カテゴリ:講座の御礼( 84 )


2014年 07月 09日

《なにを》よりも《どのように》学ぶかに子どもは敏感

こんにちは。
Wen-Do Japanの福多唯です。

7月6日にセルディさんの主催で、記事タイトルの講座が行われました。
場所は石川県野々市市(ののいち し)の野々市フォルテ。


この日は講座のテーマ通り、お子さんに護身術を教えるために
まずは自分が学ぼう!という女性の参加がほとんどでしたから、
『内容』よりも『どのように護身について学ぶことが大事か』を共有すべく臨みました。


私がWen-Doを選び続けているのは、
『どのように』の部分が優れているプログラムだと思っているから。


身体動作については、他のプログラムや武道や武術や身体操法等にも護身として有効なものは沢山あり、
Wen-Doがベストかどうかは正直わからないです。
その上で、Wen-Doが一番好きだと胸を張って言えるのは、
『どのように学ぶか/どのように伝える(教えるか)』の部分で、
私に教えてくれたWen-Doの講師の立ち居振る舞い、言葉のかけかた、教え方等が、
《暴力防止/非暴力》という本質に添った、素晴らしいものだと感銘を受けたからでした。


だから、子どもに護身術を教えたいと意欲を持ってくれる女性たちとも
私が感銘を受けたあのあたりを共有したいと考えて、
この日は《何を(学ぶか)》よりも《どのように(学ぶか)》に普段以上に比重を置いて会場に向かいました。


特に、護身術を教えた相手(お子さん)が
違う動きでやっている様子に気づいたとき瞬間や、
それはちょっと違うな…という質問や発言をしたときに
こちらが《どのように》対応するかは、セルフディフェンスの学びでは特に大事な部分です。

この日の参加者さんは、コープでの講座告知をご覧になっていらしてくださった
一般のおかあさんたち(背景がさまざまな方たち)だったので、
《どのように》対応するか等についてもこの日の内容にちょっぴり盛り込みました。


終わってから、皆さんどうだったかなー?とちょっとドキドキ。
《どのように》よりも《何を(学ぶか)》を求めるタイプの人もいらっしゃいますものね。

それに、《どのように》の良さや大切さって、測るためのものさしがないというか、
酷いものとの比較でないとわからない…という面もありえるので、
《どのように》をしっかりとお届けするのは難しく、私自身も手応えがよくわからないのです。

自分ではやれたと思っていても、自己満足かも…と思ったり。

今回は、感想用紙を拝見してホッとしました。
そこには《どのように》を受け取って感じてお持ち帰りいただけたのだなと思える感想がいくつもありました(^^)
ああ、皆さん、ありがとうございます!


特に、子どもさんが参加してくださると
子どもさんって《どのように》に対しての感度が高いなあ〜と実感します。


大人の感想は声や発声、私の立ち居振る舞いやジョークに関するものや
なんらかのスキルについての「簡単で驚いた」など、
《何を(学べたか、得られたか)》への声が多めなのに対して、
(そういう思考回路が作られていくのが大人になっていく、っていうことでもあるのかも。
 感想やコメントは具体的に言うことを推奨される場面や状況もありますしね)


お子さんは、
「楽しかった」「面白かった」「こわくない先生で良かった」「笑わせてくれて良かった」など、
《どのように》に関するコメントが多くなります。
低学年になるとほとんどそれのみ、と言ってもいいくらい。
…でなければ、「ありがとうございました」だけ書いて出すか、書かずにお帰りになるか f^_^; 


普段の成人女性向けの講座でも、《どのように》を前面に出すようなひと工夫したものを
今後増やしてみようかな?
Wen-Doを広める工夫や作戦としてそんな方法もアリかも?というヒントにもなりました。


ご参加くださった皆様、セルディの皆様、ありがとうございました(^^)/


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by selfdefence | 2014-07-09 12:59 | 講座の御礼
2014年 06月 10日

Wen-Do 名古屋基礎講座(2日間)無事に終了です

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

6月8日は名古屋で開講したWen-Do基礎講座の2日目でした。


梅雨に入ったので薄曇りや小雨になるかな?と思っていたらとんでもない。
真夏日の晴れやかな1日になりました。


Wen-Doの基礎講座の2日目には、
・寝室(や、眠っていたところ)への侵入者への対応
・床に組み伏せられた状態からの離脱
などがメインとして入ってきます。

寝室への侵入者対応は、
・目が覚めたら不審な侵入者が部屋の出入り口(または窓など)付近にいた場合
・目が覚めたときには既にかなり近くまで来ていた場合
・相手に上に乗られたことで目が覚めた(目が覚めたときには相手が上に乗ってしまっている)場合
と、
相手との距離感を変えながら、対応のポイントを整理して、実技をしていきます。


身体的に距離がある場合は緊急度が低くなる分、やれることの幅が広くなるので、
対応には個性が出て、けっこうここが面白い。

「うちの地域だと、認知症の徘徊老人が迷って入ってきちゃう可能性もないわけじゃないから、
 いきなり怒鳴ったり大声をあげたり物を投げたりするのではない方法も考えたいなあ」
などのご意見も出ました。


理屈としては、咄嗟の場面で思わず大声をあげたり物を投げてしまったりしても、
それは責められることではないのだからさほど気にしなくてもいいのに…
という考え方もアリかもしれないけれど、

そう考えようとしてもそうとは割り切れないのだとしたら、
『割り切れない私に、それでも出来ること』を見つけるのが、《私のための》護身の策として重要ですね♪


  *  *  *  *


寝室への侵入者対応を考えてやってみましょう、というときに、
質問がありました。

「やっぱり、強めに、なんていうか…ヒステリーな感じで声をあげたり対応したりするほうが効果的なんでしょうか?」

     今『ヒステリーな感じ』という言葉でおっしゃってくださったんですけど、
     その『ヒステリーな感じ』というイメージは、
     ご自身の中で「私はこうでありたい」と思える、憧れのイメージに近いものですか?


