こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。
10月2日に姫路の中学校のご依頼で、生徒さんと保護者のかたがたなど約500人のみなさまに
護身に関する講演をさせていただきました。
生徒会役員の生徒さんにもお手伝いをしていただけるとのお話だったので、
なるべく実技のデモを交えることに決めて、講演部分は護身の基本を抑える程度に。
私がWen-Doを通じて考えてきた護身の基本事項というのは、
・護身って、『どういうときに』『なんのために』『何をすること』か。
・それができるようになるために、必要なことは?
→それらは、どのようにしたら、身につけることができるか。
のあたりです。
ひとつひとつ、会場の生徒さんに問いかけをしながら進めてみたところ、
多くの生徒さんが手をあげて、積極的に答えてくださいました(^-^)
問いかけを使うと、私が意図しなかった言葉や表現で返答が来ることもあるのだけど、
それが思いがけないギフトとなって、
私が意図していた以上の展開にでき、とっても楽しかったです。
例えば、
護身術って、なんのためにすることだと思っていますか?
今皆さんに質問をさせていただいているのは、
皆さんに正解を答えて欲しいのではなくて、
皆さんが、護身術というものをどう考えているのかを私が知りたいためなので、
どんな考えでも、ぜひ聞かせてください(^-^)
と問いかけをはじめたら、
様々な返答の中に
『おばあちゃんをまもる』『みんなをまもる』などがありました。
なるほど〜!もうちょっと具体的に教えて。
どんな状況のときに、どんなことやどんな人から、どうやって守るイメージ?
聞いてみると、
脅されて財布やお金を取られそうになっている高齢女性とか、
誰かに取り囲まれて困っている友達など…を
脅す人や取り囲む人たちから護ることをイメージしているのがわかってきます(^-^)
厳密に考えたら、護身は自分自身を自分で護る術だから、
他者を守る のは、派生的な部分だな…とは思うけど、
答えてくれた生徒さんが、護身術を
『人を、悪意から守るもの』
『正義のために用いるもの』
などとして位置付けてくださっているのだろうな…ということはわかります(^-^)
こうした思いがけない返答は、
後から、
《暴力の加害者は、実は知人であることも多く、8割近くだと言われています》
という事実を紹介し
《人は、自分のしていることを悪いことだと思っていないことがあったり、
自分のほうが相手よりも正しいと思ってしまうことがあって、
そういうときに、悪意からではなくても、暴力を振るってしまうことがある》
という説明をわかりやすくできそうでありがたいなあ…(^-^)とチラチラ思いながら
受け答えから講演を展開させていくのが私は好き。
他にも、
護身ができるようになるために身につけておきたいこと、
絶対に必要だ!っていうものってなんだと思う?
と聞いてみたら、
・『メンタル!』
・『勇気』
・『強い気持ち』
・『知識』
・『練習』
いろんな表現が出てきました。 なるほど!!!(^-^)
ちなみに私が用意しておいた私なりの回答はふたつ。
赤い色にしたあたり=『自信』と、青い字にしたあたり=『情報』でした。
問いかけに対して意外な単語で意見を出してもらえるというやりとりが楽しくて、
そこに時間を使いすぎたかも(^^;;
みなさんに積極的に発言をして参加していただけて、とても嬉しかったです。
実技デモでは、生徒会役員の3人の生徒さんが壇上で手伝ってくださいました。
紹介した実技は、
・逃げにくい状況で、断りたい誘いを受けたらどう断るか。
・もし誘う相手が横から上腕や肩をぐいっと掴んできたら。
・後ろからガバッとこられたら。
・首に手をかけられたら?
ひとつひとつ、壇上でやってくださった生徒さん同士で効果を実感していただいたので、
今、やってみていかがでしたか?
体のどこがどうなったことで、どんな効果を感じたかを
見ていた皆さんに紹介していただけますか(^-^)
と依頼してみました(^-^)。
すると…
感想の語りの中に的確にポイントを入れてくれて、私からの解説が不要になるほどの理解力!
中学生ってすごいなあ!!
みなさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
* * * * *
中学校での講演の翌日は、姫路に私が行くという情報をキャッチして、
7〜8年前に一度Wen-Doを受講してくださった女性が、講座をお世話してくださいました。
現地でお世話してくださるかたがいらっしゃると、
私では絶対に講座にお誘いできない人が講座に足を運んでくださるわけで、
そのようにして、多くのかたにWen-Doを体験していただけるのが、ものすごくありがたいです。
観光にもご案内くださって、姫路を堪能しました〜☆
姫路城が池に映る撮影スポットは独力ではわからないですし、
書写山円教寺もひとりだったらわざわざは行かないかも(けど、ものすごく良かったー!)。
お忙しい中で多くの方に呼びかけて、講座を開催してくださって
2日間にわたりお世話になりました。
ありがとうございました。
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