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2006年 07月 30日

子どもへの言い聞かせ

こんにちは。以下はいただいたご質問とご返答の、ブログでの再現です。

Q.以前にYuiさんの講座で、口頭で「やめて」ということを伝えたい場合のコツを教えてもらい、自宅で子どもに使ってみました。それが、実は、言いにくいんですけど、うまく行かなかったんです。

 私が裁縫をしていたときに、子どもが昼寝の時間にさしかかり、ぐずりはじめて、まとわりついてきたんです。子どもは3才半です。
 私は、教えていただいたように、子どもの目を見て、静かに「危ないから、離れてて」って言ってみました。3回まで同じセリフでと教わった通りにやってみたんですけど…。でも効果なし。

 何かやりかたが間違っていたでしょうか? 今度からどうしたらいいですか?



A.

ありがとうございます! 講座でのことを実生活に活用してくださっているなんて、本当に嬉しいです。「なるほど、これだっ!」と思えた方法が、実践でうまくいかないと、気持ちがへばりますよね。なのに、まだ私への信頼感を失わずに(?)、再度のご質問をくださって、ありがとうございます。

相手が子どもの場合は、「やめて」だけでは、効果がないこともあるみたいです。これは発達の段階が影響してるのかな。大人は、ひとこと「やめて」と言われるだけで、その言葉を発した人がどんな気持ちでどんな理由でそう言っているのかという、“口に出された言葉の背景”を読み取る力があるけれど、子どもには、経験が少ないですから。3才だとそこまでの力が身についていなかったのかも…。

そんなときには、“理由”のほうを、少し丁寧に伝えてみるといいかもしれません。
「今はとがった針を持っていて、これがもしも刺さるととても痛いしケガもするよ。だから、離れてて。あとこれだけで終るからね(と現物を見せる)」とか。


もうひとつ私がよく使う方法をお伝えします。
子どもによりこちらの言葉を印象づけるには、子どもに言葉を取り込ませて、考えさせる仕掛けを作るのもいいですよ。

具体的には「質問をする」んです。
「危ないから離れていてって言ったのに、どうしてまだくっついてくるの?」みたいに。


責める口調ではなく、子どもが理由を語りやすいように、穏やかに言うのがポイントです。

子どもは、問われることによって『今親が自分に何と言ったか』を振返る作業をするようです。それに、『問かけには応えなくては』と思うので、理由を言ってくれることも多いです。

理由を言ってくれれば、「そっかーそう思ってたんだ。わかったよ」と応じ、「でも、おかあさんが今使ってるこの針はね…」など“理由を丁寧に説明する作戦”につなげます。


慣れてきたら、リミットを設定すると、子どもがよりすんなりと納得してくれるかも。
「あと10分で終わるから、あの時計が○時○分になったらね」と、『いつならOKか』を具体的に代案として示すんです。

ただ…。これを言ったら、ちゃんと憶えておかないと悲劇が起きますので忘れっぽい人は要注意。子どもはしっかーーり憶えていて『おかーさん、○時○分になったよ』などと言ってきますが、そのときにうっかり「なんだっけ?」などと言ってしまうと大変なことに(なる場合も)。

  私は、忘れちゃってるときは「そうだったね」とだけ言い、心の中で『やべー。何だったっけな…』と思いながら、子どもに「じゃあ、最初はどうやるか? ○ちゃん(←子どもの名前)が決めていいよ」などと曖昧に子どもに行動させる作戦を使っています。成り行きを見てると、自分が約束してたことが何だったか思い出せるので。



 * * *

セルフディフェンス的な発想を使った、裏技もありますよ。

「おかあさんね、さっきトイレ掃除したから、おかあさんに今触ると汚いよ」と言うとか。
『何を言えば相手が ぎょえっ となって離れるか』を考えるのです。


子ども相手なら、以下のようなのもいいかも。
「あ! ちょっとやめて。おかあさんね、今、ある秘密のお祈りをしててね、お祈りの時間が過ぎるまでは、誰にも触ったり触られたりしちゃいけないんだって。途中で触ったりすると、効果が消えちゃうの」