「いいえ、どちらかというと逆です。あまりなりたくないかも ^_^;」


     だとすると、ご質問へのお返事は「いいえ」です。
     自分がなりたいプラスな自分をイメージして、
     そのなりたい私に近づくために具体的な行動を取っていく…ってことが
     気持ちが弱りかけるときに自分を支えるコツかな〜と思います。


別のかたから、『なりたいけど私には無理だなあっていう気持ちもあるときには?』と聞かれたので、


     そこも大事ですよね。
     なりたいイメージがただの理想で、現実の自分とかけ離れすぎていると
     確かにそれも上手く行きにくいかも。
     今の自分のキャラを生かしたプラスイメージの自分がいいと思います。

     緊急時だから、完全に普段どおりの自分のままってこともなく、
     ちょっとスイッチを切り替えて、緊急時対応用の自分を演じるみたいな部分はあると思うけど、
     そのスイッチ自体は、外ではなくて自分の内側にあるから、
     どうチューニングするとそれ用のスイッチに切り替えが出来そうかを
     探す感じでやってみましょうか(^^)


そんなやりとりを経て、皆さんペアになりながら実技(ロールプレイ)に入り、
それぞれに工夫してやってみてくださっていました。
個性豊かで、見ていてとっても興味深く、楽しかったです(*^^*)


ご感想では、案外『気持ちや意見を話し合える時間が随所にあったのが良かった』という意味あいのコメントを
多数いただきました。

やっている私の中では、護身動作の練習のアレを省いちゃったな…、あの練習時間ももっと入れれば良かったかも…とか、

『人の身体は緊急事態に遭遇したときにこうなるものらしいので…』とか、
『統計によると××は年間〜〜〜件発生していて…』などの
護身のための知識としての時間が不足していたかも…というような思いがあったのだけれど、


『気持ちや意見を話し合える時間が随所にあったのが良かった』というお声を拝見して、
ああ、そう思っていただけたのだなと嬉しかったです。
気持ちや意見を安心して出し合える場やメンバーや時間って、実はものすごく貴重ですよね。


 *  *  *  *  *

さすがに、基礎講座にまでご参加くださるかたは
目的意識が明確で、積極的に楽しんで下さる方が多く、
楽しいたのしい名古屋基礎講座の2日間となりました*\(^o^)/*


あ、そうそう、感想用紙の「気に入った動作や考え方や技は?」という問いに、

 《ぶっとばし》《丸太投げ》

と書いてくださっていた方が複数いらっしゃったので、確認のためにお知らせをさせていただくと、

あれらの技の名前は《ぶっとび》《丸太返し》です(笑)。
(技の名前はどうでもいいっちゃーどうでもいいんですけど 笑)
皆様のアグレッシブさあふれる感想用紙に笑いをいただきました。


主催の皆様、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
基礎講座修了生は、今後のWen-Doでも沢山ご活躍いただけたらと思っていますので、
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

   馴れ馴れしいかも、とか、出しゃばりすぎかも…とか遠慮なさらず、
   これからもWen-Doのおそばに居て、ジャンジャンご意見くださいね。
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by selfdefence | 2014-06-10 13:06 | 講座の御礼
2014年 06月 10日

Wen-Do 名古屋大学附属中学・高校 PTA研修会

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doインストラクターの福多唯です。

2014年6月7日(土)に、
名古屋大学附属の中学校・高校の、PTA研修会として、Wen-Doを開講していただきました。

5月末に竣工したばかりという新しい建物の新しいお部屋での講座です。
とっても広くて使いやすくて素敵なお部屋で、
控え室として併設されている和室は旅館みたい! 泊まりたくなっちゃった。


多数の方に参加申込をいただいて、とっても熱心にご参加いただきました。

始めた時点では、(護身術の講座って何をするのかわからず、緊張度が高いものなので)
真顔でいらした皆様方が、
講座の進行にともなって、少しずつ笑顔になっていく様子がとっても嬉しかったです(^^)


そしてとても感銘を受けたのは、控え室にご用意くださったお水。

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2週間ほど前に事前相談でご連絡をくださった役員さんが、
「講座のときのお飲物は何がよろしいでしょうか?」と尋ねてくださいました。

講座のときにはお茶よりも水派なので、そのように答えたところ、

「お気に入りの銘柄等はありますか?」と。

      まあ! 銘柄まで申上げていいのでしょうか。 
      ありがとうございます。Vittelです。(←遠慮してみせて結局答える)


でも、電話の向こうの役員さんは、多分名前に馴染みがなく、
耳で聞いただけではピンと来なかったのだろうなと思います。
そうだよね、エビアンとかいろはすとか、有名どころでなければわかりにくいですよね…。

