こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。
Wen-Do講座にリピートしてくださっているある方から、
先週メールをいただきました。
ご了解をいただいたので、こちらで公開させていただきます。
(公開に際しては編集しています。写真以下よりやりとりを掲載)

唯さん
こんにちは。いつもありがとうございます。
1月7日の講座で、あの床技をやるのですね。
行きたいなーと思っていたのですが、仕事のシフトでダメでした。
とっても残念です。あの技をはじめて学んだとき、自分の重い荷物がとけたように思えて、
機会があったらまたやりたいと思っていました。
最近物を整理していたら、本とそれに関するメモが出てきました。
それを見たら、
あの床技とか、それに関する自分の過去のことを整理して、
階段を一段ずつ昇るようにして今の地点に到達してきたプロセスが、
私にとってはセルフディフェンスとサクセスストーリーの一つだったなぁと改めて思えてきました。
こんな出来事があってこう対処した!というわかりやすい例ではないのですが、
自分にとってのサクセスストーリーとして、大事に大事に持っていたい、と感じています。
もし唯さんに伝わるなら…と書いてみます。
片付けをしていて見つけた本やメモとは以下のようなものです。
★メアリーとエイミーというふたりの女性が出てくる本のメモ
メアリーは、誠実に働いて自分の暮らしを成り立たせている『きちんとした人』とだけデートをするようにしていた。その中でも、メアリーに無礼な対応をした人とは二度と会わなかった。
エイミーは、『可能性をひめた男性』ともデートをした。
頻繁に仕事を辞め職を変え、常にお金もなかったような男性をエイミーは助けたいと思い、
自分に出来ることをしよう、ととらえていた。
結果として、
メアリーは常に自分を大切にしてくれる男性と付き合い、
メアリーも相手を大切にし、お互いにとって幸せな生活を築き上げていた。
エイミーは可能性をひめた男性と付き合いながらも、
彼の転職や酒は止むことがなく、常に彼は『可能性をひめたまま』だった。
エイミーは必要とされていると思いながらも幸せではなかった。
(唯さんごめんなさい、細かいストーリーは思い出せませんでした。
ニュアンスだけは伝わったでしょうか??)
この本を読んで、
『そうだ。
自分も相手も大切にするような幸せな関係を、相手と一緒につくっていくんだ』と
揺れそうになる自分をメアリーに応援してもらいながら、自分をいさめててきた気がします。
私はどちらかというと求められてしまうと、たとえそれが一時だったり、身体だけだったりしても、
相手に応じてあげたくなってしまっていました。
大切にする/される ということがよくわかっていなかったということもあります。
★求愛から親密な関係になるまでの12のステップ『パワーオブタッチ』
ここでは、親密な関係や愛着を育むことと、
身体的な接触の度合い(ステップ)に関連があって、
ひとつひとつの段階を経ることごとにお互いの愛着が深まっていき、
身体的な衝動を満たした後でも、相手と一緒に居たいと思えるようになる価値が生じるというようなことを学びました。
私も、このステップを知ってから、最後までいくのに時間をかけようと思えるようになりました。
現実は誰とでもそうできるわけではなかったのですが…。
でも、よく雑誌などで言われるような
すぐに身体の関係を求めてくるかどうかで相手をはかるために
焦らすなどして時間をかける、という発想よりも、
相手との愛着を育むために《自分のために》時間をかける、というほうが
私にはしっくり来て、スムーズでした。
メアリーの話や、パワーオブタッチの12のステップの話、Wen-Doでのメッセージなどから、
「私は、自分のために、こうしたいんだ!」という思いを持てるようになったことが、
自分を大切に護る方向への原動力になっています。
一時の感情で、自分の行動を決めてきたこともありました。
逃げたかったから、でも求められて嬉しい、という、
悲しいかな、思いもあって、だったら応えたい、とゆれる私がいて。
でもそれはやはり、自分を大切にすることにはならない、と今は思っています。
なんだかまとまっていませんが。
おつきあいいただいて、ありがとうございました。
Hotaru
*福多註:パワーオブタッチについては下記書籍等もご参照ください。
http://amzn.to/tTXXMi 
Hotaruさん
福多です。
大事な思いのこもったメールを私にいただいて、ありがとうございました。
Hotaruさんにとって、男性との交際や性的な関わりが、
「私はこれでいい」と思えるようになるための
すごーく肝要な部分だったのかなと感じています。
普段あまり話さないし、話せないことですよね、その辺のことは。
> 私も、このステップを知ってから、最後までいくのに時間をかけようと思えるようになりました。
うわあ〜。そうかあー。
私は『楽しくて心身が快適かどうか』という大ざっぱな物差しでしか測らないし(笑)、
特に“そうなっちゃってるとき”は『楽しくて心身が快適かどうか』以外のことはどうでもよくなる(おいおい)ので、
12のステップについては、頭では言われたらわかるけど、
Hotaruさんがどう捉えたかが、とても興味深く思えます。
それは、どんな感じなんだろう。
「こんなにステップがあるなら、一段階ずつをしっかり味わって進まないともったいない!」
みたいなのに近い感じなのでしょうか。
(もちろん、差し支えがなければでいいですし、お答えにならなくても大丈夫ですよー)
> 現実は誰とでもそうできるわけではなかったのですが…。
誰が自分に対していつどのように出てくるかは
どうにもできないところもありますものね。
あと、…なんだろう、
『そうではない相手を引寄せちゃう自分への悲しさ』みたいなものを
感じてしまっている部分が、もしかしたらHotaruさんにはあるのかな。
> すぐに身体の関係を求めてくるかどうかで相手をはかるために
> 焦らすなどして時間をかける、という発想よりも、
> 相手との愛着を育むために《自分のために》時間をかける、というほうが
> 私にはしっくり来て、スムーズでした。
あぁ…。それはわかる気がします。
「はかる」って行為は人を試すようでイヤらしいもの。
そういうことをしちゃうと、自分の中に罪悪感の種を
自分でもそうとは気づかないうちに撒くことになっちゃいそう。
安全なやり方のひとつではあるかもしれないけれど、楽しくないわ。
自分のために、『育くむ』路線のほうが腑に落ちるし楽しめますね(^-^)
福多唯

