つれづれ

デートDV

こんにちは。Wen-Doの福多唯です。


この数日間で、「Wen-Doの活動にチャレンジしてみたい」という方から
数件お問い合わせをいただきました。

私のつぶやきとかメールマガジンとかこのブログって、
きっと、インターネット界の中において、
ありんこ程度かそれにも及ばないくらいの存在というか(^^;
正直言って、そんなに多数の方々がご覧になっているわけではないと思っていますが、

それでも、そのようなご連絡やご反応をいただけるということは、
ご覧になってくださっている方々は、本当に関心を持ってご覧になってくださっているのだなあと、
なんだか、とても嬉しい気持ちです。


  * * * * * 


さて、既に終了したのですが、先週末に群馬県は前橋市での、デートDVを予防するための、
支援職等に関わられる方々向けの研修を担当させていただきました。
そのため、私にとってもこのお仕事は、
改めて、デートDVについて、深く考えたり学び直したりする機会となりました。


私は40歳を過ぎていて、既婚者なので、
デートDVについて考えようとするときには、
・身の回りの、比較的若い世代の方々にお話を伺う   か、
・自分自身の独身時代の恋愛について思い出してみる  かのどちらかになります。


そして『若い世代の方々にお話を伺う』方法を採用したいのは山々なのですが、
現実に、何十人も、独身の友人がいるわけでもなく。
すると、ど〜〜しても、自分の過去を振り返らざるを得ません。
うん。ちょっと、かなり、イヤですけど、
仕事ですからっ キリッ。


そして改めて浮き彫りになってきたことは、
当時はデートDVという概念や言葉がなかった、ということももちろんあるけど、
自分たちではなかなか気づけなかったよなぁ…という実感です。


人を、そして自分を、本当に本当にほんと〜〜〜〜に大切にするとは
どういうことなのか。
そんなこと、今だって、「私はちゃんとわかっているし、実践できている!」とは言えないわけで、
若かった頃なんて、さもありなん。


暴れるだけが暴力の本質ではないですものねぇ…。
真綿で首をしめるような非常に巧妙な支配の仕方だってあるし、
カゴの中の鳥のように扱う/扱われるような関係性だってある。


本当の愛情とは、とか言い出すと、未だに胸をはりきれない自分を感じます。
「相手を尊重しあえる関係性が大事」
それはそうだと頭では思うけど、
でも、恋愛なんてそもそも、若いうちは特に、
『あの人は私を尊重してくれる人だから』とか、理由があって落ちるものではなかったよなと。
(いや、そういう人もいるのかもしれないけれど。
 私は「なんとなく気になり、なんとなく惹かれ、なんとなく好きになる」人なので)


「恋人の、あなたへの関わり方っていうのは、
 話を聴いていると、どうしても、本当の愛情とは思えないんだけど、どうかな?」
などと投げかけてみたところで、

   そんなこと、言われなくてもわかってます。
   でも私、彼が好きなんです!


ってなっちゃったらどうにもならない。


ただ、だからといって「好きになっちゃったものはしょうがないよね」とだけ言って様子見を続けると、
女性の場合は特に、男性に比べてデートDVで被る影響がリスキーです。
妊娠や中絶のリスクを背負うのは常に女性。
身体的な暴力を受ける傾向が多いのも、
また、身体的な暴力が命の危険につながる可能性が高いのも、女性です。


* * * * * 


そんな話を研修でして、途中休憩を講座で入れ、その段階で、
「デートDVで困難だと感じる点、後半で学びたいこと」や
「デートDVの解決のために大事だと感じたこと」などを
簡単に書いて提出していただきました。


そうしたら、ある人が、
「被害を受けている側が、相手がいなくても自分はひとりでも大丈夫だと
 思えるようになる力を発揮できるかどうかにかかっていると思った」
と書いてくださっていました。


そうそうそう!!! まさにそれ!!!
そこが、DV問題での要であり、難しさだなっていつも思います。


暴力の問題では
「暴力は、振るった側が責任をおうべき問題で、
 振るわれた側には全く非はない」が原則です。
被害を受けている側が、それでも相手(加害行為をする人)を好きな場合、
その原則論で行けば、
『どうして相手を好きだという自分の気持ちを、こっちが悪いわけじゃないのに、
 相手の暴力のせいで、こっちが断ち切らなきゃなんないの?!
 こちらは悪くないんでしょ。だったら私の好きにさせて』
という話になりかねないんだけど、
でも、《相手がいなくても自分はひとりでも大丈夫だと、思えるようになる力を発揮》しようとしたときでないと、本気でそうなったときじゃないと、DVは解決しないんだよなぁ…。


Wen-Do的には、このあたりを
「相手のすることで、私達が相手への思いを断ち切らされてさらに辛い目にあう…
 というのではなく、
 相手を選ぶか選ばないかの主導権は、常に、私達自身にある」と考えるわけですが、
これは考え方というよりも「身体感覚」なので、
なかなか、言葉だけで伝わるようなことではありません。


Wen-Doへの参加を通して、身体も実際に動かして活用のコツを見いだしていく中で、
自分の主は自分なんだ、
自分をコントロールできる人がいるとしたら、それは私だけなんだ、
という感覚を体得して行けたら良いな。


そう思っています。


その感覚が芽吹いてくると、
いざというときに「その行動は、自分を安全な方に導けるものか?」という視点が持てるようになって、衝動的な行動から少し距離も取れるようになる気がします。


恋に悩む女性にこそ、別に彼と別れないままでもいいから、
とにかくWen-Doや、
女性のためのセルフディフェンスを受けていただけるように広めたーい!!!
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by selfdefence | 2011-09-08 17:17 | つれづれ

Wen-Doマスターインストラクター、福多唯のブログです。本当の声をあげたそのとき、世界は変わる☆


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