女性のためのセルフディフェンスWen-Do
インストラクターの福多唯です。
ある署名サイトから署名のお知らせが来ました。
モルディブ共和国大統領宛の署名で、
15歳の少女に対する適切な保護や支援と、酷い刑罰の法改正を求めるものです。
http://www.avaaz.org/jp/maldives_global/?tQguEcb
実はこの記事↑、ちょっと何のための署名なのかがわかりにくいかもしれません。
それに、この記事の解説だけ読むと、
「この少女が過去に無惨な目にあったのだとしても、それはそれ、で、
今回有罪とされた件が白だとか冤罪だとか、そういう話じゃないんでしょ?」と
読んでしまう方もいらっしゃるかも。
でもさ…、どんな経緯があったとしても、その子が何をしたのだとしても、
・15歳という年齢の人物に対して、
・公開での
・むちうち100回
などという刑罰が許されていいわけないじゃん、と思う。
その当たり前の、シンプルな感覚が覆い隠されてしまったり、
女児や女性が偏ってこうした刑罰を受けやすい背景には、
女性や女児への差別的・偏見があったり(同じことをしても女性や女児だけ裁かれる)
女性が性に対して主体的になることを「不貞」とする道徳?観があったりするのでしょうが、
今回は、それを前に出して論じすぎると、大事な部分が見えにくくなることもあるような。
こういうことはつくづく、難しいな。
薄皮を一枚ずつ重ねていくような取り組みで厚みを増していくしかないんだろうな。
もう少し、この問題についての署名の「意義」を整理したいかたには
こちらもおすすめです。
モルディブ: 政府は15歳の少女を保護 (アムネスティ):
http://www.amnesty.or.jp/get-involved/ua/ua/2013ua055.html