それで、無理に探してくださらなくても、水なら何でも飲むので大丈夫ですよ〜というやりとりで
そのときの会話は終えたのでした。


なのに、Vittelを用意してくださっていたなんて♪
扱っているコンビニが多分限られているので、何軒もお探しになってくださったかも。
私に「気に入り銘柄」を尋ねてくださった役員さんにも
お水を探してご用意くださった役員さんにも、心から感謝です。ありがとうございました。


講座を始める前に水のことで感銘を受けてテンションがあがり、
また、「そうそう、こののどごし♪(←ビールか)」と思いながらVittelを飲ませていただけたおかげで、
心身共に講座に全力投球できましたー(^^)/


  *  *  *


プロとして、気持ちや身体の調整は基本は自己管理して、
また、講座直前に何かがあっても、講座にはベストな状態で全力投球を…との思いはあるけれども、
こうして嬉しいサポートをしていただくと、
私が、自力でコントロールできる範囲なんて知れてるな、とも実感します。


講座の前夜に「明日はよろしくお願いいたします。楽しみにしています」のご連絡をいただいたり、
こうして、お水で思いがけず支えていただいたり。

あと、過去には
「暑かったでしょう?!」とご自宅からクーラーボックスで持ってきた《冷却ジェルまくら》を
お持ちになってくださったかたもいました(笑)。あれも大感激でびっくりしたなあ(*^^*)

美味しい銘菓や、お茶をご用意くださる主催者さんも数多くいらっしゃいますし、
「講座には参加できないからすぐに帰るのですが、お会いしたくて」と
尋ねてきてくださる方がいらっしゃることも稀にあります。

遠方に出張するときには、到着時にはそれなりに疲れていることがあるのだけど、
そうしたお心遣いをいただくと、
その瞬間に「ああ、私、実は疲れていたんだな」と自覚して、その上で同時に、
「でも、こうしていただけたおかげですっごく元気になれちゃった!」とエネルギーチャージが出来ます。


私がその自覚や実感を持てることはとっても大切で、
その実感があると、
「来場の皆さんも疲れていたり、実は不調だったりイマイチだったり…など、あるだろうな」
「そうだとしても、エネルギーチャージをしていただける時間にして
 元気になって帰っていただけるようにしよう☆」
という姿勢に、私がスッと入ることができます。

頭で、そうしなくっちゃと考えてそうするときと、
実感をもとにその姿勢にスッと入っていけるときとでは、何かが違う感じがするのです。


そして今回はこんなご感想もいただいて…「よっしゃあ!」って感じで締めくくりを迎えました(笑)
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多くのかたの思い遣りやご配慮の積み重なりによって
講座が安全で楽しい場になりますね。
皆様、本当にお世話になりました(^^)/


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by selfdefence | 2014-06-10 12:09 | 講座の御礼
2014年 05月 22日

気持ちをことばにするのは案外難しい(Wen-Do 岡崎講座のご報告)

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

5月17日(土)に愛知県の岡崎市でWen-Doをしてきました。
子どもに簡単な護身術を教えたい、
子どもの生きる力を阻まずに子育てしたい、
そんなお気持ちで集まってくださった育児中のお母様たち、6人とご一緒しました。
プラス、3ヶ月の赤ちゃんも(*^^*) 可愛かった〜♪

主催してくださったのは個人のおかあさんです。
数年前に愛知県知多市でのWen-Doにご参加くださったことがきっかけでお友達になりました。
以前に大阪で開催された「我が子に護身術を教えたいママ用Wen-Do」に足を伸ばしてくださって、
今回岡崎でも!と世話人をしてくださいましたm(__)m

  岡崎講座についてはこちらにも書いています。


岡崎講座の内容の全てが大阪でやったものだと世話人さんにはつまらないかもしれないし(^^)/
上記のような主旨での講座だったため、通常のWen-Doには入ることのないワークも入れました。


そのひとつが、
「(抑圧的言動を受けたときの)子どもはどんな気持ちになるか考えてみよう」というものです。
(そしてそうした気持ちになるのは、どんなニーズが奪い取られたからなのかを考える…につなげます)

例えば、
「お前がいなくなって、お前の家族はみんなせいせいしてるんだ」
「うるさい! 黙れ!!」
と言われたら、どんな気持ちになるか?

配布資料(この記事に写真あり)には加害者サイドの上記のような抑圧的な暴言のセリフが6つ書いてあり、
参加の皆さんには、3人組になって、それぞれ意見を出し合いながら話していただきました。

このワークは私としてはさほど深い意味があって用意したつもりはなく、次の段階に進むためのものでした。
『そんな風に言われたら不安になるよね』とか『怖さもあるだろうね』などと気づくことが出来れば、
《不安や怖さっていうのは、安心安全を自分では持ち得ないとき、奪われてしまったたときの気持ちですよね》という風に、
どんなニーズが損なわれているのかを考える段階に進みやすくなるので。


ところが、そこで、ちょっと意外な展開が。

10分ほどグループで話し合っていただいてから「いかがでしたか」と尋ねてみたら、

『気持ちって…。出てこなかったです。考えてことばにするのが難しい、って思いました。
 そう言えば、こういうことを言われるときの子どもの気持ちって、
 普段あまり考えていなかったかもしれないな、と気づけたのは良かったんですけど、
 難しかったです』。


