こんにちは。
女性限定セルフディフェンス Wen-Doインストラクターの福多唯です。
私の住む石川県金沢市では桜が先週金曜日あたりから満開で、
週末は気温も高く、金沢にしては珍しい晴れ模様だったため、お花見の人手で大にぎわいでした。
多分、平日の今日も、兼六園周辺は混雑しているのではないかしら。
さて、前回、Wen-Doの講座での質疑応答について少し書いたので、今日はその続きをばっ!
前回は、講座中に講師がふれなかったこと、扱わなかった実技に関して質問が来たら、
どんなことに重点を置いて対応するかについて書きました。
今回は、講座中でふれたこと/やった実技について、
「ん?」と気になるようなコメントや質問をされたら?についてです。
例えば、
「さっきやったキックなんですけど、なんか、あんなやり方で大丈夫かな〜って。
あまり効果がないような気がしてならないんですよね」みたいなコメントや質問が来たら?
① 事前準備: 講座を始めた瞬間から(もっと言えば、受講生が入室してきた時点から)
おひとりおひとりのご様子をそれとなく見ておく。
これは直接応え方ということではありませんが、
講座を始めた瞬間から、理想的には、受講生が講座のお部屋に入室してきたその瞬間から、
おひとりおひとりの様子を見ておくことは、
その後の講座進行にとても助けになります。
緊張していそうな人だなあ〜、とか、
「お隣の人と『昨日出かけたから疲れが残ってて』っておしゃべりしているな」とか。
主催者さんや講座のスタイルによって、講師が後から登壇!みたいなスタイルになることもあるし、
その場に既に来場している人数によっては不可能だったりで、そこは臨機応変に。
私は、可能であれば、入室し受付の終えた受講生からおひとりおひとりに声をかけに行きます。
(以前はそこまで思いが至らなかったのでやってませんでした! 当時の皆様にはごめんなさい!)
「こんにちは! Wen-Doの福多と言います。今日はありがとうございます」の挨拶で声をかけ、
どこから来てくださったか(早朝出立でお疲れ気味ではないかな)とか、
「今日のお身体の調子などで、何か気がかりなこととかありませんか?」とか、
講座内容へのご要望や『これを知りたい』と思うことは何か、とか、
ふたこと三言、言葉を交わしてみると、相手の方のことがすこーし感じ取りやすくなるかも。
一般的に、女性は(男性もですけど)『護身術の講師』について、
とてもガッシリしていて、武士道一筋!みたいな、厳しめの人物を想像しているらしいのです。
これには私はビックリ!でした。でも何度となくそう言われるので、ああ、そうなのか、と。
受講・講師に対しての緊張度がこんなに高いなんて。
そこで、私みたいな、上記イメージとはかけ離れた女性(講師)がご挨拶をすることで
少しでも皆様の緊張がほぐれたらいいなと考えるようになりました。
時間がないときは、親子連れやご年配の方を優先してご挨拶に行きます。
講座が始まってからも、全体を見渡すようにして、おひとりおひとりのご様子を
確認しつつ進めます。
事前準備で受講生の様子を(想像にすぎないのは承知しつつ)頭に入れると、
質問やコメントをいただいたときに、そのかたのその言葉の奥にどんなお気持ちがあるのかを
推測しやすくなるように思います。
その後、このご質問が来るわけです。
「さっきやったキックなんですけど、なんか、あんなやり方で大丈夫かな〜って。
あまり効果がないような気がしてならないんですよね」②質問者の『気持ち』をもっと話していただく 質問者が発言なさる際に『どこに力を置きながら話すか』や、
『どのあたりの言葉を慎重に選んで話しているか』、
あるいは『どのあたりに言いよどんだり詰まったりしながら話すのか』を、よーーく聞きます。
上記のような箇所が、だいたい質問者のお気持ちの隠れ場であることが多いからです。
そして、それに合わせて、もっとお気持ちを話していただけるように促します。
「『効果がないような』?」「『効果がないような…っていうのは?」とか、
「『あんな(やり方)』って思われたのはどのあたりですか?」とか、
「大丈夫かな〜、って(思うのですね)。そうかあ〜。
良かったら、もう少し詳しく、どんなことが大丈夫かな〜って感じるのかを教えていただけますか?」とか。
③お気持ちに添いながら対応や返答を考える。 A. 「『効果がないような…』っていうのは?」に対して
「なんとなくあれじゃ弱っちいというか、迫力不足な気がするっていうか…」など、
パワーや威力に対して猜疑心を表現するような発言があったら。
→たいていの場合は、講師の側の、デモ時の迫力不足に一因があります。
ですので再度、声と動作に全力を込めてデモをしたり、全体で一緒に練習をしたりします。
具体的には
「そうですね。確かに、先ほどは初めてのキックということで、
皆さんがバランスを崩さないようにゆっくり目にやりましたので、
迫力を100%込めきれてなかったかもしれないですね。
もう一度、みんなで一緒に、今度はフルパワーでやってみましょうか(^-^)」みたいな。
B.「『効果がないような…』っていうのは?」や
「『あんなやり方』って思われたのはどのあたりですか?」に対して
「脚をとられそうな気がする」など、動作や身体の使い方についてのご不安がありそうなら、
→たいていの場合は、講師の側の説明漏れや、
説明していたとしても伝わりにくかったことが原因ですので
なぜWen-Doのようなキック動作でも効果があがり得るのかを再度説明します。
キックはどのような状況で使われることが多い(と思われる)のか、
加害者と女性がどのような距離で、
加害者の視界がどこで、急所がどこで、加害者の体勢がどうなっていると考えられるかなどを
丁寧に展開して思い描けるように説明をすることによって、
質問者も『なるほど、これなら滅多に脚をとられることはないのだな』と思い描きやすくなります。
C. 「先生のは迫力がありますけど、私にはできません」とか
「私がやっても上手くいかない気がするんです」とか「出来てる実感がないんです」とか、