ユーモアを取り入れつつ…というか
自分がどれだけ即興でそういうことを思いつけるかにチャレンジして楽しむつもりで
楽しくお子様をかわしてみてはどうでしょうか。

それができないときもあるけど、まあ、たまには、爆発も有りだと思います(私もそうです)。




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女性のためのセルフディフェンス(護身術)WEN-DOについては

親サイト女性のためのセルフディフェンスにて。

当ブログサイトの原稿をお使いくださる場合は、 ←ありがとうございます
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by selfdefence | 2006-07-30 08:30 | 質問への回答
2006年 07月 28日

怒りについて

こんにちは。以下はいただいたご質問とご返答の、ブログでの再現です。

Q.女性の護身術で「恐怖や恐れを怒りのエネルギーに変えよう」というようなのを聞きます。怒っていい、怒りを出そう!というような。私はそれに賛同しています。

 けれど、特に仕事の場面では「感情的な言い方は逆効果」と言われたりします。私は怒ると冷静になれず、声を荒げてしまう面があり、直したいと思っています。でも一方で、冷静な言い方をして相手に本当に私の気持ちが伝わるのか?という気持ちも残ります。

 感情的に怒ってはいけないのでしょうか? 
 どうしたら怒りを、わかりやすく表現できるのでしょうか?



A.

「怒りを、もっと適切な表現で伝えたい」
こうした気持ちを持つ人は、もう既に、『適切な表現で伝えることのできる』能力を
発揮しはじめているんです。気付きのない学びや課題克服はないですもの。

「あまり怒ったことがない」「怒りを出すのが苦手」というお声も聞く中で、
怒ることが出来る人の課題は怒りの表現方法についてだけです。

ということで、大船に乗った気持ちから、スタートしたらいいのでは…と思います。



 *  *  *


【人との合意形成には、『共振』が役立つ】


仕事で怒りを感じる場面では、
達成したい目標があるのに、そこへの関わり方や物事の進め方について
価値観や方法論、熱意などのズレがあるときに感じることが多いのかなあ。

目標に到達するためには、共同作業をおこなうメンバーで
合意形成が必要になってきます。



 
人と合意形成をするときや人を説得するには、
相手と『共振』をすると良いと言われています。


相手の呼吸や口調のペースなどと、こちらのそれらが、あまりにも合わないと、
相手はこちらに対して『距離』を感じちゃいますよね。

「あの人ひとりで熱くなっちゃってさぁ〜。なーんかついていけないー」とか、
「あいつ、あまりにもいい加減でヤル気ねーんだもん。一緒にやりたくねーよ」など。



突然、他者から感情的に怒りをぶつけられたときにも、似たことが起こるかと思います。

複数の人が、物事に対して同じ感情(熱意、希望、欲求などの度合いや方向性)を持ってることはありえません。
あり得ないからこそ、『共振』させるんですね。
あらかじめ打合わせをしたりオリエンテーションをしたりして
なるべく感情のレベルを同一にしようとするわけです。

けど、そのプロセス途上にある会議や打合せ時に、突然『怒り』という大きなエネルギーをぶつけられると、
こちら(怒られた側)と、怒りをぶつけた側との感情レベルの差が、
普段よりも目立ってしまいます。
「はぁ? 何そんなに激怒してんの??」とシラケちゃうみたいな。


そのときに、相手を理解しようと思えたらすごいけど、
突然爆発した怒りには、多くの人は準備が出来ていないときにぶつけられるわけですから、
自分が不意な出来事に傷つけられないように相手と距離をとりたくなります。
「くわばら くわばら」という感じで、防御姿勢(退散姿勢)に入るわけです。




セルフディフェンスとしては、距離を取ることは大切で、
相手に怒りを表現することによって、相手が距離を取ってくれれば=離れてくれれば
相手から自分が侵害されることも減ります。

