つれづれ

『感じ方』の形成プロセスについて思うこ

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 先日、ある出来事がありまして。
 私には鮮烈な出来事でした。

 それで思った…というか、改めてわかったのです。
 『私という人間の物の感じ方は、こういうことを繰り返して形成
 されてきたのかぁ…』と。


 それについて書きたいと思います。



 ただ、この記事は、特定の人物のことをどうこう言いたくて書く
 ものではないし、誰かのプライバシーを侵害するためのものでもありません。
 ですから、様々な細かな設定は変えて、物語化して書きますね。
 (そしてどの部分が物語化された部分なのかもヒミツです)


 ということで、設定は作り話としてお読みください。


   *  *  *

 学生時代から交遊のある友人Aの家に、久しぶりで泊まりで遊びに行きました。


 というのは、私は友人Aから相談を受けていたからです。

 Aには、うちの子と同年齢の子どもさんがいます。そのお子さん
 が、この半年くらい、自室にこもるようになり心配だとのこと。


    そのくらい、思春期の子ならあることなのでは?


 と私は答えていたのですが、Aはお子さんがリストカット等をし
 ているのではないかと心配だ、と言うのです。


    …っていうのは…?


 「最近、手首にハンカチを巻いている。おしゃれなのかとも思っ
  てみるが、今、そんなの流行ってない。ミサンガやブレスレッ
  トやゴムバンドならわかるけど…」

 「以前、深夜に子ども部屋の電気がついていたときに『まだ
  寝てないの?』と子ども部屋の扉をあけて声をかけたら、
  子どもはPCの前で泣きはらした目をしていた。…ように見えたことがあった」

 「学校の友達についての明るい話もめっきり聞かなくなった」

 「たまに話すかと思えば、前後がつながりにくく唐突で、理解
  しにくい。精神的に健康な感じがしない」

 「ネットいじめ等にあっているのではないか。それを誰にも
  言えずにいるのではないか」

 「もしも自分なら親に言わずに自分で解決しようとしてドツボ
  にハマる。あの子も私と似たタイプだから…」

 「今も深夜2時3時でも、部屋の電気がついていることが多い。
  でも、以前のあの泣きはらした深刻な表情を思い出すと、
  怖く、悪い気もして、扉を開けずにしか声をかけられない」


    で? 扉の外側から声をかけてみるんだ?

 
 「『明日もあるからそろそろ寝たら』と声をかけると、無言だ
  が、数分後に部屋の電気が消える。だから起きているのは確
  実だ」


    夫婦で話はしてみた? 夫は何て?


 「あの人は、呑気で理想主義だから。『親は、子どもが親を
  必要として頼ってくるときに、子どもの気持ちを受け止めて
  聴いてやることが大事』とか言って自分からは何もしない。
  早朝から深夜まで仕事してるあの人には子どもの異変など気
  づけないし、フォローもできない。結局は私にふりかかる」


  などなど、Aは不安や負担感を口にしていました。
 
  
  そうした不安のメールや電話の頻度が次第に増してきたので、
  私は、友人Aの不安の解消や気分転換も兼ねて、Aの夫が出張というある夜、A宅に泊まりで遊びに行ったのでした。



  Aのお子さんとは、4年程前以来の再会でした。


  年相応の体格。いかにも中学生らしい、ちょっとぶっきらぼうな、でも基本的には大人として丁寧な言葉での挨拶。
  そして…。ああ、これね。手首のハンカチは…。


  Aとゆっくり話すのも久しぶりです。Aにはパート先のこと、
  ご家族のこと、自分の生き方など、様々な行き詰まりがあることが、話してみてわかりました。


  夜中の1時前くらいまで話をし、就寝。そして、私が夜中に
  目を覚ましたときのことです。多分、3時過ぎくらい。


  Aのお子さんのお部屋からあかりが漏れていることに私は気がつきました。


  自分でもアレッ?と驚いたのはその際の『私の感じ方』です。


  ほんの一瞬なのだけど、Aのお子さんの、リスカしている光景や、PCの前で泣いているイメージがパッと浮かぶのです。


  そしてフと、その、漏れてくる灯りに「心配だな」みたいな、
  ハラハラ感がせりあがりかけてくる。


      「な、なに? この感じ?!」


  私はおっちょこちょいだから、自分の失敗やミスを心配して
  ハラハラすることは時々あります。でも人のことでハラハラ
  することは滅多にありません。


  Aのお子さんの部屋のあかりに関しても、普段の私なら、

      あら、随分夜更かしなのね。
      でもまあ、明日は休日だしな。
      私も…あのくらいの頃は夜更かししたよなー。

  と懐かしさを覚えるか、

      起きるなら昼間にしておけばいいのに、電気代が
      もったいないじゃん。
      …と、自分の子なら、私、ここで怒るなぁ(^^;


  と批判意識が出てくるかの、いずれかです。きっと。



  ほどなくして、私の中に浮かんできたAのお子さんについて
  の奇妙なイメージやハラハラする感じは、すべてAが私に話
  したことによって私に「種が撒かれ」、そして芽吹いてきた
  のだ、と理解しました。


  遡ってみれば、Aのお子さんと再会した瞬間に、ハンカチを
  巻かれた手首を見て「ああ、これか」と思ったのも、構造と
  しては同じですね。Aからの情報がなければ、私は手首のハ
  ンカチを意識して見ただろうか??ってことです。


  もっと言うならば、私が「普段の私ならこう感じたはずなの
  に」と思った、その〈普段の感じ方〉ですら、実は私の親や
  家族や他者からの影響によって作られたものがほとんどかも
  しれない、ということになります。


  
  とにかく、あの夜は、かすかに漏れる灯りの効果だったのか
  何なのか、理解していたつもりのことが身体感覚として「あ、
  これか!!!!!」と自分の内側でブレイクして、とても衝
  撃的でした。


  どこまでが生まれ持った気質で、どこからが周囲の影響=文
  化で、そしてどの部分が体調の影響で…ということまでは線
  ひきができないけれど(線引きする術を探して研究している
  方たちもいるのだろうか)、


  文化=環境や関わり による影響が少なくないのなら、
  自分で、できるだけ自分の身を置く環境をチョイスし、
  改善する努力をしたいものだと改めて思います。


  
  文化のことで、その後面白いものを読んだので、次回はその
  内容についてもご紹介します!


(c)女性に役立つセルフディフェンス
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by selfdefence | 2010-04-16 15:40 | つれづれ

Wen-Doマスターインストラクター、福多唯のブログです。本当の声をあげたそのとき、世界は変わる☆


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