女性のためのセルフディフェンスWen-Do マスターインストラクターの福多唯です。
*この記事は2013年に最初に書きました。
今、全く外での仕事がないので(大丈夫か、私の生活…)、
整体の稽古メニューのひとつ(??)でもある『禁糖』にチャレンジしています。
禁糖とは、《砂糖》と《アルコール》と《コーヒー》を2週間程度断つこと。
身体をリセット・調整するためのもの、…と聞いています。
(本当は、スタートや終了には、整体的な判断方法があります。
とにかく打合せも食事予定も出張もデートも何もないこの時期。
あとは実家への帰省さえしなければ、自分で作った食事だけで過ごせる!(←ただの親不孝か)
この期間を逃してはならん!と思いました。
禁糖を始めるなら、
特に基本となる、醤油や味噌、酢に、アルコール(酒精)や糖類が添加されていないかどうか。
私はアルコールはダメな体質で、アルコール消毒で肌が赤くなります。
特に飲んだり食べたりがダメで喘息発作が出てしまうため、
自宅の醤油や酢がそのまま使えました☆
一般的にはここはひとつのハードルになりそう?!
特に醤油と味噌。アルコールや糖分入りの商品のほうが今は種類も価格帯も豊富なので。
買い直さなきゃ…という方も多いかもしれません。
コーヒーを断つのは辛そうだけれど、これはまあわかりやすいし、なんとかなるでしょう(と思える)。
コーヒーについては、
禁糖の時には紅茶や緑茶(カフェインを含むもの)も絶つ人もいれば
「不思議なことにダメなのはコーヒーだけなんだよね」と話す人も。
正誤を軸とする価値観自体が、整体的ではないから。
『ま、やってみればそこも自分でわかるようになるだろう♪』というノリで、
一年目はコーヒーだけを、ノンカフェインも含めて全てたちました。
取り組み2年目では、数日間緑茶も断ってみたり。紅茶も断ってみたり。
最難関は、砂糖断ち。
ハチミツとかメープルシロップとか。
●人工甘味料の使われている食品もとりません
*羅漢果についてご質問をいただきました。
あのカラカラになった殻みたいなのを自分で煮出してその液体を使うのなら、
玉ねぎをあめ色になるまで炒めて甘味として料理に使うのと同じ気がするのでOKかも。
でも、商品としての『羅漢果シュガー』などには私は手を出さないです。
上記は全て、そうしろと教わったわけではなく、私なりの設定枠です。
●米や芋類や小麦粉は、私は普通に食べています。
そこまで無理矢理断つのは却って不自然な気もするのと(旬のものは特に)、
何より一番私にとって大事な理由は《そこまでしたいわけではない(笑)》から。
厳密に禁糖をなさるかたは、果物や白米、芋類も断つらしいです。すごいなー!
参考に、甲野さんの禁糖についてのTogetterがあります(クリックで表示)。
●あきらかに甘い和菓子・洋菓子はもちろん断ちます。
●加工食品は禁糖期間中は食べません。
一度「たらこやいくらならいいだろう♪」と買おうとしてしまったことがあります(笑)。
糖分が添加されているのだとそのときにはっきりと意識して、目が覚めました。
そうだよね…。天然であの味のわけはないよね…。
それを意識せずに40代を迎えていた自分に軽くショック(笑)
●お総菜も買いません。レトルトもNG。
●コンビニのおにぎりもたいていNG。
→パン粉でフライをするなら自分でパン粉作りから(^-^)
(は、面倒なので、私は小麦粉をはたいてソテーとか、天ぷらでしのぎますけど…)
●合わせ調味料はほぼ使えません。
その他の合わせ調味料になれば当然と言えば当然だけれど。
ソースやたれ・ドレッシング類、ケチャップ、中華系調味料、土佐酢、三杯酢、ポン酢、めんつゆ、だし…。
●外食もしません。
「禁糖中は、塩と醤油と味噌しか味付けに使えないってこと?」な気持ちになってきて、
最初(1年目)はちょっと…かなり…? 不便です ^^;;
(実際はそんなことはなくて、かつおやごま、干しエビ、貝柱、青のり、ごま油やラー油、
スパイスやハーブなどで風味づけもできます。
ナンプラー、バルサミコ酢、上質なりんご酢、私の居住地あたりでは「いしり(いしる)」などもいい感じ。
えびせんにも砂糖が入っています。これも、初回の1年目は衝撃を受けました(笑)。