そのためにというわけではないけれども、
そうした効果もあるから「怒りの力を使おう!」と言われます。



でも、相手と共に辿り着きたいゴールがある場合=仕事などの場合は、逆です。

セルフディフェンスにもそれはあるんですよ。ナイフディフェンスなどがそうです。
相手と共に辿り着きたいゴール、
それは『相手も自分もナイフという武器を使わず、負傷者が出ないこと』。


辿り着きたいゴールがある場合は、
最初は相手の呼吸とあわせて『共振』する(しようとする)のが大事なのです。

最終的にこちらの目指すゴールに辿り着けさえすればいい(ナイフディフェンス時は、「もし相手がナイフを手放さなくても、自分が逃げられればそれでいい」というのが最終ゴールです)という場合でも、

戦略として、まずは相手の呼吸に合わせて話をし、
次の段階で、少しずつこちらのペースに引き込んでいくのです。



【どうしたら『共振』できるか】


『共振』を目指すときは、相手の呼吸や、内側でうずまいてる感情の動きや揺れなど
微かなところに“息を合わせて”対応すると成功率が上がると思います。



難しそうに思われるかもしれませんけど、
歌手のコンサートなどにたとえてみましょうか。

(1)最初は、お客さんのノリをさぐりながら、無難なスタート。
   (観客の呼吸にあわせるために探りを入れ、自分も波に乗せる段階)

(2)お客さんがほぐれてきたら、だんだんとノリの良い曲や
  大ヒット曲にうつっていく(観客と一緒にテンションをあげていく)

(3) 早い段階でお客さんに燃えつきられたら困るので、
  静かな語りやバラードを入れたりする
  (歌手がペースを先導しはじめる)

(4)会場と一体となって盛り上がる感動のフィナーレ。
  「みんな、ありがとうっ! ほんとに ありがとうーーー!」



相手の感情に共振するには、自分が先に感情的になって自分の感情に振り回されては
うまくいかなくなってしまいます。

そんな意味もあって、ビジネスでは特に、
『感情的になるのは上手いやり方ではない』とされるのかもしれません。



【信頼関係を築くには…】

怒りは基本的には、甘えることができる相手でないと表現できないものと言われています。
「この人に対してなら怒っても怒鳴っても大丈夫」と言う感覚を持てる相手にしか、
人は怒ることはできないのだそうです。

なるほど。自分が、誰になら怒ることができて誰には怒りにくくなるか、想像すると納得…。


そして、怒られた時のことを振り返ると、
「なんだよ偉そうに!」、
あるいは「…。自分ってダメなんだ…」など、
自分が“見くびられた・下に見られた”という感覚を持つことが多いことに気づきます。

怒る側は、相手に甘えを持ち、
怒られた側は、“下に見られた”と感じると…。


2者間の対等性を崩すことになりそう。



信頼関係を育んで建設的にやりとりしていきたい相手とは
『怒り』という感情を武器にして、“武器の威力(感情の大きさ)”を振り回すようなやり方ではなく、

『なぜ怒るのか』の“理由”と
それを解消するための“代案”を、落ちついて伝え、
前向きな話合いを目指すほうが、近道なのかも。




補足1:【感情的にならないためには】


どうしたらカーッとならないでいられるか…については
いろんな方法が言われています。

私も怒りっぽいので、いくつか体験したところ、
様々な方法がそれぞれに効果的だと感じました。

あと、当たり前ですけど、セミナーの日だけで自分が劇的に変わるのではなく、
日常で心がけるという「訓練」を経ていくことで、身につくと実感しています。

望みさえすれば、感情的にならない自分に近づけると思っています。


自分に合った方法が、きっとどこかにあるし、
目的意識をお持ちのかたなら、必ず出会えますよ!
世の中、そういう風に出来てるっていうか。



あえて言うなら、全ての方法に共通するのは
『私には感情的にならずに問題に対処できる能力がある』と
自分を信じるというか、自分に言い聞かせることだと思います。


失敗することも沢山あるのだと思うのだけど、
それでもくじけないで、『あなた(私)ならできる!』と
辛抱強くメッセージを送りつづける持久力を持てるかどうか。

怒りがこみ上げた場面でも、相手や状況を観察しつつも、
最終的には自分の内側に焦点を当てていて、
「大丈夫、私はやれる。がんばれる」
「落ち着け。爆発するのに最適な時は今ではない。まだだよ」と、自分で自分を支える感じです。