感動的なお返事でした(*^^*)


私が期待・予想した、
「怖くなる/不安になる/泣きたくなる/…etc.」みたいな言い回しで気持ちを言い表して
それで言えたと思い込んでしまうよりも、何百倍もステキで本質的で深い気づきだと私は思ったし、
それを、率直におっしゃっていただけたということにも感動しました。


ことばは、『明確に見えながらも実はあいまいさを許容する』ところがあり、
気持ちは、『あいまいに見えながらも実は限定的できっぱりとしている』ものだと私は思っています。


気持ちというのは曖昧で、だからことばにするのが難しいと思われがちだけど、それは逆な気がする。
その証拠に、私達は、会話をしていて、
「うわー。かなしーね〜」
『悲しいも悲しいけど、なんていうかさ、もう悲しいとかを通り越してたよ、あれは』
などと、言い換えをしたくなることがしょっちゅうです。

気持ちは、ぴったりのことばを求めている。
限定的で、唯一無二に近いもの。

よっぽどぴったりのことばで言語化されないと、
フィット感の不足を感じて「っていうか…」「むしろ…」と修正したくなったり、
『悲しいって言ってたから、慰めのつもりで かわいそうにね って言っただけなのに、
 そう言われて深く傷ついたとか言われて、もう、わけわかんないよ!』みたいな行き違いが生じたりします。


自分以外の人、大切な我が子の気持ちを推測してことばにする…という作業が難しく感じたとしても、
それは当然ですし、むしろそうであって欲しいよな、難しく感じてくれたなんて嬉しいな…と岡崎講座で思いました。


ただ、難しいのだとしても、《できなくて当然》としてしまうのではなく、
気持ちを考えてみて言語化しようとしてみるということを毎日積み重ねていくということ自体は、
これからも大事にしたいな。

回数を多くこなすことで『難しい」ことがだんだん『出来る』ことに変わっていきますし、
冒頭に書いたとおり、(暴力を受けたときの)気持ちの言語化は、
その暴力によって損なわれたニーズは何なのか?の言語化に私達を連れていってくれて、
それこそが、そのニーズを他者に奪わせない/取り戻すことにつながると思うから♪



岡崎の講座が終わって、名古屋に移動していたときに、
笠寺?の駅だったかな?
コンサート帰りっぽい大勢の人たちが電車に乗ってきました。

コンサート帰りか〜、と思ったとき
岡崎講座と関連して思い出していたのが、マイケル・ジャクソンさんの「This is it」の映画です。


マイケルさんが、スタッフとやりとりをするときや、
求める音色についてスタッフに何度もやりなおしをお願いしようとしていたシーンで、


『耳にこぶしを突っ込まれているみたいなんだ』

『急がないで。ゆっくり。ベッドから這い出るみたいに』

『余韻が必要なんだ。月の静寂のように』


などの言い方をしていらしたなぁ…と。


自分の感じること、
内側でたちおこってくるいろんなもの、
時に感情とか気持ちと呼ばれることのあるそうしたものを、
マイケルさんみたいな、命や呼吸を伴う言い方で表現できたらいいなあと思います。


写真は、岡崎講座のあと、世話人さんに連れていっていただいた
『みづこし』さんの八丁味噌煮込みうどんと味噌カツ♪ 
すんごく美味しかった〜〜!!! ありがとうございました。

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by selfdefence | 2014-05-22 15:30 | 講座の御礼
2014年 05月 18日

名古屋基礎講座 初日のナイフディフェンス

今日の名古屋は最高気温何度だったんだろう?
暑かった〜!
そして熱い名古屋基礎講座の一日目が無事に終わりました。

今日は特に笑いの多い講座だったなぁ。
ナイフディフェンスのロールプレイをしながら、あちこちのグループで大爆笑が起きるって、
なかなかない光景かもw

Wen-Doでは、脅しのために刃物を出されたときに、口頭でどんな対応が可能か?も、実際にやってみます。
参加者さんによって、想像もしないようなセリフが出てきます。

例えば、「俺なんか死ねばいいと思ってるんだろう⁈ 死んでやる!」と、相手が私たちにではなく、相手自身に刃物を突きつけて見せてきたらどうするか。

ある参加者さんは、やってみての感想をこう話してくれました。

「『そっかー。ところでおなかがすいてきちゃったから、ごはんでも食べに行こうよ』
 と応じたら、
 相手役の人に《バカにしてんのか!そんなこと俺に関係ないんだ!》
 と言われて確かにそうだなと思って(笑)
 追い詰められた気持ちになってる人に、自分のことを言っちゃダメだなと気づきました」
とおっしゃってくださった方がいました(*^^*)


それも重要な気づきですし、
《多少外れたことを言ってしまっても会話は続く可能性もある(から、即致命的展開につながるとは限らない)》
という体験を出来たのも良かったかも。

…と、笑いながらもポイントはちゃんと抑えて確認ですd(^^) (無理矢理な気もするけど)


また、「私はさほど大きな声が出なくて…」とおっしゃってくださったかたは、
講座を終えるときのふりかえりで、
「出来ないことに意識が行ってしまっていたけど、出来ることをすればいいと思えたのがとても良かったです(*^^*)」との言葉を残してくださいました。


