連休の3日間は性暴力についての研修です。
研修で、やっと年末年始休暇ボケから心身がシャッキリしてきました^^;;
研修では性暴力被害者支援に特化した支援団体より講師がいらしてくださっていて、
活動実績やリアルなデータ、現状等を、たくさんご紹介いただけるので、
なるほどなあ…と思うことが多いです。
例えば、
そういう支援先には、
高校生以上の成人女性でかつ若めな人が、支援を求めて来所することが多いのかな?というと、
子ども:幼児、小学生を含む女児の被害での来所者も多い、という事実などなど。
それが数字(来所者数とその内訳)とともに紹介していただけるのでありがたいです。
また例えば、その場合の加害者は、
見知らぬ不審者ではなく、父親(実父や義父)が第1位…というところまでは
こうしたことを学ぶ人には良く知られているところなのだけど、
他にありがちな『知人加害者』についてもさらにデータがあり、
『同級生(例えば被害女児が小学生なら、加害男児も小学生)』や
『彼氏(小中学生でもしっかりデートDV有)』や
『近所のおじさん』も多い、
ということがはっきりと示されます。
そういうお話を聴いていると、寝耳に水なわけではないから大きな衝撃とかショックとかとは違うけど、
ああ、やっぱり…。
そうだろうなと思ってはいたけど、
本当にそうなんだ…。
みたいな気持ちになります。
《加害者も子どもです》というときの支援って、困難を極めるだろうな…。
今日はそのことに関連して、最後に講師に質問をしました。
その質問内容と回答内容の具体的なことは伏せますが、
講師は、具体的にどのようなケースがあって、
どのような対応をしたのかという事実のみを返答してくださいました。
『こういう原則にたって、こういう理念を大切にしています』みたいなことは
一言もおっしゃらなかったのだけど、
私にはそれがすご〜く良かった(^-^)
事実としては、これこれ、こういう状況があったので、こうしました、
というお返事を聞きながら、
私は
『なるほど! ということは要点はこれとこれだな』という聞き取り方をし、
そして、直後は
『ポイントが明確になって、質問をしてみて、良かった!』と思って、
講師にもそれをお伝えして帰宅してきました。
上記だけでも十分に有意義で満足な気持ちになっていたところに、
さらに数時間経ってみると…、ああ、そうか。
私の中でクリアになりきっていない部分が何だったのかということ、
だからこそ、私はあのような質問をしたのだな、ということがわかってきます。
どういう意味かというと、
たとえば、
学校で、40÷5=8 ということを習ったときに、
私が先生に「どうして40÷5が8になるのか、私にはわかりません」と質問をしたとして。
その時点で、私が、
【《その計算はいわばどんな概念で、どんなときに何を求めるためのものなのか》ということ自体を
私はわかっていないのだ】
ということを、わかっていたら、
きっと「式と答えだけを言われても、その計算式がどんな概念を含むのかが私にはわかりません」
などの言い方で聞けるはずなのですけど、
質問をする時点では
【自分がなにをわかっていないのかを、本当にはわかっていない】ことも多々あって、
適切な問いを立てること自体が実はけっこう難易度高い!みたいな面があります。
今回講師に質問をしてみて数時間経っての今の発見も、それに近い感じ。
私が質問をし、
「これがポイントなのだな」「これが大事ってことか」と
半ば勝手に聞き取って納得した部分というのは、
私が得たかったものがそこにあるがゆえでしょうから、
っていうことは、要するに、
実は私はここをわかっていなかったのね!、ということがわかちゃったのでした。
(それは、ある程度わかったつもりになっていた部分なので、自分でも軽く衝撃〜。
これがいわゆる『頭ではわかっていても、落とし込まれていない』という状態ですね…^^; )
自分が「全く知らない」ことを学ぶのは、
『私はそれについては知らない』という自覚が伴うので、ある意味簡単なのだけど、
自分が「わかっているつもりでも実はまだ本当にはわかっていない」ことを学ぶのは
無自覚なだけに、難しいです。
そこに気づくことのできる機会って貴重ですね!
自ら「わかりません」「教えてください」と教えをこわないかぎり、
ミスや失敗などの痛いきっかけでもないと、こうした機会は得がたいから、
これからも、わからないときには質問をするようにしよう♪(←結論がなんか軽くない?
明日も楽しみです。