そういう、内側の自分がしっかり育っていけば、
わなわなと怒りに震えてコントロールを失ってしまう自分ではなくなるだろう…と
希望を持ちつつ、
私も、歩みつづけてる真っ最中です(^^) 





補足2:【持久力の育みかた】


持久力を持てるかどうか…と書いたけど、これはけっこう大変だったりします(^^;

ここで重要になるのが『仲間』。

辛くて長いマラソンだって、
仲間と一緒なら、走り続けることも出来る。



途中に、トラブルや困難や疲れがあるのは、自分が弱いからではない。当たり前のこと。
その時に自分を支えてくれるのが、同じ目的意識を持つ仲間なんですよね。


自助グループみたいなものを作るのもいいし、
「怒り」についての学習グループを作るのもいいかなと思います。

「グループを運営すること自体が、また、大変じゃん」との声もあると思うけど、
そうなんです、グループって、大変だけど、だからこそ自分を自然に育んでくれるんです〜。
しかも、“本当に辛くてもうダメだと思ったらいつでも辞めていい”という良さがあります。
仕事でも義務でもない、自分のためにやることだから。


今は近場に仲間が見つけにくくても、インターネットでどこの人とでも交流できる便利な時代になりました。
活用しながら、ながーいマラソンを完走したいと思っています。




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by selfdefence | 2006-07-28 17:15 | 質問への回答
2006年 07月 27日

大阪 狭山の講座、たのしかったです

こんにちは。

H18年7月22日(土)に、大阪の狭山の社会教育センターで、友達が世話人をしてくれての講座が開催されました。

自主開催って、大変だっただろうな…って思います。
でも、彼女の魅力のおかげで、10人もの方が集まってくださって、3時間の講座を楽しんでくることができました。

参加してくださった方の中には、世話をしてくれた友達と、その友達と私の共通の友人である別の友達と、10月に講座を開催してくださる予定の担当者さんがいらっしゃって、柄にもなく緊張した私(笑)。
なんていうか…友達の前で「先生ぶる」のって気が引けるなぁ…とか、「やっぱり10月の依頼は取り下げさせていただきます」って思われるんじゃないかなあとか(やけに小心)、友達を辞められちゃうんじゃ…とか(笑)、いろいろ思うわけですよ。

でも、友達たちは、「先生」役をした私もそのまま受け入れて支えてくれて、「持つべきものは友達だ」と思いました〜。10月の依頼も、取り下げになることはなさそうでホッとしています(^^;

はじめてお目にかかった方々も、友好的な方ばかりで、本当に興味を持ってWEN-DOを楽しもうとしてくださっているご様子がよくわかりました。皆さんのおかげで、最初は緊張していたんですが(珍しく、声が上ずったりしてました 笑)、次第にほぐれ、楽しんで無事に講座を終えることができました。

またいつか続きもご一緒できればと思っています。
ありがとうございました。



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by selfdefence | 2006-07-27 17:51 | 講座の御礼
2006年 07月 25日

見守る目の心強さ

こんにちは。

雨の被害の報道を毎日目にし、胸が痛みます。今朝、テレビにてインタビューを受けていたおばあちゃんは、「戦後60年ここに住んでいるけど、こんな被害ははじめてだ」と語っていらっしゃいました。誰でも、被災する可能性があるということを、そのお言葉から実感しました。一日も早く元に近い生活を取り戻すことができるよう祈るばかりです。


 さて、先日、あるところに食事に出掛けました。案内されたテーブルについて注文をすると、すぐ隣の大テーブルに、男性グループが案内されてきました。
 「そこに座れや」「うっす。ありがとうございます」みたいな会話の、体育会系の屈強そうで賑やかな男性たち8人(だったかな)。