●ポテチはうすしおなら大丈夫なものもあります(*ダメなのものの方が多いです。必ず材料をご覧ください)。
●梅干は、『農家の◎◎さんが作った…』みたいな品で、塩と赤じそだけで作られているものなら大丈夫。
その紫蘇で作られた《ゆかり》もOK。
お手頃価格で流通している梅干やゆかりはNGのが多いです。
●意外だったのは、
ドライフルーツミックスにも砂糖が添加されていると知ったり
塩昆布やおぼろ昆布にも糖分や人工甘味料が入っているんだなあ…と
高級な(?)品には、糖分が添加されていないものが見つけやすいです。
何に砂糖が添加されているかなんて全く意識せずに生きてきたよー。
世界中を支配する砂糖、おそるべし。
読むと大変そうに思えるかもしれませんが、
* * * * *
3〜4日程で、身体の変化を感じはじめるかと思います。
特に目覚めが良く、日中もぼーっとしません。眠くならない。
コーヒーがなくてもスッキリです=コーヒーがさほど欲しくなりません。
見た目にも変化が。
そうして5日〜10日ほどたつと…。
身体が禁糖の食事に慣れ、とーってもスッキリ。
甘いものが全く欲しくならない…と言うとそれはちょっと誇張が入るけど、
禁糖ゆえにこのようにスッキリしたのだ、と自分でわかっているから、
糖分の添加された食品を食べたいとは思えなくなる。
このすっきり感を崩したくない! という感覚になります。
それに、スッキリ感を保つためなら、多少の手間も面倒ではなくなります。
以前はベーコン、ハム、ちくわやはんぺんなど練り物などの加工品、カップ入りのもずく…などを、
上手く取り入れて、
時短調理や合理的な暮らしをしている、と思っていました。自分のことを。
けど、それで短縮できる時間は実はほんのわずかだとわかったし、
多少の時間と手間をかけてでも、添加されているものが避けられるのならそのほうが体が快適!と、
調理に対しても腰の重さがなくなりました(身体的なスッキリ感もあるので、比喩じゃなくて本当に)。
それと、後で気づいたのですけど、
買物の時間が大幅削減される(加工品コーナーを一切見て回らなくなる)ので、
調理に時間が多少かかるようになっても、生活での全体的にはトントンです。
鶏のムネ肉を丸ごとゆでたり蒸したりしておいて、
それを包丁でスライスすれば、ハム的に使えるし(3日くらいは全然平気です)、
薄切りの豚バラ肉をフライパンでじっくり焼いて、
塩胡椒を効かせてカリカリにしておけば、Oh! なんちゃってベーコン♪
(バラや肩ロースなど、塊肉に多めの塩を刷り込ませて、
キッチンペーパーで水分を取りながら保管し、その後焼くのもいいです。)
今はもう忘れちゃったので禁糖期間中もやらなかったけれど、
インスタントに茶葉で薫製を作る手軽な方法というのがありまして(ググると多分どこかに乗ってます)、
そんな工夫もすると、もっと色々な食材が楽しく多様に食べられると思います。
《後からの付け足し》
私のお気に入りは、「紅茶豚」。
紅茶で豚肉の塊を30分ほど茹でてから用意したつけ汁に浸すという簡単メニュー。
つけ汁はぶっちゃけ何でもOKです。アルコールと糖がなければ。
私が必ず使うのは醤油と酢(それぞれ1:1でほぼ同量)。
あとはたまねぎとか長ねぎとか生姜とか、りんごとか、にんにくとか、お好みで。
茹でた肉をビニール袋に入れて、そこに調味料を入れ(少量で足りるよ)、
袋を(おおまかに)真空状にするように結んでおしまい☆
焼豚みたいにスライスしたりダイスにしたりして使います。
禁糖の食事に慣れてしまえば、
調理についてはさほど大変とは感じなくなるように思います。
**禁糖期間を終えてみて どうなったか**
砂糖が添加されているものが、ひとくち目でわかる。
塩味を引き立てるために砂糖が使われているんだろうな、も、なんとなくわかるし、蒲鉾を食べても甘い(笑)。
「なんか妙に甘いな〜」と感じることが増えたのと、
旅行でも出張でも、おにぎりを作って持っていける時はそうするようになりました。
『自分がそのときに求める食べ物』と完璧にフィットしなくても大きく外れることもないから、
行った先であれこれ考えたり店を探したりしなくてもいいし、