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講座の御礼

京都 Wen-Do T-Basic講座のご報告とお礼

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。

京都で開催した、H24年4月29日と30日でのT-Basic講座が無事に終了しました。


開催実現に至るまでに、多くの方々に応援していただきました。
メール案内をお知り合いにご転送いただいたり、
Twitterで講座についてつぶやいたり、リツイートしていただいたり。

ブログやイベント掲示板等をお持ちのかたにはご掲載をいただきましたし、
紙のチラシ配布や配置をお手伝いくださった方々もいらっしゃいました。


そして何よりも、お申込み&ご参加くださった女性たちの
ご決断と勇気に、心から感謝しています。

皆様、ほんとうにありがとうございました。


京都での講座には5人の女性にご参加いただき、私を含め6人でした。
私は少人数講座が大好き♡

おひとりおひとりと関わらせていただける時間が増えますし、
お名前と顔もしっかり覚えられますし(数年経っちゃうと思い出しにくくなることはあるけど)、
「この方は事前に、ご病気があるとご連絡くださったかただったな」
「この人はどうやら腰をかばいながら動いているご様子…」など
安全面についても配慮しやすくなるからです。


「T-Basicははじめてではないし、前回けっこう見直して資料を作っておいたから…」
とのたるんだ気持ちがあって、資料準備に着手したのが講座6日前(^^;
見るとやはり直しの必要を感じてワタワタと直すことに。(次回はもっと早めにやろう、私)
(*写真以下にもこの記事は続きます)


京都 Wen-Do T-Basic講座のご報告とお礼_e0024978_12545322.jpg



今回の京都講座は、理想とされるT-Basicに対して3時間ほど時間が短めです。
そういった場合に何を省くかは、担当インストラクターの判断でその都度変わります。

私は今回、「親密な間柄での暴力について」「性暴力について」「ストーキングやハラスメントについて」は、資料のみとして、講座時間内での詳しいディスカッション(レクチャー+意見・情報交換の時間)を省きました。


Wen-Doに期待されるのは、やはり身体的なスキルと、
どのようにしたらそれをできる自分にモードチェンジしていけるか、の辺り。
あとは、
急所についての情報と、サクセスストーリーのご紹介がWen-Doの特徴なので、そこもしっかりと☆



京都Wen-Doのおおまかな流れは以下の通りです。

《1日目》***********************************************************
・Wen-Doについて
    Wen-Doの歴史、今回の講座概要
    Wen-Do誕生のいきさつとWen-Doの理念
・全員でチェックイン&自己紹介
・Wen-Doが目指すゴール「《なにか》をつかむ!」
・護身行動やWen-Doのスキルをより効果的にするための、必須4要素について
    「おやり大丈夫!」
・安全な講座にするために

・準備体操
・基本手技 3種類
・キック  3種類
・攻撃をかわすためのブロック
□休憩□
・これまでに習った技の復習
・人体の急所と、Wen-Doスキルでのダメージについて
・ソフトWen-DoとハードWen-Doについて
・基本手技 追加4種
・ひじ打ち
・手を捕まれたらどうするか
    口頭対応 2種
    片手で片手を掴まれた場合
    両手で片手を掴まれた場合
    両手で両手を掴まれた場合
・首に手をかけられたらどうするか
    前からの場合
    後ろからの場合
・武器対応についての考え方
    恋人から武器で脅されかけて無事に切り抜けた女性の話
・整理体操
・宿題(配布資料を一読する、「護身の知恵を共有する」のページに書き込みをする)


《2日目》***********************************************************
・チェックイン&初日内容・配布資料についての質問や疑問、感想
・護身の知恵を共有するための意見&情報交換
・準備体操
・初日の技の復習(2動作をつなげてみる)