 何がどうということもなかったのですが…。男性たちが暴力的だったわけでもないし、マナーに反するようなことをする方たちだったわけでもないし、店員さんに対して横柄だったわけでもないし、下品な会話をしていたわけでもないし、悪意を感じさせる方たちだったわけでもないのですが、…なんというか、うまく言えないのですが、すぐ隣りの席にいて、あまり心地良くはない空気を私は感じていました。

 『席を移動させてもらおうかな…』と思ったのだけど、明瞭な理由がないので、店員さんに言い出すきっかけがないまま時間が過ぎました。また、私達の席は彼等の席と本当に近くでした。こちらと彼等のテーブルの間は、人がひとり通れる40センチほどしかなく、店員さんにテーブルについたまま「移動したい」なんて言ったら即彼等にも聞こえちゃいます。聞こえなくても、たった40センチ隣のテーブルの人間が、食事の途中に席を立って、そしてそのテーブルにあった食事が下げられるのではなく明らかに他に移動させるように店員に運ばれていく光景が、彼等の目に入らないはずはありません。

 WEN-DO的には、『気付き』があったら『逃げること(離れること)』を自分の権利として大切にし、思いついたことは『身体で行動に移す』ことをお薦めしています。私はその時、『WEN-DOの考え方で言えば、移動していい状況なのだろうけど…。なかなか難しい心理状態になるものだなあ…』なんて思っていました。

『まあ、しょうがないや。今この状況で移動するのは難しいし、多分何事もないだろうから…。もしも万が一彼等が酔って暴力的になってきたとき、どう行動するかだけ考えておくかな〜』なんて考えることに頭をスライドし、“移動したいんだけど、できない…。どうしよう…”の心境からなるべく離れるようにして、結局最後までテーブル移動はしないで、食事を終えました。

 その8人の男性たちより先に席をたち、レジへ行くと、店員さんが出てきません。『あれ? 早く来て欲しいなあ。どうしたんだろう?』と思いかけたときに、「お待たせしました」と店員さんが来てくれて、会計をしました。

 その時です。驚くことが起きました。

 店員さんは言いました。
「今日はあのようなお席しかご用意できず、大変申し訳ありませんでした。多分あのお席ではご不快な思いをなさったと思いますし、美味しい食事の時間にならなかっただろうと思います。本日の飲食代から割引きさせていただくことでお許しいただければと思うのですが…」

 えー。そりゃラッキーだけど(笑)。でも、あの人たち、別に何かしたわけでもないし、私は、“私がひとりで勝手に”彼等に対して不安感や不信感を持ってしまっていたのだと感じていたので、店員さん(店長さん)のこの言葉に、びっくり。

 と同時に、とっても嬉しかった。いや、値引きが、じゃないですよ(それも嬉しいけど)。

 私のこの、根拠のないうっすらした不安感や不快感を、察してくれていた人が、このお店にいたのだということが。

 そして、そのことを店側から申し出て値引きしてくださるというのは、要するに、「店側もお客様がご不快なのではないかということは薄々察していました。なのにお客様に対して何も援助をさし上げず、放置しました。申し訳ありませんでした」と言ってくださったのと同じことです。

 

 私はこれまで、似たような状況で自分が店長さんの立場になったときに、自分から非を認めて謝罪することに対して、ためらいがありました。なんていうのかな…、『自分が悪いわけではない』という気持ちもあると思うし、「気付いてたんだけど、何もしなくて、ごめんね」みたいなことを言うのって、後出しジャンケンのようで卑怯な気がして、相手を不愉快にさせるだけなのでは…と考えていたからです。

 
 でも、実際に、自分が言われてみて、必ずしもそうではないんだと学びました。
 私にとっては、店側の、そういう見守る目の中で食事をしていたんだということを、心強く嬉しく思ったくらいです。

 もしあの場で何かが起きていたとしても、あの店長さんなら、何らかの介入を行なってくれただろう…と思うし、何かが起きてもきちんと対応してくれる安心できる店なのだろうと思えます。


