こんにちは。
アレクサンダー・テクニークとは何か?については、
上記京都校さんのページでご覧ください(^^)
【はじめての方へ】
そして私の感想は…というと、
ぜんっぜんわからなかったのですけど(爆)、すっごく楽しかった!
わからないというのは、
おっしゃっていることがわからないとか、
何に効果があるのかわからないとか、
「ホントかなあ?」と怪しく感じるとかいう意味ではなくて、
施術を受けてみても、身体にはピンと来ない感じというか、
言葉が出なくなってしまう感じ。
もうちょっと正確に言うと、
私なりに「あ、こんな感じかな」と感じられることもないわけではないのです。
ただ、それがあったとしても、
それは私の『習慣的な、馴染みのある感じ取りかた』からもたらされている実感らしいぞ…とWSの初期段階で思ったので、
私が感じたことを口にしてしまったとたんに、
アレクサンダー・テクニークが狙うところと私が
遠く離れてしまっているのかも…という感じがしてしまうんですね。
すると、実感を口にしようとしても、言葉がたちどころに消えてしまう感じ。
感じ 感じ と多いけど(笑)。
例えば、京都校の新海みどりさんが私に触れてくださったときのこと。
私の身体がほんの少〜しだけ、前方に傾くようにしてくださいました。
実際はそれは前方に傾いてはいないらしく、
もしも鏡で見たらその姿勢はほぼ直立に近いそうなのだけれど、
私の身体は後方に反りぎみな姿勢で立つクセがついているので、
私の実感(身体で感じられる感じ)としては
「前に傾いていてなんか変な感じ(違和感が大きい)」なのです。
私が前に傾いていて変な感じと感じているときに、
みどりさんが「太ももの筋肉は今どんな感じですか?」と尋ねてくださいました。
その瞬間の私の実感としては、
《普段より力が入ってがんばって上体を支えている感じ》でした。
でも、そう言ってみると、そうではなかった。
事実を反映しての正解(?)は『普段より太ももの筋肉はやわらかくなっている』のだそうです(実際、みどりさんの身体を触らせていただいたら確かにそうでした)。
「本当は上体は前に傾いてもいないし、
実はこのほうが、太ももの筋肉も、余計な緊張から解放されて柔らかくなっているん ですよ」とおしえていただいて、
それはそれで興味深くて「へえ〜〜!なるほど!!」と思うのですが、
(*2/26 今読み返して思ったことを追記します。
本来は、上記のようなことを上記のような言い方で
アレクサンダーの教師側から言うことはないのかも?と思います。
私はほんとーにわからなくて(笑)、私がそういう顔なのをみどりさんもご覧になっていたので、
現場では ああかな、こうかな、と、もっと多くのやりとりがありました。
上記はさまざまな視点でATを説明してくださる中でのほんのひとこまです。
読んだかたに『アライアンス京都校の教えかたってそうなんだな』との誤解がないように願ってます♪)
私が信頼してきた私の身体の実感が現実を反映しているものではなく
クセや習慣によって既に歪んでいるのだとしたら、
私は何を信じたらいいんだ??? みたいな感じにも包まれてしまうので、
拠り所を一気に失うというか、
言葉すら自由に使えなくなる、というか。
そんなわけでワークショップでは
「今どんな感じですか?」と聞かれるたびに何も言えなくなり、
「…わかりませんf^_^;」を連発してきたのですが
(だって〜、そういう状況下で私ができる唯一のことは
正直でいることだけだったんだもの 笑)、
その私に、講師もスタッフの皆さんも時間をかけて丁寧に接してくださいました。
アレクサンダー・テクニークへの愛情と情熱と信頼感をお持ちで、
アレクサンダー・テクニークの普及を願うからこそ
「わからない」を連発する受講生にも皆さんがあのように接することが出来るのかも、と思ったし、
丁寧に対応して教えていただけるという体験自体は心地良いので、
とっても楽しい2日間になりました。
なんていうんだろう。
学ぶ ということの価値って、「わかる」ことだけではないですね。
そして、
「アレクサンダー・テクニークを学ぶ」ということについては
今回のわたしはいまひとつだったかもしれないけれど(そんなに容易くわかるものではない、ということかもしれません)、
「アレクサンダー・テクニークのワークショップで学ぶ」ことなら沢山できました。
満足度高し♪
いやー。それにしても。
馴染みのあるやり方を手放すって、ものすご〜〜〜く大変。
私も、馴染みのあるやり方(暴力的な解決の仕方)を手放すということを
私なりに続けてここまで来ていて、
でも、やっとというか、所詮というか、未だにこの程度…、ってことも
自分でわかっているので(^^;;
馴染みのあるやり方を手放すってつくづく大変なことだ、と実感しています。
Wen-Doが女性と出会うとき、
私たちは、間接的にだけれど、女性がこれまでなじんできた世界観や
物の感じ方や考え方、対処方法に対して、
ある種の揺さぶりをかけていることは私も承知しているので、
その揺さぶりが、女性にとって暴力的にならず、
「馴染みのない方法だけど、ちょっと試してみてもいいかも?☆」という希望と共に
Wen-Doの提案を受け取っていただけるようなものであり続けるよう、
伝え方や方法については繊細でありたいなと改めて思いました。
アレクサンダー・アライアンス・インターナショナル・京都校では
来年もこの時期に「セルフケア」のWSを開催できればとおっしゃっていました。
私はとっても良い時間が過ごせました。
来年参加したいかたはこちらをチェックなさると良いかも♪ です。
アレクサンダー・アライアンス・インターナショナル・京都校
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