・寝室への侵入者に対応する
    (1)飲み会後にそのまま泊めた友人が寝室に来たら?
    (2)知らない人物が寝室に来たら?
        a.気づいたらドア付近にいた場合
        b.気づいたら布団/ベッド付近にいた場合
・加害者が身体の上に乗ってきたら
    (1)仰向け状態で相手が上に乗ってきたときに何ができるか
    (2)両手を押さえつけられたらどうするか(ぶっとび)
    (3)相手が身体を密着させてきたらどうするか(丸太返し)
    (4)うつぶせ状態で相手が背中に乗ってきたら(バランス崩し)

・ナイフ対応の基礎
    口頭で対応する
    身近にあるものを使う
    相手がナイフを振り降ろしてきたら
    相手がナイフを突き出してきたら

・首に手をかけられたら場合の外し方の復習
・別の方法で首に手をかけられた場合(2種)

・身近な人にどの程度/範囲でWen-Doを伝えてもOKか

□昼食休憩□

・動作や技の復習
・マットを使っての実習(手技7種、キック、ひじうち)
・もし路上で、不意に誰かが来たらどうするか
    例えば15年前に別れた元夫が「随分探したよ」といきなり肩を抱いてきたら
    どんな言葉・声なら出せるか
    助けを求めるならどのように言うか
    反撃時のポイント
    相手からの離れ方の動作のコツ
・技の総復習

□休憩□

・Wen-Do T-Basicコースだけのスペシャルワーク
・相手が複数の場合
・整理体操
・振り返りとわかちあい
・アンケート用紙への記入
     
 *質疑応答とサクセスストーリーの紹介はその都度入れていきます


   *   *   *   *   *

上記内容の京都Wen-Do講座について、受講の女性からどんなお声をいただいたかというと…。


◎ひとつひとつの技を振り返る時間と意見交換の時間等が充分にあって、
 短時間講座よりも身に付いた。

◎Basic用スペシャルワークがとてもスッキリしました。マットを使った実習もよかった。

◎わかりにくいところも、Basic講座では時間があると思うと質問しやすいので、
 わたしのように質問を遠慮しがちな人には長時間講座はよかったです。

◎事前対応や案内から心遣いがあり、当日も安全で、安心して練習できました。

◎いろいろと意見がわかれるようなテーマについてもWen-Doの基本理念に戻って、
 女性が合意しひとつになれるところをきちんと確認できる進行がいいなと思いました。

◎Wen-Doの精神には励まされます。
 身体を動かし、声を出し、他の女性たちとつながれるというのは、すてきな経験だと思います。


皆様のご感想を拝見していて、私がWen-Doに参加するときと極めて近い思いを
皆さんが感じていてくださったのだなあと、嬉しくなりました。


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 講座の収支は以下の感じです(超ざっくりと)。

 収入:10万円(参加者5人。
         おひとりは3度目のリピート特別受講費。
         おひとりは2日目のみ参加)

 支出:6万6200円
   会 場 費  20200円(ウィングス京都)
   交通・通信費 18000円(金沢-京都と現地交通費、チラシ送料など)
   宿泊滞在費  15000円(2泊3日)
   講習用事務費  8000円(インク、紙、実技用材料など)
   告知広報費   5000円(協力お礼など)

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楽しかったー!!  

受講の皆様には後日記念写真をメールしますね♪


*写真は京都で食べた、メッチャ抹茶味だったシュークリームw
京都 Wen-Do T-Basic講座のご報告とお礼_e0024978_133064.jpg

by selfdefence | 2012-05-02 13:03 | 講座の御礼

ふくだゆいです。自己表現や思考スキル、日本語の講師です。20年以上前のある日、声をあげたら、『蓋』が開いたんです。びっくりでした。蓋の存在にすら気づいていなかったので。以来、困ったときには探すようになりました。どんな声でどんな蓋を外したらいいのだろう?と。基本閉じていてひとりの時間が好きな私でも、声探しに助けが欲しくなることがあります。声探しの場を求める人と繋がれたら嬉しいです。


by selfdefence