 これから、自分が何らかの「あやしい」場面に遭遇したとき、…介入するだけの根拠が無ければ手出しはできないのはもちろんなのですが…、『何もなかった』時だとしても、その事後に「大変だったね。私もずっと見てたんだ…。何もできなかったんだけど…。でも、結果として何もなくて、本当に良かった」と、声をかけるだけで、「あやしい」状況下にいた人の支えや励みになりうることを、しっかり覚えておきたいと思います。


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by selfdefence | 2006-07-25 10:25 | つれづれ
2006年 07月 21日

7/29 愛知県知多市 WEN-DO講座

───────────────────────────────────
◇── 02:愛知県知多講座 参加者募集中───◇  
───────────────────────────────────

7/29(土)に、愛知県の知多市で、WEN-DO講座がふたつ開講されます。
午後の2時間の講座と、夜の2時間半の講座があります。

特に、午後の2時間の講座は、当初中高生を対象として準備を進めてく
ださっていたのですが、夏の大会シーズンに中高生は超多忙で、参加者
が見込めないということで、急遽、成人女性も誰でも参加できる講座と
なりました。

定員も10人で、大人数が苦手なかたも安心(^^)。

会場は名鉄・寺本駅から徒歩2分と至近で、名古屋駅からも30分弱で到着
できます。どうぞこの機会をお見逃しなくご参加ください。


■■■『私の力が実感できる! 女性のための護身術ワークショップ
      〜いざとなったとき、どうしていますか?〜   』■■■

●7月29日(土曜日)14:00〜16:00
●知多市青少年会館にて
 (名鉄寺本駅より西に徒歩2分)


●参加費 おとな500円 中高生300円

◆終了後に交流会(無料)を予定しています。
 お時間のある方はご参加ください。


 ☆☆ 申し込み・お問い合わせは ☆☆

    KISSサイエンス かわちさん
    kiss_science@yahoo.co.jp
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by selfdefence | 2006-07-21 16:47 | ☆☆講座案内☆☆
2006年 07月 15日

宅配便を装う不審な来訪者への対応

宅配便業者を装って、独り暮らしの女性を襲うケースがあると聞きました。そんな場合はどうすればいいですか?

A.
 宅配便に限らないのですが、女性が独り暮らしをしていて、来訪者に気をつけたいときには、

 来訪者が「ピンポーン」などと玄関口にやってきたときに、
 「あ、いいよ、アキラくん、私が出るよー」とか
 「あ、ごめーん、私出るから、ちょっとヤカン見ててくれる?!」など、
 あたかも部屋に誰かがいるかのような独り言を言ってから、
 ドア向うの相手に対応するという方法があります。
 もちろん、多くの人が使っているように、ドアチェーンを使うクセをつけるとより良いですね。

 …という方法を、なんかバカバカしいと思ってる人いませんか(笑)?
 それは私です^^;;


単なるマニュアルとしてこの方法を知ったときは、そう思いました。


でも、私も実際、この方法を使ってみたことがあります。


   *  *  *

私はマンションに住んでいます。


近所のアパートやマンションが、空き巣に入られていた時期がありました
(*マンションは、一度大きな玄関から建物に入れば一軒家よりも犯行が目立ちにくいので、
  狙われやすいと聞いたことがあります)。


ある日、平日の日中、ピンポーン♪と来訪者が。

私の住むマンションは、1階の大きな玄関がオートロックになっていて、
鍵を持たない人(住民以外)は一応入れない造りです。

だから、通常お客様や宅配便業者さんが来るときは、
1階のオートロックの訪問ボタンを鳴らした音がします。


その日のその時の音は、オートロックの訪問ボタン音ではありませんでした。


ピンポーンは、門扉や玄関口のベルの音。


この音がするとしたら、玄関口まで来ている人は、
マンションの住民か、管理人さん、
インターフォンのオートロックは管理人さんに開けてもらったけれど家の鍵を持たないわが子、
あとは月に一度の新聞の集金の人。

限られています。
 
「誰やろ?」と思いながら、インターフォンで対応しました。
(インターフォンは1階のオートロック前まで来ている人とも、
 玄関口まで来ている人とも、どちらとも、会話ができます)