唯さんへ
またまたすばやい、丁寧なお返事をありがとうございました。
なんだか、こんな話を、きちんと考えて受け止めていただいて、それだけで救われた気がしています。
ほんとに感謝です。ありがとうございました。
> 自分のために、『育くむ』路線のほうが腑に落ちるし楽しめますね(^-^)
そうなんです。わかっていただけて嬉しいです。
性的行為を、自分のために楽しんでいいのだ、という感覚は
私にとっては、ずっとそう思いたかったのに、素直にそう思えなかった部分でもあります。
よほど罪悪感があったのかしら? なぜだろう?
唯さんに、さっぱりと
楽しめますよね って肯定して言っていただけて、ホッとしました。
それに、軽く誘われること自体が(軽く扱われるところまで行っていなくても)、
すごく悲しいことであり、傷つく体験だということは、誘った当人は気づいていなくて。
でも、絶対拒否したり、否定する人には声かけない、というのがわかるから、
自分の『どうせ拒否しないだろう』と思われているオーラが自分でわかってしまうことが、とても悲しかったです。
拒否どころか「あんた、そういうのって、ありえない~(怒!)」みたいなきっぱりとした反応をする人には、
彼らは絶対声をかけないのだろうなと思うから、
私だってそうすればいい!とも思うのですが、
でも、私がそういう対応をすると、きっと逆切れされるだろうという気がしてしまうのです。
だから、穏やかに、相手に火をつけないように、その場を収めることを第一に考えてしまう。
また、私の場合は、大切にする/されるよりも、
私を求めてもらえているということのほうが優先順位が上だったので、
『どう応じようか』にすぐ行ってしまっていたかもしれません。
身体的な関係を持たなくても一緒にいて楽しい相手だろうか、とか
ピンと来る相手かどうか、とかよりも
寂しい、とか、何かを埋めたくて、自分の存在意義を認めたくて、
よく言われる理由だけれど、
そういうので、私も動いてしまっていたなと思います。
> それは、どんな感じなんだろう。
> 「こんなにステップがあるなら、一段階ずつをしっかり味わって進まないともったいない!」
> みたいなのに近い感じなのでしょうか。
私は身体の関係から入る(ことになってしまう)相手が多かったので、
短時間では、きちんとした生き方の人か、
自分を本当の意味で大切に愛してくれているかはわかりませんでした。
そこを
身体の関係から入るようなことになってしまう自分を否定して罪悪感を持つのではなく、
ちゃんとステップを踏み、時間をかけてゆくことで、
しっかりと会話もでき、性的な時間以外も長く共に楽しめる、ずっと大切に過ごせる愛着の深いパートナー関係を作っていけるんだなと希望が見いだせたのが嬉しかったのです。
そうして逆に今では、身体からではない入り方での出会いもいただくことができました。
ステップを意識するようになったことや、
Wen-Doや唯さんの講座でもらったメッセージなどで冷静に背中を押してもらうことで、
揺れそうになる自分を支えてこれたように思います。
唯さんに受け止めていただく姿勢を見せていただいて今私が思うのは、
当時の私みたいな悲しみを他の人が一人でも感じないように、
望まない妊娠やその不安を女性が抱えて過ごすようなことが一人でも減るように、
私も、なにかしていきたいと、改めて思えました。
唯さんの自己開示してくださったお話でも、
私はラクになったり、いきたい方向が見えたりしています。
ここまで来れて嬉しいです。
唯さんとWen-Doのことを応援しています。
Hotaru

●お読み下さった皆様へ
年明けのWen-Do講座にて、
Hotaruさんが書いてくださっていた床技が入ります(1月講座)。
皆様、もしよかったらぜひいらしてください(^-^)
【京都府京都市】Wen-Do T-ワークショック No,2
「寝室への不審者対応&床に組み伏せられた体制からの離脱」
■H24年1月7日(土)13:00~17:00 4時間
■京都府京都市 ひと・まち交流館にて
■主催:女性の為のセルフディフェンス(Wen-Do)愛好会
■詳細・申込み:
http://kokucheese.com/event/index/18706/ 【大阪府大阪市】Wen-Do T-ワークショック No,3
「反撃技の応用と、相手が複数の場合 等」
■H24年2月5日(日)13:00~17:00 4時間
■大阪市 クレオ大阪中央にて
■主催:女性の為のセルフディフェンス(Wen-Do)愛好会
■詳細・申込み:
http://kokucheese.com/event/index/21624/