こんにちは。
女性のエンパワーとセルフディフェンスWen-Do Japanの福多唯です。
11月。子どもの虐待防止月間です。
女性に対する暴力をなくす運動週間もやってきます(11/12~11/25)。
そんな時期なので、改めて、『女性に対する暴力』とその対応戦略のポイントについて。
結論から書くと、
・常に自分の安全を最優先にする。
・最小の力で最大の効果を上げることを考える。
・自分で自分のスイッチを入れる。
です。
なぜかというと…
Wen-Doのワークショップにお越しくださる女性の多くは、
《最近物騒なことも増えたし…》と、不審者対応としての護身術をイメージしています。
それに対して、現実は…というと、
女性に対する暴力の8割は、
逃げにくい相手から、逃げにくい場所で行われています。
夫やパートナーからの、自宅でのDVとか、
恋人やよく知る仲間からの性暴力とか、
学校やサークルや職場などでのいじめとか。
振り込めサギだって同じですよね。
見知らぬ人から「こんな事情で緊急でお金を貸して欲しい」と言われても、
貸す気になる人はそう多くはないかもしれませんが、
知っている相手から懇願されている!と思うからこそ、善意でお金を用意します。
また、暴力沙汰に限らず、
人の苦悩の多くは、対人関係に起因するともいわれます。
例えば、知っている人にお金を貸してドロンされたら、
知らない人に踏み倒されるよりも、より深く傷つくかもしれません。
人は、知っている相手に対しての方が、
自分を護る力を発揮しにくくなり、ダメージからの立ち直りも困難になるのかもしれません。
目の休憩にこちらの写真をば。
コルベ神父の逸話に触れて、
また、知っている人が相手のケースでは、
・危ない場所には近づかない
・暗い夜道での一人歩きは避けよう
・路上を歩く際にイヤフォンで音楽を聞くのはやめたほうが良い
などのよく聞く予防策は、全く意味をなさなくなります。
相手との親密度が上がれば上がるほど、無防備に身体距離も近くなりがちで、
あ、ヤバイとなった時には
すでに相手の顔はすぐ目の前かもしれません。
そんな現実を思うと、
護身術を学ぼうかなという女性には、
*『女性には』です。男性や幼児だと考慮すべき視点がちょっと変わります。
不審者対応だけを念頭に置くのではなく、
相手が知人の可能性も考慮に入れて
護身の力を底上げすることをお勧めしたい♪と私は思います(^-^)
相手が知人の可能性も考慮に入れた上で重要になる、護身の戦略ポイントは、
・常に自分の安全を最優先にする。
・最小の力で最大の効果を上げることを考える。
・自分で自分のスイッチを入れる。
です。
あとは状況に応じて戦略に即した方法を選択できるよう、
いざというときのお守りと思える方法を数種知れれば、入り口としては十分かと思います♪
講座情報はWen-Do Japanのサイトに常時掲載しています。
5月に好評をいただいたCLDエキスパート認定コースは、来年2月に開催です。
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