「お届けものです」と言われました。


時折、マンション内の複数の家に届けものがある場合、
他のお部屋の住人にオートロックを解除してもらって、マンション内に入った宅配便業者さんが、
玄関口まで来てからピンポーンとすることはあるのだけど、


佐川急便なら「こんにちは。佐川でーす」、
クロネコヤマトなら「ヤマト便でーす」…と、


業者さんは必ず名乗ります。
(全国でどこもそうなのかはわからないのだけれど、
 うちのマンションに出入りなさる担当のかたは、皆さんそうです)


ただ単に「お届けものです」という言い方をする業者は、実際はうちには来たことがない。
だから直感的に変だなと思いました。


それに、宅配便の業者さんって、回るルートが決まっているから、

佐川さんならこの時間帯…など、来る時間帯にも特徴があります。必ずとは言えないけど。


平日のその時間帯に荷物が届くことは滅多にありません。
(差出人が時間指定しているときは別だけど、時間指定をしてくれた人とは、
 事前に、何月何日の何時頃に届くようにしてある、とやりとりしてあることが多いです)


なんとなく、イヤな感じがしたので、ダメで元々と思って、冒頭の方法を使ってみました。


玄関口に行きながら、

「あ、大丈夫大丈夫。宅配の人だから、まだゆっくりしていって。ちょっとごめんね」

お客さんが来ているようなことを、ドア向うの相手にも聞こえるように言ってみました。


加えてドア向うの相手には「すみませーん、ちょっーとお待ちくださいね〜。印鑑出します〜」と大声で伝え、
すぐにはドアを開けず、時間を稼ぎました。


その間けっこうドキドキしました。私なりの準備もしました(^^)。


30秒くらいしてから、
心の準備とドアチェーンをして、慎重にドアを開けてみたら…


誰もいない。荷物もない。


気持ち悪かった〜〜。
一体、誰が、何の目的ですぐそこまで来ていたんだろう?



単なるピンポンダッシュ的ないたずらの可能性も、あると思います。


…とか色々想像すると、


自分のしたことって大げさだったかな?と、
ぐらついちゃう方も少なくないのではないかなと思うのですが、


大事なのは、
相手が本当に悪意を持った人物なのかどうかを的確に判断することではなく、


「おかしくない?」と思ったときに、
その事態に自分が備えて、自分が力を発揮しやすい状況や時間をつくる、
そのための準備をする自分を『それでいいんだよ』と自分で応援してサポートすること。です。


準備をするため、という意味でなら、
家に誰かがいるふりをする、というこの方法は、自分に多いに助けになります♪
(ま、ちょっと気恥ずかしいところはあるけど…)


お金もかからないし、護身術の講座に行かなくてもできます(笑)。
使って損はないので、思い出す場面にもしも遭遇したら、ぜひ。



……………………………………………………………………………………………………
Wen-Do Japanの公式サイトはこちら

個人セッションについては  こちら 
……………………………………………………………………………………………………

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by selfdefence | 2006-07-15 16:48 | セキュリティ・防災
2006年 07月 04日

7月22日大阪にてWEN-DO開講!

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◇── 大阪 狭山(最寄り・金剛駅)での WEN-DO 参加者募集中───◇  
───────────────────────────────────

7月22日(土)の午後、以下のように大阪にてWEN-DOが開講されます。
土曜日の午後ですから、ちょっと遠方からも足を伸ばせるチャンス!

