は全て自腹を切る覚悟で開講してくださった方もいらっしゃいました。
 (その意気込みで講座を精力的に手がけてくださった結果、
  多くの参加者さんが集まって参加費収入があがったので、
  その主催者さんもさほどのご負担にはならずに済みました)
 

 短時間講座が身近では行われない地区にお住まいの方や、
 「待つより、自分で開講するほうが早い!」とアクティブに動きたい方は、
 早速開講プランを練ってしまいましょう。ご連絡ください。



(3)トレーニング段階の入り口メニューの講座の受講または開講
 (T-Basic講座またはレベル1stシリーズの3種)

 今現在日本で行われている講座のほとんどは、短時間のおためし・入門(紹介用ダイジェスト)講座です。
 しかし講師をするためには、様々な質問等に備えて、
 おためし講座で取り扱う以上の知識や技術習得が不可欠です。
 
 そこで講師希望者には、必ずトレーニングを受けていただくわけですが、
 その入り口メニューが、
 『Wen-Do T-Basic』(または「レベル1stシリーズ」の講座)。
 (*レベル1stシリーズとは、T-Basicの内容を、3回連続講座の形にするものです)


 T とは『トロントでの内容に沿った/トレーニング用の』の意味。
 トロントでの最新のBasic内容に基づいて、
 Wen-Doの講師養成資格を持つマスターインストラクターが行います(または監修に入ります)。


  *過去に(Tの付かない)Basicの受講経験のある方のT-Basicの受講には
   再受講としての割引/減免制度を設けます
   (ただし以前の受講より期限有り)。 
←最後に該当講座が行われてから5年経過したため、この措置はなくなりました。

 このT-Basic講座やレベル1stシリーズの講座は、こちらで開催日程や場所を決めて開講しても
 参加を希望してくださる方のご都合と合わないともったいないので、

 現状では、受講希望の方のご協力をいただいて、
 そのかたのご都合や居住地を考慮しながら企画運営しています。

 
 過去にはその方式で金沢(3回)、愛知(2回)、関西(1回)、群馬(2回)にて
 T-Basic相当の講座開催が実現しました。

 受講・企画希望の方はぜひご連絡ください。
 開講に向けてお力添えいただけたら嬉しいです。


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 以上を要約すると、講師を希望してくださるかたに私達が望むウォーミングアップは、

 ・Wen-Doのワークショップに参加し、Wen-Doへの好意と関心を持ち、
 ・その後マスターインストラクター(福多)とやりとりし相談しつつ、
  Wen-Doの開講や、T-Basic(またはレベル1stシリーズの講座)にて学びを深め、
 ・Wen-Doの基礎内容とWen-Doの講座運営方法を習得してくださること。

 となります(^-^)。
 上記を満たしてくださっている女性なら、
 Wen-Doの受講回数や経験年数やその他の資格等の有無を問わず、
 どなた様でも講師トレーニングにお入りいただけます♪


 講師トレーニングでは、Wen-Doの教え方の基礎の練習を繰り返します。
 その後は各自の習得度合いに応じて、マスターインストラクターがフォローアップを行い、
 トレーニング生は、アシスタント講師等の経験を積んでいただいた後に、
 晴れて審査・認定を経て、Wen-Do講師として独立できます。


 だいたいが以上のような流れです。
 そのため、人によって、かかる時間等が異なります。
 

 トレーニングプログラムへの参加前に、
 講座に多数・繰り返し参加している人のほうが、一般的には覚えが早く、認定も得やすいかなとは思いますが、
 Wen-Doは開催されている地域に差があるので、
 ご自身のお住まいの近くで開催がない場合には、個人指導を希望くださればご相談に応じます。


 講師希望の方は、ぜひ当方のメールマガジンの読者登録をなさってください。
 そちらに主立った講座は全て載せてお知らせしています。
 そして、参加できそうな日程の講座がありましたら、当方に直接お気軽にご連絡ください。


 メルマガ「女性に役立つセルフディフェンス・護身術」
 http://www.mag2.com/m/0000215683.html
 


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 Wen-Doはこれまでも、各地の女性のお力添えをいただきながら開講され、広まってきました。
 「いつかきっと/またWen-Doを受講するぞ!」と思いながら、
 このブログ等をご覧になってくださっている方もいらっしゃると思います。


 Wen-Doに触れてくださった女性の中から、講師を目指したいというほどのお気持ちの方が
 出てきてくださることは、
 これまでWen-Doに携わってきた者にとって、それ以上の褒め言葉はないくらいに
 光栄で、喜ばしくて、嬉しいことです。


 日本でのWen-Doは、本格的にはこれからです。
 いろんなことがきちんと決まっていなくて、「こんな場当たり的なシステムで大丈夫?」と
 思わせてしまったら、本当にゴメンナサイなのですが、
 実際、試行錯誤しながら進んでいるというのが正直な実状です。


 私達は、Wen-Doを愛し、Wen-Doを育ててくださる同士を求めています。


 お問合せなどのご連絡は、いつも嬉しい気持ちで拝見しています。
 返信も、必ずいたします。
 どうぞお気軽にコンタクトしてください。思うほど怖くないです(多分^^;)。


 ★お問合せはこちらからです★

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by selfdefence | 2011-09-03 06:00 | 講師トレーニング
2011年 09月 01日

摂食障害回復サポート あかりプロジェクト☆


こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。


私の住む石川県金沢市を拠点に、摂食障害のかたたちの回復サポートを考える活動をなさっている
『あかりプロジェクト』があります。
私も昔、ど〜っぷりとアディクトだったので(^^;
出来ることを一緒にさせていただいています。


そのあかりプロジェクトさんが、
今回私に、体験談をインタビューしてくださって、サイト内に掲載してくださいました。


この日、すごーーーく長時間話しました。
記事の長さからも推して知るべしですが(笑)。
記事ならなかったオフレコトークも満載でした。


しっかり耳をかたむけて興味を持って聴いてもらえると、
話って、こんなにしやすいんだなあ…って思います。


あかりプロジェクトさんのサイト:未来蝶net.を、
ぜひ一度訪れてみてください☆
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by selfdefence | 2011-09-01 12:04 | つれづれ