つれづれ

良かれと思って、が、抑圧に転じるとき

Wen-Do Japanの福多唯です。こんにちは。


週末のセンター試験が終わりましたね。
きっと日本全国で、引きこもごもがあったのだろうな。
アクシデントがあった人もいらしたでしょうし、
風邪をひいていた人、お腹がいたかった人、怪我をしたばかりの人…などもいたことでしょう。


私の子どもたち(双子なので 達 です)も高校3年生。
センター前は、学校での、時間割上の体育の時間は、
《3年生は体育は受けても受けなくてもどちらでも良い》となるのだそうです(もちろん学校によると思うけど)。
理由は簡単で、怪我をしたら大変だから。


先週の月曜日(センター試験を5日後に控えての月曜日)の我が子は
「今日、体育の参加者が11人しかいなくって…」と帰宅しました。
バレーでは2チーム作れず、試合にもならない数です。
それでどうしたと言っていたかは忘れちゃったけど、何か工夫したらしい。

ふむ。そうか。
私の子は体育参加派なのね。(と思いながら)


   それにしても11人かぁ。そんなに少なくなっちゃうんだ?


「うん。親から体育はダメ、って言われる子もいるよ」


そうかあ。


2日後の水曜日の体育は8人だったかな?になり、
センター前日の金曜日の体育は、4人だったか5人だったか。
「人数少ないけど、(体育を)やりたい子だけが来てるから、めっちゃ楽しかった(^-^)」と話していました。


決して体育が得意でも好きでもない我が子。
それでも体育の授業に子どもがセンター前日まで出つづけた、というのは、
聞くとなんだか納得で、
よしよし♪ いいぞいいぞ♪ と思いました(笑)。


体育の出席が任意で良かったです。


もし、学校側から
「センター試験直前の3年生が体育の授業だなんてとんでもない!
 何かあったら大変だ。
 体育の時間は全員自習。体育はナシです」とされていたら、


体育は、したくても出来なくなってしまう。
そのことに異議を唱えようとするだけで、おそらくとても難しいことになってしまう。


それに、
体育をしたくない生徒、させたくない親のほうが圧倒的に多数派だというのが現実だから、
そこで、学校の方針で体育がなくなってしまっていたら、

この時期に体育をしたいと考える方がおかしいのか?と
我が子も、自分の感覚に自信が持ちきれなくなってしまっていたかもしれない。


さらに、もしかしたら、

『センター試験直前の3年生が体育の授業だなんてとんでもない!』という、他者のものだった感覚を、
「この人は私のために言ってくれている」
 →「私を思って助言をしてくれるこの人のことは信じよう」
  →「だから私もそのように思うことにしよう」とそのまま取り込んで、
異議を唱えたい気持ちすら自分の内側から抹殺し、
子ども自身がそう思い込むようになる可能性もあるわけで。


そう思い込むようになってしまったら、
今度は我が子が、
体育を続ける学校や続けたがる人達に対して
「なにそれ?!」「普通はやらないでしょ」「それおかしいよ」「常識的には…」との
斜めな視線を向けるようになる可能性だって、あるよなー…。


…と、子どもが話してくれた体育の件で、
妄想(?)が今回も広がってしまった。


『良かれと思っての助言や指導』や常識は
こうしてするすると抑圧へと転じていくのね。


自分がしたいこと(体育をする ということ)を選ぶ自由を手放すことなく、
センターの前日も体育の時間を堪能し、
生物でも揚げ物でも気にせずに好きなものを食べて、センター試験に臨んだ我が子は、
試験の結果には暗い顔をちょっぴり見せたけれど、


将来のために今したいことを控えるだなんてもったいないことをせずに、
普段通りの暮らしをして試験に臨んだことを
…たとえ思い出すことが一度もなくてもいいけど…
ずっと、どこかで、忘れないでいてほしい。


子どもにこうも純朴さとか真っ直ぐさを期待してしまう
私のその抑圧の芽をまずは摘めよ!という感じですが(笑)


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by selfdefence | 2015-01-19 20:48 | つれづれ

女性のためのセルフディフェンスWen-Do Japan代表福多唯です。本当の声をあげたそのとき、世界は変わる☆と信じて、女性の声とエンパワーのための研修・講習・講師養成をしています。


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