私が信頼する友人がお世話してくださる自主開催のワークショップです。
3時間半講座で、基礎動作等を習得する内容を予定しています。

お世話してくださっている方がご用意くださった案内文を転載させていただきます。


■■■『女性のための護身術 WEN-DOを学ぼう』■■■
●7月22日(土曜日)13:00受付開始 13:30〜17:00
●大阪狭山市社会教育センター 2階 音楽室にて
 (南海高野線「金剛」駅から西へ徒歩15分)
  バス:12:55 金剛駅発(大阪狭山市循環バス) センター着12:59
  帰りは 17:34センター発 (〃)   金剛駅着17:38

●募集人数 20名(先着順) 
●参加費用 4000円〜5000円
(自主開催のため必要経費を参加者で割りますので、費用は当日決定です。
 なるべく細かいお金をご用意ください。)
●参加条件 1.中学生以上の女性であること。
      2.みんなで楽しく学べる人。
      3.自主開催ですので、怪我等については責任が持てませんが、
        これに同意していただける人。
*じゅうたんの部屋で靴を脱いでの講座です。運動しやすい服装で来てください。
*駐車場はありますが、できるだけ公共交通機関をご利用ください。

 ☆☆ 申し込み・お問い合わせ ☆☆
  *この掲示板では、お世話してくださる方のアドレスなどを公開することは控えさせていただきます。

  *お問合せ・お申込みはこちらの「問合せ」用フォームより当方までお気軽にお寄せください。皆様のお問合せ・お申込みを世話人の方に転送させていただき(予めご了承ください)、世話人さんからご返信をさしあげます。

♪ 会場へのアクセスは以下の通りです
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by selfdefence | 2006-07-04 18:23 | ☆☆講座案内☆☆
2006年 07月 03日

18年7月1日 群馬県太田市尾島での講座 

こんにちは。

7/1に、群馬県太田市の生活そうだん課のかたにお世話になり、尾島のセンターで3時間の講座を担当させていただきました。

担当のかたは、熊谷駅までお迎えにいらしてくださいました。朝は嵐のような梅雨空だったそうですが、私の到着した頃から雨があがり、その後は晴れて、講座にお申込みくださったかたも会場に来やすいと一安心。

群馬県は「かかあ天下」の地として知られています。私も出身が群馬だと話すと「ああ、あの…」と妙な納得のされ方をされることがよくあります。

でも、百歩譲って、日常生活でいくら女性が采配を振るうことが多いと思われても、また、口が達者(とされる)な女性が多いとしても、男性から女性への暴力が群馬で少ないわけではないと思います。

新潟や長野とは山で隔てられ、東京を含む関東文化圏に位置し、人が都会へ出ていくことはあっても入ってくることが少ない群馬県では、どうしても新たなものが入りにくく、変わりたくても変わりにくい空気も(そこに育ちながら)感じていました。その郷里で、WEN-DOを紹介させていただけるのは、様々な意味で嬉しいことでした。

当日は定員を上まわるご応募をいただいたとのことで、沢山の方にご来場いただき、本当にありがとうございました。広々としたセンターのホールが、参加者さんと活気でいっぱいになりました。

皆さんが熱心にご参加くださり、ペア練習時で私が個別に見て回るときなども、「これでいいでしょうか? 見てみてください」と、どの方も積極的にやってみせてくださいました。定員上限の参加があるときに、全員の方の実技にコメントさせていただけることはなかなかないので、今回は全員の皆さんと言葉をかわすことができ、熱いものを感じました。

時間がおして、急所について最後にまとめることが出来なかったのが心残りです。参加してくださる方が多数のときも、時間内にバランスのよい内容で講座を進行できるよう、これからも努力と工夫を重ねたいと思います。

土曜日の午後の貴重な3時間を割いてくださりありがとうございました。またいつか(^^)

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女性のためのセルフディフェンス(護身術)WEN-DOについては

親サイト女性のためのセルフディフェンスにて。

当ブログサイトの原稿をお使いくださる場合は、 ←ありがとうございます
出典を以下のように添えてください。

(c)「女性に役立つセルフディフェンス」WEN-DOインストラクター 福多唯
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by selfdefence | 2006-07-03 12:15 | 講座の御礼
2006年 07月 01日

スポーツセクハラ電話相談が行なわれています

こんにちは。

スポーツセクハラに関する電話相談キャンペーンが行なわれるそうです。
詳しくはこちらにてどうぞ。
(キャンペーンのHPにリンクしています)
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by selfdefence | 2006-07-01 00:29 | 女性支援