「そのときになったら恐くて何もできなくなってしまうそう…」など、
自信のなさや、恐怖、恐れなどが見てとれる発言には。
→その人が、講師の目からみてそれなりにハツラツと実技練習していたように見えるのに、
それとは裏腹なこの手のご発言が出てきた場合には、
「キック以外で、何かお気に入りの技は見つかりそうですか?」とし、
お気に入りのものがひとつでもあれば今日はとりあえずそれでOKなこと、
慣れないことに不安を感じるのは誰にでもあることだから、あとは練習しましょう、とします。
『上手くできなかった』のを大げさな問題としてご本人に記憶させないようにし、
出来ることに意識を向けていただくことを大切にして対応します。
→全体的にご不安そうなご様子だったなあと思われる人からのご発言の場合には。
講座の場(他の受講生や全体の雰囲気)がどのような場かによって、
さらに対応が分かれます。
ア、場全体に温かみやサポーティブな空気、学びへの積極的な姿勢が出来つつあれば、
質問を場全体に投げかけて、色んな意見を拾う。
「そのご不安を率直に勇気を持って口にしてくださってありがとうございます。
いざというそのときに絶対冷静でいられて、バリバリと護身できる!と保証されている人は、
私を含め、この場にはひとりもいませんから、
そこを考えておくのって大事ですよね。
どうでしょう? 他の皆さんはこれについてどう思いますか?」
イ、まださほど場の一体感が形成されていない段階でのご質問なら、
Wen-Doの理念や目指すことを述べる機会とさせていただきつつ応える。
「ありがとうございます。まさしく、今コメントをくださった◎◎さんのような不安が
私達女性にあったからこそ、女性はWen-Doのような学びを求めたのだと思いますし、
長い間Wen-Doが女性から女性へと伝え続けられ、
そして、今日、私達がここに集うことが出来たのだな、って改めて感じています。
恐れや不安は、危険察知の信号としてとらえたら、なくてはならない大事な感情かもしれません。
無理に乗り越えようとするのではなく、
私達にとって心身共にリスクの少ない方法を考えるきっかけ、味方として使えたらいいかもしれないなーと思います」
などと答えてから、
「じゃあ、立ち上がって、再度キック動作を復習しましょうか。
今度はさきほどに増して、全力を使って、声をあげて、やってみましょう!」と
持っていくのも一案です。
また、質問者がご自身への恐れというよりも男性への恐れをお持ちなのかもしれないなと
感じ取れるようなときには
「そうですよね。確かに、男性の攻撃に抵抗するのって恐いかもしれませんよね。
じゃあ、ここでちょっと視点を変えてみましょうか。
なぜ、加害者男性は、『声を出すな』『言う通りにしろ』などと言うのでしょう?
その発言の奥に、どんな気持ちがありそうでしょうか」
とするのも一案です。
(たいていは「見つかりたくないから」「捕まるのが嫌だから」などの声があがりますので、
《加害者も先の展開への恐れを抱いているのかもしれない》ということへの気づきとします)
ウ、受講生全体に投げかけてもなかなか声があがらなそうな場や、
講座進行を急ぎたい/時間を効率良く使いたい場合
「ナイスなご質問をありがとうございます!
丁度、その質問に関連するようなサクセスストーリーを
今からひとつご紹介しようと思っていたところなんです!」として、
サクセスストーリー紹介の時間を兼ねて返答とします。
(コメント内容にピッタリくるサクセスストーリーを選びます)
サクセスストーリーには、その人が絶えずご自身への批判・評価的な目線を向けて
『私は』ダメだ…と意識をご自身に集注させてしまうのを、弱めてくれる力があります。
他の女性のストーリーを聞いて、希望やワクワク感を抱く時間を少しでも増やしながら、
自分自身と適切な間合いを取っていく…と言えばいいのかなあ。
ですので、サクセスストーリーを語る際には、聴く人が思わず聞いちゃうような口調で、
表情豊かに、必要に応じて身振り手振りも交えつつ話すよう私は心がけています。
わざとらしいくらいに話して笑いを取るのも一案です(笑いは人をリラックスさせます)。
単なる事例紹介的に淡々と話すと、
人によっては、成功したその女性と自分とを、頭の中で対比させてしまって
「その人には出来ても、それに比べて私は全然ダメ…」な感を強くしてしまいかねません。
*内容によっては、特に性的な暴力の場合には、
リアルさを抑えて敢えて淡々と話す場合もあります。
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上記対応は、トレーニングで教えていただいたり、実際に講習をしたりする中で、
私の中に腑に落ちた主な方法です。
多分、他の対応も無意識にしているのだろうと思うのだけれど(マズい対応も含めて 苦笑)、
意識にのぼってきていることしかやっぱり文に書けないものですね(当たり前か)。
22日に、ゼロ期講師トレーニングの日が控えています。
導入トークと技を何かひとつ教えてみる のが22日の課題です。
質疑応答についても時間があったら触れますよー。
楽しみ♡
☆以前の〔Wen-Do講師トレーニング〕関連の記事
Wen-Doの講師とは http://wendosd.exblog.jp/17735470/
チャレンジあるのみ!質疑応答 http://wendosd.exblog.jp/17755929/
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H24年4月29日&30日
京都市(ウィングス京都)にて、Wen-Do2日間基礎講座(T-Basic)
ただいまお問合せ・参加申込み受付中。
http://bit.ly/wbsc240429 他の講座情報等はこちらにて。
金沢でも基礎講座(T-Basic 全9回)が始まります♪
http://d.hatena.ne.jp/wendoyui/ *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*