つれづれ

感想:ママたちが非常事態 最新科学で迫るニッポンの子育て

Wen-Do Japanの福多唯です。


今日、NHKスペシャルママたちが非常事態!? 最新科学で迫る ニッポンの子育て」(の録画)を見ました。



なんか…

悪の心理学を見たみたいな、



ハロー効果やバーナム効果でだまされかけた、みたいな、



ザラザラ感でいっぱいで、とっても残念な気持ち。



科学が、『ニッポンの』子育ての辛さを解明したとは思えなかった。



番組は「赤ちゃんの泣き声の聞き分け」実験から始まっていました。

ここからして、


   泣き声で『この赤ちゃんが我が子だ』とわかることが『母親の子育て力』と関連づけられるだなんて。

   この、非科学的な発想はいったい…。

   (↑私の心の声)



赤ちゃんの夜泣きや幼児の『イヤイヤ期』について

赤ちゃんや幼児の脳がどうなっているのかが紹介されたことについても、


『ニッポン』の赤ちゃんや幼児の脳だけがそうなのですっ!、なら、

最新科学での大発見!!で

『ニッポン』の子育てにとって大きなニュースだろうけれど、


世界中の赤ちゃんや幼児の脳に共通するのなら、

『ニッポン』の子育てを検証しようとするこの番組での紹介意義はどこに?



母親が育児中に夫にイライラする一要因の解明の説明も、

同様の理由で『ニッポン』の子育てとは無関係としか思えない。



『ニッポン』の子育てが非常事態なのなら、

それはまさに、最初の17分ほどで紹介された、



《人類の誕生以来、私たちは、みんなで協力して子どもを育てるよう、

 脳や体を進化させてきました》

(この文章は番組最後のまとめのナレーションのままです。

 これを裏付けるリサーチや取材の様子が、番組開始から17分までに紹介されていたのでした)


と、


にもかかわらず、日本では、

・核家族が8割にも及ぶ

・夫が家事育児に携わる時間が他国と比較して明らかに短い

・日本ではベビーシッター等の利用度が他国と比較して著しく低い


という紹介がなされた、その辺りにあるのだろうと思うけど、


そこに関するデータはちらっと出ただけで


出演者の

「今から共同養育するわけにはいかない」という発言でその後はスルー…。


   えええーーー?!

   この発言、編集でカットしようと思えばできただろうに、カットしないの?!

   もしかして台本?


と驚いていたら、


その理由は最後まで見て明らかに。


番組は以下のようなナレーションでしめくくられていました。


進化させてきました。

 その進化の流れに逆らうようにして、ニッポンの母親たちは、孤独と闘いながら、

 子育てと向き合い続けています。

 その現実を私たちが知ることが、子育てをよろこびに変える第一歩になる。

 最新の科学はそう教えてくれています



そうか…。そういう結論にしたかったのか…。



《逆らっている》のが『母親』だと、誤解を与えかねないようなナレーションは

母親たちの助けになる番組を心から目指すのなら、他の表現にできただろうに。



それに、

《現実を知ることが子育てをよろこびに変える第一歩》に?



(番組側の言う)『現実』を知ることは

子育てに進行形で関わっている人の気持ちを《楽にする》足しにはなると思うし(私もそうだった)、

大事な情報・知識だとも思うけれど、



そこがわかったからといって、

『子どもを(また)産みたい・持ちたい』とか

『子育てって素晴らしいんだな。子どものいる暮らしって素敵だな』という気持ちに皆がなるかというと、

そこはまた、まったく別なのではないかな。



少なくとも、

それなりに学んで情報を得て番組が言うように《現実を知って》、

辛い子育て期を乗り越え、もうおむつの替え方も忘れかけているくらいな私だけれど、

それでも、

来世では子どもは持ちたくない、

あの地獄には二度と行くものか、との気持ちは、いまだにぬぐいきれないし、


今の日本で女性に無邪気に「子どもっていいよ〜♪」とは言えない、という思いがあります。



番組がテーマにしていた【『ニッポン』の子育ての非常事態】の

本質的な救いにつながるものは、科学の知見とは別にあるような気がする。




ひとつのテレビ番組に、私が求めすぎなのかな。



2002年に放映されたNHKスペシャル「叫び」は、インパクト大だったよ。



当時幼児を育てていた私にも育児支援の活動仲間にも大きく響いて、

録画して、皆で何度も見た番組。



「この視点を、母親の育児支援の活動では欠かしたくないね」と

あの番組を見て、思ったよなあ


  ちなみにその活動は細々と続いています。私にとって、Wen-Doとは別の、ボランタリーな活動です。

  『自分をみつけるママの会 Snigel m.』



「叫び」みたいな番組が、また見たいです。



なんだかんだ言っても、私はテレビはほとんどNHKしか見なくなっていて、

NHKに期待することをやめられないのでした…。



……………………………………………………………………………………………………
心の奥底で希求するものと出逢おう
「私にほんとうに要るものは?」(3/2 大阪)


当事者の解決力がもっと生きる!
こころと身体のつかいかた(3/3 大阪)



Wen-Do Japanの公式サイトはこちら


個人セッションについてはこちら 
……………………………………………………………………………………………………

[PR]
by selfdefence | 2016-02-03 22:27 | つれづれ

Wen-Do Japanの福多唯です。今のあなたの「これさえ言えれば…」は何ですか。本当の声をあげたそのとき、世界は変わる。


by selfdefence