2015年 03月 02日

丁寧な接し方がしんどいときと嬉しいとき

こんにちは。Wen-Do Japanの福多唯です。

2015年2月28日の土曜日に、9時から12時の3時間でWen-Doが行なわれました。
長野県松本市での講座です。

長野県は私にとってご縁がある土地で、
松本市内でのWen-Doを担当させていただくのは2度目。
長野県内でのWen-Doは7度目です。
 …数えてみると多いなあ!

今回の講座は主催が「そらいろのたね」さん。
共催は「きりりネットワーク」さんと「島立こども安全ネットワーク」さん。

30人近くの多くのお申し込みをいただきました。
これも主催・共催の皆様の日頃のご活動が充実なさっているからこそで、
本当にありがたく思います。

参加くださったかたも皆さん熱心で、
感想用紙にも(3時間のご参加の後でお疲れだというのに)ぎっしり書いてくださったかたが
たくさんいらっしゃいました。

その中に、
《丁寧に接してもらえたことが嬉しかった》というようなコメントが
いくつも見受けられました。


どのあたりを「丁寧」と感じてくださったのかは想像するしかないけれど、
《嬉しかった》と書いていただけたことが、とにかくとても嬉しいです。


私たちは指示されることや指導されることにはある程度慣れています。
『講座』であれば、一般的には、
参加する人は『教えられる側・指導を受ける側になる』ことをイメージして申し込みをなさるだろうとも思います。

そこには
『こういうときにはこうするのですよ』
『こういうやりかたはしてはいけません』
『あなたは気づいていないかもしれないけれど、
 あなたが気づくべきことは、まず、これについてですよ』
というような指示や指導が行われるのだろう…という、
漠然としたイメージもあらかじめあるかもしれません。


Wen-Doではそうした教え方をしないので、人によっては戸惑うかも…と思います。
戸惑うのではなく《嬉しかった》と書いてもらえたことが、私は嬉しかったのでした(^-^)


  *  *  *  *  *


かなり前のことです。私が講師業を正式には始めていなかった頃。
ある講座を受けに行きました。


その講座で、講師は最初に自己紹介をなさり、
「私のことは『ちあき(←実際はこの名前じゃなかったけど、ブログ記事にするにあたっての仮名です)』と、呼び捨てで呼んでくださいね」と言いました。
そして、
「皆さんも、私に何と呼ばれたいのかを教えてください」と。

もう、しょっぱなから衝撃でした。
私は勝手に、講師のことを○○先生と呼ぶつもりでいましたし、
講師は私を福多さんと(苗字プラスさん付けで)呼ぶだろう、と思っていました。

どう呼ばれたいか…なんて、それまでの人生で一度も、考えたことがなかった!!

どう呼ばれたいかを考えるのは、経験のない私には難題で、とても面倒くさくて、
「呼びたいように呼んでくれればそれでいいです」と思いました。
実際、自己紹介で自分の番が来たらそう言おうと思っていました。


それが、自己紹介が始まってみると…。
他の参加者さんたちが、
『私のことは××と呼んでください』
『今日のここでの名前は…▲▲りん、ってことで、よろしくお願いします♪』
などと言い始めるではないですか!!(笑)。
(その方たちのほとんどはリピーターさんでした)


講師を、『ちあき』と呼び捨てにすることも、
呼ばれたい名前を考えてそう呼んでくださいと皆にリクエストし、お互いにその関係性で講座時間を共に過ごすことも、
当時の私には、大きな試練のように思えました(笑)。


何度か講座内で、
私『○○先生』 講師「ちあきと呼んでくださいね」
私『ちあきさん』講師「ちあきと呼び捨てで呼んでいただけますか」
などのやりとりがあって(^^;;

修正・指示されることにイラっとしたり負担を感じたりもしていました。
(実際はリクエストされているだけなのを、
 私が勝手に『修正・指示されている』と感じていました)


試練は他にもあって、
「(唯さんは)どうしたいの?」といちいち聞かれるのもしんどかったし、
「(唯さんの)希望はどんどん言ってくださいね」と言われるのも面倒でした。


私は『教えてもらえること(与えてもらえるもの)』を『受け取り』に来たのだ!
とっとと教えろや!! 
なんで私が希望などをいちいち考えなきゃなんないの!
…みたいな(笑)。


今思うと、あの講座は《丁寧な接し方》を用いた講座だったなと思えます。
当時その場に身を置いた私には衝撃で、しんどくて、面倒くさくて、
なんだか落ち着きませんでした。


その後も、私が行く講座やワークショップは、なぜか常に、
そうした《丁寧な接し方》がベースになっているものが多く(笑)、
私も徐々に、その接し方の良さを受け入れ、実感できるようになり、
しんどくも面倒くさくもなくなっていき、
そうしてもらえることに心地よさを感じられるようになっていきました。


今では逆に、受講生や参加者の意向や希望を全く考慮せずに
一方的に『指示』し『与える』ばかりの講座だとげんなりしてしまって、
途中で退席するくらいです(^^;;


  *  *  *  *  *


丁寧に接してもらえることが面倒でしんどいと感じていた頃の私は、
他者に丁寧ではありませんでした。
「指示」はそこそこ、上手だったかもしれないけれど。


丁寧に、尊重してもらえる接し方をされたときに、
それを『嬉しい』と思える自分になれてから、やっと、
他者に丁寧に接するというのはどういうことかな…と
考えたり取り組んだりすることができるようになってきました。


だから、《丁寧に接してもらえたことが嬉しかった》と書いていただけて、嬉しいです。
嬉しかったと書いてくださった方からは、
きっと、
丁寧な接し方が広がり、他の人を嬉しくさせていくのだろうなと思えるので。


また、私自身がかつて、《尊重され、丁寧にされると、しんどかった》という思いがあるので、
私はWen-Doの受講生に接するときに、
私のその接し方が受講生をしんどくさせることがないように…という願いも持っていて、


どんな場面での、どんな事柄なら、しんどさを伴わずに受け取ってもらえるかなとか、
どんな言い方なら、しんどさを突きつけることなく、すんなりと受け入れてもらえるかなとか、
常時ごちゃごちゃ考えてるようなところがあります。
気にしすぎなのかもしれないけど。


例えば、
「あなたはどうしたいですか?」では、しんどくさせちゃうかなあ…と思うときには、

「ご希望とかは、何かありますか?」
「こうできたらいいなあ〜っていうのは何かありますか?」
など、言い方に変えてみるとか。
(問いの言葉を、
 『いいえ、特にありません』と答えたいときに答えやすい形に変えるほうが
 しんどさを突きつけずに済むような気がしています)


そういう私のごちゃごちゃが、功をそうしたのかどうかはわからないけれど、
嬉しかったと書いていただけて嬉しかったです。


Wen-Doが、嬉しさの広まる場になるといいな(^-^)


松本の皆様、ありがとうございました。


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by selfdefence | 2015-03-02 14:00 | 講座の御礼


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