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サクセス・ストーリー!

『誰が何と言おうと』

こんにちは。Wen-Doインストラクターの福多唯です。

先日ネットサーフィン中に、下記サイトの記事が偶然目に止まりました。

『記事タイトル:誰が何と言おうと』
http://sparkleallday.wordpress.com/2012/01/21/so-much-bullshit-but-we-wont-give-in/


読んでみて、とっても興味深かったので、
私自身が記憶にとどめたい思いもあり、訳して掲載してみました。

*私の英語力は超ブロークンです。決して正確ではありません(と思う)。
 なので、『伝え聞いたサクセスストーリーのひとつ』くらいに受け止めていただけたらと願っています。
 上記記事の正確な訳文とはなっていないかもしれません。
 割引いていただけたら幸いです。


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昨夜、私は路上で、行きずりの知らない人を殴りました。
こんなことは、私の人生ではじめてです。


私のガールフレンド(恋人)と私は、ハーバード通りを歩いていました。
オールストンでも交通量の激しいメインストリートとして知られているところです。その夜パーティがあって、家に帰るために15分ほど歩いた頃だったでしょうか。


コモンウェルスとブライトンとの間に差し掛かったところで、3人の、…たまたま居合わせただけなのか顔見知りなのかは判別できませんでしたが…3人の男が、なんやかんやと声をかけてきました。
女性ならわかると思いますし、レズビアンカップルには特にありがちなアレです。
「やあ、ベイビー」とか「おねえちゃんたち、今夜僕と寝ない?」だとか。
手をつないで歩いていた私達ふたりの気をひくために、時には大きな奇声を交えながら、そんな言葉をかけてきました。


私達がそのまま歩いて次の角に進むと、さきほどとは別の、イヤなカンジの男が何か言ってきました。
それがどんな言葉だったのかは覚えていません。ただ、直感的にさっきと同類の無礼な声かけと大差ないと感じ、サッとそいつの方を向いてガツンと一発お見舞いしました。


男にとっては正に不意打ちだったようで、彼の顔の表情は驚きと怒りと困惑でみるみるいっぱいに。
さきほどの甘ったるい声かけとは打って変わって、私達に罵声をあげ始めました。
「てめえ! このレズ女が! ふざけんじゃねえぞ!!」


飲み屋からほんのわずかな場所での出来事だったので、外にいた人もいて、皆が私達をまじまじと見ていました。視線を感じながら、私はミシェル(*福多註:恋人の女性かな?)に手をひかれて道路をさっと渡り、反対側へ。


私達は凶暴な罵声と突き刺さるような視線を背中中に感じながら、とにかく別の通りに出るまでガンガン歩きました。


「覚えてろよ! レズ女め!!」。

声は徐々に小さくなるとはいえ、その声は私達を追いかけてきて、私達はそれに今にもからめとられそうで、怖くて怖くて、泣きじゃくりながら歩きました。


私は大人しいタイプではないかもしれません。でもそれまで一度も人を殴ったことなんてないし、暴力よりも平和を、と信じて生きてきました。でも男の言葉は、明らかに私達に投げつけられた無礼なもので、そのことにあの瞬間、私の堪忍袋の尾が切れてしまったのでした。


23年間、女として生きてきました。また、ここ2年は、私自身オールストンから外れた存在でもありました。私が女であることや、私の恋愛がこうなのは、私にもどうしようもありません。世間でそれがどんなに劣った存在だと下に見られても、私はただその事実を受け入れて、忍耐強く、そのまま進むしかなかった。


男が、男だというだけで、路上であのように粗暴に振る舞う権利があると許してしまうような社会は、私は違うと思うし、私達女が、ああした態度を微笑みで受け流すようなことをしてしまうのも違うと思うのです。


それにしても、私が恋人と手をつないで歩いていただけのときの最初の声かけと、私が男の方に向いて反撃してからの私への言葉が、あれほど豹変するっていうのも、なんだかなぁ…。

あの男たちは、女もレズビアンも、人として見てないんだな、と。あの男たちは、私達を『おねえちゃん』とか『レズ女』とか、あの人たちが見たいように見ているんだなと感じざるを得ませんでした。

あの男が私の対応にどれほどショックを受けたのか、私には想像はつきません。
もし、彼が、もう少し路上で彼の言動が女性を脅えさせることについて自覚と用心深さを持っていたなら…、あるいは逆に、女性を傷つけることにもっと強い衝動を抱いていたなら、私は、私のしたことで、あのあとどうなっていたのかな…と頭をよぎります。

飲み屋の外で私達を見ていた人びとは、女が男を殴ったことや、その後あの通りに響き渡った騒ぎについて、一体どんな印象を持ったんだろう…とも思います。


この体験をこうして書いたのは、女の皆に事例を提供したかったからです。
私達女は、貶められる扱いを受けて沈黙するべきではないと私は思う。


この体験をこうして書いたのは、男性の友達や仲間たちに、毎日のように起こる路上でのこうした出来事は、人々の不安を招くものだということと、それをやめることが男性には出来るし、男性こそがそれをやめない限り、なくならないのだと気づいて欲しいからです。


私がこの体験をこうして書いたのは、一連の出来事は私の気を動転させはしたけれども、でも、私はレイプカルチャー(*性差別や性暴力等を助長する社会構造や認識)に全身で果敢に立ち向かい、こうして声をあげることで、自分自身の力をまた再び信じられるようになった、それを書き記したかったからです。


あの夜あのあと、私は心底大好きな恋人と無事に家に辿り着くことが出来ました。社会がどんなに私達の関係に怪訝な顔をしようと、私は自分のために立ち上がる力があると、今回のことではっきりわかりました。
イヤな体験なのはもちろんだけれど、この話が、誰かにとっての何らかのきっかけになったり、誰かの心に届いたら…と願っています。


これを読んでくださってありがとうございます。
人は皆誰もが、同じ人間なんだということを、忘れずにいたいと思います。


元の英文は以下より。
http://sparkleallday.wordpress.com/2012/01/21/so-much-bullshit-but-we-wont-give-in/
by selfdefence | 2012-01-26 22:08 | サクセス・ストーリー!

ふくだゆいです。自己表現や思考スキル、日本語の講師です。20年以上前のある日、声をあげたら、『蓋』が開いたんです。びっくりでした。蓋の存在にすら気づいていなかったので。以来、困ったときには探すようになりました。どんな声でどんな蓋を外したらいいのだろう?と。基本閉じていてひとりの時間が好きな私でも、声探しに助けが欲しくなることがあります。声探しの場を求める人と繋がれたら嬉しいです。


by selfdefence