ほかの皆様も晴れ晴れとしていらっしゃいました。
嬉しい〜。
私はこのご表情に会いたくて、
そして皆様の力のおかげで会えるから、
Wen-Doをやっている、やれているんだ〜と実感します\(^o^)/


次回は6月8日です。
床に組み伏せられたら…?などをやります♪
組み伏せられたときは、『ごはんにでも♪』って感じじゃないので、即離脱です。
2回目だけの参加も大丈夫なので、
ご興味のある方は今からでもどうぞ♪



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by selfdefence | 2014-05-18 19:57 | 講座の御礼
2014年 03月 31日

Wen-Doとラビング・プレゼンス

こんにちは。
Wen-Doインストラクターの福多唯です。


昨日は、ラビング・プレゼンスの体験学習会でした。
設定した定員とちょうどピッタリの8人が集まり、午後、3時間半で行いました。

(過去に何度か書いていますが混乱なさる方がいないように改めて書きますと)
私は日本ラビングプレゼンス協会に所属をしていて、
コミュニケーターとして、ラビング・プレゼンスの普及にも携わっています。

昨日のラビプレ学習会では、
Wen-Doのワークショップや「私らしさを取り戻す〜傷つきからの回復ワーク〜」のワークショップなど、
他でもご一緒させていただいたことのある方もいらしてくださったので、
皆さん、比較的、力を抜いてその場に居てくださって、
ご質問やご意見もものすご〜く活発にいただきました。

ワークショップの途中で、
ペアでラビプレの練習というか体験をすると却ってやりにくさを覚えると発言してくださったかたがいらっしゃって、
そのかたのそのご発言のおかげで、他にもそんなかたがいらしたことがわかり、

   じゃあ、もう一度、ペアの相手を替えてやってみようと思うのですけど、
   さきほどので、もうペアでの練習はおなかいっぱいになっちゃったな〜というかたは、
   休憩の時間にあててくださってもいいかも(^^)

と、ペアでの引き続きの練習を希望する人だけで再度のペアラビプレをはじめたところ、

『おなかいっぱい』な方々は休憩していらっしゃるかなとふと見たら、
なんと、自主的に、グループになって、複数ラビプレ(って言えばいいの?)をしてくださっていました♪ 
すごーい!!

ワークショップはスキルの練習のための場なので、
やってみたい方法を思いついたら、自発的にそれをやってみて、
どんな実感を持てるのかを自分でしっかり振り返り、味わう、というプロセスはとっても大事ですよね。
これは、ラビプレでもWen-Doでも他のものでも、きっと共通しているだろうと思います。

ただ、一般的には、学びはじめは何もかもがわからないから、
『やってみたい方法』すら思いつかないことが多いし、
思いついたとしても、それが『適切かどうか』の判断をするのが怖くて
(その判断が重要なスキルや練習も実際ありますから)、
講師の指示に添うほうが楽に練習できる、という人が多いかなと思います。


だからこそ、講習講師は、
練習メニューが誰にとってもやりやすく、普遍的であるように工夫しますし
(工夫するというよりどちらかというと削ぎ落としてシンプルにする、のかも)、
指示も明瞭に的確に伝わるような話し方を心がけてブラッシュアップするのですし♪


昨日のように、「ペア練習はちょっと…」というご意見が出た場合、
順等に考えれば、そのような人がやりやすくなる練習の仕方を提案するべき立場なのは、
おそらく私なのでしょうが(←何微妙に弱気になってんだ


「唯さんは休憩しててって言ってくれたけど、こんな風にしてやってみましょうか♪」と
自発的に、オリジナルで、指示や判断を委ねたり仰いだりせずトライしてくださっていた方がいたというのは、
もう、なんていうか、ワンダフル!!


その方たちの有りようと選択と行動に感動したのはもちろん、
私への信頼とか、場への信頼とか、それを可能にした場の全体の空気とか、
いろ〜んなものにLoving なPresenceを覚えた、とっても素敵な学習会になりました♡
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。


  *  *  *  *

「唯さんはどうしてラビプレをしようと思ったのですか。
 Wen-Doだけは不足する何かがあった、ということですか?」と聞かれたことがあります。


私には、人を憎んだり蔑んだり、攻撃したり批判したり…という自分を手放したい、という思いがあります。
自分を護る術を身につけることで、誰も憎まずにいられる自分になりたかった。
Wen-Doはそういう意味では多いに私を助けてくれたけど、
憎しみや怒りを覚えたときにそれをどう処理するのかについては、直接的な答えをくれるものではありません。


ラビング・プレゼンスは、
私を「人を憎まずにいられる私」に一歩近づけてくれるかも、という期待を私は持っています。


私に対して不当なことをしてくる人をみかけると、
…いや、違うな。
 私は不当な扱いを受けている、と私が認識すると、ですね…
憎みたい!攻撃したい!!というダークな欲求が未だにビシバシ出てくるけれど σ^_^;

でも、

私が大好きなWen-Doを、攻撃のツールとして使ってしまうことだけは
絶対に絶対に絶対に、したくないので、

自分の安寧のために、自分の有りようとしてラビプレを選び続けたいです。


Wen-Doを好きになってくださった女性の皆様には特に、
ラビプレも機会があれば体験していただけたら嬉しいです♡
ご興味があればお気軽にお申し付けください。

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by selfdefence | 2014-03-31 17:33 | 講座の御礼
2014年 03月 17日

