こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。
今週は、『信じていた人に裏切られた』という話を耳にすることがなぜか多い週でした。
友人や知人から、3人、そうした話がありました。
4人目のとどめは今日の夕方の芸能ニュースです。
苦労人で知られていた男性俳優の引退宣言。
心から信頼していた人に裏切られた、…って、
あの直筆の全文に、胸が張り裂けそう。
大ファンだったわけでもないのに、
なぜ私はこのことにこんなに胸が痛むのだろう?
なんか、どうやら昔から、
『信じていた人から裏切られる』という物語に接すると、私は気持ちの反応が過剰気味になるみたい。
そんなに悲しいことがあっていいわけない!って大声で叫びたくなるような。
Wen-Doにも、いろんな方がいらしてくださって、語られる事柄はそれぞれだけれど、
結婚したら暴力を振るう男に豹変した、とか
大好きで信じていた相手だったのに…、とか
相手を信じていたから打ち明けたのに…、とか
友達だったのに、いじめる側についちゃって味方してくれなくなって…、とか。
語られる痛みに多いのは、『信じていたのに、信じていた人から、裏切られた』という気持ちです。
そしてそれより多いのは、
あのとき、何もできなかったんです。
あのとき、どうしていたら良かったのでしょうか?
『私は、重要な時に、私の味方として胸を張れる行動を取れなかったのです』という悔恨の痛みです。
人から「裏切られた」という感情を一度も持たない人生はありえないのかもしれなくて、
悲しいことは、起きる時には起きてしまうものなのかもしれないけど、
自分に嘘をつくことや、自分で自分を裏切らざるをえなくなる状況は避けたい。
そして、
ずっと自分の味方でいたいから、
そうならないための選択肢を学んだり考えたりする毎日を、身近なものにし続けたい。
『もしものとき』のための、特別なものにしちゃうのではなくて。
ああ…俳優の彼は、どんな気持ちで今夜過ごすのだろう。
せめて、自分を護るための最善の選択ができたと、思えていますように。
今週、私に話をしてくれたみんなにも、
自分を大切にするからこそ、その展開と結果に至ったんだ、って
自分を誇りに思えて元気を取り戻せる日が、一日でも早くきますように。