講座の御礼

気持ちをことばにするのは案外難しい(Wen-Do 岡崎講座のご報告)

こんにちは。
女性のためのセルフディフェンスWen-Doの福多唯です。

5月17日(土)に愛知県の岡崎市でWen-Doをしてきました。
子どもに簡単な護身術を教えたい、
子どもの生きる力を阻まずに子育てしたい、
そんなお気持ちで集まってくださった育児中のお母様たち、6人とご一緒しました。
プラス、3ヶ月の赤ちゃんも(*^^*) 可愛かった〜♪

主催してくださったのは個人のおかあさんです。
数年前に愛知県知多市でのWen-Doにご参加くださったことがきっかけでお友達になりました。
以前に大阪で開催された「我が子に護身術を教えたいママ用Wen-Do」に足を伸ばしてくださって、
今回岡崎でも!と世話人をしてくださいましたm(__)m

  岡崎講座についてはこちらにも書いています。


岡崎講座の内容の全てが大阪でやったものだと世話人さんにはつまらないかもしれないし(^^)/
上記のような主旨での講座だったため、通常のWen-Doには入ることのないワークも入れました。


そのひとつが、
「(抑圧的言動を受けたときの)子どもはどんな気持ちになるか考えてみよう」というものです。
(そしてそうした気持ちになるのは、どんなニーズが奪い取られたからなのかを考える…につなげます)

例えば、
「お前がいなくなって、お前の家族はみんなせいせいしてるんだ」
「うるさい! 黙れ!!」
と言われたら、どんな気持ちになるか?

配布資料(この記事に写真あり)には加害者サイドの上記のような抑圧的な暴言のセリフが6つ書いてあり、
参加の皆さんには、3人組になって、それぞれ意見を出し合いながら話していただきました。

このワークは私としてはさほど深い意味があって用意したつもりはなく、次の段階に進むためのものでした。
『そんな風に言われたら不安になるよね』とか『怖さもあるだろうね』などと気づくことが出来れば、
《不安や怖さっていうのは、安心安全を自分では持ち得ないとき、奪われてしまったたときの気持ちですよね》という風に、
どんなニーズが損なわれているのかを考える段階に進みやすくなるので。


ところが、そこで、ちょっと意外な展開が。

10分ほどグループで話し合っていただいてから「いかがでしたか」と尋ねてみたら、

『気持ちって…。出てこなかったです。考えてことばにするのが難しい、って思いました。
 そう言えば、こういうことを言われるときの子どもの気持ちって、
 普段あまり考えていなかったかもしれないな、と気づけたのは良かったんですけど、
 難しかったです』。


感動的なお返事でした(*^^*)


私が期待・予想した、
「怖くなる/不安になる/泣きたくなる/…etc.」みたいな言い回しで気持ちを言い表して
それで言えたと思い込んでしまうよりも、何百倍もステキで本質的で深い気づきだと私は思ったし、
それを、率直におっしゃっていただけたということにも感動しました。


ことばは、『明確に見えながらも実はあいまいさを許容する』ところがあり、
気持ちは、『あいまいに見えながらも実は限定的できっぱりとしている』ものだと私は思っています。


気持ちというのは曖昧で、だからことばにするのが難しいと思われがちだけど、それは逆な気がする。
その証拠に、私達は、会話をしていて、
「うわー。かなしーね〜」
『悲しいも悲しいけど、なんていうかさ、もう悲しいとかを通り越してたよ、あれは』
などと、言い換えをしたくなることがしょっちゅうです。

気持ちは、ぴったりのことばを求めている。
限定的で、唯一無二に近いもの。

よっぽどぴったりのことばで言語化されないと、
フィット感の不足を感じて「っていうか…」「むしろ…」と修正したくなったり、
『悲しいって言ってたから、慰めのつもりで かわいそうにね って言っただけなのに、
 そう言われて深く傷ついたとか言われて、もう、わけわかんないよ!』みたいな行き違いが生じたりします。


自分以外の人、大切な我が子の気持ちを推測してことばにする…という作業が難しく感じたとしても、
それは当然ですし、むしろそうであって欲しいよな、難しく感じてくれたなんて嬉しいな…と岡崎講座で思いました。


ただ、難しいのだとしても、《できなくて当然》としてしまうのではなく、
気持ちを考えてみて言語化しようとしてみるということを毎日積み重ねていくということ自体は、
これからも大事にしたいな。

回数を多くこなすことで『難しい」ことがだんだん『出来る』ことに変わっていきますし、
冒頭に書いたとおり、(暴力を受けたときの)気持ちの言語化は、
その暴力によって損なわれたニーズは何なのか?の言語化に私達を連れていってくれて、
それこそが、そのニーズを他者に奪わせない/取り戻すことにつながると思うから♪



岡崎の講座が終わって、名古屋に移動していたときに、
笠寺?の駅だったかな?
コンサート帰りっぽい大勢の人たちが電車に乗ってきました。

コンサート帰りか〜、と思ったとき
岡崎講座と関連して思い出していたのが、マイケル・ジャクソンさんの「This is it」の映画です。


マイケルさんが、スタッフとやりとりをするときや、
求める音色についてスタッフに何度もやりなおしをお願いしようとしていたシーンで、


『耳にこぶしを突っ込まれているみたいなんだ』

『急がないで。ゆっくり。ベッドから這い出るみたいに』

『余韻が必要なんだ。月の静寂のように』


などの言い方をしていらしたなぁ…と。


自分の感じること、
内側でたちおこってくるいろんなもの、
時に感情とか気持ちと呼ばれることのあるそうしたものを、
マイケルさんみたいな、命や呼吸を伴う言い方で表現できたらいいなあと思います。


写真は、岡崎講座のあと、世話人さんに連れていっていただいた
『みづこし』さんの八丁味噌煮込みうどんと味噌カツ♪ 
すんごく美味しかった〜〜!!! ありがとうございました。

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by selfdefence | 2014-05-22 15:30 | 講座の御礼

Wen-Do Japanの福多唯です。今のあなたの「これさえ言えれば…」は何ですか。本当の声をあげたそのとき、世界は変わる。


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