親子護身術 金沢

こんにちは。
Wen-Doの福多唯です。

3月14日に敦賀市でWen-Doをさせていただきました。
それについても記録をアップしておきたいのですが、
感想用紙がまだ手元にないので、

今日は、3月16日に石川県金沢市で開催された「親子de護身術」の記録を。
主催はセルディさん。
    ↑講座の様子を掲載してくださっていますのでぜひご訪問ください。


下方に載せた写真の、受付、いいでしょーー☆☆
超お気に入りです。
私が会場入りしたときには既にこうなっていたのだけど、
これをお子さんが書いてくださった様子とか、
それをセルディのかたがたがそのまま採用してくださったこととかを想像するだけで
すごく幸せな気持ち(*^^*)


会場の広さの関係で親子10組を定員とさせていただいたところ、
お申込みの数がそれを遥かに(言い過ぎ?w)上回り、抽選になったそうです。
多くのかたにご関心を持っていただけてありがたい!
抽選にもれてしまった方々にはまたの機会を設けるためにも
今後も精進します!m(__)m

*園や学校の保護者会活動等でもお声がけをいただけたらお伺い可能です。
 これまでも金沢市内に限らず、実績がありますので、
 どちらにお住まいのかたでも、機会がありましたらお声がけください。


新1年生も参加対象に含む講座だったので、
それを思うと、学校にあがっていないお子さんに、
あんな風に熱心にご参加いただけたなんて今さらですけど驚きです。
みんな、人の話がしっかりきけて、
周りの人のことも考えながら行動ができて、すごいなあ。


親子護身術は、参加のお子さんの年齢や個性によって講座の雰囲気が大きく変わるので、
私もその都度で内容や進行を変えていて、毎回が新鮮です。


講座のはじめでは声やロールプレイの迫力に驚いて(?)
親御さんから離れられなかった子もいらっしゃったのですが、
後半の時間には笑顔で動作練習をなさっていて、私もホッとしたりとか(笑)


感想用紙にも、お子さんの字では
・楽しかった
・ふしんしゃがきたときにしたいです
などの記入をいただいて、

親御さんの字では
・子どもにも分かりやすかったです
・親しみやすく親切に見ていただきました
などのご記入をいただきました。


貴重な休日にご参加いただいてありがとうございました。

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by selfdefence | 2014-03-17 14:12 | 講座の御礼
2014年 03月 12日

Wen-Do 枚方、大阪講座のお礼

こんにちは。
Wen-Do Japanの福多唯です。

2014年3月9日(日)に、枚方市と大阪市で
Wen-Doを2講座担当させていただきました。

開催してくださったのは サークルゆいまーるさん。
養護教諭をなさっている方々が中心の会です。

超積極的にWen-Doを楽しみになさってくださり、
去年の12月末に「大阪市内の会場を夜おさえました♪」と連絡をくださいました。

準備が早いな〜、楽しみにしてくださって嬉しいなー☆と思っていたら、
年明けには、
「枚方市内でも会場がとれたので、午後、おさえました♪♪」と。

そんなふうに背中を押していただいて、Wen-Doを2講座開催していただくことができました。

枚方市では午後3時間。大阪市内では夜90分です。

 *  *  *  *  *

ちなみに、この時間差が、内容的にどのような差になるかというと…。

以下が枚方市での3時間講座のおおまかな内容です。
そのうち☆印は夜の大阪市内講座でも軽くふれた内容。
★印は、夜の大阪講座でも枚方での3時間同様にしっかりと扱った内容です。

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★Wen-Doの由来、ねらい
★キティさん事件とWen-Doの理念
☆自分を護るための「なにか」とは
☆効果アップのための4要素「おやり!大丈夫!」
★サクセスストーリーの紹介、情報交換
☆急所について
☆メディアリテラシー
☆もしも相談を受けたら

★ハンマーパンチ
★ナイフハンド
★ジッパーパンチ
・Wen-Do拳
・インサイドナイフハンド
・(ヒールパーム)
・鷹の爪
・GTP(Grab,Twist and Pull)

★フロントスナップキック
・バックキック

・ひじうち 横
★ひじうち 後

☆後ろからはがいじめにされたら

・手を掴まれたときの外し方
  片手vs片手
  両手vs片手
  両手vs両手

★首に手をかけられたときの外し方 前
・首に手をかけられたときの外し方 後
・各種動作の繰り返し練習(おさらい)
・自宅での練習のしかた
☆その他、ご質問に応じて

…………………………………………………………………………………………

90分講座の場合に★印を選ぶと決まっているわけではなく、
ご要望や皆さんの反応によって、チョイスはその都度変わります♪
数はだいたい同じで、あとは参加者さんの年齢層や人数、開始や終了時の数分のズレによって、
上記よりご紹介する技の数が減ることもあります。

写真公開OKしてくださった方々の記念撮影〜☆
私が一緒に写ったものよりみなさんだけのほうが表情がいいのはなぜだろう(笑)
大阪会場はとても美しい建物でした。

皆様、大変お世話になりました!

