セキュリティ・防災

宅配便を装う不審な来訪者への対応

宅配便業者を装って、独り暮らしの女性を襲うケースがあると聞きました。そんな場合はどうすればいいですか?

A.
 宅配便に限らないのですが、女性が独り暮らしをしていて、来訪者に気をつけたいときには、

 来訪者が「ピンポーン」などと玄関口にやってきたときに、
 「あ、いいよ、アキラくん、私が出るよー」とか
 「あ、ごめーん、私出るから、ちょっとヤカン見ててくれる?!」など、
 あたかも部屋に誰かがいるかのような独り言を言ってから、
 ドア向うの相手に対応するという方法があります。
 もちろん、多くの人が使っているように、ドアチェーンを使うクセをつけるとより良いですね。

 …という方法を、なんかバカバカしいと思ってる人いませんか(笑)?
 それは私です^^;;


単なるマニュアルとしてこの方法を知ったときは、そう思いました。


でも、私も実際、この方法を使ってみたことがあります。


   *  *  *

私はマンションに住んでいます。


近所のアパートやマンションが、空き巣に入られていた時期がありました
(*マンションは、一度大きな玄関から建物に入れば一軒家よりも犯行が目立ちにくいので、
  狙われやすいと聞いたことがあります)。


ある日、平日の日中、ピンポーン♪と来訪者が。

私の住むマンションは、1階の大きな玄関がオートロックになっていて、
鍵を持たない人(住民以外)は一応入れない造りです。

だから、通常お客様や宅配便業者さんが来るときは、
1階のオートロックの訪問ボタンを鳴らした音がします。


その日のその時の音は、オートロックの訪問ボタン音ではありませんでした。


ピンポーンは、門扉や玄関口のベルの音。


この音がするとしたら、玄関口まで来ている人は、
マンションの住民か、管理人さん、
インターフォンのオートロックは管理人さんに開けてもらったけれど家の鍵を持たないわが子、
あとは月に一度の新聞の集金の人。

限られています。
 
「誰やろ?」と思いながら、インターフォンで対応しました。
(インターフォンは1階のオートロック前まで来ている人とも、
 玄関口まで来ている人とも、どちらとも、会話ができます)


「お届けものです」と言われました。


時折、マンション内の複数の家に届けものがある場合、
他のお部屋の住人にオートロックを解除してもらって、マンション内に入った宅配便業者さんが、
玄関口まで来てからピンポーンとすることはあるのだけど、


佐川急便なら「こんにちは。佐川でーす」、
クロネコヤマトなら「ヤマト便でーす」…と、


業者さんは必ず名乗ります。
(全国でどこもそうなのかはわからないのだけれど、
 うちのマンションに出入りなさる担当のかたは、皆さんそうです)


ただ単に「お届けものです」という言い方をする業者は、実際はうちには来たことがない。
だから直感的に変だなと思いました。


それに、宅配便の業者さんって、回るルートが決まっているから、

佐川さんならこの時間帯…など、来る時間帯にも特徴があります。必ずとは言えないけど。


平日のその時間帯に荷物が届くことは滅多にありません。
(差出人が時間指定しているときは別だけど、時間指定をしてくれた人とは、
 事前に、何月何日の何時頃に届くようにしてある、とやりとりしてあることが多いです)


なんとなく、イヤな感じがしたので、ダメで元々と思って、冒頭の方法を使ってみました。


玄関口に行きながら、

「あ、大丈夫大丈夫。宅配の人だから、まだゆっくりしていって。ちょっとごめんね」

お客さんが来ているようなことを、ドア向うの相手にも聞こえるように言ってみました。


加えてドア向うの相手には「すみませーん、ちょっーとお待ちくださいね〜。印鑑出します〜」と大声で伝え、
すぐにはドアを開けず、時間を稼ぎました。


その間けっこうドキドキしました。私なりの準備もしました(^^)。


30秒くらいしてから、
心の準備とドアチェーンをして、慎重にドアを開けてみたら…


誰もいない。荷物もない。


気持ち悪かった〜〜。
一体、誰が、何の目的ですぐそこまで来ていたんだろう?



単なるピンポンダッシュ的ないたずらの可能性も、あると思います。


…とか色々想像すると、


自分のしたことって大げさだったかな?と、
ぐらついちゃう方も少なくないのではないかなと思うのですが、


大事なのは、
相手が本当に悪意を持った人物なのかどうかを的確に判断することではなく、


「おかしくない?」と思ったときに、
その事態に自分が備えて、自分が力を発揮しやすい状況や時間をつくる、
そのための準備をする自分を『それでいいんだよ』と自分で応援してサポートすること。です。


準備をするため、という意味でなら、
家に誰かがいるふりをする、というこの方法は、自分に多いに助けになります♪
(ま、ちょっと気恥ずかしいところはあるけど…)


お金もかからないし、護身術の講座に行かなくてもできます(笑)。
使って損はないので、思い出す場面にもしも遭遇したら、ぜひ。



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by selfdefence | 2006-07-15 16:48 | セキュリティ・防災

Wen-Doマスターインストラクター、福多唯のブログです。本当の声をあげたそのとき、世界は変わる☆


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