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by selfdefence | 2014-03-12 16:34 | 講座の御礼
2014年 03月 07日

Wen-Do 福井講座

こんにちは。Wen-Doの福多唯です。

3月5日の夜、福井市で開催していただいた講座に行ってきました。

まずは早めの夕食を。
会場の「アオッサ」の1階のコーヒーショップに、友達と入りました。

店内はカレーのかおりでいっぱい。コーヒーショップなのにね。
それがまた、ものすごく美味しそうなのです。

カレー、食べてみたいなあ…とつぶやいたけれど、
「唯先生、今日なんか、カレーくさくないですか?(笑)」と友達に言われて考え直しまして、
カレードリアにしました(←ううむ?)。

講座は19時からです。福井駅前アオッサ6階。(写真以下もつづく)

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平日だったので、お仕事帰りらしきかたが大勢いらしてくださいました。
着替えまで持ってきて講座に臨んでくださって本当にありがとうございます。

福井講座はお部屋が充分に広かったこともあり、
定員を特別に30人にさせていただいたところ、
それを上回るお申込みをいただきましたm(__)m 

Wen-Doの理念や、Wen-Doが作られたきっかけを話し、
準備体操をして、実技です。

手技を2種類、はじめての人でも安心して行えるキックのしかた、
足を踏む際のコツ、首しめの外しかたを体験☆
みなさん、積極的にいきいきと動作してくださって、
声もいっしょにあげてくださいました。
心強い声があの日のあのお部屋には満ちてましたね。

終了の間際には積極的なご質問も複数いただきました。

ひとつはお子さんに護身術を教えたいというかたからの声の出しかたの教えかたについて。

「お子さんによっては声を出すことに苦手感のある子もいるので、
 その子が『これなら出来そう』と思うことを、それいいね!とやっていき、
 お子さんが自信を持てたらいいかなと思います。
 護身のときに大事なのは、自分に出来ることを全力でする!ということなので、
 苦手感のあることは後回しで大丈夫」
とお返事しました。

 
次は両手を両手で捕まれた場合にどう外すか。
ああ、確かに、今日は手の外しかたは省いてしまいましたものね…ということで、
両手対両手の外しかたについてお返事。

最後にいただいたご質問は、髪をひっぱられたら。
髪をひっぱられたときは、「加害者のあるところを手で押さえて対応するのもいいですよ」ということで、どこを押さえるかをお返事しました。


感想用紙には、
《参加して本当にすごく良かったです!!!》
《自分に自信が持てました》
《子どもや友人にも広めたいと思います》
《女性の立場に立った内容でポイントもわかりやすかった》
《もっと学びたい。90分ではもったいなかった》
《楽しい雰囲気で、カンタンでわかりやすくてよかった》

などのお声をいただきました。

夜の時間帯であってもご参加くださるような皆さんの積極性があってこそ、
講座が楽しく充実したものに感じられたのだろうなと思うので、
改めて皆様のご参加に感謝感謝です(^^)

開催してくださった福井市の皆様、
ご参加くださった皆様、チラシ広報等にお力添えをくださった皆様、
コーヒーショップをご一緒してくださった友、
みなさま本当にありがとうございました。




*日が近いので、当日の突撃来場でも大丈夫です。
 その場合、資料のお渡しは講座後になります。
 実技中は資料を見ることはないので、お手元に資料がなくても参加にはさほど支障はありません(^^)/


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by selfdefence | 2014-03-07 14:03 | 講座の御礼
2014年 01月 10日

そもそも暴力って何?からはじめるWen-Doの講演(高崎市)

こんにちは。Wen-Doの福多唯です。

1月9日という新年早々、高崎市で活動をなさる
NPO法人「ホワイトベル」さんにお世話になり、
高崎市内のホテルで、Wen-Doを講演でご紹介させていただく機会を得ました。

集まってくださったのは高崎市内で学童保育の職員をなさっている方々です。
性別を問わず、年齢も若めなかたからベテランの方々まで幅広くご参加いただきました。

男性もご参加で、子どもさんと関わるお仕事の方々でいらっしゃるので、
どちらかというと知りたいのは子どもの護身のことでいらっしゃるかもしれないなと考えて、
子どもをとりまく暴力=不審者、いじめや虐待のことなどと絡めながら
『社会的弱者とされる人のセルフディフェンスの力を引き出すのに不可欠なこと』についての講演としてみました。


感想はまだ手元にいただいていないのでここからは私の感じ方というか推測ですが、
多くのかたが、「暴力」に関する研修や講演には
あまり接したことがないようなご様子でした。
私は勝手に、けっこうそうした研修の機会はあるのかと思っていましたσ^_^;

確かに、想像してみれば、子どもに学童で関わる職員さんにとって、
子どもの発達のことだったり、食育系の話題だったり、
遊びやプログラムの工夫やメニューについてだったり、救急救命だったり…など、
優先度が高い研修メニューは限りなくあるものなぁ。


また、普段から講演や研修等に自ら足を運ぶ…というよりも、
職員対象の研修が開催されれば、それには誠実に足を運ぶ…という感じで
ご参加くださった方も多いようだったので、
「女性への暴力や犯罪、その防止」の手前の、
暴力についての基本的な話を多めにしました。


  *  *  *  *  *


私は普段は
『目の前の参加者さんに、護身のスキルをひとつでも覚えていただいて、
 《いざというときにこれをすれば逃げられるかも!》と思ってもらえるようになること』を目標としてWen-Doのワークショップをしています。

その私にとって《暴力についての基本的な話》はだいたい以下のようなもので、
高崎の学童保育職員の皆様への講演でも、下記の要素を入れました。


・暴力とは殴る蹴るだけではない。他に何があるだろうか?
(言葉が強烈で、それゆえにイメージが漠然としていたり偏りがちな『暴力』について、落ち着いて分類し具体的に捉え直す)

と考えてみる…というレベルから始まって、

・言葉や態度が暴力として作用することがあるとしたら、
 そういうときの言葉や態度、行動と、
 暴力とならない言葉や態度…指示・要求・欲求の共有・何かのために闘うこと…等との一線を分つものはなんだろう?

に思いをめぐらしたり
(暴力の核に支配欲求やコントロールすべしという思い込みがある、という理解をする)して、

その上で以下も明確化していきます。

・暴力防止を啓発する側の者(参加者に対して講師、子どもに対して大人、生徒に対して教師…等など)は、暴力的な言動を自分がしてしまっていないか?に
 常に配慮する必要がある。(ということを皆さんと共有する)
     ↓
・しかしそれは、頭で理解・納得していても、実践は非常に難しい。
     ↓
・なぜなら暴力は悪意から生じるものばかりではなく、
 躾や指導を意図してのもの=本人は善意のつもりのケースも多いから。
     ↓
・躾や指導を意図した(悪意からではない)言動が暴力となるのは、
 躾や指導を行う側が、自身の「特権」と、それに伴う責務に無自覚な場合が多い。     ↓
・「特権」に無自覚なとき、
 人は『自分は、目の前のこの相手に、この意図であれば、
    反撃されることなく、自分の思いを通すことが出来る立場だ』と
 自分にとって都合が良く相手にとって抑圧的な言動=暴力的な言動を選んでしまう。



Wen-Doのワークショップでは、上記については言葉で語ることはありませんし、
講師やインストラクターが参加者さんたちとの関わりややりとりの中で、
自身の言動でWen-Doの理念を体現するようにします。
そうして結果的に、参加者さんの中には、
「暴力防止とはこのような姿勢ですることが大切なのだ」という理念の部分を感じ取り、共感・賛同して下さる方も出てきます。

講演では体験的学習はなかなか難しいのですが、
学童保育の職員さんとは上記も共有できればいいなと考えて、
具体例を紹介することでイメージをしていただいて、お伝えしてみました。


例えば、トークの後半には以下のような話を入れました。

「Wen-Doの講座で暴力防止のために活動する私達が、
 どのようなことを心がけるかというと、
 例えば、講座では、参加者さんはあまり講師の近くにはいらっしゃらないので、
 講師側のスペースってガランと空くことがありますよね。
 親子護身術でもそういうことは多々あります。

 そんなときに『こっちにも来なさーい!』ではなくて、
 『こちらもスペースが空いてますよ〜』と事実を伝えるだけの言い方とか、
 『こちらに来ても大丈夫ですよ』と言うとか、
 または参加者を動かすのではなく、混み合っている方に講師が混ざりに行って、
 参加者さんを自然と散らすようにするとか、
 いくつかバリエーションを考えます。

 その上で、講師である自分のキャラや、受講生との関係性にピッタリ来るものを
 意識的に選んで、声かけをします。

 こんな風に、ひとことかける際でも、暴力防止のための活動では
 『私の声かけは抑圧的になってないかな?』
 『もっと他に言い方や方法はないかな?』と
 自身の言動を点検するクセをつけるようにしています」


高崎市の講演でもそのあたりを話したときに、
メモを熱心に取ってくださっている方が大勢いらっしゃいました。
ああ、学童保育の職員さんは、そうした具体的な情報を欲していらっしゃるのかもしれないな…と感じました。

  *  *  *  *  *


講演の最後に、首に手をかけられたときに外す方法を
おひとりお手伝いに出ていただいてデモンストレーションをしました。

やっぱり…というかなんというか、皆さんどよめいてました(笑)。
うん。あんなにも美しいホテルの会場であまりにもそぐわない声ですね ^_^;


でも! あれは皆さんにどよめいていただきたくてやったことではなくて
(いや、完全にそうではないとは言いきれないですけど)、
お子さんにあの方法をお伝えくださる際に、
ぜひとも、あの意気込みと共に伝えてもらいたいのです。

誰も助けてくれる人がいない状況で、加害者のほうが大柄で強そうで。
すごく怖くて。
そんな切迫した状況で、全力を自分のために使うっていうのは、
こういうことなんだよ!!
…という真剣味を、指導する側が本気で表現することが大事だ、と
私は信じているので。
そしてその真剣味はユーモアや楽しさと共に成り立つもので、
決して堅苦しく厳しくするということではないのだ、とも思っているので。


全てが終了して、私はご参加の皆様より先に会場を退出したところ、
後から控え室で、主催団体のスタッフさんが
「唯さんが会場を出てから、男性の職員さんが、あの方法を実際に試して
 やってみていらっしゃいましたよ」
と教えてくださいました。
早速試してみてくださったんですね! ありがとうございます。


お子さんとの関わりでひとつでも何か活用していただけることがあれば嬉しいです。
皆様お世話になりましたm(__)m

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by selfdefence | 2014-01-10 15:26 | 講座の御礼